JPS587505B2 - セミインテグラル型のパワ−ステアリング - Google Patents

セミインテグラル型のパワ−ステアリング

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JPS587505B2
JPS587505B2 JP51099831A JP9983176A JPS587505B2 JP S587505 B2 JPS587505 B2 JP S587505B2 JP 51099831 A JP51099831 A JP 51099831A JP 9983176 A JP9983176 A JP 9983176A JP S587505 B2 JPS587505 B2 JP S587505B2
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JP
Japan
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hydraulic
swing motor
output shaft
steering
steering wheel
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JP51099831A
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JPS5326033A (en
Inventor
沖田直樹
麻生克則
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はキングピンを介し、前車軸に前輪を操向自在
に設けた車輛、例えば農業用トラクタ等のセミインテグ
ラル型のパワーステアリングのコンパクト化、軽量化を
図ったものに関する。
周知のようにセミインテグラル型のパワーステアリング
は、第1図に示す如く、通常、動力源1は油圧式であっ
て、動力源1から送られてくる圧力油を制御する制御装
置2をステアリングギャボックス3と一体に取付けられ
、この制御装置2から送られる圧力油で作動する動力伝
達装置4は、従来直線運動をする油圧シリンダー5,5
が使用されてきた。
このようにして倍力された操だ力がこの油圧シリンダー
5,5によってナックルアーム6に伝えられ、前輪7が
回転変位させられるのである。
しかし、前輪駆動装置を有するトラクタ等では、この直
線運動をする油圧シリンダー5,5の取付箇所には通常
大容積のデフケース等が位置し、この油圧シリンダー5
,5の取付けが大変困難であり、まだその油圧シリンダ
ー5,5用取付材や配管等も困難を極め、さらに湿田作
業の多い農業用トラクタでは油圧シリンダー5,5のピ
ストンロツドに泥土泥水が掛ってピストンロツド用シー
ルを傷付け油洩れ等のトラブルを多発させる欠点もあっ
た。
そこで本発明の目的とする処はこれらの従来の問題点を
解決したセミインテグラル型のパワーステアリングの提
供にあり、しだがってその特徴とする処は、車輛の操向
輪が操向輪支持部材に横軸回りに回動自在に設けられ、
該操向輪支持部材が車輛機体側に対して支持された縦方
向のキングピン周りに回動自在に設けられたものに於い
て、キングピンと同一軸心の出力軸を有する油圧揺動モ
ータがキングピン側の機体部材に内蔵され、該油圧揺動
モータの出力軸がキングピン回りに回動する操向輪支持
部材に連結され、更に、前記油圧揺動モータに、操向操
作に連動して油圧を供給し出力軸を駆動させる油圧制御
装置が接続されている点にある。
以下図示の実施例により本発明を詳述する。
第2図乃至第5図は本発明の一実施例を示し、8はトラ
クタ機体、7は操向輪として示す前輪、9は後輪、10
はエンジンであり、同エンジン10は上記機体8の前方
寄りに搭載されている。
11はミッションケースであり、エンジン10の動力を
適宜変速して前・後輪7,9を駆動する。
12は前輪γ用の推進軸であり、左右一対の前輪7,7
中央付近に位置したデフケース13に内有したデフ装置
の入力軸14に連結されている。
15はデフヨーク軸であり、その先端にはベベルピニオ
ン16が固設され、同軸15は筒状の前車軸1Tに軸受
18を介して可回動として内装軸支されている。
19は前輪駆動用ギヤケースであり、前車軸17の先端
にフランジボルト結合等を介して固設されており、その
上部には一体物として油圧揺動モータの円筒ケーシング
20を上部開口の椀状に形成され、油圧ピストン21を
同ケーシング20内に揺動自在に嵌着され、上蓋22を
ボルト結合等を介して施蓋固設し、上方に出力軸23も
突出している。
この油圧揺動モータ24については後に詳述する。
次に、25はベベルピニオン軸であり、上記ギヤケース
19に縦向姿勢で内装されその上部と中間部が軸受26
,27にて軸支されている他、中間部には上記ベベルピ
ニオン16と噛合するベベルピニオン28を有し、同ピ
ニオン28の下方、実質的には軸下端部に同ピニオン2
8よりも犬となベベルギャ29が固設されている。
そして、ベベルピニオン軸25ぱ前車軸17に前輪7を
操向自在に設けるキングピンとされている。
30は前車軸駆動軸であり、上記デフヨーク軸15と概
ね同軸心上で前輪ディスク31にフランジボルト結合等
を介して取付けられ、その内端側に最終減速用のべベル
ギャ32が固設され、このベベルギャ32の下位側より
上記のべベルギャ29が噛合している。
33ぱ前車軸ケースであり、上記の最終減速用のべベル
ギャ32を包むと共に、前車軸駆動軸30を横軸回りに
