JPS5859899A - マ−キングペンのチツプ固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は簡単な構成で生産性が良く、不良率の低いマー
キングペンのチップ固定方法に関するものである。

一般にマーキングペンは軸筒の先端に固着された先口か
らペン先用のチップを突出させて筆記に供されるが、筆
記時の筆圧によりチップが先口内に退入しない様に、チ
ップは先口にしっかりと止着される必要がある。従来、
外径が１１ＩＩ以上の太字用のチップの場合には、第１
図に示す如く、軸筒１の先端に固着された先口２の内孔
５に二股径に成形されたチップ３の径小部を挿通し、チ
ップ３の後方はインキを吸蔵しｔ中綿４内に挿入され先
方の径大部は先口２より突出させて、段部３１を先口２
の先端面に衝合させ、筆圧をこの衝合部で受ける方法な
どがとられていた。しかし、近時は外径が０．８０以下
の細字用チップが多用される様になったが、この場合に
は前述の如くチップを二段径とすると径小部が細くなり
過ぎてインキの導通が悪く、剛性も不足するなどの問題
点があった。従って細字用チップでは合成樹脂の押し出
し成形により同一径の棒状に成形し、このチップを先口
の内孔に挿通した後、金属製先口の場合はカシメや接着
剤による接着によって、また、合成樹脂製先口の場合は
接着などによって止着していた。

しかしながら、カシメの場合は不良品が多発し易く、著
しい場合は不良率が３０％にも達することがあった。ま
た、接着による方法も接着剤の塗布に手間がかかり、巣
に乾燥に長時間を要して生産性が悪い欠点があった。

そこで本発明は、外径が０．８ｎ以下の細字用の合成樹
脂製チップを金属製先口の内孔に挿通し、チップと先口
を高周波溶着することにより、生産性が良く、確実に止
着されて不良品の少いマーキングベンのチップ固定方法
を提供するものである。

以下、図面により本発明の実施例を具体的に説明する。

先口２は金属製の略截頭円錐状であり、ｉ電体力率の大
きな材料が選ばれる。この後方部２ａにはチップ３の外
径に等しい内孔５が穿設され、外径’Ｊ、　８　ｔｍ以
下の細字用チップ３がここに挿通される。なおチップ３
は合成樹脂、例えばポリアセタール樹脂を押し出し成形
したものであり、段部を有さない棒状体である。次にこ
の先口２とチップ３とを高周波溶着するが、高周波溶着
機の誘導コイル６は、図示時の高周波発振器に接続され
、コイル部分６：６＝−は先口２の前方部２ｂの外形と
同じ円錐形をなしており、このコイル部分６ａにチップ
３が挟入された先口２の前方部２ｂをセットする。そし
て高周波発振器を作動させれば、金属製の先口２には錦
導電流が流れて瞬間的に温度が上昇する。そしてこの温
度が内孔５に接して挿通されている合成樹脂製のチップ
３に伝達されてチップ３の外周部が溶解する。なお、こ
の場合は金属同志の溶接と異なり、合成樹脂を金属に溶
着させるため、先口２の最高加熱温度Ｆｉあまり高温を
必要としない。そして高周波発振器の作動を停止するか
またはコイル部分６ａから先口２を取り出せば溶解部分
は凝固して両者はしっかりと溶着されるＯ この様に本発明は先口とチップとを高周波溶着したので
極めて短時間で作業が完・了し生産性が著しく向上する
とともに、両者がしっかりと溶着されるのでチップが筆
圧により先口内に退入することがなく、生産工程での不
良品の発生も皆無に近くなる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す断面図、第２図は本発明の工程説
明図である゛っ １・・・軸筒　２・・・先口　３・・・チップ　５・・
・内孔６・・・誘導コイル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外径が０．８　ｊＩｍ以下の合成樹脂製チップを金属製
   先口の内孔に挿通し、前記チップと先口を一周波溶着し
   たことを特徴とするマーキングベンのチップ固定方法１
   ．