JPS587802B2 - 高効率タ−ビン - Google Patents

高効率タ−ビン

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Publication number
JPS587802B2
JPS587802B2 JP10183178A JP10183178A JPS587802B2 JP S587802 B2 JPS587802 B2 JP S587802B2 JP 10183178 A JP10183178 A JP 10183178A JP 10183178 A JP10183178 A JP 10183178A JP S587802 B2 JPS587802 B2 JP S587802B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
packing
turbine
pressure
stage
Prior art date
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Expired
Application number
JP10183178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5596305A (en
Inventor
大坊勝雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10183178A priority Critical patent/JPS587802B2/ja
Publication of JPS5596305A publication Critical patent/JPS5596305A/ja
Publication of JPS587802B2 publication Critical patent/JPS587802B2/ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蒸気タービンに係り、特に高圧タービングラン
ド部のパッキンリーク蒸気を、抽気ライン或いは後段落
部へ接続する系統を有する蒸気タービンに関する。
従来の蒸気タービンに於いて、高圧タービングランド部
のパッキンリーク蒸気は、通常、後段落の抽気ライン(
脱気器系統)に接続されている。
これは起動時から、あらゆる運転状態を通じて本脱気器
系統は作動しているためである。
しかし、この場合、パッキンリーク蒸気は、後段落部へ
の段落蒸気として回収されないので、熱効率を低下させ
る原因となる。
近年の如く、タービンの単機容量増大に伴ない、又、主
蒸気条件も高温、高圧化してくると、高圧タービングラ
ンド部のシャフト径も太くなり、更に高圧初段後、或い
は高圧最終段後と、グランド部の圧力差は大きいため、
パッキンリーク蒸気量は当然の事乍ら多《なる。
又、パッキン櫛歯の経年変形に伴ない、パッキン半径方
向間隙は拡がる傾向に有り、これらパッキンリーク蒸気
量は非常に大きい値となる。
特にストレート形パッキンを使用する場合は、その値は
ハイロー形パッキン使用の場合と比較して2〜3倍と大
きくなり、それを段落蒸気として回収しなかった場合、
蒸気タービンの熱効率低下分は0.5〜1.5%程度と
なる。
このため、パッキンリーク蒸気を後段落部に流入させる
ことも考えられるが、このまゝの状態ではリーク蒸気温
度は一般的に高温であり、高圧、若しく中圧段落に流入
させる場合には、ケーシングに局部的に温度差を生じさ
せることになり、ケーシングに熱変形を発生させること
が懸念される等の欠点を有している。
本発明の目的は、従来技術の欠点を補い、即ち、高圧タ
ービングランド部のパッキンリーク蒸気を後段落に段落
用蒸気として流入させるため、従来、抽気ライン(脱気
暮系統)へ接続していたパッキンリーク蒸気を、他段落
或いは別の蒸気源からの蒸気との接続に依り混合させ、
パッキンリークの高温蒸気を適温に下げ、後段落の一部
へ流入せしめ、蒸気タービンの熱効率向上を計るもので
ある。
本発明に依れば、高圧タービングランド部のパッキンリ
ーク蒸気の接続先を従来の抽気ライン(脱気器系統)か
ら後段落部へ変更し、段落蒸気用として蒸気タービン内
へ回収せしめるものである。
そのために高温で不適であるパッキンリーク蒸気を適温
に降下させ、段落部に流入させるために、このパッキン
リーク蒸気ラインに本温度よりも低温の他段落或いは他
の蒸気源ラインを接続させ、適温の混合蒸気を作りせし
め、この混合蒸気圧力よりも低圧で、温度差の小さい段
落へ流入させるものである。
以下添付図に依り、本発明の1実施例を説明する。
第1図は従来の蒸気タービン中、高圧タービン部を示す
高圧タービン1の前部にグランド部2が有り、パッキン
リーク蒸気ライン3は、抽気ラインのうち脱気器系統4
に接続されている。
このためパッキンリーク蒸気3は段落部5へ接続されて
いないので蒸気タービンの熱効率を下げることになる。
パッキンリーク蒸気量は高圧初段後圧力P1と脱気器系
統4の圧力P3との圧力差;(P1−P3)に依って流
れ、グランド部2のシャフト径及びパッキン形状、歯数
に依って決まる冑、経年変形に依りパッキン間隙が拡が
り、リーク蒸気量は増える。
最近の大容量タービンの如く主蒸気条件も高温、高圧で
