JPS5881582A - 二重パイプとフランジの溶接継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、二重パイプとフランジの溶接継手に関する〇 二重パイプとその７ランジを電子ビームを利用して溶接
する場合、フランジ部が凸状に変形するという問題があ
った。

本発明は、このような欠点を除去した二重パイプとフラ
ンジの溶接継手を提供することである。

本発明は、同心円上に配置した内径管及び外径管と、こ
れらの管を端部で気密にフタ？するためのフランジで構
成され、上記内、外径管との接合部全電子ビーム溶接等
の高エネルギビームで気密溶接する被溶接物に於て、上
記フランジ部に高エネルギビーム溶接の際の歪を吸収さ
せるための切欠きを設けたことを特徴とする。

第１図は本発明の実施例を示した断面図である。

図中、１は外径管であり、２は内径管である。３は外径
管１と内径管２を同心円上に固定し、且つ気密のフタを
するためのフランジである。フランジ３は内、外径管を
同心円上に固定するため予めハメアイ構造になるように
おのおのの管の端部の一部を切削したのち、圧入されて
いる。然る後にこのハメアイされた７ランジを高エネル
ギビームによりＡ及びＢの２箇所を全周連続溶接を行な
っている。本実施例では内径φｄ＝５Ｑｍｍ、外径φＤ
＝１６０１１ｍ肉厚は全て５朋である。高エネルギビー
ムによる溶融部の深さＰはＰ≦５１１また溶接速度は２
０００ｍ１！／ｗである。然るにフランジ部に図に示す
Ｚ部の切欠のない場合は溶接ｔ　Ａ　＋Ｂいずれの方向
を先行させて溶接してもフランジ部が凸形にふくらんで
しまう。この変形量は１醇−φ６＋φ０　になる 以上にも達する。そこでφｄ０−７ 点を中心としてＺ部に示す切欠きを設けることにより、
溶接の際の歪を吸収させ、この変形を押えることができ
る。第２図は２部の詳細寸法を示したものである。各寸
法は次式で貴わされる。

ａ１＝（ｈ〜勧Ｔ １ ａｚ＝（７〜１）Ｔ Ｗ１＝（ト（−）Ｔ Ｗ２＝（１〜１．５）’Ｉ’ 本実施例ではＢ□＝Ｑ、５１ｉ、　　ａ２　＝ｌ１ｇｉ
ｌ、　Ｗｌ：２１＋１１．　Ｗｇ　＝　５１１Ｌ、そし
て’ｒ＝５順のフランジを溶接した際の変形量は０．２
　ｒｔｔｍ以下に押えることができ友。

このように本発明になる二重パイプとそのフランジの溶
接を行う際の継手形状としてフランジ部に切欠きを設け
ることにより、溶接時の変形を微小に押えることができ
、高エネルギビームの特徴である熱歪、変形が少いため
に被加工物を機械加工仕上した後に溶接作業が行える利
点を損うことなく溶接作業が実施できる。尚、前記内、
外径管は、その代りに同様な形状のプーリー、ギヤ等で
も全く同様な効果を発揮でき、その応用範囲も広く、実
用的効果は犬なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる実施例を示したパイプとフランジ
の断面図であり、第２図は第１図に於けるＺ部の詳細寸
法を示したものである。 図において、１は外径管、２は内径管、３はフランジ、
Ａ及びＢは高エネルギビームの照射方向を示したもの、
Ｚ部は切欠部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同心円上に配置した内径管及び外径管と、これらの管を
   端部で気密にフタをするためのフランジで構成され、上
   記内、外径管との接合部を電子ビーム溶接等の高エネル
   ギビームで気密溶接する被溶接物に於て、上記フランジ
   部に切欠き七設けたことを特徴とする二重パイプとフラ
   ンジの溶接継手。