JPS58670B2 - カサンカギンデンチ - Google Patents
カサンカギンデンチInfo
- Publication number
- JPS58670B2 JPS58670B2 JP50118084A JP11808475A JPS58670B2 JP S58670 B2 JPS58670 B2 JP S58670B2 JP 50118084 A JP50118084 A JP 50118084A JP 11808475 A JP11808475 A JP 11808475A JP S58670 B2 JPS58670 B2 JP S58670B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen
- layer
- silver
- anode
- silver peroxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Primary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は過酸化銀電池に関するものである。
腕時計用の小型ボタン型酸化銀電池は微電流長時間用電
池である。
池である。
この陽極活物質の酸化銀を過酸化銀に置換えると電池の
容量は2倍に近くなる。
容量は2倍に近くなる。
しかし時間の経過について、あるいは温度の上昇に伴っ
て酸素が遊離し、電池内に蓄積されて電池容器を膨張さ
せることになり、場合によっては電池容器を破壊させる
ことにもなる。
て酸素が遊離し、電池内に蓄積されて電池容器を膨張さ
せることになり、場合によっては電池容器を破壊させる
ことにもなる。
過酸化銀は常温から100℃に至る間に次第に分解して
100℃にて酸化銀になり次に更に分解を続け300℃
にて金属銀になる。
100℃にて酸化銀になり次に更に分解を続け300℃
にて金属銀になる。
本発明は上記従来の欠点を除去するものである。
図は本発明による一実施例の過酸化銀電池の縦断面図で
あり、陽極缶1と陰極缶2とはバッキング3を介して固
定されるように施こされ、陰極缶2の内部には亜鉛に水
銀を加えた陰極合剤4を充填し、その陰極合剤4の下部
にはアルカリ電解液を含有した電解液含浸層5及びセロ
ハン隔膜6等からなるセパレータが配置され、次に酸素
吸収体金属層7として、例えばZn粉末からなる層が介
在されている。
あり、陽極缶1と陰極缶2とはバッキング3を介して固
定されるように施こされ、陰極缶2の内部には亜鉛に水
銀を加えた陰極合剤4を充填し、その陰極合剤4の下部
にはアルカリ電解液を含有した電解液含浸層5及びセロ
ハン隔膜6等からなるセパレータが配置され、次に酸素
吸収体金属層7として、例えばZn粉末からなる層が介
在されている。
8は織物又は不織布であって酸素の通過し易い酸素通過
層である。
層である。
陽極缶1内部には過酸化銀陽極合剤9の成型体が充填さ
れている。
れている。
本発明において放電反応が進行して遊離した酸素が生じ
ると、酸素は酸素通過層8を通過し、酸素吸収体金属に
よって消費されるので電池容器の過度の膨張を防止する
ことができる。
ると、酸素は酸素通過層8を通過し、酸素吸収体金属に
よって消費されるので電池容器の過度の膨張を防止する
ことができる。
酸素吸収体金属としてはZn、Cd、Hg、Fe、Co
、Ni、Cu、Ag、In、Tlなどを用いることがで
き、2種以上混合して用いてもよく、これらは陽極合剤
9及び陰極合剤4と直接接触することのないように絶縁
されていることが必要であり1例えばセパレータの間に
介在されている。
、Ni、Cu、Ag、In、Tlなどを用いることがで
き、2種以上混合して用いてもよく、これらは陽極合剤
9及び陰極合剤4と直接接触することのないように絶縁
されていることが必要であり1例えばセパレータの間に
介在されている。
また酸素吸収体金属を微粉末にして活性炭素に吸着させ
た酸素吸収体層を用いることもでき、この場合金属粉末
の表面積を大きく維持することができるので、少量でも
酸素吸収能力を高めることができる。
た酸素吸収体層を用いることもでき、この場合金属粉末
の表面積を大きく維持することができるので、少量でも
酸素吸収能力を高めることができる。
又、過酸化銀は放電により発生する酸素が非常に酸化力
強く、セパレータ中にセロハン隔膜を用いていれば酸化
されて、セパレータの役目を果さなくなることもあり、
酸素吸収体金属層の介在により保護もおこなわれるし、
酸素吸収体金属が陽極合剤と直接々触すればその部分で
ショートを起こすこととなるため、酸素通過層8を介し
て配置しなければならない。
強く、セパレータ中にセロハン隔膜を用いていれば酸化
されて、セパレータの役目を果さなくなることもあり、
酸素吸収体金属層の介在により保護もおこなわれるし、
酸素吸収体金属が陽極合剤と直接々触すればその部分で
ショートを起こすこととなるため、酸素通過層8を介し
て配置しなければならない。
この種の過酸化銀電池においては、普通の状態では過酸
化銀と酸化銀との2段の放電曲線となり、用途によって
は2段の放電曲線は欠点であって、むしろ酸化銀の1段
の放電曲線のような平坦な放電曲線が望ましい場合があ
る。
化銀と酸化銀との2段の放電曲線となり、用途によって
