JPS58664B2 - サンカギンデンチ - Google Patents
サンカギンデンチInfo
- Publication number
- JPS58664B2 JPS58664B2 JP74893A JP89374A JPS58664B2 JP S58664 B2 JPS58664 B2 JP S58664B2 JP 74893 A JP74893 A JP 74893A JP 89374 A JP89374 A JP 89374A JP S58664 B2 JPS58664 B2 JP S58664B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silver oxide
- anode
- battery
- anode mixture
- internal resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は常温および低温における内部抵抗を減少させる
と共に、陽極合剤の膨潤を防ぎ、内部抵抗の経時的増加
を防止し得る酸化銀電池に関するものである。
と共に、陽極合剤の膨潤を防ぎ、内部抵抗の経時的増加
を防止し得る酸化銀電池に関するものである。
従来の酸化銀電池は、陽極活物質を一価酸化銀(Ag2
0)によって構成していたが、電池の放電容量が極めて
小さいという欠点を有していた。
0)によって構成していたが、電池の放電容量が極めて
小さいという欠点を有していた。
斯かる酸化銀電池の容量を大きくするために、陽極活物
質の一価酸化銀を二価酸化銀(Age)に代えたり二価
酸化銀の周囲を一価酸化銀の層で被覆して陽極活物質を
構成したりしていた。
質の一価酸化銀を二価酸化銀(Age)に代えたり二価
酸化銀の周囲を一価酸化銀の層で被覆して陽極活物質を
構成したりしていた。
しかしこのような電池は放電電位が2段変化したり、製
造が難しく費用がかさむ上に、一価酸化銀の分量だけ三
価酸化銀の量が減少することに伴ない放電容量も減少し
てしまう欠陥があった。
造が難しく費用がかさむ上に、一価酸化銀の分量だけ三
価酸化銀の量が減少することに伴ない放電容量も減少し
てしまう欠陥があった。
そこで、出願人は酸化銀電池の容量を大きくし、しかも
放電初期から一定の電位を得るために、二価酸化銀と無
定形炭素とによって陽極合剤を構成した電池を提案して
いる。
放電初期から一定の電位を得るために、二価酸化銀と無
定形炭素とによって陽極合剤を構成した電池を提案して
いる。
しかし斯かる陽極合剤を使用した酸化銀電池は、常温時
の内部抵抗が20〜30Ωと高いばかりでなく、低温(
−20℃)のときの内部抵抗が500Ω〜IKΩと極め
て高いもので、特に低温時の特性が著しく悪かった。
の内部抵抗が20〜30Ωと高いばかりでなく、低温(
−20℃)のときの内部抵抗が500Ω〜IKΩと極め
て高いもので、特に低温時の特性が著しく悪かった。
また上記の酸化銀電池は、時間の経過とともに電解液が
陽極合剤に過度に拡散するため、陽極合剤が膨潤し、こ
れに従って内部抵抗も次第に増加してしまうものであっ
た。
陽極合剤に過度に拡散するため、陽極合剤が膨潤し、こ
れに従って内部抵抗も次第に増加してしまうものであっ
た。
而して本発明は、二価酸化銀と無定形炭素とによって構
成した陽極合剤の陰極側に、耐アルカリ性金属網で形成
した集電体を設けたことにより、常温および低温におけ
る内部抵抗を減少させると共に、陽極合剤の膨潤を防ぎ
、内部抵抗の経時的増加を防正し得る新規な酸化銀電池
を提案せんとするもので、以下図示した実施例に基づき
その詳細を説明する。
成した陽極合剤の陰極側に、耐アルカリ性金属網で形成
した集電体を設けたことにより、常温および低温におけ
る内部抵抗を減少させると共に、陽極合剤の膨潤を防ぎ
、内部抵抗の経時的増加を防正し得る新規な酸化銀電池
を提案せんとするもので、以下図示した実施例に基づき
その詳細を説明する。
第1図において符号1は陽極缶で、該陽極缶1の上部に
は陰極缶2がバッキング3を介して固定されている。
は陰極缶2がバッキング3を介して固定されている。
陰極缶2の内部には、たとえば亜鉛に10係(重量係以
下同じ)の水銀を加えてアマルガム化した陰極活物質4
を有している。
