JPS586752Y2 - 気密扉の自動開閉装置 - Google Patents

気密扉の自動開閉装置

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JPS586752Y2
JPS586752Y2 JP1978017472U JP1747278U JPS586752Y2 JP S586752 Y2 JPS586752 Y2 JP S586752Y2 JP 1978017472 U JP1978017472 U JP 1978017472U JP 1747278 U JP1747278 U JP 1747278U JP S586752 Y2 JPS586752 Y2 JP S586752Y2
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JP
Japan
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door
solenoid valve
closing
opening
hydraulic
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Expired
Application number
JP1978017472U
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English (en)
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JPS54120008U (ja
Inventor
柿沼宏男
砂川和馬
増田孝司
Original Assignee
日本国有鉄道
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主として新幹線のような高速車両の気密扉に
適用される自動開閉装置に関し、特に完全な気密保持機
能を有する装置に関するものである。
現在の新幹線車両には実公昭41−2971号公報に示
されたような気密式戸しめ機械と、扉気密装置としてリ
ンク機構を用いた機械的ロック装置とが使用されている
また別に空気式戸じめ機械と扉気密装置として空圧−油
圧変換シリンダにて発生させた油圧を油圧シリンダに供
給して油圧シリンダにて扉を気密パツキンに押付ける気
密動作を行うようにしたものと、電動油圧式であっても
戸しめ機械用、気密動作用油圧源を別々に設けたものが
あった。
これ等の従来の装置はいづれもトンネル突入時に扉に作
用する高い気圧により扉は気密パツキンより押戻され、
その気密を保持することができないものであった。
このような高い気圧に対抗するためには装置そのものの
出力を相当に大きくする必要があった。
また、上記新幹線車両に使用されているものではリンク
機構の調整が必要で取扱いが困難である難点があった。
上記空圧−油圧変換シリンダを用いたものでは、圧縮空
気源に加えて空圧−油圧変換シリンダが必要であるため
、装置が高重量となりかつ大型となる難点があった。
そして、戸しめ機械用と気密動作用とに別々に油圧源を
用いるものでも、大重量化と大型化とを免れ得ないもの
であった。
上記とは別に、特公昭52−37846号公報に示され
ているように空圧油圧変換シリンダを用いた構成のもの
において、扉を押しつけるシリンダと油圧源との間に逆
止弁を設けることによって、扉を押しつける力をそれほ
ど大きくしなくてもよいものもある。
しかし、これも空圧−油圧変換シリンダを用いる必要が
あるため、装置が大型化し高重量となる難点は免れ得な
いものであった。
この考案は、外圧に対し扉の気密保持が確実でありかつ
上記した従来の難点が改良された気密扉の自動開閉装置
を提供しようとするものである。
以下この考案を図示の実施例に基いて説明する。
第1図及び第2図において、1は扉開閉機械、2は罫押
えシリンダ、3は扉、4は扉気密用パツキンである。
扉開閉機械1が扉3を矢印の方向に開閉し、図示の扉開
状態において罫押えシリンダ2が動作して扉3をパツキ
ン4に押圧することにより気密状態とされるようになっ
ている。
扉開閉機械1は、複動型のシリンダを使用してあり、第
3図に示すように開方向シリンダ室1a、閉方向シリン
ダ室1bを有し、その一方の室に油圧が供給されるとき
他方の室から内部の油が排出され、そのときのピストン
の移動によって扉3が開閉されるようになっている。
この扉開閉機械1に対する油圧の給排は室1a、1bに
接続される油圧給排路24,25を介して行われる。
罫押えシリンダ2は、この例では4個使用してあり、そ
の各々はピストンロッド2a側で扉3を押圧するように
設けられており、油圧給排路26から油圧を供給されて
罫押え動作し、その油圧の低下によってピストンロッド
2aが扉3の押圧を解除させ、うに元の位置に復帰する
ための復帰はね2bを内蔵している。
