JPS5866227A - プランジヤ型電磁継電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車などに装着される電磁継電器の改良に関
するものであシ、スタータリレー、グロープラグリレー
などに適用される。

このような継電器においては、特に信頼性、耐久性、安
価なことなどが要求される。すなわち、防塵、防水構造
が必要であシ、電気接点、を磁プランジャなど可動部分
の相対位置関係が長年使用しても変化しないようにする
必要があり、シランジャの作動に伴う衝撃、振動が、継
電器の接点などの重要部品の寿命に大きく影譬しないよ
うにす本願発明の説明に入るまえに、従来技術による継
電器の一例を参考として説明する。

第１図において、励磁コイル４は合成樹脂製のボビン３
に巻回され、プラグ１３、ターミナル２４を介して信号
電流を供給される。励磁コイル４を巻回したがビン３は
、フレーム２の中に底面に″／ムクッション６を敷いた
のち収納され、その上面に磁気回路を構成する固定磁性
体５（以下グランドフレートともいう）をのせた後、フ
レームのグランドプレート５の上部と接する箇所を部分
的にかしめることＫよシ、フレーム人励磁コイル、グラ
ンドプレートを相互に固定している。ボビン３の中央孔
にはシランジャ７が位置し、非磁性体のスゾール２３に
よって摺動自在に支持されている。シランジャの上部は
細長部を備え、絶縁ブツシュ８，９ψ！滑動自在に嵌め
られておシ、該２個のブツシュは、その間に可動接点１
０を滑動自在に挾んでいる。上方ブツシュ９とシランジ
ャ細長部先端に固着されたリング１７との間にはスプリ
ング１６が置かれ、ブツシュ９を下方に押している。ま
た、下方ブツシュ８と前記ボビンに設けたスゾール２３
との間には復帰スプリング１５が置かれ、ブツシュ８を
上方に押している。外部負荷に連結されるべき１対の端
子として、コンタクトボルト１２が、下部に固定接点１
１を、上部に０リング１８とワッシャ２１とを挾んで合
成樹脂製のカバー１にナツト２０によシ固着されている
。

前記フレーム２には継電器を外部構造物に取付けるため
の支持部材２２が溶接によシ同着されている。また、継
電器のハウジングをなしているフレーム２とカバー１と
はシールバッキング１９を挾んでかしめまたはスクリュ
ーを用いて固定されている。

本例から推察されるように、従来のこの種の継電器にお
いては、部品点数が多く、また各部品の切削、溶接、か
しめなどの非常に多くの・加工組立工程を必要とした。

さらに、プランジャの運動による衝撃力に関し、プラン
ジャ吸引時には、プランジャはフレーム２に激突し、そ
の振動を継電器の各部に及ぼすと共に、支持部材２２を
介して外部構造物へ伝達され、またシランジャ復帰時に
は、復帰スプリング１５により付勢されたプランジャの
衝撃力を可動接点１ｏが直接受は止めているため、強い
振動を発生して他部品にも影蕃を与えると共に、可動接
点も衝撃力に耐えて寿命を確保するために充分な板厚を
必要とした。

本願発明の目的は、上述したような先行技術の欠点を克
服するため、合成樹脂材料の優れた成型加工性、衝撃吸
収性、柔軟性を充分に活がして、部品点数を減少させ、
部品加工および組立の工程を少くシ、部品相互の相対位
置を正確にし、振動の発生および伝達を少くシ、接合部
を確実にシールし、従って高い信頼性と長い寿命とを有
し、伴せて価格低廉な継電器を得ることである。すなわ
ち、本願発明においては、１対の電気接点を収納し、２
対の端子を装着する合成樹脂製のカバーと、電磁コイル
を収納するフレームとよシなるハウジングを有しておシ
、コイルボビンには、磁気コイルに関しフレームの底面
部と相対する位置に、該ボビンの軸線に垂直な平面内に
延びる磁性体のグランドプレートがインサート成形され
ており、グランドプレートの周縁を、前記カバーと前記
フレームの間に挾んで固定することによフ、前記ボビン
をハウジング内に定置させることによりこの目的を達成
している。

