JPS586248B2 - 雑音防止電線の製造方法 - Google Patents

雑音防止電線の製造方法

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JPS586248B2
JPS586248B2 JP52024644A JP2464477A JPS586248B2 JP S586248 B2 JPS586248 B2 JP S586248B2 JP 52024644 A JP52024644 A JP 52024644A JP 2464477 A JP2464477 A JP 2464477A JP S586248 B2 JPS586248 B2 JP S586248B2
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JP
Japan
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conductive layer
manufacturing
layer
noise prevention
glass roving
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JP52024644A
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JPS53110083A (en
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近藤晋司
青柳喜夫
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用電線に係り、特に点火プラグと点火コ
イルとを接続する雑音防止用の高圧抵抗電線の製造方法
に関する。
自動車エンジン点火系の電線は、点火時の電気的振動に
よって発生する電気的な雑音公害を防止するため、イン
ピーダンスの大きい導体を使用している。
従来の抵抗ひも形の雑音防止電線は繊維束にカーボンを
含浸させたものであったが、最近になって１５０℃から
１８０℃の耐熱性が要求されるようになったので、繊維
束の代りにガラスロービング（ガラス繊維を紡いだ素糸
）を使用するようになった。
このガラスロービングにカーボンを塗布する方法は、カ
ーボンを溶剤に混合したものを塗布しているので、塗装
のムラが生じ易く導電性が不均一になると共に、乾燥後
カーボンが剥離し易くかつ耐熱性が不十分であった。
また、従来の巻線形雑音防止電線は、磁性鉄粉入りのビ
ニルコンパウンドに抵抗線を横巻きしたものが使用され
ていた。
これは雑音防止効果は良いが、電気抵抗が大きいため温
度上昇が１５０℃〜１８０℃に達すると上記ビニルコン
パウンドが変質して抵抗線と剥離し易くなり、より耐熱
性ある高圧抵抗電線が要求されていた。
本発明は、雑音防止効果が優れ耐熱性を有する高圧抵抗
電線を製造するに好適な方法を提供することを目的とし
、その特徴とするところは、ガラスロービングを弗素ゴ
ムとカーボン粉末とを混練したワニス槽中を通過させて
導電層を被覆し乾燥させた後、加熱してガラスロービン
グに導電層を密着させるようにしたことにある。
第１図は本発明の一実施例の方法によって製造された高
圧抵抗電線の断面図である。
ガラスロービング１の周囲には導電層２によって被覆さ
れ、その外周は編組補強層３および絶縁外装層４によっ
て覆い高圧抵抗電線５を構成している。
この高圧抵抗電線５の製造方法を詳記すると、多量の弗
素ゴム細粒と所定量のカーボン粉末とをワニスに加えて
十分に混練する。
この粘着性混合物を入れた槽の中をガラスロービング１
を通過させて混合物を付着させ余分の所は欠き取り一様
な厚さにする。
次に、この混合物で被覆したガラスロービングを乾燥さ
せた後、２００℃程度に加熱された加熱筒内を通過させ
て約１分間加熱してゴム状弾性をもつ導電層２を形成さ
せる。
これによってガラスロービング１と導電層２とは密着さ
せられると共に、導電層２は弾性があるので可撓性もあ
まり低下しない。
また、導電層２中にはカーボン粒子が均一に分布してい
るので安定した抵抗値が得られ、弗素ゴムを主成分とし
ているので導電層の耐熱性は十分である。
この導電層２の外周は一般に用いられている編組補強層
３を施こし、最外周は絶縁外装層４で被覆する。
以上本実施例の方法によって製作された高圧電線は次の
効果をもっている。
１．弗素ゴムは耐熱性が優れているので、２００℃の恒
温槽に３００日間放置して老化テストを行ったが導電層
の弾性は失なわれなかった。
したがって長寿命である。
２．弗素ゴムとカーボンを混練してあるので、ガラスロ
ービングとの密着性が良好で剥離することなくその導電
層の導電性は安定している。
この高圧電線を１８０℃および２００℃で１時間各々加
熱した後巻付試験を行なったが、いずれもその自己径に
変化は認められなかった。
３．弗素ゴムとカーボン粉末との混合比によって高圧電
線の抵抗値は容易に調節できる。
また、導電層は十分に混練され均一になっているので抵
抗値に部分的な差が生じない。
したがって、雑音防止特性が良好である。
上記導電層を形成させる弗素ゴム量が少ないときはガラ
スロービングと導電層との密着性が低下し、多いときは
乾燥・加硫時間を長くしなければならない。
弗素ゴム含有量は重量にして１０〜５０係が適当である
。
また、加硫を促進させるための添加剤を加えると密掃性
を増し耐熱性を向上させることができるが、無添加であ
っても差支えないし添加するときでも２〜３％以内で十
分である。
本発明の電線製造方法によれば、安定した導電性と十分
な耐熱性をもつ雑音防止用高圧電線が得られるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例の方法によって製造された高
圧抵抗電線の断面図である。 図において、１はガラスロービング、２は導電層、３は
編組補強層、４は絶縁外装層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. １ 弗素ゴムとカーボン粉末およびワニスを均一に混練
    した粘着性混合物をガラスロービングの外周に均一の厚
    さに付着させて乾燥した後加熱して導電層を形成させ、
    この導電層の外周を編組補強層および最外層として絶縁
    外装層で被覆したことを特徴とする雑音防止電線の製造
    方法。
JP52024644A 1977-03-07 1977-03-07 雑音防止電線の製造方法 Expired JPS586248B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5021275A (ja) * 1973-05-29 1975-03-06

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JPS5522659Y2 (ja) * 1974-05-10 1980-05-29

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JPS5021275A (ja) * 1973-05-29 1975-03-06

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