JPS5879565A - 中高粘度液体の塗着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ニューマチックポンプを用い、接着剤或いは
シール剤等の中高粘度の液体を連続的に塗着する塗着装
置の改良に関するものであり、ニューマチックポンプに
よ芯液体の圧送時に生ずる脈流と、吐出開始時点におけ
る初期噴射との影響が塗着時に全く生ずることが無く、
中高粘度液体の均−斉な塗着層を形成しうる塗着装置を
提供することを目的としている。

従来、中高粘度液体を自動的に塗着する装置、特に線引
き塗着装置としては、ニューマチックポンプに吐出ガン
を直結した構造のものが多用されているが、ニューマチ
ックポンプのストロ−クエンドにおける加圧方向の変更
によって脈流が生じ１塗着層が均斉とならないのみでな
く、吐出を中断し、再び吐出を開始するとき、ポンプ停
止圧による初期噴射が生じ、同じく塗着層が均斉となら
ない等の欠点を有している。

本発明は、特許請求の範囲に記載する構成とすることに
より、ニューマチックポンプを用いながら前述のごとき
欠点を伴わず、均斉な塗着層を形成しうるようにしたも
のである。

以下、図示例についてその構成を説明する。

第１図は本発明装置の構成を示す回路図であり、加圧空
気の供給源Ａがら供給される加圧空気を駆動源として、
以下に説明する諸部材が駆動される。

図示例では２台のニューマチックポンプＰ１゜Ｐ２が並
設されており、ニューマチックポンプＰ２の系統は予備
とされている。

ニューマチックポンプＰ１．Ｐ２の吐出口１゜２に連通
する管路３，４は、それぞれ二方弁たる第１の切換弁５
，６を介して、プランジャーポンプたる二次往復ポンプ
γ、８のポンプ室に連通している。

上述の二次往復ポンプ７．８の吐出口９，１０に連通す
る管路１１，１２は、それぞれ二方弁たる第２の切換弁
１３．１４を介して吐出ガン１５．１６に連通しており
、該管路１１，１２には逆止弁７７．７８が挿入されて
いる。

前述のニューマチックポンプＰ１．Ｐ２のＨ動回路には
、レギュレーターＲ１，Ｒ２が挿入され、各ホンプｐ１
．　ｐ２は調整圧で駆動される。

また、管路３，４には手動バルブ１７．１８が挿入され
、使用管路を切り換えつるように構成されている。

前述の二方弁たる第１の切換弁５および６は、ソレノイ
ドバルブ５ＱＬ１および５ＱＬ２によって切り換えられ
るように構成されている。

プランジャーポンプたる二次往復ポンプ７および８の駆
動回路には、レギュレーターＲ３およびＲ並びにソレノ
イドバルブ５ＱＬ３および５ＱＬ４が挿入されており、
これによって、二次往復ポンプ７．８が所定の調整圧で
の吐出行程の実施と、充填行程時のエア抜きとに切り換
えられる。

前述の二次往復ポンプ７．８にはりミツトスイッチＬＳ
１．ＬＳ２が付設され、このリミットスインチによって
、前述のソレノイドバルブＳＯＬ。

および５ＯＬ２が、後述する如く第１の切換弁５および
６を閉位置に切り換える。

前述の第２の切換弁１３と吐出ガン１５の組、および第
２の切換弁１４と吐出ガン１６の組は、それぞれ単一の
駆動回路によって作動されるもノテアリ、各駆動回路に
はソレノイドバルブ５ＱＬ５．レギュレーターＲ５，急
速排気弁１９、並びにソレノイドバルブ８０Ｌ６．レギ
ュレーターＲ６，急速排気弁２０が挿入されており、第
２の切換弁１３と吐出ガン１５の組および第２の切換弁
１４と吐出ガン１６の組とのそれぞれにおいて、第２の
切換弁の開動作と吐出ガンの吐出動作、並びに所定の調
整圧での第２の切換弁の閉動作と吐出ガンの吐出閉止動
作とが、同時に行なわれるように構成されている。前述
の急速排気弁１９，２０の挿入により、第２の切換弁の
開動作と吐出ガンの吐出動作とは急速かつ円滑に行なわ
れる。

また、二次往復ポンプ７および８の吐出は、第２の切換
弁１３と吐出ガン１５との組および第２の切換弁１４と
吐出ガン１６との組が、それぞれ開位置を占めたとき行
なわれ、その際、第１の切換弁５および６は閉位置を占
めるよう、図示を省略した制御装置により各駆動回路の
作動タイミングがセットされている。

