JPS5877929A - ブレ−キノイズ防止構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ドラムブレーキ及びディスクプレキ等の制動
時に発生するブレーキノイズを防止するための構造に関
する。

従来、ブレーキの制動時に発生するブレーキノイズを防
止するために、その発生源の部材間に制御のシムを介在
して摩擦抵抗ｔ−減少せしめると共に振動及び共鳴を吸
収したり、摩擦パッドの裏金に振動減衰能を有する部材
な被着することで対処していたが、この従来構造では振
動減衰能が小さかったり、制動に伴うブレーキ温度の上
昇によって振動減衰能がその部材の特性上、低下したり
してブレーキノイズ防止効果が十分でなかった。

本発明はこのような点を考慮してなされたもので、−動
減衰能一湿度特性の異なる複数の合成樹脂材層を有する
ブレーキノイズ防止構造を摩擦パッドの裏金に被着せし
めたり、シム用鋼板と組合せ及び／又は貼り合わせたり
して所期の成果を得たものである。即ち、制動時の温度
上昇に伴って振動減衰能の興なる合成樹脂材、例えば、
ポリプロピレン及び塩化ビニール等を組合せ／又は貼り
合わせることによって低温より高温に至るまで十分効果
的な高水準の振動減衰能を維持せしめたものである。

以下、本発明を具体的な実施例について説明　１する。

尚、第１因は摩擦パッドの断面図、第２図及び第３ｇ！
！１１は本発明をシムに応用した場合の断面説明図、１
１４図は損失係数一温度特性図を夫々示す。

実施例−１ 第１図に示すように、摩擦パッド（１）の裏金（２）に
薄板状のポリプロピレン噛と塩化ビニール（ｅ）を貼合
せたものを接着したものである。

実施例−２ 第ｚｌａ（ａ）、　（ｂ）、　（ｃ）、　（ｄ）はシム
用鍋板（１）の片面又は両面に薄板状のボップロピレン
ｔｐ＞及び塩化ビニール？ｊ）を組合せて貼合せたもの
である。そして、第２．脂（ａ）は２枚のシム用鋼板（
１）、　（１）の夫々の片面に薄板状のボップロピレン
（ｐ）及び塩化ビニール（６）を夫々接着し、更にそれ
らを貼合せたもの、向（ｂ）は１枚のシム用綱板（畠）
の両面に薄板状のボップロピレン（９）及び塩化ビニー
ル（ｅ）を夫々接着したもの、崗（Ｃ）は１枚のシム用
綱板（１）の両面に薄板状のボップロピレン（１））と
塩化ビニール（＠）を貼合せたものを夫々接着したもの
、同（ｄ）は１枚のシム用綱板（１）の片面に薄板状の
ボップロピレン争）と塩化ビニール（ｅ）を貼合せたも
のを接着したものである。

実施例−３ ＄３図に示すように薄板状のポリプロピレン（ｐ）と塩
化ビニール（ｅｌを貼合せたものを２枚のシム用綱板（
＠）、　（８１で挟着したものである。

上記、実施例−２，３のシムは、その用達に応じて片面
又は両面が銅板のもの、及び両面が合成樹脂のもの等造
択できるようになっている。

今、本発明の実施例−２，３におけるシム囚、従来品の
シム（均、薄板状のポリプロピレンのみをシム用綱板で
挟着したシム？）及び薄板状の塩化ビニールのみをシム
用＃１ｌｌｌ＆で挟着したシム（ト）の湿度に対する損
失係数の関係をｓ４図について説明すると、塩化ビニー
ルのみを綱板で挟着したもの（ト）の減衰性は６０℃付
近が鍛大となり６０℃以上の温度では低下してしまい、
ポリプロピレンのみを綱板で挟着したもの［Ｆ］は耐熱
温度が高いため＆温域で減衰性が良い。本発明の実施例
におけるシム■の減衰能を損失係数で表わすと従来品の
シム伺の約４−６倍となり、しかも、低−から高温まで
安定した減衰能を維持できることがわかる。

また、上記実施例において、振動減衰能一温度特性の異
なる薄板状の合成樹脂材を成形後、複層にして用いる例
であるが、成形前に配合して複合材として常法で熱成形
してもよい１例えば、ポリプロピレンと塩化ビニールを
複合して一体成形する等。

上記のように、本発明は広い温度範囲で安定した高水準
の振動減衰能を維持することができる極めて有用なブレ
ーキノイズ防止構造を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

１１１＠ｌは摩擦パッドの断面図、１１２図（！ｌ、　
（ｂ）（Ｃ）、　ｌｄ）及び１８３図は本発明をりムに
応用した場合の断面を説明する各例示図、第４図は損失
係数−編度特性囚である。 ｐ・・・薄板状ポツプａビレン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 …　振動減衰能−湿度特性の異なる複数の合成樹脂材層
   を有することを特徴とするブレーキノイズ防止構造。 （２）振動ｍ＊箭−潟度特性の異なる複数枚の薄板状の
   合成樹脂材を組合せ及び／又は貼合せてなることを特徴
   とする特許請求の範Ｈ１１１項紀絨のブレーキノイズ防
   止構造。 （３）振動減衰能−湿度特性の興なる合成樹脂材が、成
   形的に配合され、常法によって熟成形された複合材であ
   ることを特徴とする特許請求の範Ｗ１１４ｘ項記載のブ
   レーキノイズ防止構造。 （４１ブレーキの摩擦パッドの裏金に接着せしめた薄板
   状のブレーキノイズ防止構造が特許請求の範囲第１ＪＪ
   ＩＩないし第３項のいずれかに記載のブレーキノイズ防
   止構造。 （５１シム用鋼板の片面又は両ＷＩｒ−被着せしめた薄
   板状のブレーキノイズ防止構造が、特許請求の範１ｔ＄
   １項ないし第３項のいずれかに記載のブレーキノイズ防
   止構造。 （６）シム用鋼板で挟着せしめた薄板状のブレーキノイ
   ズ防止構造が特許請求の＠１ｉＪｘ項ないＬ第３項のい
   ずれかｉ：記載のブレーキノイズ防止構造。 （７）振動減衰能一温度特性の興なる合成樹脂材がポリ
   プロピレン及び塩化ビニールであることを特徴とする特
   許請求の範１ｉ１１１項ないしｓ６項のいずれかに記載
   のブレーキノイズ防止構造。