JPS5860644A - 耐アルカリガラス繊維およびその表面処理方法 - Google Patents

耐アルカリガラス繊維およびその表面処理方法

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Publication number
JPS5860644A
JPS5860644A JP56158339A JP15833981A JPS5860644A JP S5860644 A JPS5860644 A JP S5860644A JP 56158339 A JP56158339 A JP 56158339A JP 15833981 A JP15833981 A JP 15833981A JP S5860644 A JPS5860644 A JP S5860644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkali
aqueous solution
salt
glass fibers
alkali silicate
Prior art date
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Pending
Application number
JP56158339A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kume
真 久米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication of JPS5860644A publication Critical patent/JPS5860644A/ja
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガラス繊維、特にセメント製品の補強用に使用
する耐アルカリガラス繊維の耐アルカリ表面処理方法に
関する。
近年セメント製品の補強材として耐アルカリガラス繊維
があいついで開発さね、既に実用化している。耐アルカ
リガラス繊維によって補強されたセメント製品は補強さ
れないセメント製品と較べて衝撃および曲げ強度におい
て優ねているが、ガラス繊維の耐アルカリ性が不足のた
めに長期間経過するとセメント製品中のガラス繊維がセ
メント中のアルカリ分で侵食され、前記強度が低下する
という欠点がある。このためガラス繊維表面にあらかじ
め樹脂ないしは耐アルカリ性物質をコーティングするこ
とが試みられているが、それ等の耐久性向上効果は永続
せず、また一方セメント中にあらかじめ活性シリカ物質
とかklcl13やPbCl3を加えておき、セメント
から出るアルカリによるガラス繊維の侵食を防ぐなどの
試みがなされているが、耐久性の大幅な向上を見るに致
っていない。
本発明の目的はガラス繊維の耐アルカリ性を大幅に改善
する新規な表面処理をほどこした耐アルカリガラス繊維
とその表面処理方法を提供することにあり、その要旨は
、水溶性珪酸アルカリと、亜鉛もしくはアルミニウムま
たは亜鉛とアルミニウムの水溶性塩とを表面に付着せし
めた耐アルカリガラス繊維にある。
耐アルカリ性ガラス繊維はセメント中でその表面はセメ
ント中のアルカリによって侵食さ−れるが、ガラスから
の侵食生成物とセメントからのアルカリとが重合して耐
アルカリ性の保護膜が徐々にガラス表面に形成し、その
ために以後は侵食が進まないと考えられ、表面分析の結
果この保護膜は珪酸カルシウムからなることが判った。
したがって珪酸カルシウムの如き保護膜盗あらがじめガ
ラス繊細表面に形成しておけばガラス繊維の劣化は少く
なるものと考えられる。珪酸カルシウムの形成はガラス
中の珪酸ソーダとセメント中のCa(OH)2とがNa
2OHn5i02+ca(OH)2 →jNaOH+(
n−/)Si02十〇aSi○3の形で反応するものと
考えられ、生成する5i02もセメント中のCa(OH
)2と反応して不溶性の珪酸カルシウムになり保護膜形
成に寄与すると考えられる。したがって、珪酸アルカリ
の皮膜をガラス繊維表面に形成しておけばガラス繊維表
面の侵食を防止し、かつ珪酸カルシウムの保護膜を形成
させることができると考えられるが、珪酸アルカリのみ
の皮膜はセメントモルタル中で容易に溶解し、ガラス繊
維から分離するためか、後記第1表に記載の通りほとん
どコーティングの効果は見られなかった。
本願発明者は研究の結果、珪酸アルカリのコーテイング
膜の上にさらに亜鉛もしくはアルミニウムまたはその両
者の水溶性塩の皮膜を形成してやることにより珪酸アル
カリ皮膜が安定化し、かつセメント中のca(OR)z
と反応して安定な珪噸カルシウムの保護皮膜を形成させ
うろことを発明した。
そして前記2重にコーティングされたガラス繊維はセメ
ント中でもその強度劣化が僅かであるため、長期間経過
後もそのガラス繊維で補強されたセメント製品は衝撃強
