JPS586941Y2 - 簡易水洗便器用水タンクの水抜栓 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は簡易水洗便器用水タンクの水抜栓に関する。

水道管直結方式ではなく、水タンク使用の水洗便器では
、寒冷地の極寒剤にはその水タンク内洗浄用水の凍結に
よるタンク破損を防止するために、タンク内貯留水を抜
いておく訳であるが、簡易水洗便器ではこの水を便槽内
に排水せずに、下水溝内に排水するようにされる。

このために下水溝への水抜栓を設けである。

又水タンク内にはオーバーフロー管を備えて、タンク内
の一定水面を超した場合にはやはり下水溝に排水するよ
うにされる。

即ち下水溝排水管を２本備える訳である。本考案は上記
水タンク内貯留水の極寒時排水管とオーバーフロー管と
を一本に纒めて、排水管設備を簡略化する水タンクの水
抜栓を提供することを目的とするものである。

本考案に係る水抜栓を図面を参照して説明すれば、第１
図はその実施例の塞栓状態の断面図、第２図は水タンク
底面の栓挿入口から水抜栓を引抜いた状態を断面図で示
す。

水抜栓１はオーバーフロー管２の下部に、鍔部４を備え
たシール材３を固着したもので、該シール材３の上記鍔
部４下部はタンク底面６の水抜栓嵌挿筒７と水密に嵌合
する円筒部５とされる。

８は上記水抜栓嵌挿筒７に嵌挿固定された排水管、Ｌは
タンク内正常水面を示す。

以上のように構成されるので、タンク内水面りが上昇す
るようなことがあると、オーバーフロー管２から排水管
８により下水溝に排水される。

そして極寒時タンク内の貯留水を抜く場合には、オーバ
ーフロー管２を持って水抜栓嵌挿筒７から水抜栓１を第
２図に示すように抜取れば、貯留水は排水管８から排水
される。

そして水抜栓１を元に戻す時は、上記鍔部４がタンク底
面６に当接する迄水抜栓嵌挿筒７に押込めば、タンク底
面からオーバーフロー管２の上面迄の寸度は一定に保た
れる。

上記のように本考案によれば、オーバーフロー管の溢水
面を変更する忘れがなく、オーバーフローの排水とタン
ク内貯留水の排水とを同一の排水管で兼用させることが
でき、水タンクの配管設備を簡略化するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る一実施例の水抜栓の塞栓状態の断
面図、第２図は水抜栓を引抜いた状態を断面図で示す。 １・・・・・・水抜栓、２・・・・・・オーバーフロー
管、３・・・・・・シール材、６・・・・・・水タンク
底面、７・・・・・・水抜栓嵌挿筒、８・・・・・・排
水管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. タンク底面６に下向きの水抜栓嵌挿筒７を形成し該水抜
   栓嵌挿筒７に排水管８を固着し、上記水抜栓嵌挿筒７に
   水密で着脱自在にオーバーフロー管２を取付けたことを
   特徴とする簡易水洗便器用水タンクの水抜栓。