JPS58681B2 - コタイハツシンキ - Google Patents
コタイハツシンキInfo
- Publication number
- JPS58681B2 JPS58681B2 JP5490575A JP5490575A JPS58681B2 JP S58681 B2 JPS58681 B2 JP S58681B2 JP 5490575 A JP5490575 A JP 5490575A JP 5490575 A JP5490575 A JP 5490575A JP S58681 B2 JPS58681 B2 JP S58681B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oscillation
- diode
- frequency
- time period
- bias voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマイクロ波領域において周波数変調波をパルス
状に発生する固体発振器に関するものである。
状に発生する固体発振器に関するものである。
以下固体発振用素子としてガンダイオードを例に用いた
場合について説明する。
場合について説明する。
第1図はFN変調ガン発振器の例を示す図で、基本構成
は空胴共振器1と、その中に取りつけられたガンダイオ
ード2と、FN変調用バラクタダイオード3とから成り
立っている。
は空胴共振器1と、その中に取りつけられたガンダイオ
ード2と、FN変調用バラクタダイオード3とから成り
立っている。
連続動作の場合にはその例を第2図aに示すごとくガン
ダイオード2に端子12を通じて所定バイアス電圧VG
Oを連続的に与え、同図すに示すごとくバラクタダイオ
ードに変調電圧VVを端子13を通して与えることによ
り同図cに示すごと<f1とf2の間で周波数変調され
た出力波を得ることができることはよく知られている。
ダイオード2に端子12を通じて所定バイアス電圧VG
Oを連続的に与え、同図すに示すごとくバラクタダイオ
ードに変調電圧VVを端子13を通して与えることによ
り同図cに示すごと<f1とf2の間で周波数変調され
た出力波を得ることができることはよく知られている。
このようなFM変調波を更にパルス状に発生させるため
には第3図aに示すごとく、ガンダイオードバイアス電
圧VGをパルス状に与えることが従来行われて来た。
には第3図aに示すごとく、ガンダイオードバイアス電
圧VGをパルス状に与えることが従来行われて来た。
しかしこの従来の方法では変調発振周波数が時間と共に
ドリフトし第3図cのごとくなり、実用上の難点が生じ
る。
ドリフトし第3図cのごとくなり、実用上の難点が生じ
る。
更にガンダイオードをパルスバイアスする場合には通常
パルスバイアス電圧の立上りに対して発振開始時間の遅
れτrが存在する。
パルスバイアス電圧の立上りに対して発振開始時間の遅
れτrが存在する。
発振周波数ドリフト時定数τdはガンダイオードの電力
消費による温度上昇と関連しており、放熱条件によって
異るが通常実用上の問題となっている時間は5〜20μ
sec程度である。
消費による温度上昇と関連しており、放熱条件によって
異るが通常実用上の問題となっている時間は5〜20μ
sec程度である。
又、発振開始時間の遅れτrはパルスバイアス電圧によ
って異なり、パルスバイアス電圧が高くなる程遅れ時間
τrは短くなるが1〜10μsec程度であるのが普通
である。
って異なり、パルスバイアス電圧が高くなる程遅れ時間
τrは短くなるが1〜10μsec程度であるのが普通
である。
更に、実用上はバイアス電圧を高くとることは電波との
関係で好ましくないことが多い。
関係で好ましくないことが多い。
本発明においてはこのような従来のFM変調波をパルス
状に発生するガン発振器の実用上の難点をとりのぞくこ
とを目的とするものである。
状に発生するガン発振器の実用上の難点をとりのぞくこ
とを目的とするものである。
すなわち本発明は第3図cに示されている発振周波数の
ドリフトがガンダイオードの熱的過渡現象によるもので
あるため、ガンダイオードを充分に熱的に安定な状態に
置いておくことを考慮し、そして目的とするパルス状の
発振を回路条件によって実現するようにしたものである
。
ドリフトがガンダイオードの熱的過渡現象によるもので
あるため、ガンダイオードを充分に熱的に安定な状態に
置いておくことを考慮し、そして目的とするパルス状の
発振を回路条件によって実現するようにしたものである
。
本発明の実施例を第4図を用いて説明すると、ガンダイ
オードのバイアス電圧VGOを第4図aに示すように時
刻t=0からパルスくり返し周期τ2よりも充分長い全
動作時間Tの間第1図の端子12に与える。
オードのバイアス電圧VGOを第4図aに示すように時
刻t=0からパルスくり返し周期τ2よりも充分長い全
動作時間Tの間第1図の端子12に与える。
他方第4図すに示すような変調用バラクタバイアス電圧
VVを第1図の端子13に与える。
VVを第1図の端子13に与える。
即ちt=0からt=τ1迄は変調用電圧波形が与えられ
、t=τ1からt=τ2迄はバラクタダイオードに順方
向電流が流れるように一δVを与える。
、t=τ1からt=τ2迄はバラクタダイオードに順方
向電流が流れるように一δVを与える。
このようにτ2を周期とした第4図すに示すくり返し電
圧を第1図のバラクタ端子13に与えるとガン発振器の
発振周波数は第4図cのようになる。
圧を第1図のバラクタ端子13に与えるとガン発振器の
発振周波数は第4図cのようになる。
即ち時間t=0からt=τ1迄の間では第3図cと同様
