JPS587325Y2 - イオン活量測定装置 - Google Patents

イオン活量測定装置

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JPS587325Y2
JPS587325Y2 JP10065477U JP10065477U JPS587325Y2 JP S587325 Y2 JPS587325 Y2 JP S587325Y2 JP 10065477 U JP10065477 U JP 10065477U JP 10065477 U JP10065477 U JP 10065477U JP S587325 Y2 JPS587325 Y2 JP S587325Y2
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ion
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ion activity
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JP10065477U
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JPS5428491U (ja
Inventor
越石喜代三
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はイオン活量m1ff装置に関するものである。
従来、イオン活量の測定には主にガラス電極が使用され
でいる。
このガラス電極を用いる測定は。測定試料に操作を加え
る必要がなく、ガラス電極を直接電解液に浸すだけで測
定できるため、簡単にしかも連続的に測定試料中の特定
イオンの量を測定できる特徴がある。
しかし、一方ではm1ffl対象とするイオンの種類に
よっては、非測定対象イオンの妨害による誤差の問題、
すなわちイオンの選択特性や、電極のイオンに対する応
答速度および電気的特性の経時変化等の問題がある。
上述したガラス電極は、ある種のガラスと電解液との界
面で液中の特定のイオン活量に対応して界面電位が生じ
ることを利用するものである。
第1図はガラス電極を用いたイオン活量の測定原理を説
明するための線図で、1はガラス電極、2は対極、3は
飽和カロメル電極、4は飽和KCJ’液。
5は試料液、6は基準液、Tはガラス膜を示す。
すなわち薄いガラス膜7の両側に基準のイオン活量の電
解液6と試料の電解液5とを入れ、ガラスの両側で生じ
る界面電位の差をガラス膜γの抵抗を通して測定する。
この場合ガラス膜γの抵抗は普通数10MΩあるため、
高入力抵抗の増幅器が必要であり、またガラス膜γは薄
いため機械的強度に弱い。
更に微・ト部分のイオン活量測定の場合には、電極面積
が小さいため、特にガラス膜7の抵抗が大きく、先端2
0μ程度のもので1010Ωから1011Ωにもなる。
このため電極先端以外の部分を絶縁することが難しく、
増幅器も振動容量形のもの等が必要となり、微小部分の
イオン活量の測定が技術的に難しい。
一方、ゲート絶縁形電界効果トランジスタを用い、ゲー
ト絶縁膜をイオン感応層としたイオン選択電極を具える
イオンセンサーによって、電解試料中の各種イオン活量
を選択的に測定するイオン活量測定法が知られでいる。
第2図a、bは上記イオン選択電極の基本構成を示す平
面図および断面図を示す。
イオン選択電極は適当な半導体基板8、例えばP型シリ
コン基板の上に、ドレイン拡散層D9およびソース拡散
層S10をn型拡散領域に形成し、これらにそれぞれ引
出し線としてのアルミニウム電極11を蒸着する。
こ\で、ソースドレイン間のゲート12の部分は、電解
液13と接触して電解試料中のイオンに感応する部分で
あり1面積は20μ×100μ程度である。
このゲーロ2の部分にゲート絶縁膜を被着する。
ゲート絶縁膜は三層構造とし、各層の厚さはそれぞれ数
100人から1000人であり、半導体と接触する下層
は良好な界面特性ば得られるように熱酸化シリコン層(
Si02)14を用い、その上には窒化シリコン(Si
3N4)等の耐水性が良くイオンが透過しない中間層1
5を被着する。
これによりゲート表面の安定化を行ない電気的特性の向
上をはかる。
この中間層15の表面には電解試料13と接触し、対象
とするイオンを選択的に吸着してイオン活量による界面
電位が生じるイオン感応層16を被着する。
イオン感応層16としては、例えばナトリウム、カリウ
ム等のアルカリ金属イオンを対象とする場合には、アル
ミノシリケートガラス(A120s 、 Na2O、S
t 02 )−ボロシリケートガラス(B20s 、
S 102 )を使用する。
なお第2図においで17は絶縁層を示す。
上記イオン選択電極を用いる従来のイオン活量測定にお
いては、第3図に示すようにイオン活量を測定すべき電
解試料21を測定容器50内1こ収容し、この電解試料
21内にイオン選択電極18および電解試料21の電位
