JPS586070B2 - 密閉形圧縮機の消音器 - Google Patents

密閉形圧縮機の消音器

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JPS586070B2
JPS586070B2 JP53028716A JP2871678A JPS586070B2 JP S586070 B2 JPS586070 B2 JP S586070B2 JP 53028716 A JP53028716 A JP 53028716A JP 2871678 A JP2871678 A JP 2871678A JP S586070 B2 JPS586070 B2 JP S586070B2
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JP
Japan
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gas passage
passage pipe
muffler
cover
chamber
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JP53028716A
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JPS54122407A (en
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阿倍信雄
金森勲
須藤正庸
埋橋英夫
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は密閉形圧縮機の消音器に関するものである。
従来の密閉形圧縮機の消音器を第1図により説明する。
1はフレームであり、上部に圧縮機要素下部に電動要素
が取付けられる。
2はシリンダ、3はピストン、4はシリンダヘッド、5
はへッドカバー、6は吸気弁、7は吐出弁、8はクラン
ク軸であり、これらは圧縮機構を構成している。
9は電動機、10はエンドコイルである。
11は吸気側消音器、12は吐出側消音器であり、ヘッ
ドカバー5に接合されている。
13は拡張室であり、吐出側、吸気側とも2つの拡張室
を有する。
14は吸入ヘッド室、15は吐出ヘッド室であり、ヘッ
ドカバー5内で仕切られた室になっている。
16は連通孔であり、吸気側消音器11と吸気側ヘッド
室14及び吐出側消音器12と吐出側ヘッド室15を連
通する孔である。
17は絞り孔であり、拡張室13間を連通する孔である
18は吸気管であり、一端が吸気側消音器11に接合さ
れ、他端が開口している。
19は吐出管であり、一端が吐出側消音器12に接合さ
れ他端はサイクルに接合される。
このように構成された従来の吸気側消音器11はピスト
ン3の吸入工程において、吸気管18から吸込んだ冷媒
ガスを吸込ヘッド室14へ導く吸込通路の働きと、ピス
トン3の吸込行程において吸気弁6、及びシリンダ2内
で発生した騒音を禎音する働きをもつものである。
また吐出側消音器12は吐出冷媒ガスを吐出ヘッド室1
5からサイクルへ導く吐出通路の働きと、ピストン3の
吐出行程で発生する騒音を消音する働きをもつものであ
る。
それ故、吸気側消音器11及び吐出側消追器12は、消
音量が大きく、流通抵抗の小さいことが望まれる。
また密閉形圧縮機の消音器は圧羅機の構造を小さくする
ために消音器を設置するための空間容積が小さいことが
望まれる。
従来の横造の消音器は、消音量を大きくするため2段拡
張形にしている。
そのため、消音器の構造が大きくなり密閉形圧縮機の構
造を大きくならしめているとともに絞り孔17による流
通抵抗が圧縮性能を低下させているという欠点を有して
いた。
流通抵抗を小さくするため、拡張室13を少なくしたり
絞り孔17を大きくすれば改善されるが、その反面、消
音性能は劣化する。
本発明の密閉形圧縮機の消音器は上述の従来の消音器の
欠点を解消すべくなされたものである。
本発明は吸込ヘッド室14に開口した連通孔16がへッ
ドカバー5に形成され、この連通孔16に連通する拡張
室13を有するカツプ11が前記へッドカバー5に固着
され、このカツプ11の前記述通孔16に対向する面に
略U字状のガス通路管21の一端部が連結されているの
で、この部分にて拡張形消音器が形成され、吸込ヘッド
室14へ吸込まれる冷媒ガスの拡大、縮流による消音作
用をする。
又、断面略コ字状のカバー23の開放面24を形成する
端部が前記ガス通路管21の外面に接合され、前記カバ
ー23とガス通路管21で囲まれた空間に開口する小孔
22がガス通路管21に形成されているので、この部分
