JP2874428B2 - 配電盤 - Google Patents

配電盤

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JP2874428B2
JP2874428B2 JP4028393A JP2839392A JP2874428B2 JP 2874428 B2 JP2874428 B2 JP 2874428B2 JP 4028393 A JP4028393 A JP 4028393A JP 2839392 A JP2839392 A JP 2839392A JP 2874428 B2 JP2874428 B2 JP 2874428B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配電盤に係り、特に配電
盤全体が小型化された配電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】配電盤はその内部に遮断器、母線、ケー
ブルヘッド等の機器を収納し、母線から遮断器、ケーブ
ルヘッドを介して負荷に電力を供給するものであり、例
えば従来の配電盤は特開昭60−234404号のように構成さ
れたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】配電盤は多くの場合に
建家内に設置されるが、近年の地価高騰により、より狭
い空間に設置できる小型のものが要望されるようになっ
てきた。
【0004】この小型化に関し、配電盤内の機器、例え
ば遮断器は真空遮断器の採用によって小型化されてきて
はいるが、配電盤全体としては依然として大型のままで
あるのが実情である。ちなみに、現在最も普及している
配電盤のサイズは、高さ2.3メートル、奥行き1.9メー
トル、幅0.7メートルといったものであり、この中に
2回路分の三相遮断器,三相母線,三相ケーブルヘッド
が収納されている。従来配電盤は、このように大きなも
のであり、このように大きくせざるを得ない理由として
前記の特開昭60−234404号の場合には遮断器,母線,ケ
ーブルヘッドが配置され、その間を接続導体によって接
続されていること、通常時あるいは事故時の大電流によ
る発熱を抑制し、熱放散をスムーズに行なわせる点につ
いて十分な配慮がされていないということが有る。
【0005】以上のことから、本発明においては配電盤
内の機器間接続あるいは配置を工夫することにより小型
の配電盤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的の達成の為に、
本発明においては配電盤内配置を、遮断器横置きとして
高さ方向に三相分配置し、横方向に延伸させた母線を高
さ方向に三相分配置し、遮断器と母線を接続する。
【0007】すなわち、本発明は、複数の遮断器を高さ
方向に重ねて構成された遮断器ユニットと、該遮断器ユ
ニットの奥行部に水平方向に延伸するように配置された
複数の母線とを備えた配電盤であって、前記母線と遮断
器とを遮断器の固定電極に設けられた接触子で接続した
ものである。 また、本発明は、複数の遮断器を高さ方向
に重ねて構成された遮断器ユニットと、該遮断器ユニッ
トの奥行部に水平方向に延伸するように配置された複数
の母線とを備えた配電盤であって、前記母線と遮断器と
を遮断器の接点の軸線方向に設けられ固定電極と接離さ
れる接触子で直接的に接続したものである。 さらに、本
発明は、複数の母線と、複数の遮断器と、複数の負荷側
導体とを収容する複数のユニットが並置される配電盤で
あって、各ユニット内の複数の遮断器を高さ方向に重ね
て配置し、各遮断器の接点の軸線をユニット奥行き方向
とし、複数の母線をユニット水平方向に延伸すると共
に、複数の母線を複数ユニットに共通に設け、各ユニッ
ト内の負荷側導体をユニットの高さ方向に延伸し、遮断
器と母線間及び遮断器と負荷側導体とを接続したもので
ある。
【0008】
【作用】本発明によれば、高さ方向の遮断器列の形成す
る第1面と母線の形成する第2面とが直交配置されるこ
とにより、特に配電盤の幅を減少することができる。
【0009】また、本発明によれば、母線を二重母線と
しこの間を適宜の個所で接続したことにより電流が分流
するため、通常時あるいは事故時の大電流による発熱を
抑制し、熱放散をスムーズに行なわせることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0011】図2は本発明の一例として2段積配電盤の
外観構成を示し、配電盤1は上下2つの母線ユニット2
と、上下2段に列盤構成された複数(図の例では8盤)
の配電ユニット3より構成されている。本発明において
は、母線ユニット2と配電ユニット3は互いに分離可能
に取付けられることが一つの大きな特徴になっている。
以下の説明では、母線ユニット2が固定され、配電ユニ
