JPS5870808A - 水平輻流ろ過装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、粒状ろ材層に水を通して、清澄処理するろ
過装置に関する。

従来の粒状ろ材使用の一般的ろ過装置を第１図に例示す
る。ろ連槽１は最下部に集配水室２を形成する如く支持
床３を設け、この支持床３の上に支持砂利４を敷き、こ
の支持砂利４の上にろ過層５　（主に砂層）を層状に充
填し、この層状ろ過層５の上方に給排水種６を設ける。

原水槽７は給水ポンプ８を設けて給排水種６に接続し、
処理水槽９は集配氷室２に連通し、途中に逆洗用ポンプ
１０を設ける。また排水弁１１を給排水種６に接続する
。

給水ポンプ８によシ、原水槽７から給排水種６に原水を
供給すると、原水は給排水種６を溢流してろ過層５の層
を通過するとき、原水中の濁質はろ過層５に係止し、清
澄水が支持砂利４と支持床３とを通過して流下し、集配
氷室２かも処理水層９へ流入して回収される０ろ過層５
に係止した濁質が多くなると、供給ポンプ８を停止し、
逆洗用ポンプ１０により、処理槽９内の清澄水を集配水
室２から上方に吹き上げてろ過層５を攪拌浮動し洗浄す
る。浮動するろ過層５の間から浮上したろ過滓は、給排
水種６に流入した後排水弁１１を通して排出するのであ
る。

しかし、前記ろ過層５の層（以下ろ過層という）は、第
２図に示すように、逆流洗浄により粗粒砂５ａを下層に
、細粒砂５ｂを上層に分級して積層し、上層部の細粒砂
５ｂにろ過滓を係止してろ過層の閉塞を早める。従って
ろ過層の閉塞を解消するために頻繁に洗浄を繰り返す必
要がある。

この対策として、第３図に示すように原水槽７を集配水
室２に接続し為給排水槌６を処理水槽９に接続した上向
流によるろ過と、第４図の如く粗粒の硼砂５ａ層と細粒
の硅砂５１１１層の上に、水と珪砂５ａ、５ｂの間の比
重を有し珪砂５ａよりも大粒の粒状ろ材（例えばアンス
ラサイト、石炭粒＠’ｊ＋）５ａを層状に充填したろ渦
層とを併用した上向流ろ過装置も用いられて来た。

しかし、これ等の装置は、粒状ろ材を細粒層と粗粒層と
に上下に分級しているので、ろ過流を水平方向に流すと
粗粒層を通過する流域の清澄ろ過が不能となる。従って
昇降流によりろ鯖しなければならないため、広面積のろ
渦層を有する大型のろ過設備が必要であると共に、大容
量の逆流洗浄製鎖を必要とする欠点があった。

この発明は、前記欠点に鑑み、水平流ろ過を可能にして
設置面積が小さいろ過装置を提供することを目的とする
。

この発明の意図するところは、粒状ろ材をシュートを介
してろ渦層内に集中投下し、任意の方向に堆積斜面を形
成して、任意の方向に水平分級をしようとするのである
。

すなわち、この発明の水平輻流ろ為装置は、粒状ろ材を
水平方向に分級して充填したろ渦層の一方の側から原水
を流入し、他方の側から清澄水を流出するろ過装置にお
いて、流入室と集水室との間に介在するろ渦層の上方に
前記粒状ろ材の投入口を設け１かつこの投入口の下にシ
ュートを設けたことを特徴とするものである。

この発明の一実施例を第５図により説明する。

第５図は縦断面図である。図において、漏斗状の傾斜底
１２の上に筒状の槽周１３を接続してろ鏡検１４を形成
し、このろ過層１４内に前記槽周１３と適宜の間隔をお
いて流入側支持枠１６をほぼ鉛直に立設し、槽周１３と
の間に流入室１７を形成する。前記流入側支持枠１６は
、ろ鏡検１４の中心部に同って下方に傾斜した多数のる
材支持板１６＆を適宜の間隔をおいて積み重ね、最上段
に上方に伸びる隔壁１６　ｂ　ｆ（設けたものである。

またろ過層１４の中心部に適宜の内径を有する集水モ、
支持枠１８をほぼ鉛直に立設する。この集水側支持枠１
８は、外側に向って下方に傾斜する多数のろ材支持板′
−８ａを適宜の間隔をおいて積み重ね、最上段に上方に
伸びる管状部Ｌ８１）を設けたものである。さらに集水
側支持枠１８内のろ鏡検１４の中心部に、下端に逆漏斗
状の開口部２０ａを有する洗浄管２０を、傾斜底１２と
適宜の間隔をおいて立設し、前記集水側支持枠１８との
間に集水室１９をＪし成する。そして洗浄管２Ｑの上端
をト向きのろ材膜入口２１に接続すると共に、上′１１
′１：１ｇ３近傍と前記集水側支持枠１８の管状部１８
ｂの止端とを、シュート２２を介して接続し、管状部１
８ｂの上端を密閉する。しかして、前記流大仁１゛支持
枠１６と集水側支持枠１８との間のる打数容室に、粗粒
ろ材りと細粒ろ材Ｓとを、粗粒ろ材二を流入側支持枠１
６側に１細粒ろ材Ｓを集水側支持枠１８側にして、それ
ぞれほぼ鉛直に積層１−で充填し＼ろ渦層１５を形成す
る。そして流入側支持枠１６の隔壁１６ｂの上編より低
い位置において、流入室１７と構外の原水槽２３とを原
水供給管２４を介して連通ずる、また隔壁１６１）内に
おけるろ渦層１５の上方の、原水供給管２４の連通位置
よりも低所に集水樋２５を設けて、集水管２６を介して
集水室１９と連通ずると共に、槽外の回収管２７と連通
ずる。さらにろ渦層１５の上方には、槽外に連通ずる洗
浄排水管２８の流入口２８ａを開口する。さらＫまた前
記傾斜底１２の傾斜下端に、洗浄管２０の下端開口部２
０ａに臨む、圧力空気等の流体の噴射口２９を設ける。