下同じ)の水銀を加えてアマルガム化した陰極活物質4
を有している。
陰極活物質の下部には、30〜40%水酸化ナトリウム
水溶液または30〜40チ水酸化カリウム水溶液に酸化
亜鉛を飽和させた電解液含浸層5を有している。
水溶液または30〜40チ水酸化カリウム水溶液に酸化
亜鉛を飽和させた電解液含浸層5を有している。
電解液含浸層5の下部には、セロハンの隔膜6が設けら
れている。
れている。
隔膜6の下部には、ステンレス或いはニッケル等の耐ア
ルカリ性金属網によって形成された集電体7が設けられ
、該集電体7の下部には二価酸化銀の粉末と、無定形炭
素の粉末とを添加混合して構成した陽極合剤8が設けら
れている。
ルカリ性金属網によって形成された集電体7が設けられ
、該集電体7の下部には二価酸化銀の粉末と、無定形炭
素の粉末とを添加混合して構成した陽極合剤8が設けら
れている。
ずな4つも、陽極合剤8の陰極側に集電体7が設けられ
ることになる。
ることになる。
集電体7の網目は200メツシュ位が好適であり、該集
電体γは陽極合剤8と共に成形することができる。
電体γは陽極合剤8と共に成形することができる。
陽極合剤8を構成する無定形炭素は、木炭、活性炭、カ
ーボンブラック、コー・クス等の非結晶質の炭素で、そ
の添加量は二価酸化銀に対して零を越え20係以下が最
適である。
ーボンブラック、コー・クス等の非結晶質の炭素で、そ
の添加量は二価酸化銀に対して零を越え20係以下が最
適である。
この電池について1°5にΩの負荷抵抗をかけながら連
続放電電圧を測定すれば第2図に示すよう表わされる。
続放電電圧を測定すれば第2図に示すよう表わされる。
第2図において、線aは本発明の酸化銀電池の一実施例
(二価酸化銀98重量係、活性炭2重量係の陽極合剤を
用いた場合)による放電特性を示し、線すは従来の二価
酸化銀電池の例(二価酸化銀ioo重量係の陽極合剤を
用いた場合)、線(・は一価酸化銀電池の例(一価酸化
銀95重量係、グラファイト5重量係の陽極合剤を用い
た場合)、線dは丁6価酸化銀ベレットの全周を還元し
2て表面に8重量係の−”価酸化銀層を形成した陽極合
剤を用いた電池の例による放電特性を示している6、こ
のように、本発明の酸化銀電池は従来の電池と比較して
放電容量が大きい吉共に、放電開始時の電圧が1.8v
であるにもかかわらす即叶・(約1秒後)に1.5〜1
.6vの一定電圧に降下して長時間接続するとい・う特
性を示し7ている。
(二価酸化銀98重量係、活性炭2重量係の陽極合剤を
用いた場合)による放電特性を示し、線すは従来の二価
酸化銀電池の例(二価酸化銀ioo重量係の陽極合剤を
用いた場合)、線(・は一価酸化銀電池の例(一価酸化
銀95重量係、グラファイト5重量係の陽極合剤を用い
た場合)、線dは丁6価酸化銀ベレットの全周を還元し
2て表面に8重量係の−”価酸化銀層を形成した陽極合
剤を用いた電池の例による放電特性を示している6、こ
のように、本発明の酸化銀電池は従来の電池と比較して
放電容量が大きい吉共に、放電開始時の電圧が1.8v
であるにもかかわらす即叶・(約1秒後)に1.5〜1
.6vの一定電圧に降下して長時間接続するとい・う特
性を示し7ている。
なお第2図において横軸は時間(*、ilx h r
)、縦軸は電圧(m位■)である。
)、縦軸は電圧(m位■)である。
また本発明の電池に−)いて、温度を変化させながら、
その内部抵抗を測定した。
その内部抵抗を測定した。
その結果は第3図に示す実線で表わされた曲線Aのよう
に変化する。
に変化する。
なお第3図において横軸は温度(r−位°C)をまた縦
軸は内部抵抗(11:Ω)を表わすもので、従来の一価
酸化銀と無定形炭素とて陽極合剤を構成し、集電体を設
(1)い場合の内部抵抗が、点線で示される曲線B′7
7表わされている。
軸は内部抵抗(11:Ω)を表わすもので、従来の一価
酸化銀と無定形炭素とて陽極合剤を構成し、集電体を設
(1)い場合の内部抵抗が、点線で示される曲線B′7
7表わされている。
第3図から明らかなように従来の電池に比較し、本発明
に従・う酸化銀電池の内部抵抗の変化及びその値は棒め
て小さいものである。
に従・う酸化銀電池の内部抵抗の変化及びその値は棒め
て小さいものである。
このように、本発明によれば無定形炭素を二価酸化銀陽
