JPS5871879A - ゼリ−形態に変換し得る飲料の製造法 - Google Patents

ゼリ−形態に変換し得る飲料の製造法

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JPS5871879A
JPS5871879A JP56168295A JP16829581A JPS5871879A JP S5871879 A JPS5871879 A JP S5871879A JP 56168295 A JP56168295 A JP 56168295A JP 16829581 A JP16829581 A JP 16829581A JP S5871879 A JPS5871879 A JP S5871879A
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gelatin
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jelly
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mixed
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JP56168295A
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Hiroshi Niki
弘 仁木
Tsuneo Kato
恒夫 加藤
Seiichiro Igarashi
五十嵐 清一郎
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は30℃以下の温度下では流動性に富む敵状の飲
料として適用することができ、加温した後再び30C以
下の温度に冷却することによシゼリー形態に変換する性
質を有する飲料の製造法に関する。
従来のゼリー形態の食品、例えばコーヒーゼリー、フル
ーツゼリー、ミルクゼリー、ワインゼリー等はそれら各
基質(例えばコーヒー)に1乃至2重量憾程度のゼラチ
ンを添加して加温溶解して基質とゼラチンとの混合浴[
を調製し、ついでこの溶液を冷却することによって製造
されている@本発明は30℃以下の常温下及び冷蔵下に
おいては液状の飲料形態にあるが、それを加温(40乃
至50℃程度)シ良後再び30℃以下に冷却すると上掲
のごときゼリー形態の食品に変換し得る新しい性質を有
する飲料の製造法を提供することを目的とする・ 本発明者はゼラチン溶液にコアセルベーション(相分離
)を起させることにより得られるゼラチンのコアセルベ
ート滴の特性を利用することにより上述したごとき新し
い性質を有する飲料を製造し得ることの知見を得て本発
明をなすに至った。
以下本発明の詳細な説明する。
ゼラチン溶液に適当な相分嶋剤を加えてコアセルベーシ
ョンを起させると粒径が数μ乃至数十μのゼラチンのコ
アセルベート滴が形成され、このコアセルベート滴をゼ
ラチンの融点(約34℃)以下に冷御するとコアセルベ
ート滴から成る微小なゼラチンゲルの分散液を調製し得
る。そして、この微小なコアセルベート滴は水に均一に
分散して良好な流動性を有する液状を呈し、これを更に
冷却してもゼリー形]11にはならない。
しかモ、このコアセルベート滴はコアセルベーションが
起り得る条件下ではゼラチンの融点以上の温度に加温し
ても、又上記融点以下の温度に冷却しても、コアセルベ
ート滴はゾルとゲルの相互変換を行なうもそれ自体消失
することがない。
しかし、コアセルベート滴をゼラチンの融点以下に冷却
してゲル化させた後にコアセルベーションを起し得ない
条件下において、これをゼラチンの融点以上に加温する
とコアセルベート滴は消失して通常のゼラチン溶液にな
る。そして、この溶液を冷却するともはやコアセルベー
ト滴は生成せずゼリー形態に変換する。
本発明は上述したごときゼラチン溶液にコアセルベーシ
ョンを起させることにより得られるゼラチンのコアセル
ベート滴の特性を飲料に利用したものである。
本発明においてゼラチン溶液にコアセルベーションを起
させるには種々の手法を採用し得る。
例えばゼラチン溶液にエタノール又は硫酸ナトリウムを
