JPS5874693A - 複合オキシアルコキシド誘導体及びその製造法 - Google Patents

複合オキシアルコキシド誘導体及びその製造法

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JPS5874693A
JPS5874693A JP17347481A JP17347481A JPS5874693A JP S5874693 A JPS5874693 A JP S5874693A JP 17347481 A JP17347481 A JP 17347481A JP 17347481 A JP17347481 A JP 17347481A JP S5874693 A JPS5874693 A JP S5874693A
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加藤 石生
Tetsuo Yoshimoto
吉本 哲夫
Yoshihiko Nakamura
善彦 中村
Masanori Iwamori
岩森 優範
Kazuo Ozawa
小沢 和夫
Makoto Asai
真 浅井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複合オキジアルコキシド誘導体及びその製造法
に関する。更に詳しくは、エレクトロニクス分野におけ
る素子材料、その他セラミック材料等として有用な複合
酸化物類たとえばチタン酸カリウム、チタン酸バリウム
、チタン酸ストロンチウム等の製造原料として有用な化
合物群及びその鯛造法に関する。
複合酸化物類は、チタン酸塩類を例にとると酸化チタン
とアルカリ土類金属の炭酸塩類との高温下における固相
反応により従来より工業的に製造されている。その反応
式を下記に示す。
T10. +MCO,−MTIO,+ CO。
(ここに、Mはアルカリ土類金属を表す。)しかしなが
ら、該方法により得られる複合酸化物類は、比較的多量
の不純物を含有し、また、組成たとえばチタン酸塩類で
あればTi7M比が化学量論値とならないばかりでなく
、一定の条件下の反応であっても一定の値を示すとは限
らない。さらに、得られる複合酸化物の粒径は数μ以上
で、かつ1粒径分布も広い、したがって、高性能化、小
型化の要求されるエレクトロニクス分野における原材料
として、該方法で得られる複合酸化物類は充分な性能を
有するものとはいいがたい。
これら固相反応法の欠点を改良する方法として溶液中で
の化学反応による複合酸化物類の製造方法(以下、「溶
液法」という。)が提案されでおり、一般に下記の如き
特徴を有している。
(1)  不純物°の除去精製が比較的容易であり、高
純度の複合酸化物類が得られる。
(2)得られる複合酸化物類の粒径が1μ以下であり、
かつ粒度分布が狭い。
(3)  第3物質の添加が比較的に容易であり、得ら
れる複合酸化物類の性能を目的に応じ制御できる。
しかしながら、公知の溶液法においてもそれぞれ種々の
欠点を有しており、工業的に採用するには問題がある。
J、A、C1S、776194 (19!54 )及び
J 、kner 、Ceram。
Soc、す291  (1966)に記載されたチタン
酸バリウム−(BaTIQ)の製造法によれば、水酸化
バックA (Ba f)p、 )の水溶液とチタンアル
コキシドとの反応により粒状BaTl0.が得られるが
、得られるB1Ti0.のTi/Bs+比を化学量論値
に規制することが困難である。
バリウムアルコキシドとチタンアルコキシドとの混合ア
ルコール溶液を加水分解せしめてBaTi0.を製造す
る方法(U、S、Pat 、3β47364 )および
、バリウムアルコキシドに替えてストロンチクムアルコ
キシドを用いチタン酸ストロンチラム(5iTIO,)
を製造する方法(J、Ame r、Ce r amSo
c、 5391 (1970)に記載)においては原料
として使用されるバリウムアルコキシドおよびスシロン
デクムアルコキレドが高価であり、かつ、入手困難であ
るので実用的ではない。
Ba(OH)tと四塩化ブタy (’rtc4 )とを
反応せLメチBaTi0.を製造する方法(U、S、P
a t 、3,725,539 )、塩化バリウム(B
aC6)とTICj4とを過酸化水素(H*Om)で処