以下本願発明の一実施例を第２図以下の図面を参照して
説明する。

第２図において、励磁コイル４は合成樹脂製のボビン３
に巻回され、コイルの両端は一対の端子２５に連結され
て端子２５を通して外部から励磁電流を供給される。ボ
ビン３は磁気回路を構成する磁性体のグランドプレート
５をインサート成形されておシ、また１１１ｍシランジ
ャ７の軸受部３ａ１復帰スプリンダ１５のガイド３１）
％前記コイル端子２５用のパツキン２６の受座３ｃ、タ
ーミナル２５の挿入！１ｓ３Ｄ（第５図）が一体に成形
されている。継電器のノ・ウジングの一部をなすカバー
１は合成樹脂製でアシ、外部負荷用端子となる一対のコ
ンタクトボルト１２と、該負荷回路を開閉するための固
定接点１１が取付けられている。すなわち、コンタクト
ボルト１２はカバー内部に固定接点１１およびシール用
０リング１８を挾み、外部にワッシャ２１を挾んでカバ
ー１にナツト２０を用いて固定される。さらにカバー１
には、後述する可動接点１０、接点圧用スプリング１６
、および絶縁ブツシュ８とを収納する孔と、外部から励
磁コイルに通電すべく挿入されるプラグを収納するコネ
クタ部１ｂと、さらに継電器を外部構造物に取付けるた
めの支持部１ａとが１体成形されている。電磁プランジ
ャＴはボビン３の案内軸受部３ａによす摺動自在に支持
されておシ、復帰スプリング１５によシ上方に押圧され
ている。可動接点１０は、スプリング１８によシ下方に
押圧されてお）、プランジャと可動接点との間には絶縁
プッシュ８が浮動自在に介在している。組立にあたって
は、これら可動部品をカバーおよびボビン内に定置した
のゝち、ボビン３にインサート成形されたグランドプレ
ート５の周縁をカバー１と鋼板製フレーム２との周縁の
間に挾み、フレームの周縁をかしめることにより、カバ
ーとフレームを結合すると同時にボビンをハウジング内
に固定している。

さらに部品図第４図〜第８図を参照しつ＼細部を説明す
る。

第４図に示されたカバー１は、前述したように、コンタ
クトボルトを通す孔１ｈ、１ｈ′、スプリング１６を収
納する孔１ｅｓ外部プラグを収納するコネクタ部１ｂ、
支持部１ａなどの他にプランジャ７が当接する平面部Ｉ
Ｃ１１０’端子２５をボビン３に取付けるときに使用さ
れるパツキン２６の周縁を押圧しシール性を確実にする
突起１ｄ、フレーム２をかしめるための数個所に設けら
れた凹部１ｆｔ端子２５が挿入される貫通溝部１ｇ、１
ｇ′、１対のコンタクトボルト１２の間の絶縁障壁１１
などが一体成形されている。

第５図に示す合成樹脂Ｈｒボビンは前述したように、軸
受部Ｓａｓガイド３１１％受座３０％挿入部３Ｄの他に
、励磁コイル端を引出すために切欠き３５．コイル端の
ための絶縁隔壁３１、第６図に示すＵ形端子２５の辺２
ｓａｔ　　２５１）が挿入される溝部３　’ｙ　　３　
ｇｓ位置決め用突起２５Ｃがはまり込む穴３０などが一
体成形されている。第７図に示すグランドプレート５は
、ボビン内へのインサート成形を強固にするための貫通
穴５ｂとコイル端引出し用の切込み部３ｂを備えておシ
、第５Ｃ図に示すように貫通穴５ｂはボぎンの一部３ｈ
によシ充填されている。第８図に示したシランジャ７は
、上部にカバー１の当接平面部１ｃ。

