JPS5864158A - 塗装ラインなどにおける水滴除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水洗工程から上がった品物の水滴を効率よく
除去するようにした塗装ラインなどにおける水滴除去装
置に関する。

コンベアラインに品物を吊って、前処理、塗装、焼付の
各工程に移送されながら塗装を完了する塗装ラインでは
、前処理の水洗工程の後段に乾燥工程があり、水洗を終
えた品物には多数の水滴が付着しているので、これをそ
のまま乾燥工程に導くと乾燥効率が低い。従って水滴は
事前に除去するよう図っており、例えば高圧エアを吹付
けるとか、品物をゆする方法を採っている。しかし、前
者では表面はよいが内面部の水滴は除去しにくいの、で
不充分であり、後者では懸垂した品物が揺れるだけで的
確に水滴が落ちない。衝撃を加えれば落ちる率が増すが
、品物を損傷して好ましくない。いずれにしても除去不
充分で水滴のついたま＼乾燥工程に導入され、この工程
での手間を大きく掛ける原因となっている。また脱脂、
脱酸、表面処理などの工程間においても、前工程での処
理剤や水の水滴がついたま＼次工程に持ち込まれると、
次工程の処理剤Ｉ；汚染や稀釈の悪影響が出る場合があ
り、望ましくは各種水滴を速やかに除去して次工程への
導入するのが良い。メッキの前処理ラインでも同様であ
る。

本発明はこのような状況に鑑み、品物を傷付けず、効率
よく水滴を振り落すようにした塗装ラインなどにおける
水滴除去装置を提供する。

以下図に就いて本発明の／実施態様を説明する。

コンベアライン／には適当間隔に設けたハンガーコによ
って品物３が吊られ、脱脂、脱酸、表面処理、水洗、乾
燥工程を持つ前処理工程、塗装工程および乾燥焼付工程
などを回動する。図は例えば水洗工８（シャワー、水槽
浸漬など）から乾燥工程へ移る途中のライン上の７部と
するう先ずコンベアライン／にωられて移動する品物３
の下部／側面に近接した位置にその移動方向に沿って固
定パークを設置する。他方、品物３の上部の他側面に近
接した位置に、固定バーｑと平行し、かつ品物３に向っ
て水平に移動できるようにしだ揺動パークを設ける。例
えば、下端をコンベアライン／と平行な軸心６によって
揺動自在に軸支されだ揺動腕りの上端に揺動バー５を固
定し、クランクざの先端と揺動腕７の適所をコンロッド
デで連結し、クランクざを回動させることによって揺動
バーＳが水平方向に揺動する。この揺動バー１−の揺動
のだめの機構は上記例に限定されず、公知のいろいろな
機構が利用できる。

固定パーク、揺動パークは合成樹脂や木などの硬度の低
いもので製するか、またはこれらを被覆して備える。ま
た両バーク、左のセット位置は上下、前後に調整可能に
し、品物３の大きさに適応できるようにする。この調整
機構も公知のものを自由に選択できる。揺動バーＳの揺
動ストロークも調節可能とする。揺動腕りとコンロッド
９の連結位置を変えるなどの手段がある。

以上のように構成し、次に作用を説明する。

揺動バー５は揺動させて置き、水洗工程から出て濡れて
いる品物３は固定パークと揺動バー３の間を通ってくる
。このとき先ず揺動バーＳによって品物３の上部が押さ
れ、反対側下部に固定パークがあるので品物３は図中点
線で示すように上部が倒れるように傾斜する。ハンガー
コと共に全体的に見るとくの字状になる。揺動バーＳが
戻ると品物３も原状に戻るが、反動によって反対側に少
し傾斜したり、ぶらぶら揺れだりする。品物３が両バー
グ、Ｓの長さ分だけ通過する間、上記の動作が繰返され
る。

そして品物３の上記のような動きと、両パーｑ。

夕との軽い衝合によって水滴が落されるが、最も重要な
ことは、ハンガーコとの間でくの字状に曲がって、次に
真直ぐに伸びて原状に戻るときの動きである。即ち、品
物３は少し持ち上げられて、次に下に落ちて止まりハン
ガーコにぶら下がる上下動作が含まれ、この止まった時
に水滴が慣性力で下に振り落される。何回かこの動作が
繰返されることによって、丁度、帛っだ品物を上下に振
る形になり、付着している水分が効果的に振り払われる
ことになる。

固定バーを品物下部両側に設けて拘束すれば、上記の作
用が向上する。この場合揺動バーも品物上部の両側に設
けて交互に品物を押すようにすれば、更に倍増した効果
がある。

以上の通り、本発明の塗装ラインなどにおける水滴除去
装置は、品物を多数懸垂して移動するコンベアライン上
の適所に、品物下部側面に近付けて固定バーを配し、そ
の反対側の品物上部側面に揺動バーを配し、品物の下部
を拘束して上部を揺するようにしたもので、品物を傷付
けることなく、品物の内外面に付着した水や処理液を速
かに振り落すことができる。水洗工程と、その後の乾燥
工程の間に本装置を配置すれば、乾燥工程の効率を挙げ
、その他処理液の稀釈や汚濁を大巾に防ぐことができる
。構造的にも簡潔で、設備費の負担が少く、しかもコン
ベアラインによって一連の工程を処理するようにした塗
装ラインなどにおいて、ラインの短縮化や工数低減に役
立つところが大きい特徴ある装置である。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多数の品物を適当間隔に懸吊するコンベアラインを前処
   理工程、塗装工程、焼付乾燥などに回動して一連の塗装
   処理を行う塗装ラインなどにおいて、水洗工程直ぐ下流
   のライン上に、品物の下部の少くとも／側面に沿ってそ
   の流れ方向に沿った、固定バーを設けると共に、品物上
   部の反対側面に近付けて、固定バーと平行しかつ品物に
   衝合するように水平方向に揺動する揺動バーを設けたこ
   とを特徴とする塗装ラインなどにおける水滴除去装置。