理せしめてBaTi0.を製造する方法(特開昭49−
69599 )等の、TIの原料ソースとしてチタンア
ルコキシド以外の化合物を用%sるBaTl0.  の
製造法亀−おいては、得られるBaTi01のTl/B
a比を化学量論値に規制するのが困難であり、また、反
応操作が煩雑である。
チタンイオンとバリウムイオンとの存在下暑二蓚酸を反
応せしめて得られる蓚酸テタニルノ(リクムを熱分解せ
しめてBaTi0.4−製造する方法(U、 S、 P
at、 2,758,911 ) (二おいては、蓚酸
塩を700℃以上の高温で熱分解せしめるため粒径力1
大きくなり、また、第3物質の添加が困難である等の欠
点を有する。
本発明者らは、上記欠点の改良した溶液法による複合酸
化物類(特願昭56−78882 、特願昭56−78
883および特願昭56−114108 )  を報告
したが、これらは加水分解性、CO1ガスに対する安定
性等が必しも満足なものでなかった。そこで加水分解性
、Cへに対する安定性等の改善された複合酸化物類とそ
の製造法を提供すべく鋭意研究の結果、本発明に到達し
た。
すなわち、本発明は 一般式〔1〕 (MTiOx(OR)4−x)n ”” (1)(ここ
ζ=、各繰返し単位内において、Mはアルカリ金−およ
びアルカリ土類金属からなる群から選ばれた金属を、R
は置換又は非置換のアルキル基、アルケニル基、シクロ
アルキル基お↓ よびアラルキル基からな群から選ばれた1種又は2種以
上の置換基を示し、Mがアルカ夛金属の場合Xはlを、
Mがアルカリ土類金属の場合Xは2を表わし、nは1〜
100の整数、nが2以上の場合各繰返し単位間におい
てM及びRは同−又は相異る。)で表わされる複合オキ
ジアルコキリド中のOR基の一部又は全部がキレート化
剤で置換されてなる複合オキジアルコキシド誘導体及び
有機溶剤の存在下又は非存在下一般式(1) %式% (ここに、Rは前記と同じ意味を表わす。)で表わされ
るチタンアルコキシド類と、一般式(1) %式%(1) (ここに、M、xは前記と同じ意味を表わす。
で表わされる金属水酸化物とを反応せしめることにより
生成する 一般式(1) %式%(1) (ここに、M、R%X%認は前記と同じ意味を表わす。
)とキレート化剤とを反応せしめることにより、ORの
一部又は全部を該キレート化剤で置換することを特徴と
する複合オキジアルコキシド誘導体の製造法である。
本発明において、一般式(1)中のMはアルカリ金属た
とえばリチウム、ナトリウム、カリウム等およびアルカ
リ土類金属たとえばベリリウム、マグネシウム、カルシ
ウム、ストロンチウム、バリウム等の1種の単独である
か、マグネνクムーストロンチウム、カルシウム−バリ
ウム、ストロンチウム−バリウム、カルシウムースFロ
ンデクムーバリウム、カリウム−ストロンチウム、カリ
クムーバリウム等の2種以上の複合体である。
これらの中でカリウム、ストロンチウム、バリウムおよ
びストロンテクムーパリクムが好ましい。
本発明において、一般式(1)中のRは、鎖状アルキル
基たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
、ヘキシル基等、置換された鎖状アルキル基たとえば1
,4−ブタンジオール残晶、グリコール類残基等OH基
で置換された鎖状アルキル基、セロソルブ残基等OR=
基(ここにR′はC1〜C,のアルキル基を表す。)で
置換されたアルキル基、へロゲン原子で置換されたアル
キル基等、シクロアルキル基たとえばシクロへキシル基
、1−メチルシクロペンチル基等、アリル基、クロチル
基等の不飽和結合を有する置換基、およびアラルキル基
たとえばベンジル基、フェニルエチル基等の群から選ば
れた1種の置換基もしくは2種以上の置換基である。
これらの中で鎮状アルキル基、アルケニル基の群から選
ばれた1種以上の置換基が好ましく中でもイソプロピル
基、ブチル基が特に好ましい。
本発明において用いるキレート化剤は、分子内に同時に
2つ以上の官能基例えば水酸基、アミノ基、カルボニル
基等を有するキレート化剤であり1例えば、アセテルア
七トン、ベンゾイルアセトンなどのβ−ジゲトン類、ア
セト酢酸、プロピオニル酪酸、ベンゾイル酢酸、アセチ
ルギ酸、ベンゾイルギ酸など6α−またはβ−ケFン酸
類、該ケトン酸類あメチル、エチル、プロピル、ブチル
