JPS587784A - 面発熱体の製造方法 - Google Patents
面発熱体の製造方法Info
- Publication number
- JPS587784A JPS587784A JP10613381A JP10613381A JPS587784A JP S587784 A JPS587784 A JP S587784A JP 10613381 A JP10613381 A JP 10613381A JP 10613381 A JP10613381 A JP 10613381A JP S587784 A JPS587784 A JP S587784A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermosetting resin
- conductive
- heating element
- layer
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Surface Heating Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は面発熱体の製造方法に関する。
導電性繊維を熱硬化性樹脂中に分散させた面発熱体が知
られているが、このような面発熱体においては、電極は
従来、予め加工した金属板や金属線を導電層に電極とし
て導電性接着剤等により個々に取付けることにより形成
されていた。しかし、このような方法によれば、電極と
導電層との接合が強固ではないうえに、接合部において
一定の電流密度で通電することが困難であって、破損、
過熱等のおそれがある。さらに、予め加工された金属板
や金属線を個々の発熱体に電極として取付けるので、連
続的製造が困難である。
られているが、このような面発熱体においては、電極は
従来、予め加工した金属板や金属線を導電層に電極とし
て導電性接着剤等により個々に取付けることにより形成
されていた。しかし、このような方法によれば、電極と
導電層との接合が強固ではないうえに、接合部において
一定の電流密度で通電することが困難であって、破損、
過熱等のおそれがある。さらに、予め加工された金属板
や金属線を個々の発熱体に電極として取付けるので、連
続的製造が困難である。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、予め加工
した金属板等を用いることなく面発熱体に電極を形成す
ることができ、さらに連続して電極を形成する・ことが
できる面発熱体の製造方法を提供することを目的とする
。
した金属板等を用いることなく面発熱体に電極を形成す
ることができ、さらに連続して電極を形成する・ことが
できる面発熱体の製造方法を提供することを目的とする
。
本発明の面発熱体の製造方法は、導電性繊維を分散させ
た熱硬化性樹脂組成物の層の上に導電性金属を溶射して
帯状に金員層を形成した後、絶縁性繊維シートを積層し
、加圧して絶縁性繊維シートに熱硬化性樹脂を含浸し、
硬化させることを特徴とするものである。
た熱硬化性樹脂組成物の層の上に導電性金属を溶射して
帯状に金員層を形成した後、絶縁性繊維シートを積層し
、加圧して絶縁性繊維シートに熱硬化性樹脂を含浸し、
硬化させることを特徴とするものである。
本発明において熱硬化性樹脂として不飽和ポリエステル
樹脂が好ましく用いられるが、これに限定されるもので
はな(、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等も必要に応じ
て用いられる。熱硬化性樹脂組成物は導電性繊維、触媒
又は硬化剤のほか、必要に応じて増粘剤、充填剤、重合
禁止剤、内部離型剤、着色側等を含有する。導電性繊維
