JPS5872423A - 積層延伸フイルムの製造方法 - Google Patents

積層延伸フイルムの製造方法

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Publication number
JPS5872423A
JPS5872423A JP17123081A JP17123081A JPS5872423A JP S5872423 A JPS5872423 A JP S5872423A JP 17123081 A JP17123081 A JP 17123081A JP 17123081 A JP17123081 A JP 17123081A JP S5872423 A JPS5872423 A JP S5872423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
pva
temperature
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP17123081A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Abe
隆志 阿部
Takehide Miyazaki
宮崎 毅英
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
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Publication of JPS5872423A publication Critical patent/JPS5872423A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリプロピレン(以下PPという)層とポリ
ビニルアルコール(以下PVAという)層とを積層した
延伸フィルムの製法であって。
特にガスバリアー性に優れたフィルムを得る方法に関す
る。
pp層とPVA層とを積層したフィルムの製法として、
PP層とPVA層とを予め積層し、両者を一体的に延伸
する方法が知られている。この方法によれば、単独では
延伸困難なPVAフィルムをPP層と貼り合せて延伸す
ることにより容易に延伸することができ、得られた積層
フィルムはPVA層が延伸配向して優れ念ガスバリアー
性を示す。
ところがこの積層延伸フィルムであっても、使用する分
野、用途によっては完全に満足し得るものではなく、更
に優れたガスバリアー性を有するフィルムが望まれる。
本発明者等は、上記要求を満たすべく鋭意検討の結果、
熱処理温度を高めるとPVA層の結晶化が進みガスバリ
アー性が向上することが判明したが、実際には積層する
ppの融点が延伸及び熱処理温度の上限となるため、P
VAの結晶化が充分進行せずガスバリアー性向上に限度
がある。本発明はPP層とPVA層とを夫々異なる特定
の温度条件で熱処理することにより上記問題点を解消し
たものであり、その要旨とするところは、pp層とPV
A層とを積層して延伸した後熱処理するにあたり、PV
A層側を前記PPの融点よりも高(200℃以下の温度
で加熱するとともに、pp層側を該PP融点以下の温度
に維持することを特徴とする積層延伸フィルムの製造方
法である。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明で用いるPPはフィルム用として汎用されている
アイソタクチックPPでよく、プロピレン単独重合体の
ほか、プロピレンと少量の共重合成分(例えばエチレン
、炭素数弘以上めα−オレフィン等)との共重合PPも
用い得る。
またPVAとしては、重合度1000以上、けん化度り
gモルチ以上のものが好ましい。またpp層とPVA層
とを積層する方法としては各種の方法があるが、実用上
はPP層と変性PPとを共押出し積層し、これを予め製
膜したPVAフィルム上に変性ppを接着層として、押
出ラミネート丁名方法が好ましい。
この場合の変性PPとは、ポリプロピレンまたはプロピ
レンを主体とする共重合樹脂に、マレイン酸、イタコン
酸、シトラコン酸等の不飽和カルボン酸またはその無水
物を反応させて得られる接着性改良樹脂である。上記方
法によれば、変性pp層よりも通常厚みが格段に厚いp
p層により変性pp層の温度低下が防止され、変性pp
が高温、流動状態にあるうちにPVAを合着させること
が可能となり、′実用上十分な接着強度が得られる。
各層の厚さ比率は、得ようとする製品フィルムの要求特
性に応じて設定するが、製造上からみて好適な厚さ範囲
はPP層とPVA層との厚さ比率がPP/PVA=λ以
上、延伸前の変性PP層の厚さが約10〜iooμの範
囲である。
PP層とPVA層との厚さ比率が2よりも小さいと1両
者を積層しても均一な延伸が困難であシ、また製品の特
性上からもPVA層の比率が大きくなりすぎて不経済で
ある。
また延伸前の変性pp層の厚さが10μよりも薄いと延
伸後の接着性が低下し層間剥離を発生しや丁(,100
pよりも厚いと積層フィルムの延伸性が悪くなる。
延伸前のPPおよびPVA層の厚さは実用的な延伸倍率
(面積で約20〜60倍)を考慮すると、pp層=30
0〜37!100μ、PVA層=20〜300μ程度で
ある。
次に、上記のようにして得られた積層フィルムを同時2
軸延伸法又は逐次2軸延伸法で延伸する。延伸温度、倍
率等の延伸条件については、同時2軸延伸又は逐次λ軸
延伸法における通常の条件で行なうことができる。延伸
した後、その積層延伸フィルムを熱処理するが、本発明
の熱処理には、/段階で行なう方法と、λ段階に分けて
行なう方法とがある。
/段階で行なう方法とは、上記の積層延伸フィルムにお
いて延伸後ただちにPVA層側をPPの融点よりも高(
200℃以下の温度で加熱し、同時にpp層側をPPの
融点以下の温度に維持し、熱処理時間3〜/j秒、好ま
しくはIO秒程度の熱処理を行なう方法である。
つぎに2段階で行なう方法とは、上記の積層延伸フィル
ムをまずPP熱処理温度つまり延伸温度からPPの融点
の範囲で両層間に差をつけずに熱処理し、その後1段階
で行なう方法と同一条件で熱処理する方法である。この
2段階で行なう方法はpp層からPVA層へ逐次的に熱
固定されるため/段階で行なう方法よりも層間での歪が
発生しにくく、フィルムのカール等が発生しないため好
ましい。なお、上記熱処理温度はフィルム近傍の雰囲気
温度である。
ここで具体的な熱処理装置としては、第1図に示すもの
が一例として示される。第1図におり、加熱炉/中の雰
囲気温度はPVA層側の加熱温度、さらに加熱ロールコ
をpp層側の加熱温度とし、積層延伸フィルム3を該フ
ィルムのpp層側が常に加熱ロール2に接触するように
通し、一定時間熱処理を行なう。また、熱処理条件とし
て、加熱炉/中の雰囲気温度をPP層側の加熱温度、加