更に、二次往復ポンプ７．８の１回の吐出量は、吐出ガ
ンの１回の吐出動作時の総吐出量より大としてあり、二
次往復ポンプ７．８の吐出開始は、第２の切換弁１３．
１４と吐出ガン１５．１６との開の時のみ吐出するよう
に、また、前述の第２の切換弁１３．１４と吐出ガン１
５．１６との各組が閉位置を占める時点は、二次往復ポ
ンプ７．８の吐出行程の終了より前の時点となるように
、図示を省略した制御装置により各駆動回路の作動タイ
ミングがセットされている。

また、前述の第２の切換弁１３，１４と吐出ガン１５．
１６との各組が閉位置の時に、第１の切換弁５，６が開
位置を占め、二次往復ポンプγ、８が充填行程に入るよ
うにも、図示を省略した制御装置により各駆動回路の作
動タイミングがセットされている。

上述の第１の切換弁５，６は、既述のリミットスイッチ
ＬＳ１．　ＬＳ２の作動により、二次往復ポンプ７．８
のポンプ室の充填完了より前に閉位置に切り換えられる
ものである。

以上説明した構成における二次往復ざンブ７゜８の具体
的構成の１例は、第２図に示されている。

第２図は二次往復ポンプ７を示すものであり、ポンプボ
ディ２１にはデスタンス２２と第１の切換弁５側へ連結
するジヨイント２３とが固着されている。前述のデスタ
ンス２２にはシリンダベース２４が形成されており、ス
テーポルト２５により、シリンダ２６とシリンダヘッド
２１とが螺締されている。

シリンダ２６に内装されているピストン２８のピストン
ロッド２９は、シリンダベース２４を貫いてデスタンス
２２側に延び、延出端にポンプロッド３０が螺着、固定
されている。この螺着部にはバネ３１が介装され、螺着
部の緩みを止めている。

前述のポンプロッド３０の先端３２は、ポンプボディ２
１に内装されたメタルシール３３とパツキングランド３
４、および抑え板３５を貫いてポンプ室３６内へ臨んで
おり、前述のヒ゛ストン２８の進退運動に伴って、先端
３２が、第２図に示されるようにポンプ室３６に僅かに
突出した位置と、符号３２／で示されるようにポンプ室
３６からジヨイント２３内に達するまで進出した位置と
の間を往復移動する。

ピストン２８には、ピストンロッド２９と反対方向にリ
ミットスイッチドグ３７が固着され１該ドグ３７はシリ
ンダヘッド２７を貫いて外方へ延設されており、シリン
ダヘッド２７に（２）着されているブラケット３８に支
着されているリミットスイッチＬ８イな作動させるよう
に構成されている。前述のリミットスイッチドグ３７が
リミットスイッチＬＳ１を作動させる時点は、ポンプロ
ッド３０の先端３２がポンプ室３６内において、最終後
退位置を占める僅かに前の時点とされている。

第２図中符号３９は、ピストン前室４０ヘソレ／イドバ
ルブ５ＱＬ３により、レギュレーターＲ５から圧力空気
を導入するエア入口、符号４１はピストン後室４２から
のエア抜き用の通気口、符号４３はオイルバスであり、
シール性の向上を図る油溜めである。

上述の構成において、ポンプロッド３０．°ピストンロ
ッド２９並びにピストン２８が第２図に示される位置へ
の後退勤は、第１の切換弁５ヲ介して、ニューマチック
ポンプＰ１から液体が圧送され、ポンプ室３６へ圧入、
充填される際に、液圧がポンプロッド３０の端部３２の
端面に作用することにより行なわれる。

上述の構成３において、ポンプロッド３０の１回の押出
し作動によって二次往復ポンプＴから吐出される液体の
量は、吐出ガン１５の１回の吐出作動時の総吐出量より
大となるよう調整されている。二次往復ポンプ８も上述
せるところと全く同一構成である。

また、吐出ガン１５，１６の具体的構成の１例は第３図
に示されている。

第３図は吐出ガン１５を示すものであり、ガンボディ４
４には１コネクシヨン４５を介して吐出ノズル４６が固
着されており、該吐出ノズル４６に連通する液路４γ、
４８がガンボディ４４とコネクション４５とに穿設され
、更にガンボディ４４には、第２の切換弁１３から延び
る管路４９と液路４７とに連通ずる液入口５０が設けら
れ、また、コネクション４５の液路端には弁座５１が形
成されている。

上述ノガンボディ４４にはデスタンス５２が固着されて
おり、デスタンス５２の端部のシリンダ部５３にはキャ
ップ５４が螺着されて、シリンダ室を構成しており、ピ
ストン５６が内装されている。

ピストン上室５７のエア入口５８は、第１図に示される
ように、ソレノイドバルブ５ＯＬ５からレギュレーター
Ｒ５と急速排気弁１９を経た管路５９が連通され、ピス
トン下室６０のエア人口６１には、ソレノイドバルブ５
ＯＬ５から延びる別の管路６２が連通されている。