などのエステル類、グリコール酸、乳酸、α−オキシ酪
酸、ヒドロアクリル酸、ナリテル酸などのα−またはβ
−オキシ酸類、該α−またはβ−オキV酸のメチル、エ
チル、プロピル、ブチルなどのエステル類、ジアセトン
アルコール、アセトインなどのα−會たはβ−オキシケ
トン類、グリコールアルデヒド、アルドールなどのα−
またはβ−オキVアルデヒド類、グリシン、アラニンな
どのα−アミノ酸類、アミノエチルアルコールなどのα
−または!−アミノアルコール類等であり、211の官
能基を有するものの2個がキレート形成に関与するか官
能基が211以上有するもののうちの21iがキレート
形成に関与するよう使用するのが好まし一粁レート化剤
としてはβ−ジケシン類、トラスアルコールアミン類、
α−またはβ−オキシ酸類である。・ 本発明の複合オキシアル5)ド誘導体は、加水分解もし
くは熱分解せしめることにより容易にチタン酸塩類を生
成する。
本発明において1Mは目的とするチタン酸塩の性能に応
じ、またRはチタン酸塩とするためのへンドリングの仕
様に応じ適宜選択することができる。
本発明における複合オキジアルコキシド誘導体は、下記
式(1) %式%) (1) で生成した複合オキジアルコキシドと所望のキレート化
剤とを反応させる方法(以下A法とかく。)、チタンア
ルコキシドとキレート化剤とを反応させテタンアルブキ
シキレート化合物(n量体)を生成せしめ、n−M(O
H)xとを反応させる方法(以下B法とかく。)等によ
り合成される。これらの製法においてOR基の30−以
上がキレート化剤で置換されるのが好ましい。
またA法の方が温和な反応条件で所望する形の誘導体が
得やすいので有11である。
A法1;おいて、(1)式の原料のチタンアルコキシド
としては、テトラメトキレチタン、テトライソプロポキ
レチタン、テトラブトキレチタン、ジェトキシ−ジイソ
プロポキシチタン、ジエトキν−ジブトキνチダン等の
鎮状アルコキシチタン類を用いるのが好ましく、特に工
業的に製造され入手し属いテトライソプロポキレチタン
およびテトラブトキシチタンを用いるのが望ましい。
(1)式の反応は、有機溶剤の存在下または非存有機溶
鯖の存在下におこなうことにより反応が温和に進行して
有利である。
また(1)式の反応は加水分解反応の防止および炭酸ガ
スの混入による炭酸塩の生成を防止するため、N、ガス
、アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気下、生成するアル
コールまたは使用する有機溶剤のガス雰囲気下で行う。
反応温度および反応時間は原料の種類、有機溶剤を使用
する場合はその種類等によって変化させることができる
が、一般的には50〜300℃、好ましくは100〜2
50℃の反応温度であり、0.5〜60時間、好ましく
は1〜15時間の反応時間である。さらに好ましい態様
は有機溶剤の還流下にl〜3時間反応を行う。
複合オキジアルコキシドとキレート化剤との反応は(1
)式の反応液をそのまま継続して用い、所望するキレー
ト化剤をこれに添加し、反応を完結することができる。
勿論、いったん(1)式により生成する反応液から溶剤
を蒸発留去し、単離した〔知事)X(OR)a−x)n
と、キレート化剤とを有機溶剤中で反応せしめることも
可能である。
複合オキジアルコキシドとキレート化剤との反応条件と
しては、(1)式の反応と同様加水分解や炭酸ガスによ
る炭酸塩の生成を避けるため、N、ガス、アルゴンガス
などの不活性ガス雰囲気下、又は生成するアルブー;゛
も□しくは使用する有機溶剤のガス雰囲気下に行ない、
空気中の水、  分や炭酸ガスの混入のない状態で行な
うことが好ましい。反応温度、反応時間は、複合オキシ
剤を使用する場合はその種類、閂に依存して変化させる
ことができるが、一般的には0〜300℃、好ましくは
20〜250℃で、0.5〜10時間、好ましくは1〜
5時間である。
本発明の(MT iOx (OR) 4 + z )を
構成ユニットとする複合オキジアルコキシド誘導体は、
原料の種類、その配合比、有機溶剤を使用する場合はそ
の種類、および量、反応温度、反応時間等の反応条件な
らびに後処理の条件によって興るが、一般に上記構成ユ
ニットのくり返し単位の平均数が1〜100である単量