この扉開閉機械1及び罫押えシリンダ2に対して油圧を
給排して動作させるために、ポンプ6、扉開閉用電磁弁
12、罫押え用電磁弁13、逆止弁14等が第3図に示
すように設けられている。
ポンプ6は、油圧源であり、モータ5によって駆動され
、油溜7の油を管路21.逆止弁8を介して油圧供給路
22に送出するようになっている。
9はIJ IJ−フ弁、10は蓄圧器である。
油圧供給路22には非常コック11を介して油圧供給路
23が延長するように設けられている。
扉開閉用電磁弁12は、油圧供給路23と別に設けられ
た油排出路28とを、扉開閉機械1の前記油圧給排路2
4.25に対して切換接続するようになっている。
罫押え用電磁弁13は、油圧供給路23と油排出路28
とを、罫押えシリンダ2の各々に接続している前記油圧
給排路26に接続する油圧給排路27に対して切換接続
しかつ接続されない側は閉状態とされるようになってい
る。
逆止弁14は、パイロット通路14a、パイロットはね
14bを有するもので、油圧給排路26゜27間にその
給排路27側から同26側へ向う方向を順方向として設
けられ、油圧供給時はパイロット圧により閉じられ、排
油時はパイロットばね14bにより開らかれるようにな
っている。
同図中、15は圧力が低下を検出して閉じる罫押え弛み
検知スイッチ、17は絞りであり、また16は罫押えシ
リンダ用速度調整弁である。
第4図は上記した電磁弁12,13を制御する電気回路
図であり、従来の空気式扉開閉機械及び罫押え装置の回
路と同じである。
19は扉開閉スイッチ、SBはB接点、SAはA接点、
18は扉が閉位置で閉じる扉開完了検知スイッチ、12
aは扉開閉用電磁弁のソレノイド、13aは罫押え用電
磁弁のソレノイドである。
第5図は油圧源の自動運転用電気回路図で、20は圧力
スイッチである。
このように構成された気密扉の自動開閉装置は、第3図
及び第4図に示す状態で、扉は閉じて気密状態である。
すなわち、扉開閉用電磁弁のソレノイド12aは消磁状
態で扉開閉機械1のシリンダ室1bに油圧が供給され、
扉3は閉じている。
また罫押え用電磁弁のソレノイド13aは励磁状態でパ
イロット逆止弁14を介して罫押えシリンダ2に油圧が
供給されている。
扉3を開くために扉開閉スイッチ19を閉じるとソレノ
イド13aが消磁して油圧給排路27が油排出路28へ
接続されるので、パイロット逆止弁14はパイロットは
ね14bにより開放され、罫押えシリンダ2内の油圧は
油溜7へ排出され、罫押えシリンダ2のピストンロッド
2aはばね2bにより戻り、扉3の気密が解除される。
罫押えシリンダ2内の油圧がOkg/cfi1になった
時点で圧力スイッチ15が閉じ、扉開閉用電磁弁のソレ
ノイド12aが励磁して扉開閉機械1への油圧の給排が
切換わるので、扉3が開う<。
次に扉開閉スイッチ19を開らくと、扉開閉用電磁弁の
ソレノイド12aが消磁して扉開閉機械1への油圧の給
排が切換わるので、扉3が閉じる。
扉3が閉じると検知スイッチ18が閉じ、扉押え用電磁
弁のソレノイド13aが励磁して扉押えシリンダ2へ油
圧が供給され、扉3がピストンロッド2aによって気密
パツキン4へ押圧されて気密状態となる。
この気密状態について、パイロット逆止弁14のパイロ
ット通路14a側の圧力がパイロットばね14bの押圧
力より大きいため、油圧給排路27に油圧が発生してい
ればパイロット逆止弁14は閉じられているので、車両
がトンネルに突入するときに高い気圧が扉に作用しても
ピストンロッド2aは動かず、扉3の気密は保持される
万一の油洩れにより蓄圧器10内の圧力が低下すると圧
力スイッチ20によりモータ5、ポンプ6は自動運転し
、蓄圧器10内に油圧を補給する。
なお、非常時には、非常コック11を操作すると、油圧
供給路23は油圧供給路22から油溜7へ切換えられる
ため、扉開閉機械1及び扉押えシリンダ2内の油圧は油
溜7に非出されるので、扉3は手動開閉できるようにな
る。
上述した気密扉の自動開閉装置は、一つの油圧源を使用
し、その油圧の供給路に扉開閉用電磁弁と扉押え用電磁
弁を並列に設けて扉開閉及び扉押え動作を行うようにし
であるから、従来のこの種の装置よりも軽量にしかも小
型にすることができる。
また、扉に高い気圧が作用することに対しては、扉押え
シリンダと扉押え用電磁弁との間にパイロット逆止弁を
設けたことにより、扉押え用電磁弁が油圧供給状態にあ
るときは扉押えシリンダからの油の逆流が阻止されるか
ら、油が非圧縮性であるために装置の出力を特に増大し
ないでも確実に気密状態を保持できるようになっている
従って装置をよりいっそう小型にすることができる。
また、扉の開閉及び押えにリンク機構を使用している従
来のものと較べると、上述の装置はリンク機構が不要で
、その調整の必要もない。
上記実施例において、一つの油圧源からの油圧供給路2
8に一つの扉3用の開閉用電磁弁12と押え用電磁弁1
3を並列に接続したが、他の扉用の開閉用及び押え用電