回転自在として軸受34,35で軸支している他、その
下部はベベルギャ29を包むだめの張出ケース部36と
され、同ケース部36にてギヤケース19の下端より露
出されたベベルピ二オン軸25をベベルギャ29を挾持
するように配した軸受37.38で軸支しており、この
張出ケース部36の上部面とギャケース19の下端面と
は概ね水平状として対峙され、そこにシール材39.4
0が介入されている。
さらに、この前車軸ケース33の上部には張出アーム4
1が上記揺動モータ24の出力軸23の方向に突出し、
回動固着手段として例えばスプラインやキー等を介して
、上記出力軸23と張出アーム41とが固着されている
そして、前車軸ケース33、張出アーム41等は出力軸
23と前輪7を連結する連結部材とされている。
又、揺動モータ24の出力軸23の軸心は上記ギヤケー
ス19に内装されたべベルピニオン軸250軸心と一致
すべく円筒ケーシング20に油圧ピストン21がi着さ
れ、上下に軸受42,43で各々ギャケース20、上蓋
22に軸麦され、さらに上蓋22上部にはシール材44
が介入されている。
そして、この張出アーム41と下部張出ケース部36と
は実質的にギャケース19及び揺動モータ24を上下よ
り挾持するようにして対峙して配置され、同ギャケース
19及び揺動モータ24に対して縦軸回りに前車軸ケー
ス33を組付けられる。
しかして、キングビン25と同一軸心の出力軸23を有
する油圧揺動モータ24が、キングピン25側の機体部
材であるギヤケ−ス19に内蔵され、該揺動モータ24
の出力軸23が、操向輪支持部材である前車輪ケース3
3をキングピン25周りに回動自在とすべく、前車輪ケ
ース33に連結されている。
なお、図示省略してあるが、張出アーム41を前車輪ケ
ース33とボルト等を斤して着脱自在とするか、出力軸
23のスプラインと嵌合するボス部45を半割状として
ボルト等で着脱自在とするか、もしくは、ギャケース1
9を揺動モータ24と軸受26との間附近で上下分割式
とし、ボルト等の手段を介して着脱自在にする等により
、実質的に出力軸23と張出アーム41との上記組立を
可能とされている。
そして、上記油圧揺動モータ24は第5図に示す如く円
筒ケーシング20の円中心46と同心に出力軸23と一
体に揺動可能の油圧ピストン21が、その先端部41及
び上下端部48,49がシール材で密封されて、嵌合さ
れている。
50ぱ上記ケーシング20に半径方向に突出し、油圧ピ
ストン21の基幹部51の外周面とシール材52を介し
て当接する固定壁であり、油の出入用ポート53.54
を有し、実質的に油圧ピストン21と固定壁50により
油圧揺動モータ24内空部は2分され、円筒ケーシング
20の外周面にテーパネジ等で取付けられだ接手55,
56部から高圧油、低圧油が各々いずれかに交互に流入
・流出して油圧ピストン21が中心46まわりに揺動運
動可能となっている。
次に第3図はセミインテグラル型のパワーステアリング
の回路説明図であって、4は動力伝動装置であり、本発
明の場合には動力伝動装置4即揺動モータ24である。
そして揺動モータ24ぱ図では単数であり、タイロツド
57によって左右の前輪7,7が連動できるのである。
1は動力源であって、2は制御装置、3ぱステアリング
ギャボックスであり、オイルリザーバ58から油圧ポン
プ59により作動油がIJ−フ弁兼流量調整弁60、配
管61を通って制御装置2のコントロール弁62に送ら
れるように順次連結されている。
このコントロール弁62から動力伝達装置4即ち油圧揺
動モータ24とは2本の配管63.64により連結され
、第5図の如く前記接手55,56によりポート53,
54を通過してケーシング内空部65.66と各々連通
されており、他方、コントロール弁62からオイルリザ
ーバ58とはリターン配管67で連結されている。
しかして、油圧揺動モータ24には、ハンドル68の操
向操作に連動して油圧を供給して出力軸23を駆動させ
る油圧制御装置2が接続され、・ンドル68の操作で前
輪7が操向される。
以上の実施例のように構成された本発明の作用について
説明すると、第3図に示すようにステアリング・ンドル
68を今矢印の方向に回動させると、ステアリングギャ
ボックス3内のステアリングギャ69の動きに連動して
コントロール弁62のスプールが切換わり、油圧ポンブ
59からの高圧油が配管63を通って動力伝達装置4即
ち油圧揺動モータ24に達し、接手56、ポート54か
ら一方の内空部66内に流入して、油圧ピストン21が
矢印の方向に回動させられる。
この油圧ピストン21の回動け出力軸23により張出ア
ーム41に伝達され、前車軸ケース33、駆動軸30、
前輪7を皆共に第3図矢印の方向に旋回回動させられる
他、タイロツド5Tにより反対側の前輪7等も全く同方
向に旋回回動することになる。
一方、揺動モータ24の他の内空部65内の低圧油はポ
ート53、接手55、配管64からコントロール弁62
に流れ、さらに配管67からオイルリザーバ58に還流
する。
逆にステアリングハンドル68を回動させれば、上記コ
ントロール弁62のスプールが逆に切換わり配管63.
64内の流れ方向、つまり油圧ピストン21の回動方向
が逆になり、前輪7は矢印とは反対方向に旋回回動させ
られるのである。
なお、本発明は上記実施例に限定されないのはもちろん
であり、例えば、動力伝達装置4としての油圧揺動モー
ダ24の円筒ケーシング20を前輪1駆動用ギャケース
19と別体として、着脱自在に同ギヤケース19の上部