体ないし重合体であり、通常の条件下では4〜12のも
のが得られる。
本発明の複合オキジアルコキシド誘導体は、有機溶剤可
溶性であり、有機溶剤の種類によってはかなり高濃度の
溶液を得ることができる。
また、有機溶剤可溶性であるため、使用目的により化学
的および物理的手段の選択の自由度が大きく、広範な用
途に使用できる有用な化合物である。
本発明の複合オキジアルコキシド誘導体、およびその製
造方法は下記の特徴を有している。
(イ)比較的安価で入手し昌い原料から、簡単な方法で
製造でき、経済性が高い。
(d)有機溶剤可溶性であるため、スプレー法、ディッ
ピング法、ノズル吹出し法等の物理的手段と、熱分解、
加水分解等の化学的変性手段を適宜組合せることにより
、微粉末状、薄膜状、繊維状その他の所望する形状のチ
タン酸塩類を容易に、かつ、経済的に製造することがで
きる。
Q9  本発明の複合オキジアルコキシド誘導体自体の
Ti/−比が化学量論値であるため、該複合オキジアル
コキシF類から得られるチタン酸塩類のTI/M比も化
学量論値に等しいかもしくはそれに極めて近い値のもの
であり、エレクトロニクス用素子材料としての緒特性に
おいて従来のチタン酸塩類と比較して格段とすぐれたチ
タン酸塩類を製造することが可能である。
に)本発明の複合オキジアルコキシド誘導体を適当な条
件下で加水分解または熱−分解せしめることにより、粒
径が極めて微細で、かつ、粒径分布の狭い微粉末状のチ
タン酸塩類を製造することが可能である。
(ホ)□本発明の複合オキジアルコキシド誘導体、また
はその有機溶剤溶液は、種々の化合物との相溶性および
均一混合性が優れているため、チタン酸塩にシフター、
デプレサー、半導体化剤、焼結助剤等の添加物を均質に
添加したい場合に本発明の複合オキジアルコキシド類と
上記諸添加剤とを混合することにより、上記目的を容易
に達成することができる。
(へ)本発明の複合オキジアルコキシド誘導体は、水、
炭酸ガスに対して極めて安定であり、その為に取扱い、
貯蔵に有利である。
以下、本発明を参考例、実施例、応用例を挙げて爽に詳
細に説明する。ただし本発明はこれにより何ら限定を受
けるものではない。
各側において次の略記を用いた。
(1)   1−Pr  −(C)l、 )、 CH(
4yプロヒル基)(2)  n−Bu −CHa(C残
)s  (n−ブ?J基)(3)    acme  
 −CH,C0CHCOCH。
参考例1゜ Ba (OH)@  69.9# (0,409mol
)、TI(Ol−Pr)4116.2# (0,409
mol)ならびにp−キvv”1311を還流冷却器、
攪拌機および温度針を付けた5001114つロフラス
コに仕込んだ。鴇雰囲気下攪拌しながら昇温していくと
反応温度90℃位から1−PrOHが濡出してきた。さ
らにp−キシレンの還流上反応を2時間続けた。この間
、当初の白濁した状態から淡黄色の溶液に変化した。濡
出した量−PrOHは51.3F (0,855モル)
であった。得られたB畠TlO雪(Ol−Pr)、はp
−キシレン中 1.66 rrmol/#であった。こ
の溶液は大気中放置し、2時間で白色結晶を析出した。
固体の大気中での安定性のデータを第1表に示した。
参考例2゜ 5r(OH)、  34.1#  (0,280mol
)、TI (On−Bu)。
95.2#  (0,280mol )ならびにデカリ
y250 1dを参考例1と同一の装置に仕込み、穐雰
囲気下攪拌しながら加熱した。約185℃からn−Bu
OHが濡出し始めた。n−BuOHが、これ以上濡出し
ない点で反応を終了した。濡出したn−BuOHは42
.59(0,574mol)であった、この溶液は大気
中放置し、2時間で白色結晶を析出した。
固体の大気中での安定性のデータを第1表に示した。
参考例3゜ KOH6,8# (0,121mol )、TI(Oi
−Pr)434.51 (0,121mol)ならびに
p−キv v y 50aIj  を還流冷却器、攪拌
機および温度針を取りつけた10011144つロフラ
スコに仕込んだ。N、雰囲気下撹拌しながら昇温してい
くと反応温度95℃位から1−PrOHが濡出してきた
。さらにp−キシレンの還流上反応を2時間続けた。l
 −PrOHの濡出量は8.91 (0,148m01
)であった。この溶液は大気中放置し、2時間で白色結