の発振開始遅れτrと周波数ドリフト(時定数τd)と
を併った周波数変調発振が現れるが、t=τ2,2τ2
,3τ2・・・・・・(但しτ2>τd)から始まる発
振には発振開始遅れや、周波数ドリフトはt=0から始
まる第1周期の発振と比較して極めて小さく、実用上全
く問題のないことが実験事実として明らかとなった。
の発振開始遅れτrと周波数ドリフト(時定数τd)と
を併った周波数変調発振が現れるが、t=τ2,2τ2
,3τ2・・・・・・(但しτ2>τd)から始まる発
振には発振開始遅れや、周波数ドリフトはt=0から始
まる第1周期の発振と比較して極めて小さく、実用上全
く問題のないことが実験事実として明らかとなった。
例えばτ1=200μsec、τ2=1msecとした
ガン発振器の動作例においては第1周期目にはτr=5
μsec、τd=10μsecで、発振周波数ドリフト
巾δfは10MHz程度であったが、2周期目以後にお
いでは発振開始遅れは5nsec以下、周波数ドリフト
幅は0.5MHz以下であった。
ガン発振器の動作例においては第1周期目にはτr=5
μsec、τd=10μsecで、発振周波数ドリフト
巾δfは10MHz程度であったが、2周期目以後にお
いでは発振開始遅れは5nsec以下、周波数ドリフト
幅は0.5MHz以下であった。
第4図すにおいてt=τ1からt=τ2迄の間のように
バラクタダイオードが順方向に電流が流れるように一δ
Vだけバイアスされている区間はガンダイオードには所
定のバイアスが与えられていてもマイクロ波発振は停止
することが知られている。
バラクタダイオードが順方向に電流が流れるように一δ
Vだけバイアスされている区間はガンダイオードには所
定のバイアスが与えられていてもマイクロ波発振は停止
することが知られている。
δVの値は発振器の条件によって異るが、一般にはOV
近くの負の値又はOV又はOV近くの正の値をとり、正
の値をとる程発振を停止し得る場合が多くなり、δVを
正方向に大きくすることによりいかなる場合にも発振を
停止することができるようになる。
近くの負の値又はOV又はOV近くの正の値をとり、正
の値をとる程発振を停止し得る場合が多くなり、δVを
正方向に大きくすることによりいかなる場合にも発振を
停止することができるようになる。
このバラクタダイオードによる発振停止現象については
特開昭49−34263により既に提案されており、こ
の発明は周波数ドリフトの大きな第1周期目の発振を第
4図eのごとく停止させるために上記バラクタダイオー
ドによる発振停止現象を利用したもので、第4図dのご
とくバラクタ端子電圧を与えればよいことは上記説明で
明らかであろう。
特開昭49−34263により既に提案されており、こ
の発明は周波数ドリフトの大きな第1周期目の発振を第
4図eのごとく停止させるために上記バラクタダイオー
ドによる発振停止現象を利用したもので、第4図dのご
とくバラクタ端子電圧を与えればよいことは上記説明で
明らかであろう。
実用上消費電力節約のため消費電力の大きなガンダイオ
ードのバイアス電圧をパルス状にしたい場合の実施例を
第5図に示す。
ードのバイアス電圧をパルス状にしたい場合の実施例を
第5図に示す。
第5図においては、ガンダイオードバイアス電圧は同図
aに示すごとくパルス状となっている。
aに示すごとくパルス状となっている。
但し、第3図と比較すればいっそう明らかなごとく第2
パルス以後は発振開始時間t=τ2,2τ2・・・・・
・に先だつ部分τbを有し、全体としてパルス中をτb
としている。
パルス以後は発振開始時間t=τ2,2τ2・・・・・
・に先だつ部分τbを有し、全体としてパルス中をτb
としている。
こゝにτb>τdである。他方バラクタダイオード端子
電圧を同図すのごとく与えると発振周波数は同図cのよ
うになることは先の説明で明らかである。
電圧を同図すのごとく与えると発振周波数は同図cのよ
うになることは先の説明で明らかである。
もし、発振立遅れがあり周波数ドリフトの大きな第1パ
ルス発振部分を取りのぞく必要があるときにはバラクタ
ダイオード端子電圧を同図dのように支えれば結果とし
て、同図eの周波数変調パルス発振が得られることは明
らかである。
ルス発振部分を取りのぞく必要があるときにはバラクタ
ダイオード端子電圧を同図dのように支えれば結果とし
て、同図eの周波数変調パルス発振が得られることは明
らかである。
以上の如く本発明によればFM変調ガン発振器をパルス
動作させる時に生じる実用上の難点である発振開始の遅
れや動作パルス内での発振周波数のドリフトを実用上問
題なく使用し得る程度に充分小さくすることができ、そ
の工業的意義は大である。
動作させる時に生じる実用上の難点である発振開始の遅
れや動作パルス内での発振周波数のドリフトを実用上問
題なく使用し得る程度に充分小さくすることができ、そ
の工業的意義は大である。
なお、上記実施例においては、固体発振器の例としてガ
ンダイオード、バラクタダイオードおよびこれ等を納め
る空胴共振器とから成る発振器の場合について説明した
が、本発明は発振素子としてガンダイオードのかわりに
インパットダイオード、トラパットダイオードなど他の
マイクロ波発振素子を用いた場合にも同様に適用し得る
こと、又バラクタダイオードとしてはP−N型ダイオー
ドでもショットキ型ダイオードでも良いこと、更に発振
用共振器としては必らずしも空胴共振器でなくでもよく
MIC共振器、同軸共振器又は集中定数共振器の場合に
も同様に適用し得るものであることはいうまでもない。
ンダイオード、バラクタダイオードおよびこれ等を納め
る空胴共振器とから成る発振器の場合について説明した
