JPS5873341A - 超音波穿刺用探触子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超音波穿刺用探触子の改良に関する。

内臓等の診断には穿刺針を被検体に刺入して内臓の組織
片を採取する穿刺が行われている０この穿刺においては
、被検体外面から穿刺検査部位が正確に確認できないの
で、断層画像を観察しなから穿刺を行う超音波穿刺が広
く行われている。すなわち、超音波穿刺は走査型探触子
により被検体について超音波ビームの走査を行い、この
走査により得られた断層像で臓器の位置、大きさ等を確
認し、被検体中の生体組織を確認しなから穿刺針を被検
体中′に刺入させるもので、各種臓器の穿刺検査を安全
にかつ確実に行うことができる。

ところが、上述の超音波穿刺において、断層像を観察し
なから穿刺針を所望臓器に正確に刺入させるためには高
度の熟練を要することがら、超音波穿刺、に用いられる
探触子と、穿刺針を案内するガイドスリーブと、が組み
合わされた超音波穿刺用探触子が用いられるようになっ
てきている。

第１図には、従来の超音波穿刺用探触子が示されており
、探触子本体１０には、被検体１２中の穿刺検査部位（
臓器）１４に刺入される穿刺針１６を案内するガイドス
リーブ１８が固定されている。探触子本体１０内には一
本の超音波ビーム１００を送信する振動子が設けられて
おり、この振動子は同じく探触子本体１０内に設けられ
たサーボモータによシ回動制御され、超音波ビーム１０
０が機械的にセクタ走査される。また超音波ビーム１０
０を空気中で送信すると超音波ビーム１００の減衰が大
きいので、振動子は超音波の伝達損失が生じない液体（
超音波伝達媒質）に入れられておシ、この液体は開口部
１０ａを覆い超音波ビーム送受信面１０ｂ（以下メンプ
ラン１０ｂと呼ぶ）により探触子本体１０内に封入され
ている。

なお超音波ビーム１００の走査はメンプランＪｏｂを介
して被検体１２について行われる。

第１図の従来装置は以上の構成から成り、以下にその作
用を説明する。

断層画像を得るために探触子本体１０のメンプラン１０
ｂが被検体１２に押し当てられ、被検体１２について超
音波ビーム１００の走査が行われる。このとき、メンプ
ラン１０ｂを被検体１２に押し当てるには、メンプラン
１０ｂが破れないように注意しながら行うＯ 次に超音波ビーム１００の走査によシ得られた断層像に
よυ術者は穿刺針１６を刺入すべき穿刺検出部位１４を
確認し、ガイドスリーブ１８に−よシ穿刺針１６を被検
体１２に刺入して穿刺を咎う。

ところが、以上説明した従来装置には、以下の各種欠点
がある。

すなわち、探触子本体１０が機械走査型であるため、重
量があり大型となるので操作に不便であること、使用中
に騒音が発生するので被検体者および術者に不安感を与
えること、高速で超音波ピム１００の走査が行えないの
で断層画像にちらっぎが出ること、などの欠点がある。

またメンプラン１０ｂが薄膜であシ機械的に弱いので、
被検体１２に押しやてるときに注意を要すること、装置
の故障がほとんどメンプラン１０ｂの破損であり、耐久
性がメンプラン１０ｂによシ決定されること、という欠
点がある一〇更にメンプラン１０ｂと振動子との間で多
重反射が生じて断層像中に不要なエコー像が発生する場
合があること、図中Ａにて示したように画像表示されな
い部分が大きいこと、などの欠点がある。

本発明は上記従来の課題に鑑みなされたもので、その目
的は穿刺がよシ安全かつ確実に行え、操作性、および耐
久性に優れた超音波穿刺用探触子を提供することにある
。

上記目的を達成するために、本発明は超音波ビームを放
射する振動子を備え被検体表面に圧着される超音波ビー
ム送受信面を介して被検体について超音波ビーム走査を
行う探触子本体と、探触子本体に近接して設けられ穿刺
針を穿刺検査部位に案内するガイドスリーブと、を有す
る超音波穿刺用探触子において、超音波ビーム送受信面
は凸面状に形成され、振動子は超音波ビーム送受信面に
沿って複数個配列されたととを特徴とする０以下図面に
基づいて本発明の好適な実施例を説明する。