晶を析出した。
固体の大気中での安定性のデータを第111に示した。
実施例1゜ 0l−Pr)、の28.5F (0,085mol )
およびp−キ下した。滴下に伴い発熱があり、系内に一
部沈殿が生じた。ついで、加熱し反応温度が約100℃
に達した付近から1−PrOHが濡出してきた。
それと共に沈殿も溶解してきた。約2時間の加熱で1−
PrOHが4.3# (0,072mol )濡出した
。 、得られた反応液(溶液)は大気中6時間放置して
も析出物な(透明であった。得られた反応液から減圧下
、50℃までの温度で溶媒を濡出し、反応生成物321
1を得た。固体(該反応生成物)の大気中での安定性の
データを第1表1=示した。
該反応生成物は、IR,NMRおよび元素分析の結果、
BaT10. (Ol−Pr)(acac)の組成式で
分子量は840であり、2量体であると推定した。
本実施例で得られた反応生成物のIRチャー)を第1図
鳶;示した。
元素分析値:  Ba 37゜2チ(計算値36.65
6)Ti  13.4% (It算値12.8畳)実施
例2゜ 実施例1と同一の装置に参考例2で調製した5rT10
1 (On−Bu)、  25.01 (0,080m
ol)  およびデカリン50−を仕込み、N、ガス雰
囲気上室温でトリエタノール1ミy 6.01 (0,
040mol)を少しずつ加えた。滴下に伴い発熱があ
った。そのまま加熱昇温したとこる125℃位からn−
BuOHの濡出があった。更に一時間加熱し反応を完結
した。反応系はYル状になった。濡出したn−BuOH
は5.フI (0,077mol)であった。この反応
液かfi吟は大気中6時間放置しても析出物なく透明で
あった。得られたゲル状物を減圧下、90℃までの温度
でデカリンを濡出し、反応生成物25.41 (0,0
81mol)を得た。固体(該反応生成物)の大気中で
の安定性のデータを第1表に示した。
該反応生成物は、IR,NMRおよび元素分析から5r
T1へ(On−Bu) ((QC)I、 CH,)、 
N(CH,)、 0H)−)の組成式であることを認め
た。
/K また、p−キシレン−溶液の氷点降下測定から分子量2
050で、7饅体と推定した。
元素分析値:  Sr 28.4% (計算値27.9
1G)Ti  15.2饅(計算値15.31実施例3
゜ 実施例1と同一の装置に参考例3で調製したKTlo(
0直−Pc)@  33.9JF (0,121mol
 )およびp−キシレン429Fを仕込み攪拌しながら
室温でトリエタノールアミン18.1# (0,121
mol)をゆっくり加えた。はとんど発熱はなかった1
が、そのまま加熱、昇温したところ、49120℃位か
ら1−PrOHの濡出があった。頁に1時間加熱し反応
を完結した。得られた反応液(溶液)は大気中6時間放
置しても析出物なく透明であった。
得られた溶液を減圧下、80℃でp−キシレンを溜去し
反応生成物30.21を得た。固体(該反応生成物)の
安定性のデータを第1表に示した。
該反応生成物はIR,NMRおよび元素分析から子量7
50であり、3直体と推定した。
該反応生成物のIRチャートを第2図に示した。
元素分析値: T1 18.8嗟(計算値19.296
)実施例4゜ 実施例1と同一の装置に参考例1で調整したBaTi0
.(01−Pr)、  14.5#  (0,043m
ol )およびp−キシレン11.6jlと、参考例1
と同様の方法”t’i4!inた5rTiO,(Ol−
Pr)、  12.3# (0,043mol)および
デカリン24.51を仕込み、攪拌しながら乳酸7.7
1 (0,086mol )を滴下した。発熱を伴い系
内より白色沈殿が析出してきた。そのまま約95℃まで
加熱、昇温し、1−PrOHを滴量放置しても析出物な
く透明であった。析出した白色沈殿は^別し、p−キシ
レン50117で洗浄。
し、乾燥して1反応生成物24.5 #を得た。固体(
[6反応生成物)の安定性のデータを第1表に示した。
該反応生成物はIRlNMR(濃DCj−へ〇 系で白
色粉末を分解して測定)および元素分析からBa(BS
r(1,BTiへ(oct−t(C)(、)Coo)の
組成式であることを認めた。
該反応生成物のIRチャートを第3図に示した。
元素分析値: Ti  17.991 (計算値17.