ピストン５６のピストンロッド６３はデスタンス５２内
へ延び、その端部に、カラー６４゜ナツト６５９袋ナツ
ト−６６よりなる結合構造で一体に連結されたバルブロ
ッド６７は、ガンボディ４４に固着されたパツキン抑え
６８．クランド６９を貫いて、コネクション４５の液路
４８の液路端に延び、端部に固着されたボール弁ＴＯで
、液路端の弁座５１に当接しうるように構成されている
。

上述のボール弁７０の弁座５１への当接、離間、即ち、
吐出ノズル４６とガンボディ４４の液路４７との連通、
遮断は、前述のピストン５６の進退によって行なわれる
ものである。

図中符号７１は、ボール弁ＴＯを弁座５１へ当接させる
ようピストン５６が移動させられる際の付勢スプリング
、符号７２はバッキング、符号７３はバッキング抑え用
の凹アダプター、符号γ４はバッキング抑え用の凸アダ
プター、符号Ｔ５は吐出ノズル４６の固定用袋ナツト、
符号γ６はバッキングである。

本発明に係る塗着装置は以上説明した構成であり、次の
ように作動させられる。

即チ、ニューマチックポンプＰ１の系統についてのみ説
明すると、第２の切換弁１３と吐出ガン１５とが閉位置
を古め、”二次往復ポンプ７のポンプロッド３０が、そ
の先端３２を第２図中符号３２’で示す位置にもたらさ
れており、更に管路４９，１１．３内並びにポンプ室３
６が液体で満たされている状態で、第１の切換弁５を開
とし、ニューマチックポンプＰ１を稼動すると、液体は
二次往復ポンプ７のポンプ室３６に充填され、その液圧
がポンプロッド３０の先端３２の端面に作用するので、
ポンプロッド３０は第２図において上昇を開始し、ピス
トン２８も上昇し、遂にリミットスイッチドグ３７がリ
ミットスイッチＬ８．を作動させ、第１の切換弁５を閉
位置に切換える。このため、二次往復ポンプ７のポンプ
室３６への液体の充填が断たれ、ニューマチックポンプ
Ｐ、は停止する。

既述のように、リミットスイッチドグ３１がリミットス
イッチＬ８．を作動させる時点は、ポンプロッド３０の
先端３２がポンプ室３６内で最終後退位置を占める僅か
に前の時点とされているので、ポンプ室３６に液充填余
裕が存する状態テ、ニューマチックポンプＰ１による充
填が断たれることとなる。このため、ポンプ室３６内は
、ニューマチックポンプＰ、の流動圧以下に保持される
。

いま、上述の第１の切換弁５の閉動作が無いと仮定する
と、ポンプ室３６内の圧力は、ポンプの停止圧力となる
まで、即ち（エア圧×ポンプレシオ）に平衡するまで上
昇してしまうが、第１の切換弁５の存在により、ポンプ
の停止圧力となる部分は、ニューマチックポンプＰ、か
ら第１の切換弁５に至るパイプ３のみであり、第１の切
換弁５からポンプ室３６に至る間は、前述のようにポン
プの停止圧力より低圧のポンプの流動圧以下に保持され
るものである。

上述の作動において、管路１１に逆止弁７７が介装され
ていることと、管路１１内には液体が充満していること
とにより、−ポンプ室３６への液体の充填時に管路１１
内の液体が逆流したり、充填される液体が管路１１内へ
流出したりすることはない。

次に、吐出ガン１５と第２の切換弁１３を開とすると同
時に、二次往復ポンプＴのピストン前室４０にエアを導
入して該ポンプ７を吐出行程に移行させると、液体は直
ちに吐出ノズル４６から吐出される。

この吐出ノズル４６からの液体の吐出時における液体の
圧力関係を第１＋図について説明するに、縦軸に圧力を
とり、横軸に管路系統における各部材の位置をとり、圧
力ＰＡを二次往復ポンプ７の停止圧力、即ち（エア圧力
×ポンプレシオ）とし、圧力ＰＨを流動時における二次
往復ポンプγの吐出圧、圧力Ｐｖを流動時における第２
の切換弁１３内の圧力、圧力ＰＵ・を流動時における吐
出ガン１５の吐出圧力とし、■を゛二次往復ポンプｒの
位置、■を第２の切換弁１３の位置、Ｕを吐出ガン１５
の位置とすると、前述のように吐出ノズル４６から液体
が吐出されている際の液体の圧力は、二次往復ポンプの
吐出圧ＰＨは、吐出ガン１５の吐出圧力ＰＵまで、圧力
損失によって低下するものである。