は2段の放電曲線は欠点であって、むしろ酸化銀の1段
の放電曲線のような平坦な放電曲線が望ましい場合があ
る。
このときには過酸化銀粉末に圧力を加えて多孔度10%
以下の陽極合剤とすれば、電解液は合剤内部に殆んど浸
透しないので、合剤の上面(陰極に近い面)においての
み放電反応を起し、この反応点では金属銀(Ag)、酸
化銀(Ag2O)、過酸化銀(AgO)が存在するため
放電電圧曲線は、最初の数秒間は1.8Vと高い放電々
圧が現われるが、すぐに1.5Vの酸化銀電池の平担な
放電々圧となる。
以下の陽極合剤とすれば、電解液は合剤内部に殆んど浸
透しないので、合剤の上面(陰極に近い面)においての
み放電反応を起し、この反応点では金属銀(Ag)、酸
化銀(Ag2O)、過酸化銀(AgO)が存在するため
放電電圧曲線は、最初の数秒間は1.8Vと高い放電々
圧が現われるが、すぐに1.5Vの酸化銀電池の平担な
放電々圧となる。
陽極合剤の多孔度を著るしく減少させるといっても零に
することは困難であって、実験的には多孔度10%以下
であれば実際の電池使用時に差支えない範囲であること
がわかった。
することは困難であって、実験的には多孔度10%以下
であれば実際の電池使用時に差支えない範囲であること
がわかった。
多孔度10%以下になるにしたがい、徐々にではあるが
2段反応を示し、多孔度15%以上では2段反応が顕著
に現われる。
2段反応を示し、多孔度15%以上では2段反応が顕著
に現われる。
又、酸素を吸収する物質を層として配置することにより
、陽極合剤内に同様の効果を有する物質を混合するのに
比較し、過酸化銀の充填量が増加し、容量増大ともなる
。
、陽極合剤内に同様の効果を有する物質を混合するのに
比較し、過酸化銀の充填量が増加し、容量増大ともなる
。
本発明は上記した如く、過酸化銀陽極合剤の成型体とセ
パレータの間に酸素通過層を介して酸素吸収体金属層を
配置することにより陽極から発生する酸素を効率よく消
費でき、電池容器の破壊を防止するものであり、その工
業的価値は大である。
パレータの間に酸素通過層を介して酸素吸収体金属層を
配置することにより陽極から発生する酸素を効率よく消
費でき、電池容器の破壊を防止するものであり、その工
業的価値は大である。
図は本発明一実施例の過酸化銀電池の縦断面図である。
1・・・・・・陽極缶、2・・・・・・陰極缶、4・・
・・・・陰極合剤、6・・・・・・セロハン隔膜、7・
・・・・・酸素吸収体金属層、8・・・・・・酸素通過
層、9・・・・・・陽極合剤。
・・・・陰極合剤、6・・・・・・セロハン隔膜、7・
・・・・・酸素吸収体金属層、8・・・・・・酸素通過
層、9・・・・・・陽極合剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 陽極缶内に充填した過酸化銀陽極合剤の成型上面に
、酸素通過層わ介して酸素吸収体金属層を配置し、セパ
レータを介して陰極合剤を当接してなる過酸化銀電池。 2、特許請求の範囲第1項において、酸素吸収体金属層
が酸素吸収体金属を活性炭に吸着させた層からなる過酸
化銀電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50118084A JPS58670B2 (ja) | 1975-09-29 | 1975-09-29 | カサンカギンデンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50118084A JPS58670B2 (ja) | 1975-09-29 | 1975-09-29 | カサンカギンデンチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5241833A JPS5241833A (en) | 1977-03-31 |
JPS58670B2 true JPS58670B2 (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=14727588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50118084A Expired JPS58670B2 (ja) | 1975-09-29 | 1975-09-29 | カサンカギンデンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58670B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50139940A (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-10 |
-
1975
- 1975-09-29 JP JP50118084A patent/JPS58670B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50139940A (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5241833A (en) | 1977-03-31 |
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