にて共鳴形消音器が形成され、ガス通路管21を通る冷
媒ガスが小孔22より空間内に入り共鳴作用にて特定周
波数帯域が特に著しく消音される。
この場合、ガス通路管21で囲まれた空間を消音室に利
用しているので、余分な空間を必要としない。
更には、断面略コ字状のカバー23とガス通路管21と
の組合せであるので、薄形の共鳴形消音器となり、取付
スペースの制約が少ない。
しかも、前記ガス通路管21の入口側を他側より下方に
位置して電動機のエンドコイル10のほぼ上方に位置し
たので、ガス通路管21に潤滑油が飛散して付着した場
合、エンドコイル1oに滴下させることができ、エンド
コイル10を効率よく冷却することができる。
又、前記ガス通路管21の小孔22がその入口側に形成
されているので、冷媒ガス中に含まれた潤滑油がカバー
23とガス通路管21で囲まれた空間内で分離しても、
その自重で流下して小孔22より前記ガス通路管21中
に至り、更に入口端より滴下する。
従って前記空間内に潤滑油が溜って消音性能が低下する
ことがない。
本発明密閉形圧縮機の消音器によれば、小形でスペース
ファクターが良く、優れた消音性能を有するものである
以下本発明の一実施例を第2図および第3図により説明
する。
20はカップであり、ヘッドカパー5に接合して拡張形
消音器を形成する。
21はガス通路管であり一端がカツプ20に接合されて
いる。
22は小孔であり、ガス通路管21にあけられている。
23はカバーであり、鉄板をコの字状に折り曲げてある
24は開放面であり、ガス通路管21の曲げ形状に合せ
て形成され、第3図に示す矢印方向に嵌合し、ガス通路
管21と接合することにより閉じられる。
カバー23の開放面24をガス通路管21で閉じた空間
内には、小孔22が開口されているため共鳴形消音器が
形成される。
共鳴形消音器を形成するガス通路管21の一端はカツブ
20に接合されているので拡張形消音器と共鳴形消音器
が結合した消音器が形成される。
このように構成された密閉形圧縮機の消音器は拡張形消
音器で消音し、更に特定の周波数の消音に効果のある共
鳴形消音器で拡張形消緒器で消音不十分な周波数域は、
シリンダ及び弁部で特に大きく発生する周波数の騒音を
消音するので流通抵抗を大きくすることなく低騒音の圧
縮機にすることができる。
第4図は、本発明の密閉形圧縮機の消音器の消音性能の
測定結果を従来の構造の消音器と比較したものであり、
共鳴形消音器により特定の周波数( 0. 5 KHz
)の消音量が大巾に改善されている。
また、本発明の消音器は拡張室13が一段省略されるた
め、圧縮機全体の構造を小形にすることができるととも
に拡張室13内を流れる冷媒ガスの拡大、縮流による損
失を少なくできるため圧縮機の性能を向上することがで
きる。
しかも共鳴形消音器はカバー23に設けた開放面24を
小孔22を有するガス通路管21で閉鎖するように接合
したものであるから、小形で安価に製作することができ
る。
共鳴形消音器の消音特性は周知のように、特定の周波数
帯域の消音に優れ、その特性は、小孔22の直径、小孔
22の板厚、ガス通路管21とカバー23でかこまれた
容積によって決まる。
従って、本発明の消音器の設計に際しては圧縮機から特
に大きく発生する音の周波数、或は拡張形消音器で消音
の不十分な周波数帯域に合せるように上記寸法諸元を決
定すればよい。
以上の説明で明らかなようにヘッド力バー5に接合した
カツプ20で形成した拡張形消音器と小孔22を有する
ガス通路管21とカバー23で形成した共鳴形消音器と
を一体に形成した密閉形圧縮機の消音器は、構造が小形
で流通損失が小さく消音特性が大きいという優れたもの
である。
第5図は他の実施例を示したものであり、ガス通路管2
1をカツプ20内に挿入したものである。
これは拡張室13内で生ずる共鳴音をガス通路管21よ
り外部に伝播しないようになされたものである。
すなわち、拡張室13に入る波長λが拡張室13の長さ
Lの2倍のとき、拡張室13の中央で音圧が小さく、両
端部で音圧が大きくなるモードの共鳴音(定在波)が生
ずるものである。
従ってガス通路管21の一端を拡張室13のほぼ中央部
におくことにより共鳴音を外部に伝播しないようにでき
る。
2次のモードで定在波が生ずる場合は、ガス通路管21
を拡張室13の長さのほぼ1/4だけ挿入すれば2次の
共鳴音を外部に伝播しないようにできる。
このような構造にすると拡張室13内で生する共鳴音を
ガス通路管21から放出するのを防止でき、消音特性の
より優れた密閉形圧縮機の消音器にすることができる。
第6図は(モータとの関係)を示したものであり、モー
タの冷却を向上すると共に、ガス通路管21内を流れる
