JPS5858805A

JPS5858805A - 配電盤の母線配置構造

Info

Publication number: JPS5858805A
Application number: JP56157682A
Authority: JP
Inventors: 松崎　厚秀; 井田　光良
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1981-10-02
Filing date: 1981-10-02
Publication date: 1983-04-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は配電盤の母線配置構造に係り、特に三相の母線
と、この母線に夫々接続された導体とが設けられている
配電盤の母線配置構造に関するものである。

一般に電気機器用配電盤は電気機器室と、母線室と、負
荷母線室とから形成されており、電気機器室内に収納さ
れている電気機器への電源の供給は、母線室に配設され
た三相の母線によって行なわれている。この三相の母線
は従来一般に第４図に示されている長さし、幅Ｗを有す
る夫々の母線を垂直配置した所謂垂直母線配置構造であ
ったが、その配置は母線間に働く電磁力を基に決定され
ていた。すなわち三相母線間に働く電磁力のうち短絡時
など異常時に流れる電流による電磁力を基に決定されて
いたが、この短絡時などに発生する電磁力に耐え得るた
めには母線間の距離を大きくするか、距離を大きくした
くない場合には母線の断面積を常時流れる電流に必要な
断面積よりも大きくする必要があった。母線間の距離を
大きくすると母線室が大きくなり、ひいては電気機器用
配電盤が大きくなるので、距離を大きくしないで断面積
の大きい母線を使用していた。このため断面積の大きい
母線を使用することになり不経済であった。

本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは、母線の断面積の縮小が可能な配電盤の
母線配置構造を提供するにある。

すなわち本発明は、三相の母線が、夫々所定の傾きをも
って対向するよりに配設されたものであることを特徴と
するものである。

以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
１図及び第２図には本発明の一実施例が示されている。

電気機器用配電盤は第１図に示されているように電気機
器１を収納し、その一端に出入口２を有する電気機器室
３と、この電気機器室３内の電気機器１に電源を供給す
る三相の母線４すなわち第１母線４Ｃ１第２母線４ｂ及
び第３母線４ａが配設された母線室５と、電気機器１か
ら負荷に給電する負荷母線室６とから形成される。

なお、これら電気機器室３、母線室５及び負荷母線室６
は配電箱１５の中に一括収容され、母線室５と負荷母線
室６とは仕切り板１３で、母線室５及び負荷母線室６と
電気機器室３とは隔壁１４で夫々仕切られている。そし
て三相母線の第３母線４ａ、第２母線４ｂ、第１母線４
ｃから夫々分岐導体７の第３分畦溝体７ａ、第２分岐導
体７ｂ。

第１分畦溝体７ｃ、導体８．ブッシング９ａ及び端子１
０ａを介して電気機器１に電源が供給され。

この電気機器１から端子１０ｂ、ブッシング９ｂ。

負荷側導体１１及びケーブル１２を介して負荷に給電さ
れる。このように構成された電気機器用配電盤で、母線
室５内の三相母線の第３母線４ａ。

第２母線４ｂ、第１母線４ｃが、第２図に示されている
ように夫々所定の傾きをもって対向するように、夫々の
導体８すなわち第３導体８ａ、第２導体８ｂ、第１導体
８ｃに夫々第３分畦溝体７ａ。

第２分畦溝体７ｂ、第１分岐導体７ｃを介して配設され
るようにした。すなわち三相母線の第３母線４ａ、第２
母線４ｂ、第１母線４ｃｆ、導体８と同一水平面に位置
するように、第１導体８ｃの上部に第１分畦溝体７ｃを
介して乗置・接続された第１母線４ｃと、この第１母線
４ｃよシ上方で、かつ第１母線４ｃに対して所定の傾き
をもって対向するように、第２導体８ｂに対して角度θ
を有するように第２分畦溝体７ｂを介して接続された第
２母線４ｂと、この第２母線４ｂに対して所定の傾きを
もって対向するように、第３導体８ａに角度θをもって
接続した第３分畦溝体７ａを介して接続された第３母線
４ａとで形成した。なおこれら分岐導体７と導体８とは
一体のものでもよい。