若しくは下部に固着してもよく、また軸受42.43の
他にはさらにスラスト荷重用軸受を併用したり、ピスト
ン21を扇形に大きくして揺動角度を小さく調整しても
よく、出力軸23と張出アーム41との固着方法もスラ
スト荷重に耐え得る如くボス45の出力軸用孔を貫孔と
したり、もしくは出力段23を段付等にしてもよく、さ
らに、デフヨーク軸15から前車軸駆動軸30への動力
伝達機構は図示の傘歯車式以外に、他の方式でもよいの
であり、前輪7が駆動される形式に限定されることはな
く、前輪7が従動輪とされる場合でもよい。
又、車輌は農用トラクタの他、乗用自動車等種々他のも
のであってもよい。
また4輪車に限らず、3輪車であってもよい。
まだ、上記実施例から、油圧揺動モータ24を操向輪支
持部材側に内蔵し、出力軸を機体側に連結することも容
易に考えられる。
さらに、揺動モータは第3図の如く左前輪のみに限られ
ず、右前輪のみでもよく、左右両車輪共に取付けるも自
由である。
以上のように、本発明は、車輛の操向輪が操向輪支持部
材に横軸回りに回動自在に設けられ、該操向輪支持部材
が車輌機体側に対して支持された縦方向のキングビン周
りに回動自在に設けられたものにおいて、キングピンと
同一軸心を有する油圧揺動モータがキングピン側の機体
部材に内蔵され、該油圧揺動モータの出力軸が、キング
ピン回りに回動する操向輪支持部材に連結されているの
で、操向輪を円滑に無理なくキングピンの軸心に回動さ
せることが可能となり、しかも、従来のシリンダ型に比
べてロータリ型であるから小型化が可能であり、かつキ
ングピン側機体部材に内蔵することができ、従って、泥
土等の付着のおそれがない。
また、従来の動力伝達装置としての油圧シリンダー用の
複雑な取付材や複雑な配管も極めて簡略化され、さらに
湿田作業の多い農業用トラクターにおいても、油圧揺動
モーターの出力軸は直線運動ではなく回転運動であるか
ら、そのシールも完全に実施容易であり油洩れ等のトラ
ブルも解消できだのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のセミインテグラル型のパワーステアリン
グの説明図、第2図は本発明の一実施例を示すトラクタ
全体の外観正面図、第3図は本発明に係るセミインテグ
ラル型のパワーステアリングの説明図、第4図は第2図
のA−A線拡大断面図、第5図は第4図のB−B断面図
である。 2・・・制御装置、7・・・前輪(操向輪)、19・・
・前輪駆動用ギャケース(機体部材)、24・・・油圧
揺動モータ、25・・・ベベルピニオン軸(キングビン
)、33・・・前車軸ケース(操向輪支持部材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車輛の操向輪が操向輪支持部材に横軸回りに回動自
    在に設けられ、該操向輪支持部材が車輛機体側に対して
    支持された縦方向のキングピン周りに回動自在に設けら
    れたものに於いて、キングピンと同一軸心の出力軸を有
    する油圧揺動モータがキングピン側の機体部材に内蔵さ
    れ、該油圧揺動モータの出力軸がキングピン回りに回動
    する操向輪支持部材に連結され、更に、前記油圧揺動モ
    ータに、操向操作に連動して油圧を供給し出力軸を駆動
    させる油圧制御装置が接続されていることを特徴とする
    セミインテグラル型のパワーステアリング。
JP51099831A 1976-08-21 1976-08-21 セミインテグラル型のパワ−ステアリング Expired JPS587505B2 (ja)

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JP51099831A JPS587505B2 (ja) 1976-08-21 1976-08-21 セミインテグラル型のパワ−ステアリング

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JP51099831A JPS587505B2 (ja) 1976-08-21 1976-08-21 セミインテグラル型のパワ−ステアリング

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JPS5326033A JPS5326033A (en) 1978-03-10
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JP51099831A Expired JPS587505B2 (ja) 1976-08-21 1976-08-21 セミインテグラル型のパワ−ステアリング

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141403A (ja) * 1991-11-12 1993-06-08 Kubota Corp 作業車の油圧回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141403A (ja) * 1991-11-12 1993-06-08 Kubota Corp 作業車の油圧回路

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JPS5326033A (en) 1978-03-10

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