極に添加することにより、/1価酸化銀電池の本質的な
問題である放電初期の高電子☆を消去することができる
。
極に添加することにより、/1価酸化銀電池の本質的な
問題である放電初期の高電子☆を消去することができる
。
このように、無定形炭素が二価酸化銀電池の放電初期に
おける高電位を消去する性質があるのは次の理由による
と考えられる。
おける高電位を消去する性質があるのは次の理由による
と考えられる。
すなわち、分−「吸着力に差があるからである。
無定形炭素は非晶質であり、活性炭に代表されるよ′う
に、強い分子吸着力を持つため、電池放電時に陽極のA
gOの酸素を吸着する結果、還元触媒として働くので、
高電位を消去すると推定される。
に、強い分子吸着力を持つため、電池放電時に陽極のA
gOの酸素を吸着する結果、還元触媒として働くので、
高電位を消去すると推定される。
; まだ、この無定形炭素を含有する陽極合剤は黒鉛等
の他の添加物を含有するものと比較し、て膨潤性に富む
が、本発明は、叫アルカリ性金属絣で形成し、た集電体
を、陽極合剤の陰極側に陽極缶に接続されるように設け
たものであるから、電池の内部抵抗を減少させることが
できるのみならず陽極合剤の膨潤を抑えることができる
。
の他の添加物を含有するものと比較し、て膨潤性に富む
が、本発明は、叫アルカリ性金属絣で形成し、た集電体
を、陽極合剤の陰極側に陽極缶に接続されるように設け
たものであるから、電池の内部抵抗を減少させることが
できるのみならず陽極合剤の膨潤を抑えることができる
。
すなわち、金属網と共に陽極合剤を陽極缶内に圧縮、充
填する際、金属網が陽極合剤を押えつけることによって
密度を高くすることができ、この;ため電解液の陽極合
剤への過度の浸透を抑えるのである。
填する際、金属網が陽極合剤を押えつけることによって
密度を高くすることができ、この;ため電解液の陽極合
剤への過度の浸透を抑えるのである。
、さらに、電解液の浸透に伴う陽極合剤の膨潤を金属網
の押F「力によって抑える作用も床すことになる。
の押F「力によって抑える作用も床すことになる。
以Y、に記載し7たようl(″11本発明によりは、二
価酸化銀と無定形炭素、Lによって陽極合剤を構成して
いるため放電初期における高電位を即座に一定の市;位
に降下〜させることかできる十に、放電容量を大きくす
ることができ、しかも上記陽極合剤の陰極側に耐アルカ
リ性金属網で形成した集電体を□陽極缶に接続さ才Iる
ように設けているた1y)、常温および低温における内
部抵抗を著し7く減少さぜることかできると共に、陽伜
合剤の膨潤を防ぐことができ、内部抵抗の経時的増加を
防市てきる等、充分に所期の目的を達し得、著しい効果
を有する。
価酸化銀と無定形炭素、Lによって陽極合剤を構成して
いるため放電初期における高電位を即座に一定の市;位
に降下〜させることかできる十に、放電容量を大きくす
ることができ、しかも上記陽極合剤の陰極側に耐アルカ
リ性金属網で形成した集電体を□陽極缶に接続さ才Iる
ように設けているた1y)、常温および低温における内
部抵抗を著し7く減少さぜることかできると共に、陽伜
合剤の膨潤を防ぐことができ、内部抵抗の経時的増加を
防市てきる等、充分に所期の目的を達し得、著しい効果
を有する。
第1図は本発明に従・う酸化銀電池の一゛実施例を示す
縦断面図、第2図は本発明の電池吉従来の電池の放電電
位の変化を示す特性図であり、第3図は、本発明に従う
電池と、従来の電池の内部抵抗□の変化を示した特性図
である。 1・・・・・・陽極缶、2・・・・・・陰極缶、4・・
・・・・陰極活物質、5・・・・・・電解液含沙層、6
・・・・・・隔膜、γ・・・・・・集電体、8・・・・
・・陽極合剤。
縦断面図、第2図は本発明の電池吉従来の電池の放電電
位の変化を示す特性図であり、第3図は、本発明に従う
電池と、従来の電池の内部抵抗□の変化を示した特性図
である。 1・・・・・・陽極缶、2・・・・・・陰極缶、4・・
・・・・陰極活物質、5・・・・・・電解液含沙層、6
・・・・・・隔膜、γ・・・・・・集電体、8・・・・
・・陽極合剤。
Claims (1)
- 1 二価酸化銀粉末に無定形炭素粉末を分散混入せ■た
陽極合剤を陽極缶に圧縮充填し、かつ、陽極合剤の陰極