111)応用例1 実施例1〜4で得られた反応生成物(複合オキシアルプ
キシド誘導体)を熱分解せしめてチタン酸塩類を製造し
た。その結果を第2表に示した。
第  2  表 (注1)  X線回折による (注2) 走査型電子顕微鋺による 応用例λ 実施例1で得た粉末1&5# (0,0413mol)
  をn−BuOH3701ニ溶解し、B a T i
 O,換算で5重量−の溶液を調整した。この溶液は空
気中に放置しても安定であったので、空気中で 30腸X5G”X3露(厚さ)の石英ガラスに浸し、約
1分後に40 am/min で引上げた。10分風乾
したのち、100℃で1時間乾燥後電気炉で1100℃
で3時間焼き付は透明なりaTiOaの膜を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図  実施例1で得られた反応生成物のIRチャー
ト。 第2図  実施例3で得られた反応生成物のIRチャー
ト。 第3図  実施例4で得られた反応生成物のIRデャー
ト。 出願人  日本曹達株式会社 代理人  伊 藤 晴 之 口     編  山  女  鉱

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(1) %式%(1) (ここに、各繰返し単位内において、Mはアルカリ金属
    およびアルカリ土類金属からなる群から遥ばれた金属を
    、Rは置換又は非置換のアルキル基、アルケニル基、シ
    クロアルキル基およびアラルキル基からがiから選ばれ
    た1種又は2種以上の置換鱗な示し、Mがアルカリ金属
    の場合Xは1を、Mがアルカリ土類金属の場合Xは2を
    表わし、nは1〜10Gの整数、口が2以上の場合各繰
    返し単位間においてM及びRは同−又は相異る。)で表
    わされる複合オキジアルコキリド中のOR基の一部又は
    全部がキレート化剤で置換されてなる複合オキジアルコ
    キシド誘導体。 2、一般式(1)においてMがカリウム、ストロンチウ
    ム、バリウムおよびストロンチウムーパリクムのいずれ
    かである特許請求の範囲第1項記載の複合オキジアルコ
    キシド誘導体・3、一般式■において、Rが鎖状アルキ
    ル基、アルケニル基の群から選ばれた1種又は2種以上
    の置換基である特許請求の範囲第1項記載の複合オキジ
    アルコキシド誘導体。 4、一般式〔Dにおいて、Rがイソプロピル基4屏fブ
    チル基である特許請求の範囲第1項記載の複合オキジア
    ルコキシド誘導体。 5、 キレート化剤が、β−ジケトン類、トリスアルコ
    ールアミン類、α−またはβ−オキシ酸類である特許請
    求の範囲第1項記載の複合オキジアルコキシド誘導体。 6、有機溶剤の存在下又は非存在下 一般式(1) %式%() (ここに、Rは前記と同じ意味を表わす。)で表わされ
    るチタンアルコキシド類と、一般式(1) M (OH)x・・・・旧・・・・・・・・ (1)(
    ここに、M%Xは前記と同じ意味を表わす、)で表わさ
    れる金属水酸化物とを反応せしめることにより生成する 一般式〔1〕 (MTlOx(OR)i−x)n ”” (1)(ここ
    に、M、R%X、nは前記と同じ意味を表わす。) とキレート化剤とを反応せしめることにより、ORの一
    部又は全部を該キレート化剤で置換することを特徴とす
    る複合オキVアルコキシド誘導体の製造法。 7、一般式〔DにおいてMがカリウム、ストロンチウム
    、バリウムおよびストロンデウムーバリウムのいずれか
    である特許請求の範囲第6項記載の複合オキジアルコキ
    シド誘導体の製造法。 8、一般式(1)において、Rが鎖状アルキル基、アル
    ケニル基の群から選ばれた1種又は2Ii11以上の置
    換基である特許請求の範囲第6項記載の複合オキジアル
    コキシド誘導体の製造法。 9、一般式〔Dにおいて、Rがイソプロピル基。 で)プール基である特許請求の範囲第6項記載の複合オ
    キジアルコキシド誘導体の製造法。 10、  キレート化剤が、β−ジケトン類、トリスア
    ルコールアミン類、α−またはβ−オキV酸類である特
    許請求の範囲第6項記載の複合オキジアルコキシド誘導
    体の製造法。
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