所定量の吐出が終了した時点で、吐出ガン１５と第２の
切換弁１３を閉とする。既述のように、この閉時点は二
次往復ポンプＴの吐出行程の終了より前の時点とされて
いるので、上述のように、第２の切換弁１３と吐出ガン
１５とが閉位置を占めたときの管路４９内の圧力、即ち
吐出ガン１５の液路４γ内の圧力ＰＴは（ＰＶ＋ＰＵ）
×１の値の停止時管内圧となり、管路１１内の圧力は二
次往復ポンプ１の停止圧力ＰＡとなる。

このため、次に第２の切換弁１３と吐出ガン１５とを開
として、吐出を再開した際の吐出ノズル４６の初期噴射
圧は、前述の（ｐｖ　十ＰＴＪ　）×１からＰＵに低下
する圧力となり、吐出ガン１５の吐出圧力ＰＵに近似し
た圧力なので、所謂初期噴射と称されるような大量な液
体の吐出現象は防止されるものである６ 若シ、ニューマチックポンプＰ、と吐出ガン１５との間
に、第１の切換弁５．二次往復ポンプＴ、第２の切換弁
１３が付設されず、該ポンプＰ１と該ガン１５とが直接
管路で連通されているとすると、吐出ガン１５が閉位置
に在るとき、上記の連通している管路内はニューマチッ
クポンプＰ、の停止圧力に等しくなり、吐出ガン１５を
開とした際の初期噴射圧が大となるし、ニューマチック
ポンプＰ１のストロークエンｌ’における加圧方向の変
更に起因する脈流が生ずるものであるが、本発明では、
か−る現象は二次往復ポンプ７の存在により完全に除去
される。

上述のように、第２の切換弁１３と吐出ガン１５とが閉
となると同時に二次往復ポンプ１が吐出行程を終了し、
その時点で第１の切換弁５を再び開とし、二次往復ポン
プγへの液体の充填を行ない、再び吐出ガン１５からの
吐出を繰り返すものである。

本発明に係る塗着装置は、以上説明した構成。

作用のものであって、ニューマチックポンプと吐出ガン
との間に二次往復ポンプを設けであるので、ニューマチ
ックポンプによる脈流の影響を吸収、除去でき、中高粘
度液体の線引き塗着等を均斉に行ないうる効果を奏する
。

また、二次往復ポンプの１回の吐出量を、吐出ガンの１
回の吐出動作時の総吐出量より大としであること、吐出
ガンと二次往復ポンプとの間に切換弁が介装されている
こと、二次往復ポンプへの液体の充填は、該ポンプのポ
ンプ室が充満される直前に遮断されること、吐出中の吐
出ガンが閉位置とされる時点は、二次往復ポンプの吐出
行程の終了より前の時点とされていること等があいまち
、吐出ガンの初期噴射が良好に防止さ、れる効果を奏す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施の１例の回路図、第２図は二次往復ポンプ
の１例の縦断面図、第３図は吐出ガンの１例の縦断面図
、第４図は本発明装置における管路系路内の各位置と圧
力との関係を示す線図である。 Ｐ、　、　Ｐ２　：ニューマチツクポンプ、１，２：吐
出口、３，４，１１，１２．４９，５９゜６２：管路、
５．１第１の切換弁、γ、８：二次往復ポンプ、９，１
０：二次往復ポンプ吐出口、１３，１４：第２の切換弁
、１５．１６：吐出ガン。 特許出願人 東邦機材株式会社 代　　理　　人 市　　川　　理　　吉 遠　　藤　　達　　也 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中高粘度液体を吸入、吐出するニューマチックポンプの
   吐出口に連通ずる管路が、第１の切換弁を介して二次往
   復ポンプのポンプ室に連通しており、二次往復ポンプの
   吐出口に連通ずる管路が第２の切換弁を介して吐出ガン
   に連通しており、前記二次往復ポンプの吐出は、第２の
   切換弁と吐出ガンとが同時に開位置を占めたとき行なわ
   れ、その際、第１の切換弁は閉位置を保ち、また、二次
   往復ポンプの吐出行程の終了より前の時点で、第２の切
   換弁と吐出ガンとが閉位置を占め、かつ、第２の切換弁
   と吐出ガンとが閉位置の時に、第１の切換弁が開位置を
   占めて二次往復ポンプが充填行程に入り、該ポンプのポ
   ンプ室の充填完了より前に前記第１の切換弁が閉位置に
   切換えられるように、該部材の駆動回路が構成されてい
   ると共に、前記二次往復ポンプの１回の吐出量は、吐出
   ガンの１回の吐出動作時の総吐出量より大とされている
   ことを特徴とする中高粘度液体の塗着装置。