を一定にするための比較電極19をそれぞれ浸漬し、イ
オン選択電極18のドレインDをバイアス電源51に、
ソースSを抵抗22を介してバイアス電源52にそれぞ
れ接続して利得がほぼ1のソースフォロア回路型構成し
、その出力を電圧計20で読増るようにしでいる。
しかし、イオン選択電極18は被測定イオンに感応する
と同時に光にも感応するため、第3図に示すように測定
容器50内に電離試料21を収容して測定する場合には
、外光の変化が測定結果に重大な影響を及ぼす欠点があ
る。
このような欠点を除去する方法としては、測定容器50
.イオン選択電極18および比較電極19全体を暗箱で
囲って測定することが考えられるが、この場合には装置
全体が大形になる不具合がある。
また、第3図のよう昏こ電解試料21を測流容器50に
収容しで測定する場合には多量の電解試料21が必要と
なり、このため電解試料21が臨床検査における血液等
の体液である場合には、被検者からの採取量が多くなる
欠点がある。
他方、ガラス電極を用いるイオン活量測定装置として、
貫流形のものが提案されでいる。
この装置は測定すべき複数の電解試料を順次吸引して排
出する流路の一部に比較的容積の大きいセルを設け、こ
のセルにガラス電極および比較電極を増付けたものであ
る。
このような貫流形のイオン活量測定装置はガラス電極の
代わりに、上述したゲート絶縁形電界効果トランジスタ
構造のイオン選択電極を用いて構成することもでき、こ
の場合にはセルを非透光性とすることにより上述した光
による悪影響を容易に除去することができる。
しかし。この装置においではセルの容積が大きいため、
上述したと同様多量の電解試料が必要となり、またこれ
を解決するためにセルの容積を小さくすると。
セルを通しでの電解試料の貫流が困難になったり。
セル内に気泡が混入し易くなって高精度の測定ができな
くなったり、セル内を順次の電解試料の共沈(こよって
洗浄する場合には十分な洗浄する場合には十分な洗浄が
できなくなってコンタミが生じ易くなる等の不具合が発
生する恐れがある。
本考案の目的は上述した欠点を除去し、光に影響されず
、しかも微量のサンプルで常に安定かつ正確にイオン活
量の測定を行ない得るよう適切(こ構成配置したイオン
活量測定装置を提供せんとするにある。
以下図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第4図は本考案イオン活量測定装置の一例の構成を示す
断面図である。
本例では電極セル本体23を非透光部材で円柱状に形成
し、その内部の上面および下面にはそれぞれ円柱状の突
部25a。
25bを一体に形成してこれら突部によって画成される
微小間隔のチャンネル26を空胴部24のほぼ中央部に
形成する。
本体23の上面には突部25aを通してチャンネル26
のほぼ中央に連通ずる遮光筒2Tを設け、この遮光筒2
7を介してチャンネル26と接してイオン電極28を突
部25aに取り付ける。
なお本例に示すイオン電極28は第3図に示した比較電
極とゲート絶縁形電界効果トランジスタより成るイオン
選択電極とを具える。
このイオン選択電極は、第3図に示したと同様にそのド
レインにはバイアス電源29を接続し、ソース(こは抵
抗30およびバイアス電源31を接続しで出力抵抗の低
いソースフォロア回路を構成し、その出力を直接電圧計
32で計測できるようOこする。
また本体23の下面台こは突部25bを通してサンプル
カップ33に収容されたサンプル34をポンプ35によ
って前記チャンネル26のほぼ中央でイオン電極28と
対向する位置から供給するための導入口36を設けると
共に。
測定に供給するための導入口36を設けると共に、測定
終了したサンプルを空胴部24を軽で本体23の外部へ
排出するための排出口3Tを設ける。
更に本体23の側面には、コンプレッサー38に連結し
たノズル39を設け、前記チャンネル26に供給された
サンプルをノズル39からの空気噴射によって空胴部2
4を経て排出口37から排出するように構成する。
次に上述したイオン活量測定装置の動作を説明する。
先ず、ポンプ35およびコンプレッサー38をほぼ同時
に作動させで、測定すべきサンプル34を吸引してこれ
を毛管現象によりチャンネル26内に満たすと共に、こ
のチャンネル26内に満たされたサンプル34をコンプ
レッサー38の作動によるノズル39からの空気噴射に
より空胴部24に吹き飛ばしでチャンネル26およびイ
オン電極28を洗滌する。
空胴部24をこ吹き飛ばされたサンプルは、排出口3γ
を通して電極セル本体23から排出される。
チャンネル26およびイオン電極28の洗滌後、コンプ
レッサー38の作動を停止すると共1こ、このコンプレ
ッサー38の作動停止から所定時間経過後ポンプ35の
作動を停止し、測定すべきサンプル34をチャンネル2
6内に満たすと共に、これをその表面張力によってチャ
ンネル26内に保持し、この状態でイオン電極28によ
るサンプル34のイオン活量の測定を開始する。
以後、上述した動作を順次繰返し行なうことにより、複