添加することにより相分離を起させる単純コアセルベー
ション法、ゼラチン溶液にアラビアガム、アルギン酸ナ
トリウム、カルボキシメチルセルロース、カラギナン等
のごときポリアニオンを添加することにより相分離を起
させる複合コアセルベーション法等が挙げられる。
以下ポリアニオンとしてアラビアガムな用いた複合コア
セルベーション法を適用した場合について本発明を例示
的に説明する。
加温溶解したゼラチンに当量のアラビアガム水層液と脱
塩水を加えてゼラチン混合溶液を調製する。この際ゼラ
チン混合溶液の濃度は通常1〜2%に、及びpI(を3
乃至5に調整することが好ましい。このような条件下で
はゼラチン混合溶液中のゼラチンはそのアミノ基が解離
してeに荷電した状態となり、一方アラビアガムはその
カルボキシル基が解離してeに荷電した状態になり、こ
の電気的な相互作用により上記混合溶液中のゼラチンは
相分離、すなわちコアセルベーションを起してコアセル
ベート滴を生成する。
なお、上記コアセルベーションは上記混合溶液中のゼラ
チンとアラビアガムの混合比、濃度(稀釈率)、pT(
及び共存する塩類とその濃度により影響されるのでコア
セルベーションが起るのに適した条件を適宜選定するよ
うにする。
上述のごとくして生成したゼラチンのコアセルベート滴
の分散液を攪拌下に30℃以下に冷却すると、ゲル状の
コアセルベート滴が得られる。
本発明ではこのようにして得られたコアセルベート滴を
分離して、もしくは分散液のままでコーヒー、果汁、ン
ルク、ワイン等のごとき飲料に混合する。
この際混合液中のゼラチン濃度が1%以上、好ましくは
、1乃至2%になるように上記分離したコアセルベート
滴もしくはその分散液を飲料に混合する。得られる混合
液に必要に応じて甘味料、フレーバー、着色料のごとき
副原料を添加、混合してもよい。
上述のようにして得られる混合液は流動性が良好である
のでそのまま飲料として用いることができるが、この混
合液においてはそのpHやイオン状態がもはやコアセル
ベーションを起す条件下にないので、除温合液を40℃
以上に加温するときコアセルベート滴は消失してゼラチ
ン溶液となり、これを30℃以下に冷却するとゼリー状
態に変換するようになる。
すなわち、本発明によると、好みに応じ飲料又はゼリー
食品として食用に供し得る製品が得られる。
ここに添付の第1図は上述のようにしてMl!したゼラ
チンのコアセルベート滴を牛乳に混合して得られる混合
溶液の10℃における粘度と該溶液中のゼラチンatと
の関係を示し九ものであって、この図にみられるごとく
、ゼラチン1IlKが1%以上であっても溶液の粘にの
上昇本社僅少でおって牛乳の流動性は失われない0なお
、図中の粘zhB型粘度針による測定値を示す。
一方、第2図は、上記混合溶液を46℃に加温した後5
℃の冷蔵庫内で2時間冷却し、生成したミルクゼリーの
ゼリー強度と該溶液中のゼラチン濃度との関係を示した
ものである。図中のゼリー強度はカードテンシ目ンメー
タートこよる測定値を示す。
第2図にみられるごとく、上台己・P乳とコアセルベー
ト滴の混合溶液を加温してコアセルベート滴を消失させ
、得られるゼラチン混合溶液を冷却することKより生成
させたゼリーでは上記混合溶液中のゼラチン濃度がその
ゼリー強度に大きく影響し、ゼラチン濃度が1%以上で
所望のゼリー強度が得られるようKなる。
以上述べたように、本発明に従ってゼラチンの;アセル
ペート滴を生成させ、得られるコアセルベート滴を各種
飲料に混合することにより、30℃以下の温度下では飲
料として食用に供し得、又それを40乃至50℃程度に
加温した後冷却することによりゼリー食品として食用に
供し得る、従来にみられない新しい性質を有する飲料を
提供することが可能となる。
また、本発明により得られる飲料は上記性質を有するの
で各種のゼリー状デザート類の調製原料としても適用し
得る等広範囲な用途に供し得る利点がある。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。
実施例1 10%ゼラチンIonと10%アラビアガムtoo l
をそれぞれ80℃で6分間殺菌した後、45℃に冷却し
、45℃に加温した脱塩水600IIに攪拌しながら混