磁弁をさらに並列に接続することにより他の扉に同じ油
圧源を共用させることもできる。
以上のようにこの考案によれば、小型かつ軽量に形成で
きて扉の気密保持が確実であり、油圧式であるからリニ
アモーターカーのような圧縮空気源を持たない車両に最
適であり、しかもリンク機構の調整等が不要である秀れ
た気密扉の自動開閉装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の扉部分の概略構成或を示す
正面図、第2図は第1図に対応する部分の部分縦断側面
図、第3図は同実施例の油圧回路図、第4図は同実施例
の主要部電気回路図、第5図は同実施例の油圧源の電気
回路図である。 1・・・・・・扉開閉機械、2・・・・・・扉押えシリ
ンダ、3・・・・・−扉、4・・・・・・気密パツキン
、5・・・・・・モータ、6・・・・・・ポンプ、7・
・・・・・油溜、8・・・・・・逆止弁、9・・・・・
・IJ IJ−フ弁、10・・・・・・蓄圧器、11・
・・・・・非常コック、12・・・・・・扉開閉用電磁
弁、12a・・・・・・扉開閉用電磁弁のソレノイド、
13・・・・・・扉押え用電磁弁、13a・・・・・・
扉開閉用電磁弁のソレノイド、14・・・・・・パイロ
ット逆止弁、15・・・・・・圧力スイッチ、18・・
・・・・扉開検知スイッチ、19・・・・・・扉開閉ス
イッチ、23・・・・・・油圧供給路、24,25,2
6゜27・・・・・・油圧給排路、28・・・・・・油
排出路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 逆止弁を介して油圧供給路に接続している油圧源と、油
    圧給排路を有し油圧を給排することによって扉を開閉動
    作させる構成の扉開閉機械と、油圧を供給されることに
    よって閉位置にある上記界を扉気密維持用パツキン側へ
    抑圧作用するように設けられた扉押えシリンダと、上記
    油圧供給路と別に設けられた油溜に戻る油排出路とを上
    記扉開閉機械の油圧給排路に切換接続するように設けら
    れた扉開閉用電磁弁と、上記油圧供給路と上記油排出路
    とを上記扉押えシリンダに対して切換え接続するように
    設けられた扉押え用電磁弁と、その扉押え用電磁弁と上
    記扉押えシリンダとの間に設けられたパイロット逆止弁
    と、上記扉開閉機械の扉開動作完了を検知する検知スイ
    ッチにより応動して上記扉押え用電磁弁を切換えて上記
    扉押えシリンダが押え動作しかつ上記扉押えシリンダが
    押圧解除動作完了後に扉開閉用電磁弁を切換えて上記扉
    開閉機械が開動作するように制御する電気回路とから構
    成した気密扉の自動開閉装置。
JP1978017472U 1978-02-13 1978-02-13 気密扉の自動開閉装置 Expired JPS586752Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978017472U JPS586752Y2 (ja) 1978-02-13 1978-02-13 気密扉の自動開閉装置

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JP1978017472U JPS586752Y2 (ja) 1978-02-13 1978-02-13 気密扉の自動開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54120008U JPS54120008U (ja) 1979-08-22
JPS586752Y2 true JPS586752Y2 (ja) 1983-02-05

Family

ID=28842921

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978017472U Expired JPS586752Y2 (ja) 1978-02-13 1978-02-13 気密扉の自動開閉装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237846A (en) * 1975-06-12 1977-03-24 Barmag Barmer Maschf Winder

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237846A (en) * 1975-06-12 1977-03-24 Barmag Barmer Maschf Winder

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JPS54120008U (ja) 1979-08-22

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