が、本発明は発振素子としてガンダイオードのかわりに
インパットダイオード、トラパットダイオードなど他の
マイクロ波発振素子を用いた場合にも同様に適用し得る
こと、又バラクタダイオードとしてはP−N型ダイオー
ドでもショットキ型ダイオードでも良いこと、更に発振
用共振器としては必らずしも空胴共振器でなくでもよく
MIC共振器、同軸共振器又は集中定数共振器の場合に
も同様に適用し得るものであることはいうまでもない。
第1図は周波数変調ガン発振器の一例を示す図。
第2図は連続動作周波数変調ガン発振器の動作例を示す
図でaはガンダイオード端子電圧をbはバラクタダイオ
ード端子電圧を、cは発振周波数をそれぞれ時間に対し
て示したものである。 第3図は周波数変調ガン発振器をパルス動作させた従来
の方法を示す図で、a、b、cは第2図a、b。 cに対応する。 第4図、第5図は本発明のFM変調パルス発振動作例を
示す図で、図中a、b、cは第2図a、b、cに対応し
、d、eはそれぞれバラクタダイオード端子電圧および
それに対応する発振周波数を示している。 図において1は空胴共振器、2はガンダイオード、3は
バラクタダイオード、12はガンダイオードバイアス端
子、13はバラクタダイオードバイアス端子である。
図でaはガンダイオード端子電圧をbはバラクタダイオ
ード端子電圧を、cは発振周波数をそれぞれ時間に対し
て示したものである。 第3図は周波数変調ガン発振器をパルス動作させた従来
の方法を示す図で、a、b、cは第2図a、b。 cに対応する。 第4図、第5図は本発明のFM変調パルス発振動作例を
示す図で、図中a、b、cは第2図a、b、cに対応し
、d、eはそれぞれバラクタダイオード端子電圧および
それに対応する発振周波数を示している。 図において1は空胴共振器、2はガンダイオード、3は
バラクタダイオード、12はガンダイオードバイアス端
子、13はバラクタダイオードバイアス端子である。
Claims (1)
- 1 半導体マイクロ波直接発振素子、周波数変調用バラ
クタダイオードおよび共振器からなる周波数変調マイク
ロ波発振器において、前記半導体マイクロ波直接発振素
子に所定のパルス発振時間帯を含む連続的バイアス電圧
又は所定のパルス発振時間帯を含みその時間帯の最初の
時刻に先行する区間を有するパルスバイアス電圧を与え
、更にバラクタダイオードには所定のパルス発振時間帯
では周波数変調用電圧を又非発振時間帯では発振が停止
するようなバイアス電圧を与えることにより周波数変調
されたマイクロ波をパルス状に発振させるようにしたこ
とを特徴とする固体発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5490575A JPS58681B2 (ja) | 1975-05-07 | 1975-05-07 | コタイハツシンキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5490575A JPS58681B2 (ja) | 1975-05-07 | 1975-05-07 | コタイハツシンキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51130151A JPS51130151A (en) | 1976-11-12 |
JPS58681B2 true JPS58681B2 (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=12983611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5490575A Expired JPS58681B2 (ja) | 1975-05-07 | 1975-05-07 | コタイハツシンキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58681B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5843189U (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-23 | 株式会社東芝 | 電源回路 |
JPS633649A (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-08 | Canon Inc | 電源装置 |
JPS6388087U (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-08 |
-
1975
- 1975-05-07 JP JP5490575A patent/JPS58681B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5843189U (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-23 | 株式会社東芝 | 電源回路 |
JPS633649A (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-08 | Canon Inc | 電源装置 |
JPS6388087U (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51130151A (en) | 1976-11-12 |
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