は、電気抵抗が10−s flew以下の導1性を有す
ることが好ましく、例えばスチール繊維、ステンレス繊
維等の金属繊維や炭素繊維が挙げられるが、好ましくは
炭素繊維が用いられる。充填剤は、用いる熱硬化性樹脂
よりも熱伝導率の高いものが好ましく、炭酸カルシウム
、アルミナ、クレー、マイカ、タルク等が用いられる。
樹脂が好ましく用いられるが、これに限定されるもので
はな(、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等も必要に応じ
て用いられる。熱硬化性樹脂組成物は導電性繊維、触媒
又は硬化剤のほか、必要に応じて増粘剤、充填剤、重合
禁止剤、内部離型剤、着色側等を含有する。導電性繊維
は、電気抵抗が10−s flew以下の導1性を有す
ることが好ましく、例えばスチール繊維、ステンレス繊
維等の金属繊維や炭素繊維が挙げられるが、好ましくは
炭素繊維が用いられる。充填剤は、用いる熱硬化性樹脂
よりも熱伝導率の高いものが好ましく、炭酸カルシウム
、アルミナ、クレー、マイカ、タルク等が用いられる。
熱硬化性樹脂組成物の調製方法は特に制限されないが、
熱硬化性樹脂に充填剤ほか必要な添加剤を混合分散させ
た後に導電性繊維を添加、攪拌すれば、導電性繊維の絡
み合いもなく、均一に樹脂中に分散されるので好ましい
。
熱硬化性樹脂に充填剤ほか必要な添加剤を混合分散させ
た後に導電性繊維を添加、攪拌すれば、導電性繊維の絡
み合いもなく、均一に樹脂中に分散されるので好ましい
。
本発明においては、第1図に示すように、離型紙等の適
宜の基材1の上に熱硬化性樹脂組成物2を塗布して、そ
の層を形成し、この層の上に導電性金属3を帯状に浴射
し、その層を形成する。浴射とは既に知られているよう
に、アークによって金属材料を溶融すると同時に圧縮空
気を噴射し、溶融金属を径5〜50μの不定形の粒子に
微粉末ら目的物に達するまでの間に金鵬微粉末の温度か
低下するので、熱硬化性樹脂組成物に吹付けられたとき
には、!lI脂や導電性繊維を損鋤させることはない。
宜の基材1の上に熱硬化性樹脂組成物2を塗布して、そ
の層を形成し、この層の上に導電性金属3を帯状に浴射
し、その層を形成する。浴射とは既に知られているよう
に、アークによって金属材料を溶融すると同時に圧縮空
気を噴射し、溶融金属を径5〜50μの不定形の粒子に
微粉末ら目的物に達するまでの間に金鵬微粉末の温度か
低下するので、熱硬化性樹脂組成物に吹付けられたとき
には、!lI脂や導電性繊維を損鋤させることはない。
溶射金属としては亜鉛、銅、ニッケル、これらの合金が
適するか、これらに限定されない。
適するか、これらに限定されない。
次に、このようにして4を性金鵬の適宜縁さの層を帯状
に形成された熱硬化性樹脂組成物層の上に絶縁性繊維シ
ート4が積層される。このシートは熱硬化性樹脂を容易
に含侵し得るものが望ましく、具体的にはポリプロピレ
ン、ポリビニルアルコール、ポリエステル、ポリアミド
、羊毛、木綿等の有機繊維や、ガラス繊維、石綿等の無
機繊維からなる繊布、不繰布等が用いられるか、熱硬化
性樹脂組成物との親和性等からガラス繊維からなるチョ
ツプドストランドマット、コンティニュアスストランド
マット、ガラスクロス等が好ましく用いられる。
に形成された熱硬化性樹脂組成物層の上に絶縁性繊維シ
ート4が積層される。このシートは熱硬化性樹脂を容易
に含侵し得るものが望ましく、具体的にはポリプロピレ
ン、ポリビニルアルコール、ポリエステル、ポリアミド
、羊毛、木綿等の有機繊維や、ガラス繊維、石綿等の無
機繊維からなる繊布、不繰布等が用いられるか、熱硬化
性樹脂組成物との親和性等からガラス繊維からなるチョ
ツプドストランドマット、コンティニュアスストランド