第２図には、本発明の好適な実施例が示されておシ、第
】図と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。

なお第２図（５）は本実施例装置の平面図、（Ｂ）は正
面図、（Ｃ１は右側面図を示しているＯ本実節例におい
ては、被検体１２に押圧され、超音波ビーム送受信面を
形成するマツチング層１０　ｂは凸面状に形成されてお
シ、このマツチング層１０ｂの内側には細短冊状の振動
子１０Ｃが複数個配列されている。なおマツチング層１
０ｂはプラスチック等から成シ、マツチング層］Ｏｂと
振動子１０Ｃとが一体化されている。また各振動子１０
Ｃには励振信号が供給されており、振動子１０Ｃからマ
ツチング層１０ｂを介して被検体１２について超音波）
ビーム１００の電子的セクタ走査が行われる。

第２図の実施例装置は以上の構成から成シ、以下その作
用を第３図に示した使用状態説明図を用いて説明する・ 穿刺検査部位１４を断層画像表示するために探触子本体
１０が被検体１２に押圧され各振動子１０Ｃに励振信号
が供給される。この探触子本体１０押圧時にはマツチン
グ層１０ｂが変形せず、前述した従来装置と異なり機械
的に堅牢なので、操作者は被検体１２にマツチング層１
０ｂを強く押し当てることができる。この結果、マツチ
ング層１０ｂと被検体１２とが密に接することになるの
で、断層画像を明瞭なものとすることができる。また被
検体１２について超音波ビーム１００の電子走査が行わ
れる際には音が発生しガいので、患者や術者に不安感を
与えることかない。

超音波ビーム１００の走査が行われた結果、得られる断
層画像は探触子本体１０が電子走査型であシ高速走査可
能であるので、ちらつきが生じない。

また振動子１０Ｃが凸面状に配列されているので、穿刺
針１６の進路で画像表示されない部分Ａが従来装置に比
して極めて少なくなる。

また穿刺検査を連続して行う場合には、各検査終了毎に
消毒を行う必要があるが、本実施例装置では、マツチン
グ層１０ｂに熱的に強い材質を用いることにより消毒を
迅速に行うことができる。従って、他に別の探触子本体
１０を用意する必要がない０ なお探触子本体１０は電子走査型であシ、内部にサーボ
モータを設けないので、小型かつ軽量とすることができ
、操作に極めて便利である。

以上説明したように、本発明によれば、穿刺が確実かつ
正確に行え、操作性および耐久性に優れた超音波穿刺用
探触子を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の超音波穿刺用探触子を示す説明図、 第２図および第３図は本発明の好適な実施例を示す説明
図である。 １０　　・・・・・・探触子本体 １０ｂ・・・・・・超音波ビーム送受信面１０Ｃ・・・
・・・振動子 １２　　・・・・・・被検体 １４　　・・・・・・穿刺検査部位 １６　　・・・・・・穿刺用針 １８　　・・・・・・ガイドスリーブ。 出願人　アロカ株式会社 第１図 第３図 ｎ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）超音波ビームを放射する振動子を備え被検体表面
   に圧着される超音）波ビーム送受信面を介して被検体に
   ついて超音波ビーム走査を行う探触子本体と、岬触子本
   体に近接して設けられ穿刺針を穿刺検査部位に案内する
   ガイドスリーブと、を有する超音波穿刺用探触子におい
   て、超音波ビーム送受信面は凸面状に形成され、振動子
   は超音波ビーム送受信面に沿って複数個配列されたこと
   を特徴とする超音波穿刺用探触子０