数のサンプルを順次測定することができる。
第4図に示すイオン活量測定装置によれば、イオン電極
28は非透光性の電極セル本体23の内部に設けられた
チャンネル26を形成する突部25a(こ保持されでい
ると共1こ更に遮光筒27で包囲されているから、外部
光の影響を受けることはない。
また、チャンネル26はサンプル34を毛管現象により
満たし、これをその表面張力によって保持するよう昏こ
微小間隙で形成されでいるから、サンプル量が極めて微
量で済むと共に、チャンネル26の周囲は空胴部24に
連通しでいるから、サンプル34内に混入しでいた気泡
は空胴部24に容易に逃げ、チャンネル26内にとどま
ることはない。
更に、イオン電極28と導入口36とはチャンネル26
を介して対向しでいるから。
イオン電極28は常に導入口36から供給されるサンプ
ル34に最初に晒されることになると共Qこ。
上述したようにチャンネル26はその周囲が空胴部24
に連通しているから、イオン電極28およびチャンネル
26をほぼ完全に洗滌することができる。
以上述べたように本考案によれば5サンプル量が微量で
済むと共に、イオン電極の光による影響やサンプル中へ
の気泡の混入を有効に防止でき。
しかも洗滌も確実に行なうことができるから、イオン活
量を常に安定かつ正確に測定することができる。
なお1本考案は上述した例にのみ限定されるものではな
く幾多の変形または変更が可能である。
例えば電極セル本体23は非透光性であればよいから、
これを透光性部材で形成してその外面に黒色の塗料等を
塗工することにより非透光性としてもよい。
また、第4図においてはサンプル34を突部25bを貫
通してチャンネル26に導入したが、突部25aを貫通
してサンプル34を導入しでもよく、またノズル39と
同様(こ側面にサンプル導入口を設けでもよい。
また1本例では突部25a、25bの形状を円柱状とし
たが、サンプル34はチャンネル26に表面張力によっ
て保持されるのであるから、その形状は任意に選択可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はガラス電極の原理を示す線図、第2図aおよび
bはゲート絶縁形電界効果トランジスタのゲート絶縁膜
をイオン感応層としたイオン選択電極の基本構成を示す
平面図および断面図、第3図は第2図に示したイオン選
択電極を用いて電解試料中のイオン活量を測定する場合
の回路図、第4図は本考案イオン活量測定装置の一例の
構成を示す断面図である。 23・・・・・・電極セル本体、24−・・・・・空胴
部、25a、25b・・・・・・突部、26・・・・・
・チャンネル21・・・・・・遮光筒、28・・・・・
−イオン電極、29゜31・・・・・・バイアス電源、
30・・・・・・抵抗、32・・・・・−電圧計、33
・・・・・−サンプルカップ、34・・・・・・サンプ
ル、35・・・・・・ポンプ、36・・・・・・導入口
、3γ、・。 ・・・排出口、38・・・・・・コンプレッサー 39
・・・・・・ノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゲート絶縁形電界効果トランジスタ構造を有するイオン
    電極を用いてサンプルのイオン活量を測定するイオン活
    量測定装置において、非透光性の電極セル本体と、この
    電極セル本体内の互いに対向する面の少く共一方に形成
    され、測定すべきサンプルを保持するための微小間隙の
    チャンネルを画成する突起部と、前記チャンネルにサン
    プルを供給する手段と、前記電極セル本体からサンプル
    を排出する手段とを具え、前記イオン電極を前記チャン
    ネルに露出するように前記電極セル本体に保持したこと
    を特徴とするイオン活量測定装置。
JP10065477U 1977-07-29 1977-07-29 イオン活量測定装置 Expired JPS587325Y2 (ja)

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JP10065477U JPS587325Y2 (ja) 1977-07-29 1977-07-29 イオン活量測定装置

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JP10065477U JPS587325Y2 (ja) 1977-07-29 1977-07-29 イオン活量測定装置

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Publication Number Publication Date
JPS5428491U JPS5428491U (ja) 1979-02-24
JPS587325Y2 true JPS587325Y2 (ja) 1983-02-08

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