JPS5863691A - ジブクレ−ン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超重量の荷（たとえば、原子炉圧力容器等約１
０００を程度のもの）の荷役電；使用するジブクレーン
に関するものである。

超重量の荷を取扱い得るものとしては、ジンポール、デ
リック、クローラクレーン、ガントリクレーン等がある
が、ジンポール、ｔリック等では前後左右のような平面
的６二吊荷の移動を行うことができない。吊荷の移動を
行うことができるよう１ニジプを旋回可能な構造とする
と、ジブクレーンは大型、化し、基礎条件も大規模とな
って組立作業が面倒である。この点クローラクレーンは
据付作業が容易であり便利であるが、接地圧が約１７（
１／Ｗ？と高く、そのため地盤の弱い日本では使用に難
がある。

又、原子力発電所建設等における原子炉圧力容器の設置
には、建屋を利用したガントリクレーンが用いられてい
るが、かかる方法は、建屋を頑丈−二シなければならな
いと共シー、建屋を構築した後でなければ圧力容器の設
置ができず、工期が長期化する問題を提している。

そこで、最近、上述の不具合を解消するものとして、第
１図に示す如き、ジブクレーンが案出されている（実願
昭５６−３０１５８号）。すなわち、整地した地面上に
据置いたジブ軸受架台（α）に、ジブ（ｈ）及びフロン
トスティ（ｃ）をＶ字状に配して各基端をピン（ｄ）及
び（−）にて枢着させると共に二、フロントスティ（ｃ
ｌの先端を、地面上に設置のカウンターウェイト架台Ｖ
）にパックスティ（ｙ＋を介してつなぎ、又、上記ジブ
軸受架台（ａ）とカウンターウェイト架台ｑ）との間（
二配設したウィンチ架台（Ａｌをジブ軸受架台（α）（
１補剛材（弓にて結合させ、９インチ架台ｊｈＪ上に設
置した一対の起伏装置（７）から２本の起伏ロープ（ｋ
）を、フロントスティ（Ｃ）先端部のシープとジブ（ｂ
ｌ先端部のシープ間にかけ回し、又、ウィンチ架台（ｈ
）上Ｃ二設置した一対の巻上装置（ハからの２本の巻上
ロープＩＩｒＬ）を、フロントスティ（Ｃ）先端部の巻
上用のシープにかけた後、ジブ（ｈ）先端部の巻上用の
シープ（ｒＬ）（Ｏ）にかけ、更にフックブロック←）
にかけて吊具（ｑ）を巻上下可能に、吊り下げるようＣ
二し、更に、ジブ（ｂ）が後方（二側れないようにゴム
バッファ（ｒ）ラフロントスティ（Ｃ）を利用して設け
たストッパフレーム（Ｓ）に取り付け、２本の起伏ロー
プ（／ｃ）の巻取り、巻戻しによりジグ（ｈｌが起伏運
動し、吊具（ｑｌが前後に移動するようにしである。（
ｔ）は荷、（、）はカウンターウェイトである。

上記ジブクレーンを用いれば、超重荷重の荷（ｔ）を取
り扱えるにもかかわらず、簡単な基礎と巻上げ下げ、起
伏の機能のみで荷の横移動が容易に且つ安全に行える利
点がある。

本発明は、上記第１図のジブクレーンを更に一歩進め、
作業範囲の大幅な拡大が図れるよう（−シよ・うとする
もので、地面上に据置くジブ軸受架台上に軸受フレーム
を旋回自在に組み付けると共に、地面上に車輪付きのウ
ィンチ台を走行自在に置き、該ウィンチ台と１記軸受フ
レー４とを接続フレームにてつなぎ、且つ上記軸受フレ
ーム上に、ジブとパックストラットの各基端な起伏自在
に枢着し、ジブとパックストラットをＶ字状にして、各
先端間（−渡したスティロープにて固定し、上記ウィン
チ台上の起伏ウィンチからのローブをウィンチ台とパッ
クストラット先端間にかけ、又巻上ウィンチからのロー
ブをジグ先端側へ導いてなることを特徴とするものであ
る。