度においても曲げ強度においても従来のガラス繊維補強
セメント製品と較べて、初期強度からの強度低下がはる
かに小さいことを確認した。
前記珪酸アルカリはガラス繊維に付着させる点から水溶
性であることが必要で、一般式 M2O・nsi02(
Mはアルカリ金属)で示され、nの値は00.!; r
 / 、−2r Jおよびグがあるが、nの値が小さい
ときはアルカリ性が強くなり耐久性向上の効果に乏しく
なるのでnの値は一〜ダの範囲が好ましく、特に3〜l
の範囲が望ましい。
またガラス繊維に付着させるときの珪酸アルカリ水溶液
の濃度は重量比で10〜410%が好ましい。
更に前記処理において、珪酸アルカリ水溶液に重量比で
10−3;0%の樹脂エマルジョン(例えばアクリル、
ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の樹脂エマルジ
ョン)を加えるごとにより、表面付着膜にしなやかさを
与えて繊維のに4@を防ぐと共に表面付着膜とガラス繊
維との結合をより強固にすることができる。
前記亜鉛、又はアルミニウムの水溶性塩とじては水溶性
であればよく、塩化物、硫酷塩、硝酸塩。
酢酸塩等から水溶性のものが選ばれる。しかし弗化物は
ガラス繊維を侵食するので逆に強度を低下させるので使
用できない。また前記塩類の水溶液の濃度としては極め
て低濃度のものでよいが、余り薄いと浸漬時間が長くな
るので重量比で0.1%以」−が好ましく、7%以上が
特に好ましい。
実施例/ 市販珪酸ソーダ3号(Na2O・JSi02 Q 0重
量%水溶液)3部、水7部からなる水溶液に耐アルカリ
ガラス繊維(CemFil: 登録商標2重量比組成5
10262−!; % r Al2O30−7/%、c
ao s、3重%。
1Ja20 /11.0%、 ZrO2/乙、7%)の
ストランド(素線径/3μmXIIoo本)を室温で約
/j8浸漬後、乾燥させた後、塩化アルミニウム(AA
fJ3・乙H20)2重量%水溶液中に室温で約30秒
浸漬し乾燥させた。このストランドの長さの約/、Qを
棒状の普通ポルトランドセメントモルタル中に埋め込み
、大気中で7日間養生後60″Cの水中に一定期間保持
した後ストランドの/端とセメントの一端とを引張り、
強度を測定した。ストランドの破断は必らずセメント中
に埋め込まれた部分と埋め込まれていない部分との境界
で発生し、この引張試験結果を第1表に示す。
実施例コ 実施例/′と同様に珪酸アルカリを付着したストランド
を塩化亜鉛(ZnC12)2重量%水溶液中に室温で約
75秒浸漬したのち乾燥し、実施例/と同様の試料を作
製し、引張強度を試験した。この結果を第1表に示す。
実施例3 市販珪酸ソーダ3号2部、アクリルエマルジョン(犬日
本インク■ボンコートSFC!; tl、) / 部オ
よび水3部からなる水溶液に実施例/と同じストランド
を室温で約70秒浸漬したのち乾燥し、さらに10重量
%の塩化亜鉛水溶液に約10秒浸漬後乾燥したのち、実
施例/と同様の試料を作製し引張強度を試験した。
この結果を第1表に示す。
第1表2において、比較例/は表面処理を行わない場合
であり、比較例2は珪酸アルカリのコーティングのみの
場合であり、比較例、3は珪酸アルカリのコーティング
を行わず、塩化アルミニウム水溶液のコーティングのみ
の場合である。比較例と較べて本発明にかかわる実施例
の補強ガラス繊維はいずれもセメント中において耐久性
が著しく向」ニしていることが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (コ)水溶性珪酸アルカリと、亜鉛もしくはアルミニウ
    ムまたは亜鉛とアルミニウムの水溶性塩とを表面に付着
    せしめたことを特徴とする耐アルカリガラス繊維。 (2)珪酸アルカリの水溶液をガラス繊維表面に付着せ
    しめた後に亜鉛塩もしくはアルミニウム塩または亜鉛塩
    とアルミニウム塩の水溶液を表面に付着せしめることを
    特徴とするガラス繊維の表面処理方法。 (3)前記珪酸アルカリが一般式M20・n5i02 
    (Mはアルカリ金属)で示され、かつnの値が2〜II
    である特許請求の範囲第2項に記載の方法。 (4)前記珪酸アルカリ水溶液に樹脂エマルジョンを添
    加することを特徴とする特許請求の範囲第2項ないし第
    3項に記載の方法。
JP56158339A 1981-10-05 1981-10-05 耐アルカリガラス繊維およびその表面処理方法 Pending JPS5860644A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4765607A (en) * 1985-03-08 1988-08-23 Mars, Incorporated Stacker apparatus

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