合する。得られる混合溶液に、0、IN−Henを加え
てpHを3〜5に調整する。
それを10℃まで冷却した後、遠心分離(6,000r
、p、m、) により生成コアセルベート滴を分離し数
回、冷水で洗浄し、アラビアガムを除去する。
上記により分離したコアセルベート滴をゼラチン濃度で
1.2%となるように、甘味料を含むコーヒー抽出液(
10℃)に加え、混合することにより、コーヒー飲料を
得る。
このコーヒー飲料を45℃に加温後、再び、10℃に冷
却することにより、コーヒーゼリーが得られる。
実施例2 10%ゼラチン100jlとlO%カラギナン1001
をそれぞれ80℃で5分間殺菌した後、45℃に冷却し
、45℃に加温した脱塩水350jlK攪拌しながら混
合する。得られる混合水溶液K10%クエン酸水溶液を
加えてpHを3〜l5KiIil!1シ、次いで、10
〜18℃に冷却してコアセルベート滴の分散液を得る。
この分散液に鎖線オレンジ果汁、甘味料、クエン酸、水
などを加えて、ゼラチンの濃度が1.3%となるように
混合してオレンジ果汁飲料を調製する。
このようにして得られたオレンジ果汁飲料を、45℃に
加温後、10℃に冷却することにより、オレンジ果汁ゼ
リーが得られる。
実施例3 50℃に加温した10%ゼラチン300Iに脱塩水10
0.Pを加えたゼラチン溶液にエタノール600yを徐
々に滴下し、更に10%乳酸を加えて pHを3〜5に
調整する。得られる混合溶液を10℃まで冷却した後、
遠心分離(3,00Or、p、m、)によりコアセルベ
ート滴を分離濃縮する。
得られたコアセルベート滴にワインエキス、甘味料、フ
レーバー有機酸、水などを加え、ゼラチンの濃度が1.
6%となるように混合してワイン飲料を調製する。
このようにして得られたワイン飲料を45℃に加温後、
10℃に冷却することにより、ワインゼリーが得られる
【図面の簡単な説明】
第1図はゼラチン溶液にアラビアガムを添加することに
よりコアセルベーションを起させて生成させたゼラチン
のコアセルベート滴を分離し、これを牛乳と混合したも
のにつ(て#混合牛乳の粘度とゼラチン濃度との関係を
示したものであり、第2図は上記混合牛乳を加温し°ζ
コアセルベート滴を消゛失させ、次いで冷却することに
より生成したミルクゼリーにおけるゼリー強度とゼラチ
ン濃度との関係を示したものである。 代理人  川   口  義  雄

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ゼラチン溶液にコアセルベーションを起させ
    てゼラチンのコアセルベート滴の分散液を得、該分散液
    をaOC以下に冷却したものを飲料と混合することを特
    徴とするゼリー形態に変換し得る飲料の製造法@
  2. (2)  ゼラチン溶液にコアセルベーションを起させ
    て得られるゼラチンのコアセルベート滴の分散液Ytg
    O℃以下に冷却し、次いで上記分散液中のコアセルベー
    ト滴を分層し、得られるコアセルベート滴を飲料と混合
    することを特徴とするゼリー形態に変換し得る飲料の製
    造法。
  3. (3)ゼラチン濃[2>!1畳以上になるように飲料と
    混合する特許請求の範8篇(1)項又は第(2)項に記
    載の飲料の製造法。
JP56168295A 1981-10-21 1981-10-21 ゼリ−形態に変換し得る飲料の製造法 Expired JPS603465B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017000021A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 伊那食品工業株式会社 ゲル状組成物、その製造方法、乾燥物及びそれらを含む食品
CN110913981A (zh) * 2017-04-05 2020-03-24 卡内基梅隆大学 增材制造支撑材料

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JPS603465B2 (ja) 1985-01-28

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