マット、ガラスクロス等が好ましく用いられる。
上記のような積脣物は次いで含浸ローラ等により加圧さ
れ、熱硬化性樹脂を絶縁性繊維シートに含浸させる。こ
の結果、導電性繊維は絶縁性繊維シートの下部に残され
て導電性金属層と密着し、このようにして導電性繊維は
電極である帯状の導電性金属層と緊密かつ一様に接触す
る。この後、加熱して熱硬化性樹脂を硬化させれば面発
熱体を得ることができる。
れ、熱硬化性樹脂を絶縁性繊維シートに含浸させる。こ
の結果、導電性繊維は絶縁性繊維シートの下部に残され
て導電性金属層と密着し、このようにして導電性繊維は
電極である帯状の導電性金属層と緊密かつ一様に接触す
る。この後、加熱して熱硬化性樹脂を硬化させれば面発
熱体を得ることができる。
次に、182図に本発明を連続的に実施する方法の一例
を示す。一定速度で繰り出される離型紙のような基材上
に導電性繊維を含有する熱硬化性樹脂2をドクターナイ
フ5等により所定の厚さに塗布し、次に、この熱硬化性
樹脂の層の上に溶射装置6により導電性金属3を浴射し
、所定の厚さに帯状に金属層を形成する。さらに、この
上にロール7からガラス繊維マットのような絶縁性繊維
シート4と、必要に応じてポリエチレンフィルムのよう
な保護フィルム8を繰出して積層し、含浸ローラ9間に
導いて加圧する。所定時間の養生後に加熱して熱硬化性
樹脂を硬化させれば、面発熱体を得ることができる。
を示す。一定速度で繰り出される離型紙のような基材上
に導電性繊維を含有する熱硬化性樹脂2をドクターナイ
フ5等により所定の厚さに塗布し、次に、この熱硬化性
樹脂の層の上に溶射装置6により導電性金属3を浴射し
、所定の厚さに帯状に金属層を形成する。さらに、この
上にロール7からガラス繊維マットのような絶縁性繊維
シート4と、必要に応じてポリエチレンフィルムのよう
な保護フィルム8を繰出して積層し、含浸ローラ9間に
導いて加圧する。所定時間の養生後に加熱して熱硬化性
樹脂を硬化させれば、面発熱体を得ることができる。
以上のように本発明によれば、予め加工された金属板等
を用いることなく、発熱体に電極を取付けることができ
るのみならず、電極は絶縁性繊維−シート及び導電性繊
維と共に熱硬化性樹脂によって面発熱体内に一体化され
、しかも、電極は帯状に船底されて、絶縁性繊維シート
表面に残される導電性繊維と緊密に接触されるため、電
極は導電性繊維に強固に接合され、破損や異常発熱のお
それがない。さらに、本発明によれば、導電性繊維を分
散させた熱硬化性樹脂の層の上に電極を形成する金属材
料を溶射するので、従来の方法では困難であった電極の
取付けが連続化でき、面発熱体の生産効率を著しく高め
ることができる。
を用いることなく、発熱体に電極を取付けることができ
るのみならず、電極は絶縁性繊維−シート及び導電性繊
維と共に熱硬化性樹脂によって面発熱体内に一体化され
、しかも、電極は帯状に船底されて、絶縁性繊維シート
表面に残される導電性繊維と緊密に接触されるため、電
極は導電性繊維に強固に接合され、破損や異常発熱のお
それがない。さらに、本発明によれば、導電性繊維を分
散させた熱硬化性樹脂の層の上に電極を形成する金属材
料を溶射するので、従来の方法では困難であった電極の
取付けが連続化でき、面発熱体の生産効率を著しく高め
ることができる。
以下に本発明の詳細な説明する。なお、部は重量部を意
味する。
味する。
実施例
不飽和ポリエステル樹脂100部、触媒1部、重合禁止
剤0.03部、増粘剤0.5部及び内部IIl型剤4.
5部を混合攪拌し、次に炭酸カルシウム100部を加え
、攪拌した後、直径12.5μ、長さ6鰭の炭素繊維1
部を加え、攪拌して、熱硬化性@J脂組酸物を調製した
。
剤0.03部、増粘剤0.5部及び内部IIl型剤4.