１　ｃ／に当接する平面部７色、復帰スプリング１５の
受面７ｂを備えている。

つぎに本継電器の作動を説明する。励磁コイル４に通電
しない状態では、復帰スプリング１５が接点圧スプリン
グ１−６に打勝ってシランジャ７を押し上げ、可動接点
１０も絶縁ブツシュ８を介して押し上げられ固定接点１
１から離されている。

励磁コイルに通電すると、シランジャ７、グランドプレ
ート５、フレーム２によ多構成された磁気回路が働きシ
ランジャは復帰スプリング１５に打勝って下方に吸引さ
れ、可動接点８は接点圧スプリング１６によシ押され固
定接点に接触し、負荷回路は閉状態となる。可動接点は
絶縁ブツシュ８ともシランジャＴとも連結固定されては
いないので、固定接点に大きい衝撃力が加わることはな
い。

可動接点が固定接点に接触し停止した後も、シランジャ
は引続いて下方に移動し、フレーム２に衝突停止する。

この際の衝撃は相当部分カバー１の支持部等に吸収され
、車体に伝わる量は減少される。また通電を停止すると
、吸引力は消滅し、復帰スプリング１５によシ、プラン
ジャ７は上方へ向は加速され、ブツシュ８を介して可動
接点１０を押し上げ接点を開状態にする。この際のプラ
ンジャの速度、運動量は充分大きいため、接点の溶着は
起シに＜＜、接点の寿命は長くなる。プランジャは平面
部ＩＣｔ１”に油接して停止するので、可動接点１０が
プランジャの停止衝撃を受けることはない。端子２５０
周縁をシールするパツキン２６はゴム等の弾性体で作ら
れ、端子２５に挿入されボビンの台座３Ｃ上に着座した
のち、ノ・ウジング組立の際カバー１の突起１ｄによシ
抑圧されシールを確実にする。

上記実施例では、シランジャ７１、絶縁ブツシュ８、可
動接点１０とは各々分離していたが、プランジャ７と絶
縁ブツシュ８とは一体固定し、可動接点１０とは分離し
てもよく、又は絶縁ブツシュ８と可動接点１０とを一体
固定し、プランジャ７とは分離する構成にしてもよい。

又、更に絶縁ブツシュ８を廃止し、該絶縁ブツシュ８と
同じ長さだけ、シランジャ７の先端部をヘッダー加工等
で押し出し加工してもよい。この場合、接点導電部とフ
レームとの絶縁は、ボビン３にもうけられた３’ｔ３ｂ
の合成樹脂部、及び、接点ギャップよシも、シランジャ
７とフレーム２とのギャップ、すなわち吸引ヤヤツゾの
方を大きくする事によシ、確保される。

ターミナル２５はコの字状にしてボビン３に挿入して屹
立させたが、ターミナル２５の一方の端２５１１は立て
る必要はなく、２５（１部をそのまま延長してポビン３
上に霧出させ、該露出部でコイル端とハンダ付け、又は
溶接等で接続してもよい。

又、２５ｃの突起は省略してもよい。更に極端な場合は
２５Ｄ部をゆるやかに３Ｄ部へ挿入し、カバー１にもう
けた溝１ｇ部で確実に固定する様にしてもよい。又、ボ
ビン３の成形時ターミナル２５を埋込んで成形すること
もできる。パツキン２６を局部的に押圧するためのカバ
ー１にもうけた突起１（ｉｍはざビン３の受座部３ｃ上
にもうけてもよい。カバー１にもうけた支持部１ｓＬ及
びコネクタ部１ｂの形状は図示例に限る事はなく、必要
に応じて形状を変更出来る事はもちろんであ之。

フレーム２とカバー１とは部分的に複数ケ所かしめたが
、全周をかしめてもよく、又、他の手段、ネジ止めがで
きる様な形状にして固定してもよい。

シランジャ７はカバー１の１ｃ＊１”に突き当たる様に
なっているが、絶縁ブツシュ８の先に小径の棒状部を突
き出し、又、可動接点１０には、該絶縁ブツシュの棒状
部が摺動自在に貫通する小穴をもうけ、該絶縁ブツシュ
の棒状部先端がカバー１に突き邑たる様にしてもよい。