ット3が分離される例について説明するが、これは配電
ユニット3が固定され、母線ユニットが分離されるよう
に構成されても良い。
【0012】図3は、図2の配電盤の系統回路図の一例
を示す。配電盤1の配電ユニット3は、負荷ユニット1
1,母線ユニット2,受電ユニット4,母線連絡ユニッ
ト5,接地計器用変圧器ユニット6,計器用変圧器ユニ
ット7,避雷器ユニット8等から構成されている。この
図において、9は遮断器、15は接地計器用変圧器、1
6は計器用変圧器、17は避雷器であり、夫々自動連結
断路部31により母線10に着脱自在に取付けられる。
なお、配電ユニット3のうちの主要なユニットである負
荷ユニット11は、自動連結断路部31を介して接続さ
れる遮断器9,変流器12,零相変流器13、及び外部
引出用のケーブルヘッド14から構成される。そして母
線ユニット2は、列盤構成された配電ユニット3に共通
に設けられる。
【0013】図1は、配電ユニット3の主要なユニット
である負荷ユニット11と母線ユニット2の内部の機器
配置構成を示しており、前記のように配電ユニット3と
母線ユニット2とは互いに分離可能とされる。母線ユニ
ット2の内部には水平方向に延伸する三相分の母線24
が取付けられる。負荷ユニット11は、2つのコンパー
トメント41,60に仕切られており、コンパートメン
ト41内には遮断器9が横置され、かつ三相遮断器を収
納する遮断器ユニット30が高さ方向に設置される。三
相の母線24が形成する面と遮断器ユニット30が形成
する面とは互いに直交するように配置される。そして、
母線24と遮断器9とは、後で詳細に説明するように遮
断器9に取付けられた接触子により接続導体を用いず着
脱自在に直接接続される。コンパートメント60内には
負荷ケーブルが設置される。コンパートメント41と6
0の間には、絶縁導体50が設けられる。絶縁導体50
は、負荷ケーブルに接続される三相導体をモールド樹脂
したものであり、高さ方向に配置される。絶縁導体50
と遮断器9とは、後で詳細に説明するように遮断器9に
取付けられた接触子により接続導体を用いず着脱自在に
直接接続される。絶縁導体50に電気的に接続する負荷
ケーブルは、上部配電ユニットでは配電盤上部に取り出
され、下部配電ユニットでは配電盤下部に取り出され
る。
【0014】本発明によれば、横置き遮断器が高さ方向
に配列されることによって、配電盤表面70の横幅が短
くなり、母線24と遮断器9とが接触子により接続導体
を用いず着脱自在に直接接続されることにより、配電盤
の奥行きが短くできる。また、配電ユニット3が母線ユ
ニット2と分離可能であり、かつその内部の機器(遮断
器9,母線24)も分離できることによって配電盤設置
後の運用を極めて円滑にすることができる。例えば、負
荷の増大によって遮断器容量等を変更したいことがある
が、配電ユニット3がその内部機器とともに取り外せる
ことができるため、他の配電ユニット3及び母線ユニッ
ト2を運用したままの状態で変更が可能である。そのう
え、ユニット化されているので、別容量の機器を収納し
た配電ユニット3を取付けるのみでよい。
【0015】図4は、図2の配電盤1の断面A−Aにお
ける母線ユニット2のうち下部母線ユニット2の内部構
成、図5は母線ユニット2の外観図、図6は母線ユニッ
ト2の正面図、図7は図6のB−B断面を示す図であ
り、母線ユニット2は下部支持台20に母線ケース21
を取付けている。母線ケース21の両端は配電ユニット
3側に機器の移動に必要な開口部27を持たせて折り曲
げられている。この折り曲げ部に配電ユニット3を固定
する穴28が設けられている。二重の母線24,25は
母線ケース21に絶縁碍子23を介して取付けられる。
二重の母線24,25は、ともに水平方向に延伸して設
けられ、母線24,25間に分流片26が設けられてい
る。二重母線とし、この間を分流片26で接続した構成
を採用することは本発明の一つの大きな特徴となってい
るが、このことによる作用、効果については後で説明す
る。
【0016】図8は、図1の配電盤1の断面A−Aにお
ける配電ユニット3のうち下部配電ユニット3の内部構
成を示しており、断面C−Cの部分で配電ユニット3と
母線ユニット2が分離可能に取付けられ、穴28を通す
ボルトで固定されている。図8の手前高さ方向にコンパ
ートメント41とコンパートメント60を貫通して絶縁
導体50を設けている。絶縁導体50は三相導体を内部
に設置し、樹脂モールドされたものであり、コンパート
メント60内で三相導体の一端を負荷ケーブル61に接
離可能に取付けている。絶縁導体50の三相導体の他端
は、コンパートメント41内で遮断器9に着脱自在に直
接接続されるが、この構成については後で説明する。
【0017】図10は、コンパートメント41内に設置
された遮断器ユニット30の外観を示す図であり、例え
ば真空遮断器9が横置とされ、三相の遮断器9が高さ方