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第２図（二示す如く、整地した地面上に、ライブリング
ローラ（旋回車輪）　（２）　ｔ；て軸受フレーム（３
）を旋回自在に載置組み付けてなるジブ軸受架台（１）
を、据置きし、一方、該ジブ軸受架台（１）より所要の
距離を隔てて車輪（５）付きのウィンチ台（４）を、地
面上（二装置し、且つ該ウィンチ台（４）と１記ジブ軸
受架台（１）の軸受フレーム（３）上を、接続フレーム
（６）で接続し、ジブ軸受架台（１）の旋回中心線ｋ）
を中心としてウィンチ台（４）が走行運動できるよう１
＝する。上記ジブ軸受架台（１）の軸受フレーム（３）
（二は、第１図のものと同じよう（；ジブ（力の基端と
パックストラット（８）の基端とをそれぞれピン（９）
及びａ〔にて枢着させ、該ジブ（７）の先端とパックス
トラット（８）の先端とを起伏ステイロープθ０で固定
し、ジブ（７）とパックストラット（８）とが所要の角
度に保持されてパックストラット（８）の起伏でジブ（
７）が起伏できるようＣニジ、且つジブ（７）とパック
ストラット（８）の垂直荷重が旋回中心に来るようにし
て前記軸受フレーム（３）が水平力を受けても外れない
ようにする。又、前記ウィンチ台（４）上（＝は、起伏
ウィンチＱつと巻上ウインーチａ３とをそれぞれ一対づ
つ設置し、起伏ウィンチａりαｂのドラムｌ二巻取られ
ている起伏ロープαｓ４をパックストラット（８）先端
部の起伏シーブα■鵠と、ウィンチ台（４）上の起伏シ
ープＱ６）軸との間≦−第５図に示す如く複数条にかけ
渡し、起伏ウィンチａ３ａｈの駆動によりパックストラ
ット（８）、起伏ステイロープＱυととも（：ジグ（力
が起伏できるようにすると共（；、一対の巻上ウィンチ
０３αｊのドラムζ二巻取られている巻上ロープａη員
は、パックストラット（８）先端部の巻玉シーブ翰、ジ
ブ（刃先端部の巻上シープ０、ｃＡ＋：順Ｃ；かけた後
、第４図に示す如く１下のシープブロック（２１）　＠
間に複数条にわたりかけ渡して逆三角形状のビーム（ハ
）を吊下支持させる。該ビーム（ハ）の下端には吊ビー
ムＣ・Ｄを軸受を介し回動自在に連結し、且つ該吊ビー
ムｔ２ａの両端に吊具（ハ）を設け、超重量の荷（２ｅ
を吊り巻上下できるようにする。

尚、図面では、超重量の荷ｔ２１１９を原子炉圧力容器
として示しており、原子炉格納容器ＣＩ’７）　ｌ二圧
力。

容器を組み込む場合を例として示している。（ハ）はバ
ラストである。

上記構成とし、通常旋回と巻上下動作を主（１川いて荷
役を行なう。たとえば、荷（イ）を原子炉圧力容器とし
、原子炉格納容器（５）内（二設置する場合を例示する
と、原子炉建屋（図示せず）との関係で建屋をはなれた
位置に置かれる圧力容器を吊る場合、まずジブ（７）を
旋回させた後、巻上ローブ０η０７）を繰り出して吊具
（ハ）の位置を下げると共に起伏ロープ（＋４）ａ４を
起伏ウィンチ０２０６に巻込み又は繰出してパックスト
ラットα槌を後方又は前方ｆ二起伏させることにより、
ジブ（７）を起伏させ、圧力容器Ｃ二吊具ｔ２５）を合
わせて係止させた後圧力容器ごと巻上げる。次に、原子
炉格納容器（２７）上まで旋回させた後、ジブ（７）を
前後１ｍ、起伏させて位置合せを行うと共に巻丁げも加
え荷重としての圧力容器を格納容器（２′０の据付位置
にセットする。この際、ジブ（力及びパックストラット
（８）に生ずる垂直荷重は、第２図の実線の状態では軸
受フレーム（３）の旋回中心に来るようにしであるので
、荷（ハ）を吊ったときＣ１生ずる水平力により軸受フ
レーム（３）が旋回車輪（２）部分より外れるというこ
とがない。又、軸受フレーム（３）とウィンチ台（４）
とが接続フレーム（６）（二より一体的につながれてお
り、ウィンチ台（４）は接地圧の低い車輪（５）で走行
自在としてあって、軸受フレーム（３）を旋回させるこ
と（二よりウィンチ台（４）も容易墓二走行できて、軸
受フレーム（３）の旋回中心点を中心とした円運動がで
きるので、ジブ（７）が旋回してもバラスト（イ）によ
る荷（イ）との均衡を保てると共（＝起伏ロープα４）
（１４）の巻取り、巻戻しを行う必要もなくジブ（７）
とパックストラット（８）を容易に旋回させることがで
きる。

このように本発明のジブクレーンでは、約１０００を程
度の超重量物を扱うクレーンとして、ジブ（力及びパッ
クストラット（８）を一体として旋回できるようにしで
あることから、荷（イ）の据付点、たとえば、原子炉圧
力容器の場合でシよ、該圧力容器の据付芯出しを容易Ｃ
１行うことカーできる。すなわち、ジブ（７）の起伏６
二よる荷の移動と荷の巻上下の２動作のほかにジブ、（
７）の旋回動作を行うことができるので、圧力容器の据
付点の修正が容易となり、芯出しを他の手段Ｃ；たよる
ことなく容易に行うことができる。この際、旋回運動に
伴い圧力容器の向きが変化して来るカー、吊ビームｒ２
４）と逆三角形状のビーム＠との連結部が軸受で回動す
るようにしであるので、圧力容器の向きの修正も容易（
二行うことカーできるため、全体として原子炉圧力容器
の搬入時間を大幅凰二短縮できること域＝なる。