以上述べたように、本発明においては、磁気回路を構成
するグランドプレートを励磁コイルを収納するボビンに
インサート成形し、該プレートの周縁をカバーとフレー
ムの間に挾み固定することによ）ボビンを定位置に保持
すると共に、合成樹脂製のカバー、ボビンに対し、合成
樹脂の優れた成形性、振動吸収性、柔軟性などを極度に
活用して、各種部品の取付、可動部分の案内、振動の吸
収、シール等多種の機能を持たせて、継電器の構成部品
を減少させ部品製作、組立共に簡単にし、従って安価に
製造されて、しかも振動をよく抑制吸収して長寿命が保
証さるる電磁継電器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の正面断面図、 ＃！２図は本発明継電器の一実施例の正面断面図、のカ
バーの平面図、側面図、底面図、および正面ンの平面図
、側面図、正面断面図、 第６　？　％　ｂ　＠ゆヤゎ、イれ継、。端子。平、図
、正面図、 第７図は継電器のグランドプレートの正面図、第８図は
プランジャの正面図である。 図において、 １・・・カバー、２・・・フレーム、３・・・ボビン、
４・・・励磁コイル、５・・・グランドプレート、７・
・・プランジャ、１０・・・可動接点、１１・・・固定
接点、１２・・・コンタクトボルト、２５・・・端子 代理人　浅　村　　　皓 外４名 牙２図　　　　　第３図 ／、＞ オ６ａ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　中空のコイルボビンに巻回された電磁コイル
   と、該ボビン内に摺動自在に配設されたシランジャと、
   該プランジャの運動によシ開閉される一対の電気接点と
   、前記電磁コイルの両端を外部信号源に連結するための
   一対の端子と、前記電気接点を外部負荷に連結するため
   の一対の端子とを有するプランジャ型１１ｍ継電器にお
   いて、前記１対の電気接点を収納し、前記２対の端子を
   装着する合成樹脂製のカバーと、前記電磁コイルを収納
   するフレームとからなるハウジングを有前記コイルボビ
   ンには、前記磁気コイルに関し前記フレームの底面部と
   相対する位置に、該ボビンの軸線に垂直な平面内に延び
   る磁性体のグランドプレートがインサート成形されてお
   シ、該グランドプレートの周縁を、前記カバーと前記フ
   レームの間に挾んで固定することにょシ、前記ボビンを
   ハウジング内に定置させると共に、前記プランジャ、フ
   レームと協動して、該グランドプレートが磁気回路を構
   成していることを特徴とする電磁継電器。 （２、特許請求の範囲第１項記載のシランジャ型電磁継
   電器において、 前記ボビンの中空部の一部が、前記シランジャを摺動可
   能に支持する軸受をなしていることを特徴とする電磁継
   電器。 （３）特許請求の範囲第１項に記載のシランジャ型電磁
   継電器において、 前記カバーの内面に、前記１対の電気接点のうちの可動
   接点を固定接点方向に押圧するスプリングを収納案内す
   る孔を設けたことを特徴とする電磁継電器。 （４）特許請求の範囲第１項に記載のシランジャ型電磁
   継電器において、 前記フィルボビンは、前記電磁コイルに連結された１対
   の端子を嵌め込むための溝と、該端子と該ざピンとの間
   に挿入されるバッキングの受座を有していることを特徴
   とする電磁継電器。 （５）特許請求の範囲第１項記載のシランジャ型電磁継
   電器において、 前記合成樹脂製のカバーが、該継電器を他の構造物に取
   付けるための取付部と、および前記電磁コイルに通じる
   １対の端子に連結されるべきプラグを受容する凹部とを
   備えて成型されていることを特徴とする電磁継電器。