つまり縦方向に配置されて、遮断器ユニット30を構
成する。この実施例では真空遮断器としたが、これは他
の動作原理の遮断器であっても良い。35は遮断器接点
の駆動機構であり、遮断器の接点の開離方向、つまり遮
断器の軸線は水平方向とされている。遮断器9の母線2
5側の先端部には、電源側接触子31が設けられてい
る。また負荷側断路部50と対応する遮断器9の側面に
は三相の負荷側接触子34が設けられている。なお、3
6は絶縁の為に遮断器9間を仕切っている横方向に延び
ている隔壁である。
【0018】図9は図8の断面から絶縁導体50を取り
除いて、遮断器9と母線24との接続状態を示したもの
である。また、図11は遮断器9と母線24との接続状
態の外観を示したものであり、これらの接触子31は接
続導体を使用せずに二重母線25に着脱自在に直接接続
される。母線24,25から遮断器9を介して負荷ケー
ブル61には、通常の運転状態或いは事故時に大電流が
流れる。このため配電盤の小型化には、これらの機器あ
るいは導体での発熱を押さえ、発熱を速やかに放散する
ことが重要である。本発明では、着脱自在に直接接続か
つ二重母線とすることにより導体からの発熱を軽減する
ことができ、熱放散が円滑に行える。つまり、配電盤内
の電流が母線24から複数の接続片26,母線25を介
して遮断器9に分流して流れ、各分流部分での電流が小
さいことから発熱量が少なく、かつ表面積が増えること
により熱放散が円滑に行える。
【0019】図12は遮断器ユニット30と負荷側断路
部50の配置状態を示す外観図である。負荷側断路部
0の下側には変流器12が設けられ、かつケーブルヘッ
ドを取付ける取付部62には、ケーブルヘッド61が嵌
合される。他方、三相の縦導体51の他端には接続部3
2を介して遮断器9の負荷側接触子34が接続されてい
る。
【0020】図13,図14は図8のD−D断面,E−
E断面における各機器の接続状態を示している。図13
において、遮断器ユニット30は矢印方向に配置されて
おり、挿入状態では電源側接触子31,負荷側接触子
4が各々母線25,負荷側断路部50に着脱自在に直接
接続されている。図15は負荷側接触子34と負荷側断
路部50との接続状態を示す拡大図である。これらの図
において、負荷側断路部50は三相縦導体51と負荷側
接触子片32とを絶縁部材でモールドした絶縁層53を
有する。負荷側接触子片32は負荷側接触子34と接触
する位置に対応配置されている。各接触子34の一端は
縦導体51に接続している。つまり負荷側導体である負
荷側接触子片32は遮断器9の接点の軸線とほぼ直角方
向に配置して、水平方向に配置した場合に比べて、配電
盤の幅方向を縮小している。各相の縦導体51は所定間
隔に遮断器9の移動方向、つまり奥行きに配置し、配電
盤の幅寸法を縮小している。縦方向に配置された三相の
負荷側接触子片32と奥行き方向に配置された各相の縦
導体51とを接続する場合、各負荷側接触子片32は遮
断器9の長手方向に傾斜するように折り曲げた傾斜部に
より、各相の縦導体51と接続して、各相の縦導体51
が奥行き方向にはみ出すことなく一直線状に配置出来る
ようにして、幅寸法を縮小している。縦導体51の下端
は負荷ケーブル室60に延び、負荷ケーブル61に接続
し、一体に樹脂モールドしている。
【0021】前記の図9は、遮断器9を母線25に接続
した状態(運転位置)を示しているが、図16は遮断器
9を配電盤表面70側に引き抜いた状態(断路位置)を示
している。図17は、遮断器9を接続したまま配電盤扉
70を開放した状態、図18は遮断器ユニット30をガ
イドレール80に沿って引き出した状態を示している。
本発明によれば、その容積が非常に小さくなった結果、
配電ユニット内の点検、修理等が困難になったと考えら
れがちであるが、図18のように、遮断器ユニットを完
全に配電ユニットから引出すことが可能であり、かつ配
電ユニット自体を母線から分離できるので、このことは
ほとんど問題とならない。
【0022】本発明の配電盤は、以上説明のように構成
され、以下の作用,効果を有する。遮断器9は遮断部を
水平方向に配置し、かつ高さ方向に3段積み重ねて配置
し、遮断器及び配電盤の幅方向を縮小した。この結果、
遮断器は奥行き方向は長くなるが、電源側接触子31を
着脱自在に直接母線25に直交して配置するようにし
て、従来の配電盤内の分岐導体,絶縁モールド断路部を
省略し、奥行き寸法を縮小した。従って、配電盤1の容
積を大幅に縮小した。更に、負荷側断路部50は縦側に
配置された三相の負荷側接触子34に負荷側接触子片3
2の各相を対応配置して、幅寸法を縮小すると共に、縦
導体51の各々を奥行き方向に一直線に配置して幅寸法
を縮小できるようにしたので、更に配電盤1の容積を縮
小できる。ちなみに、本発明によれば、高さ従来と同じ
2.3メートルであるが、奥行き0.9メートル,幅0.