側に耐アルカリ性金属網で形成した集電体を陽極缶に接
続されるように設けたことを特徴とする酸化銀電池。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP74893A JPS58664B2 (ja) | 1973-12-28 | 1973-12-28 | サンカギンデンチ |
DE2440246A DE2440246A1 (de) | 1973-12-28 | 1974-08-22 | Silberoxydzelle |
FR7434438A FR2256549B1 (ja) | 1973-12-28 | 1974-10-14 | |
GB4805674A GB1442938A (en) | 1973-12-28 | 1974-11-06 | Silver oxide electrical cells |
US05/536,400 US3990916A (en) | 1973-12-28 | 1974-12-26 | Silver oxide cell |
CH1738874A CH600593A5 (ja) | 1973-12-28 | 1974-12-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP74893A JPS58664B2 (ja) | 1973-12-28 | 1973-12-28 | サンカギンデンチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5097828A JPS5097828A (ja) | 1975-08-04 |
JPS58664B2 true JPS58664B2 (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=11486347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP74893A Expired JPS58664B2 (ja) | 1973-12-28 | 1973-12-28 | サンカギンデンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58664B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0134939Y2 (ja) * | 1985-06-04 | 1989-10-24 | ||
JPH0428203Y2 (ja) * | 1985-07-27 | 1992-07-08 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4015055A (en) * | 1975-09-29 | 1977-03-29 | Union Carbide Corporation | Metal oxide cells having low internal impedance |
JPS5447031U (ja) * | 1977-09-07 | 1979-04-02 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5052533A (ja) * | 1973-09-11 | 1975-05-10 |
-
1973
- 1973-12-28 JP JP74893A patent/JPS58664B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5052533A (ja) * | 1973-09-11 | 1975-05-10 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0134939Y2 (ja) * | 1985-06-04 | 1989-10-24 | ||
JPH0428203Y2 (ja) * | 1985-07-27 | 1992-07-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5097828A (ja) | 1975-08-04 |
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