又、本発明のジブクレーン（二おし）て）よ、シフ。

（力が旋回できることか、ら、ジブ（力の組立てを容易
Ｃ；行うことができる。すなわち、たとえば、原子炉圧
力容器の据付けの如く原子炉建屋カーある場合は、第１
図のジブクレーンではジブを旋回できないし、水平に徊
１すことは建屋の存在（二より不可能であるため、ジブ
を起立させた状態で基端側から順次先端側へと組み立て
て打力・なければない。ジブを起立した状態で組み立て
る場合、ジブ完成時、１００ｍあるいはそれ以上の長さ
に達するため、超高層作業となり、能率的にも劣ると共
（二作業の安全性にも問題が考えられる。

この点、本発明においては、ジブ（７）力１旋回できる
ことから建屋を避けた位置までジブ（７）を旋回できる
ので、ジブ（７）を第２図に一点鎖線で示す如く水平状
態に倒した姿勢で組み立てることができる。

ジブ（７）の組み立てにおいては、基端部な軸受フレー
ム（３）Ｃ二枢着した後、順次ジブのブロックを継ぎ足
して行く。ジブ（７）の完成まで高所作業はないので、
安全に能率的Ｃ二作業が０、ることになる。

ジブ（７）の組み立てが終り、更にノ（ツクストラソト
（８）を第２図の二点鎖線で示す如き姿勢で組み立て終
ると、パックストラット（８）の先端とジブ（７）の先
端との間に起伏スティロープαυを張ると共に起伏ロー
プ０４）　ａ４もかけ渡しておく。次いで、起伏ステイ
ロープ（１υを巻き取ることによりパックストラット（
８）を一点鎖線で示す位置まで起立させて該ロープα１
）を結着することによりジブ（７）とパックストラット
（８）とを固定させる。次に、起伏ロープ（１４）　（
１４）を巻き取ることによってジブ（７）を起し、作業
できる態勢にする。

尚、本発明のジブクレーンは、超重量の荷を扱うものと
して旋回できるようＣ二しであるため、原子炉圧力容器
以外のものの荷役ができることは当然であり、又旋回も
ピニオンラックで旋回させるようにしてもよいし、クレ
ーン側をウィンチで引くことによって旋回できるように
してもよいこと、又、ウィンチ台（４）の車輪（５）は
、タイヤが接地圧が低くて最も有利であるが、鋼製車輪
でもよい。

以上述べた如く本発明のジブクレーンによれば、 （ｉ）　　超重量の荷を取り扱うクレーンとして、起伏
、巻上の動作のほかにジブを旋回させるよさせる以外に
旋回もできて、たとえば、原子炉圧力容器の据付けでは
原子炉建屋があっても簡易に取り扱うことができると共
シー建屋の建設と併行した作業ができて現場での工期を
短縮でき、更に上記原子力関係以外の超重量物の荷役が
簡易にできて利用価値を上げることができる。

（１１）旋回、起伏、巻上下の３動作を有することから
、超重量物扱い用として最近提案されているジブクレー
ンに比して、超重量物を目的の場所への搬入時間を大幅
に短縮することができ、更に荷の据付点の芯出しも容易
にできて据付点修正のための手段を省略でき、又ジブの
組立も安全にできる。

（ｉｉｉ）　　ウィンチ台を車輪により走行できるよう
にしているので、クローラ方式よりも地盤接地圧が大幅
に減少し、たとえば、車輪がタイヤの場合は約１１５程
度となり、使用場所が広範囲となる。

等の優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は最近考えられている超重量物取扱い用のジブク
レーンの全体図、第２図は本発明のジブクレーンの全体
図、第３図は第２図の■−■矢視図、第４図は第２図の
ＩＶ−ＩＶ矢視図である。 ＋１）・ジブ軸受架台、（３）・・・軸受フレーム、（
４）・・・ウィンチ台、（５）・・・車輪、（６）・・
・接続フレーム、（力・・・ジブ、（８）・・・パック
ストラット、αυ・・・起伏ステイロープ、（１２１ａ
ｈ・・・起伏ウィンチ、（１３ａｔ・・・巻上ウィンチ
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）地面１に据置くジブ軸受架台上（＝軸受フレームを
   旋回自在に組み付けると共（：、地面上（二車輪付きの
   ウィンチ台を走行自在に置き、該ウィンチ台と上記軸受
   フレームとを接続フレームにてつなぎ、且つ上記軸受フ
   レーム上（二、ジブとパックストラットの各基端を起伏
   自在に枢着し、ジブとノくツクストラットを７字状にし
   て、各先端間（；渡したステイローブ艦二て固定し、１
   記つィンチ台との起伏ウィンチからのロープをウィンチ
   台とノくツクストラット先端間にかけ、又巻上ウィンチ
   からのローブなジブ先端側へ導いてなることを特徴とす
   るジブクレーン。