熱ロール2をPVA層側の加熱温度とし、積層延伸フィ
ルム3を該フィルムのPVA層側が加熱ロール2に接触
するように通して、熱処理することも可能である。
上記の加熱ロールを使用せず、フィルム両面近くに赤外
線ヒーターを設置し、フィルムの上、下面を別々に温度
調整したこれらのヒーターで加熱する熱処理方法もある
なお、熱処理はフィルムの緊張熱処理でも。
わずかな弛緩熱処理でもよい。
本発明ではP’V A層とPP層の熱処理温度を上記の
ように差をつけることによって、PVA層の結晶化を極
めて高度にすることが出来、さらにpp層は延伸配向に
よる強度等物性向上を維持出来る。得られる積層延伸フ
ィルムはガスバリヤ−性が非常に優れ、かつ機械的強度
、透明性等の特性も良好なものになる。
次に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
実施例 予め製膜したPVAホモポリマーの無延伸フィルム(重
合度/700.けん化度りrモルチ、厚さtXμ)上に
、PPと変性PPとをダイ内積層法により、ダイ温度2
70℃でシート状に共押出しし、PP/変性PP/Pv
Aの3層フィルムを得た。PPとしては、メルトインデ
ックス2.融点/70℃の単独重合体、変性PPとして
は、融点/4!℃のものを用いた。PP層の厚さは5t
op、変性PP層の厚さはλgμとした。ついで、上記
3層フィルムについて延伸温度を縦方向/170℃、横
方向/jO℃で延伸倍率を縦を倍、横7倍に逐次2軸延
伸し、引続き第1表に示す温度条件で10秒間熱処理し
た。第1表に各積層フィルムのガスバリヤ−性、実用保
存性及び接着強度の測蛍値を示す。−なお、ガスバリヤ
−性はモコン社(米国)製酸素透過率計、0X−Tra
n/(1)Oを使用し、20℃、10%相対湿度の雰囲
気中で測定した酸素ガス透過率である。
実用保存性は各積層フィルムに高密度ポリエチレンフィ
ルム(60μ)全シール層として貼合せ九後sj!ja
+X/Jawの小袋を製袋し、約11のカツオけず9節
を充填し゛て小袋を密封。
IOC%taX相対湿度の雰囲気中で10日間保存後の
カツオけずり節の退色度合を検査した。
退色がなく喪好なものはC0,明らかに退色が6つ九も
のは(×)とした。
接着強度はPVA層と変性PP層との間をインストロン
引張試験機(島津製作所Il)を用いて、試料幅コl露
、剥離速度100■/分で/ I O”剥離したときの
値である。
第  l  表 ※1 フィルム自体の透明性が悪い ※2熱処理時フィルムの破断が多くプンプルの採取困難 第1表において本発明品である試料Nn/、λについて
は、ガスバリヤ−性が顕著に良好でろり、食品の実用保
存上問題がなく、さらに層間の接着強度も良好なことが
判る。試料陽3、グは熱処理温度がPVA層、PP層間
で差のないものであり、試料N[L3はガスバリヤ−性
に劣り、試料Nn≠ではガスバリヤ−性、接着強度とも
に良好であるが、PP層側の熱処理温度が高いため一部
白化がみられ透明性が悪い。試料r1k13については
、PVA層側の熱処理温度が高すぎるためフィルムの破
断が発生することが判る。
【図面の簡単な説明】
第7図は本発明に係る熱処理装置の断面図である。 /・・・加熱炉、   λ・・・加熱ロール、3・・・
積層延伸フイルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリプロピレン層とポリビニルアルコール層とを積層し
    て延伸した後熱処理するにあたり、ポリビニルアルコー
    ル層側を前記ポリプロピレンの融点よりも高く200℃
    以下の温度で加熱とする積層延伸フィルムの製造方法。
JP17123081A 1981-10-26 1981-10-26 積層延伸フイルムの製造方法 Pending JPS5872423A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17123081A JPS5872423A (ja) 1981-10-26 1981-10-26 積層延伸フイルムの製造方法

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JP17123081A JPS5872423A (ja) 1981-10-26 1981-10-26 積層延伸フイルムの製造方法

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JPS5872423A true JPS5872423A (ja) 1983-04-30

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ID=15919451

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JP17123081A Pending JPS5872423A (ja) 1981-10-26 1981-10-26 積層延伸フイルムの製造方法

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JP (1) JPS5872423A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60187538A (ja) * 1984-02-08 1985-09-25 クアンタム ケミカル コーポレーション 2軸延伸酸素・水分遮断性フイルムおよびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5441972A (en) * 1977-07-12 1979-04-03 Mitsubishi Petrochem Co Ltd Preparation of laminated composite film of biaxially oriented propylene polymer having excellent gas barrier properties

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5441972A (en) * 1977-07-12 1979-04-03 Mitsubishi Petrochem Co Ltd Preparation of laminated composite film of biaxially oriented propylene polymer having excellent gas barrier properties

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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