なおまだ同図においてＨは、仕切り板１３と導体８との
間の所要絶縁距離である。

このようにすることにより、三相母線の第３母線４ａ、
第２母線４ｂ及び第１母線４ｃは夫々所定の傾きをもっ
て対向するようになって、電磁力に対する曲げ強さが従
来よりも向上することになシ、第３母線４ａ、第２母線
４ｂ及び第１母線４ｃの断面積を夫々縮小することがで
きるようになる。

すなわち本実施例の第３母線４ａと第２母線４ｂとは第
３図に示しであるように従来の第３母線４Ａ及び第２母
線４Ｂ（第４図参照）と同じ相間距離ｓｉもって配設さ
れているが、従来の垂直配置とは異なり、本実施例の場
合は所定の傾きをもって対向配置しである、このため図
中に矢印で示されているような短絡等による電磁力ＦＡ
が第３母線４ａ、第２母線４ｂに働いていても、第３母
線４ａ、第２母線４ｂは傾きをもって対向しているので
、電磁力ＦＡが働いている方向の第３母線４ａ、第２母
線４ｂの断面積は、従来の垂直配置の第３母線４Ａ、第
２母線４Ｂの断面積よりも大きくなる。従って本実施例
の第３母線４ａ、第２母線４ｂでは同じ電磁力ＰＡが働
いても、単位面積当シの電磁力は小さくなるので、電磁
力ＦＡに対する曲げ強さが従来のそれよりも向上する。

なおこれは三相母線の第３母線４ａ、第２母線４ｂ。

第１母線４ｃのうち第３母線４ａと第２母線４ｂとにつ
いて述べたが、他の第２母線４ｂ、第１母線４Ｃ間及び
第１母線４ｃ、第３母線４ａ間についても同様である。

なお以上の説明では第１母線４ｃを水平とし、この上方
に第２母線４ｂ、第３母線４ａを斜めに対向配置するよ
うに説明してきたが、例えば第５図のように、第２母線
４ｂを水平とし、この第２母線４ｂの上方及び下方に第
３母線４ａ、第１母線４Ｃを斜めに形成するようにして
も同様な結果は得られる。しかし三相母線の全体的な高
さは多少高くなるので、配電盤を小さくしようとする時
は前述した第２図の実施例の方が有利であろう上述のよ
うに本発明は、三相の母線が、夫々所定の傾きをもって
対向するように配設されたので。

三相の母線が夫々所定の傾きをもって対向配設されるよ
うになって、電磁力に対する曲げ強さを大きくすること
ができるようになり、母線の断面積の縮小が可能な配電
盤の母線配置構造を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の配電盤の母線配置構造の一実施例の配
電盤の縦断側面図、第２図は本発明の配電盤の母線配置
構造の一実施例の斜視図、第３図は本発明の配電盤の母
線配置構造の一実施例の母線間に働く電磁力に対する特
性を説明する説明図、第４図は従来の配電盤の母線配置
構造の母線間に働く電磁力に対する特性を説明する説明
図、第５図は本発明の配電盤の母線配置構造の他の実施
例の母線配着の説明図である。３・・・電気機器室、４・・・三相母線、４ａ・・・第
３母線、４ｂ・・・第２母線、４ｃ・・・第１母線、５
・・・母線室、６・・・負荷母線室、７・・・分岐導体
、７ａ・・・第３分波溝体、７ｂ・・・第２分畦溝体、
７Ｃ・・・第１分畦溝体、８・・・導体、８ａ・・・第
３導体、８ｂ・・・第２導体、第　１　［８第３図

Claims

【特許請求の範囲】

１、母線室内に配置され、かつ夫々所定の距離を介して
配設された三相の母線と、との三相の母線と夫々接続さ
れ、かつ電気機器より引出された導体とが設けられてい
る配電盤の母線配置構造において、前記三相の母線が夫
々所定の傾きをもって対向するように配設されたもので
あることを特徴とする配電盤の母線配置構造。