5部を混合攪拌し、次に炭酸カルシウム100部を加え
、攪拌した後、直径12.5μ、長さ6鰭の炭素繊維1
部を加え、攪拌して、熱硬化性@J脂組酸物を調製した
。
第2図に示すように、走行する離型紙上に上記熱硬化性
樹脂組成物を厚さ1鴎、幅500關に塗布し、この上に
幅方向に480Il1111の間隔をおいて銅を厚さ0
.5 l11m、幅10■に溶射した。溶射装置として
は作動電圧25 Vでアークを発生させ、径1.1−の
銅線を30即/時間で溶射できるものを用いた。次に、
目付量45017/のガラス繊維チョツプドストランド
マット及びポリエチレンフィルムを積層し、含浸ローラ
に導いて熱硬化性樹脂組成物をガラス繊維マットに含浸
した。24時間養生後、離型紙とポリエチレンフィルム
を剥離し、145°Cで10分間加熱して硬化成形し、
銅電極が帯状に一体に組込まれた面発熱体を得た。この
面発熱体の二つの電極間の面抵抗は30Ω−であった。
樹脂組成物を厚さ1鴎、幅500關に塗布し、この上に
幅方向に480Il1111の間隔をおいて銅を厚さ0
.5 l11m、幅10■に溶射した。溶射装置として
は作動電圧25 Vでアークを発生させ、径1.1−の
銅線を30即/時間で溶射できるものを用いた。次に、
目付量45017/のガラス繊維チョツプドストランド
マット及びポリエチレンフィルムを積層し、含浸ローラ
に導いて熱硬化性樹脂組成物をガラス繊維マットに含浸
した。24時間養生後、離型紙とポリエチレンフィルム
を剥離し、145°Cで10分間加熱して硬化成形し、
銅電極が帯状に一体に組込まれた面発熱体を得た。この
面発熱体の二つの電極間の面抵抗は30Ω−であった。
第1図は加圧加熱成形して面発熱体を得るための積層物
の一例を示す断面図であり、第2図は本発明により連続
して面発熱体を製造するための装置の一例を示す図であ
る。 2・・・熱硬化性alr脂糾成物酸物・・専石件金属層
、4・・・絶縁性繊維シート、6・・・溶射装置、9・
・含浸ローラ。 特許出願人 積水化学工業株式会社代表者 藤 沼
基 利
の一例を示す断面図であり、第2図は本発明により連続
して面発熱体を製造するための装置の一例を示す図であ
る。 2・・・熱硬化性alr脂糾成物酸物・・専石件金属層
、4・・・絶縁性繊維シート、6・・・溶射装置、9・
・含浸ローラ。 特許出願人 積水化学工業株式会社代表者 藤 沼
基 利
Claims (1)
- (1)導電性繊維を分散させた熱硬化性樹脂組成物の層
の上に導電性金属を溶射して帯状に金属。 層を形成した後、絶縁性繊維シートを積層し、加圧して
絶縁性繊維シートに熱硬化性樹脂を含浸し、硬化させる
ことを特徴とする面発熱体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10613381A JPS587784A (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 面発熱体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10613381A JPS587784A (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 面発熱体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS587784A true JPS587784A (ja) | 1983-01-17 |
Family
ID=14425891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10613381A Pending JPS587784A (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 面発熱体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587784A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62160682A (ja) * | 1986-01-07 | 1987-07-16 | 大成建設株式会社 | 透光性面状発熱膜材 |
JP2013510284A (ja) * | 2009-11-05 | 2013-03-21 | ウィンストン ウォールボーズ リミテッド | 加熱パネルおよびそのパネルのための方法 |
-
1981
- 1981-07-06 JP JP10613381A patent/JPS587784A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62160682A (ja) * | 1986-01-07 | 1987-07-16 | 大成建設株式会社 | 透光性面状発熱膜材 |
JP2013510284A (ja) * | 2009-11-05 | 2013-03-21 | ウィンストン ウォールボーズ リミテッド | 加熱パネルおよびそのパネルのための方法 |
AU2010316620B2 (en) * | 2009-11-05 | 2016-06-02 | Winstone Wallboards Limited | Heating panel and method therefor |
US9482438B2 (en) * | 2009-11-05 | 2016-11-01 | Winstone Wallboard Limited | Heating panel and method therefor |
US10184670B2 (en) | 2009-11-05 | 2019-01-22 | Winstone Wallboards Limited | Heating panel and method therefor |
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