前記構成の作用を次に説明する。

先ず原水供給管２４から流入室１７に原水を供給すると
、原水に、原水供給管２４と回収管２７との落差により
、ろ渦層１５の中で流入室１７から集水室１９に向う水
平幅流が誘起される。支持枠１６．１８は、粒状ろ材Ｌ
ＳＳを充填したろ渦層１５をほぼ鉛直に支持し、このろ
渦層１５に水平輻流を自由に通過させて原水を清澄にろ
過する。

ろ過層の清澄水は集水室１９内を上昇し、集水管２６を
通って集水樋２５に入り、回収管２７を経て槽外に回収
される。

前記ろ過により粒状ろ材ＬＳＳに係止しな濁質が規定量
に達したとき（ｄ１噴射口２９から流体を噴１′５させ
て、傾斜底１２の斜面に沿って洗浄管２０の開口部２０
ａの下方に集まった粒状ろ材Ｌ１８を噴き上げ、洗浄管
２０内で攪拌浮動させ、互１７に一接触させて競合洗浄
し、洗浄管２０の上端から投入口２１を介して、洗浄廃
水と共にろ渦層１５の上方に放出する。このとき集水側
支持枠１８の上方の管状部１８ｂの上端がシュート２２
になっているので、放出された粒状ろ材ＬＸＳはろ渦層
１５上に誘導され、集水室１９側が高い＠面を形成する
。この斜面により、集水室１９側に細粒ろ材Ｓが集中し
て棺１’＋’＋ｔ　Ｌ／　、流入室１７側に粗粒ろ利り
が集中して＠層する。すなわち、粒状ろ材Ｌ１Ｓを水平
方向に分級する。

前記洗浄により、粒状ろ材ＬＳＳが洗浄管２０内に噴き
上げられると、ろ渦層１５の下端の粒状ろ材ＬＳＦ３は
、傾斜底１２に沿って流動して洗浄管２０の開口部２０
ａの下方に集まり、ろ過Ｎ１５は順次下降して１前記洗
浄を継続することができるものである。しかもこの洗浄
は、前記水平幅流によるろ過を停止することなく九必要
な時期に自由に行なうこ（！：ができるものである。

洗浄後粒状ろ材Ｌ１３と共にろ渦層１５上に放出された
洗浄廃水は、洗浄排水管２８を介して槽外に排出する。

なお、この発明のろ過装置は次のようにしてもよい。

１、回収管２７ならびに洗浄排水管２８の途中に、調整
＋Ｐ３０を内装する回収水溢流枡３１ならびに排水溢流
枡３２を設けて、ろ過流および洗浄流を微調整する。

２、噴射口２９に、原水供給管２４と連通ずる給水管３
３を合流して設け、洗浄管２Ｕの洗浄流を調整する。

６、前記説明け、支持枠１６．１８を筒状のろ過層１４
内に同心に設けた実施例について述べたが、支持枠ｉ、
ｅ、１８およびろ過積１４を多角形その他の形状忙して
もよい。

４、前記実施例における洗浄管２ｏを廃し、粒状ろ材り
、Ｓをろ過層１４の底部から取り出して幌外で別途洗浄
し、洗浄後のる材または新しいろ材を別の手段により投
入口を介して投入するようにしてもよい。

上述のようにこの発明のろ過装置は、洗浄後の粒状ろ材
を投下する投下口の下にろ渦層上（で臨むシュートを設
けたことにより、ろ渦層の上面に任意）て堆積斜面を形
成して、粒状ろ材を任意に水平分乏。〉することができ
るものであるから、槽内のろ；Ｉ、水量に応じた水平流
によるろ過を可能にするものである。

従って昇降流によるろ過装置に比し、装置の役ｉご面積
を小さくするこ七ができる等の効果を有するものである
。

Ｖ面の館単な譲明 ５ハエレ５は従来の一般的な重力ろ過装置の１説明図、
多７２図は単層ろ渦層のろ材粒度分布図、第３図は従来
の上向流ろ過装置の説明図、第４図は復層ろ渦層のろ拐
粒度分布図、第５図は本発明の一実施例を示す縦断面図
である、。

１５：ろ渦層、１７：流入室、１９：集水室１２１：投
入口、２２：シュート、２９：噴射口、Ｌ：粗粒ろ羽、
Ｓ：細粒ろ材 代理人　弁理土木　　間　　　崇 鱗　／　画 デ 第４図　　　　　　　　　　寮２貫 第３　図　　　ぐ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 粒状ろ材を水平方向に分級して充填したろ過層の一方の
   側から原水を流入し１他方の側から清澄水を流出するろ
   過装置において、淀入室と集水室との間に介在するろ過
   層の上方に前記粒状ろ材の投入口を設け、かつこの投入
   口の下にシュートを設けたことを特徴とする水平幅流ろ
   渦装置〇