あると、当然、高圧初段後の蒸気条件も高温、高圧であ
り、脱気器系統4の圧力を大略一定と見れば、圧力差は
大きい傾向にある。
更に大容量機の場合は当然のこと乍らグランドシャフト
径も太くなり、パッキンリングギャップの環帯面積も大
きくなり、パッキンリーク蒸気量は増えることになる。
これらパッキンリーク蒸気量は多いほど、蒸気タービン
の熱効率を低下せしめることになる。
第2図は本発明に依る1実施例を示し、高圧タービン1
の前側グランド部2のパッキンリーク蒸気ライン3の接
続先は後段落部5である。
この場合、後段落部5の圧力Pは第1図例の脱気系統4
の圧力P3よりもP2>P3であるので、圧力差;(P
1−P2)は従来タービン例の場合よりも小さい。
しかし、この状態にてパッキンリーク蒸気3を後段落部
5へ流入させると、このリーク蒸気温度はケーシングの
段落部温度より高いので、ケーシングに局部的温度差を
生じ、熱変形を発星させることになる。
そこで、パッキンリーク蒸気ライン3を後段落部5に接
続させる前に、この蒸気より高圧、低温の他段落部(又
は他の蒸気源)からの蒸気ライン6を接続させて混合蒸
気7を作り、後段落部5に段落主流蒸気8用として回収
、流入させる。
この場合混合蒸気7は、パッキンリーク蒸気3の温度よ
りも低温となるので、ケーシング側との温度差は小さく
なり熱変形は避けられる。
必要に応じて混合蒸気7を形成するためのオリフイス9
やチャンバー10を設けても良く、又、信頼性を高める
ために、温度差監視用熱電対11,12をケーシング側
に設置した方が良い。
なお、以上の実施例では高圧タービン前部グランドにつ
いて述べたが、複流タイプ高圧タービンでは、前後部共
本機能を適用出来る。
又、パッキンリーク蒸気量を少なく抑える手段として、
ラインの途中にオリフイスを設けて流量を調整すること
も可能であるが、段落流量として回収しない場合には、
タービンの熱効率向上は期待出来ない。
以上の如く、本発明に依れば従来タービンに比し、下記
の如き効果がある。
1)従来、抽気ライン(脱気器系統等)へ接続していた
高圧タービングランド部のパッキンリーク蒸気ラインを
、後段落部に段落主流蒸気用として回収、流入させるた
め、蒸気タービンの熱効率が約0.2〜1.5%程度著
しく向上させることが出来、更に経年変形に対するパッ
キン半径方向間隙拡がりに依るパッキンリーク蒸気量増
大にも対処出来、熱効率低下を防止出来る。
尚、付加的な効果としては、パッキンリーク蒸気と、他
段落或いは他の蒸気源からの蒸気ラインを接続させて混
合蒸気とする場合、蒸気温度を適温に降下出来るので、
流入させるケーシング段落部の局部的温度差に依るケー
シングの熱変形を防止させ、信頼性を高めることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来蒸気タービンの高圧タービングランド部
のパッキンリーク蒸気ラインの接続系統図、第2図は、
本発明の1実施例に依る高圧タービングジンド部のパッ
キンリーク蒸気ラインの接続系統を示す。 1・・・・・・高圧タービン、2・・・・・・グランド
部、3・・・・・・パッキンリーク蒸気ライン、5・・
・・・・後段落部、6・・・・・・蒸気ライン、7・・
・・・・混合蒸気、8・・・・・・段落主流蒸気。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高効率タービンにおいて、高圧タービンのグランド
    ラピリンスパッキン部のパッキンリーク蒸気ラインから
    のリーク蒸気を後段落部への段落主流蒸気用として回収
    する手段として、他段落或いは他の蒸気源からの蒸気ラ
    インとパッキンリーク蒸気ラインとを接続せしめ、適温
    の混合蒸気として、後段落部へ流入させることを特徴と
    した有効率タービン。
JP10183178A 1978-08-23 1978-08-23 高効率タ−ビン Expired JPS587802B2 (ja)

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JP10183178A JPS587802B2 (ja) 1978-08-23 1978-08-23 高効率タ−ビン

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JP10183178A JPS587802B2 (ja) 1978-08-23 1978-08-23 高効率タ−ビン

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JPS5596305A JPS5596305A (en) 1980-07-22
JPS587802B2 true JPS587802B2 (ja) 1983-02-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993903A (ja) * 1982-11-22 1984-05-30 Hitachi Ltd 蒸気原動所のタ−ビングランド蒸気減温装置
JP2605199Y2 (ja) * 1990-05-23 2000-06-26 三菱重工業株式会社 蒸気タービンのドレイン除去構造

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