冷媒ガスに混入した潤滑油がカバー23内にたまるのを
防止するためになされたものである。
すなわち、ガス通路管21とカバー23で形成した共鳴
形消音器をカツプ20に接合する際、ガス通路管21の
接合端側に対して、その反対側のガス通路管21が接合
端側の水平面より下に位置し、ガス通路管21の最下点
がモータのエンドコイル10のほぼ上方に位置するよう
に傾斜させるとともに、ガス通路管21に設けた小孔2
2がほぼ最下点の位置でカバー23内に開口するように
したものである。
このような構造にすると、クランク軸8から飛散する潤
滑油がカバー23の上面または下面に当り傾斜に沿って
下に流れガス通路管21の最下点からモータのエンドコ
イル10上に滴下し、モータの冷却効果を大きくするこ
とができる。
また、ガス通路管21内を流れる冷媒ガスには、潤滑油
が混入しており、小孔22が本実施例のように最下点に
開口していない場合は、ガス通路管21とカバー23と
でかこまれた空間(共鳴室)内に、長時間運転すると潤
滑油が溜って共鳴室の容積が小さくなるため消音性能を
劣化させる。
本実施例のごとく傾斜させたほぼ最下点に小孔22が明
けられていれば共鳴室内に入った潤滑油は、小孔22か
らガス通路管21に流出し、共鳴室の容積変化を防止で
き消音性能を劣化させることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の密閉形圧縮機の断面図、第2図は本発明
の密閉形圧縮機用消音器の平面図、第3図は第2図の一
部分解図、第4図は消音特性図、第5図は本発明の他の
実施例を示す平面図、第6図は本発明の電動機との関係
を示す一部断面を有する背面図である。 1……フレーム、2……シリンダ、3……ピストン、4
……シリンダヘッド、5……ヘッド力バー、6……吸気
弁、7……吐出弁、8……クランク軸、9……電動機、
10……エンドコイル、11……吸気側消音器、12…
…吐出側消音器、13……拡張室、14……吸込ヘッド
室、15……吐出ヘッド室、16……連通孔、17……
絞り孔、18……吸気管、19……吐出管、20……カ
ップ、21……ガス通路管、22……小孔,23……カ
バー、24……開放面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 吸入ヘッド室14に開口した連通孔16がヘッドカ
    バー5に形成され、この連通孔16に連通する拡張室1
    3を有するカツプ11が前記へッドカバー5に固着され
    、このカツプ11の前記連通孔16に対向する面に略U
    字状のガス通路管21の一端部が連結され、断面略コ字
    状のカバー23の開放面24を形成する端部が前記ガス
    通路管21の外面に接合され、前記カバー23とガス通
    路管21で囲まれた空間に開口する小孔22がガス通路
    管21に形成され、前記ガス通路管21の入口側を他側
    より下方に位置し電動機9のエンドコイル10のほぼ上
    方に位置し、前記ガス通路管21の小孔22がその入口
    側に形成されたことを特徴とする密閉形圧縮機の消音器
JP53028716A 1978-03-15 1978-03-15 密閉形圧縮機の消音器 Expired JPS586070B2 (ja)

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JP53028716A JPS586070B2 (ja) 1978-03-15 1978-03-15 密閉形圧縮機の消音器

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JPS54122407A JPS54122407A (en) 1979-09-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6064861U (ja) * 1983-10-13 1985-05-08 ジューキ株式会社 プリンタにおけるキヤリジのケ−ブル連結装置

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JPS5686380U (ja) * 1979-12-07 1981-07-10

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JPS4911045U (ja) * 1972-05-06 1974-01-30
JPS5133374U (ja) * 1974-09-03 1976-03-11

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