3メートルとすることが可能で、従来構造で容積を1/
5とすることが出来る。
【0023】さらに本発明では、遮断器9の電源側接触
子が二重母線に着脱自在に直接接続されている。従っ
て、母線24からの電流は分流部、連絡母線を介して遮
断器9に流れることになり、発生熱が少なくなり、配電
盤の容積縮小に大きく貢献している。このことは、別の
言い方をすれば、二重母線の各分岐部に従来と同じ電流
を流すのであれば遮断器通電容量を倍のものにすること
も可能である、従って、小容量から大容量のものまでユ
ニット化することが容易であることを意味する。また、
本発明によれば、配電盤を複数の配電ユニット3と共通
の母線ユニットで構成し、配電ユニット3を列盤構成と
した。そして、配電ユニット3と共通の母線ユニットと
を互いに分離可能にした。この結果、負荷増大時の配電
盤の変更が容易であり、かつユニット化されたことで配
電盤組合せ設計が容易化されている。
【0024】なお、以下に本発明の幾つかの代案事例を
示す。先程も述べたように、本発明によれば従来比1/
5の容積比とできるが、本発明思想を活かしながら従来
比を適度のものまで低減した代案とすることができる。
【0025】本発明では、遮断器を横置き、かつ三相分
を高さ方向に積み上げているが、これは必ずしも同一平
面上に積み上げることを意図したものではなく、一部の
遮断器が水平方向に離れて配置されても良い。むしろ、
遮断器は水平方向への移動が可能なように配置すること
が良い場合もある。実施例では電源側接触子が水平母線
に接触しているが、この部分での接触状態が悪化したと
きに水平方向に接触位置をずらすことにより接触状態の
悪化を回復することが可能である。さらに負荷側接触子
の配置も電源側と同じく、多少ずらすことも可能であ
る。
【0026】また、実施例においては母線を水平方向に
延伸させ、三相を垂直配置しているが、これは必ずしも
垂直にしなくとも良い。その一部が奥行き方向にずれて
いても良い。また、母線と遮断器は着脱自在に直接接続
されずとも、充分な容量の短い接続導体で接続されても
良い。
【0027】また、本発明においては母線ユニット2と
配電ユニット3が互いに分離可能であり、実施例では配
電ユニットを母線ユニットから分離する異にしている
が、これは配電ユニットを固定して母線ユニットを分離
する形にしても良い。
【0028】また配電ユニットとして接地計器用変圧
器,計器用変圧器避雷等の高圧電気機器も、これらの機
器に接触子を固定し、遮断器の場合と同様に着脱自在に
直接接続することが可能である。なお、実施例では着脱
自在に接続の為に遮断器側を凸部,母線側を凹部とした
が、この関係は逆であっても良い。また接触子は遮断器
側に取り付けているが、母線自体に接触子を持つことも
考えられる。更に配電盤の3相の母線及び負荷側導体に
着脱自在に接続する3相の遮断器は、遮断器の接点の軸
線つまり長手方向が水平方向になるように配置した各遮
断器を縦方向に積重ねた縦型遮断器間を仕切る隔壁を横
方向に延伸しているので、この配電盤は幅部が縦部より
長い所謂矩形型配電盤を構成している。このため、隔壁
を設けない遮断器の高さを10とすれば、本発明の遮断
器の高さを6〜7に縮小出来るようになり、縦型遮断器
の重心が下がり、縦型遮断器を移動する際に、縦型遮断
器が左右に揺れにくくなり、安定した状態で配電盤に出
し入れをすることが出来るようになった。このことは矩
形型配電盤も重心が下がった分だけ、耐震性能が向上を
した。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、高さ方向の遮断器列の
形成する第1面と母線の形成する第2面とが互いに直角
方向に配置されることにより、特に配電盤の幅を減少す
ることができる。また、電気ユニットの上側に母線ユニ
ットを設ける必要がなく、縦母線のような余分な接続導
体を設ける必要がなくなり、ユニットの高さ方向及び幅
方向を低減でき、接続導体で発生する余分な発熱も低減
できる。
【0030】また、本発明によれば、母線を二重としこ
の間を適宜の個所で接続したことにより、電流が分流す
るため、通常時或いは事故時の大電流による発熱を抑制
し、熱放散をスムーズに行なわせることができる。
に、遮断器の接点の軸線が水平方向になるように配置し
た各遮断器を縦方向に積重ねた縦型遮断器間を仕切る隔
壁を横方向に伸ばしたので、縦型遮断器の高さを縮小出
来るようになり、縦型遮断器の重心が下がり、安定した
状態で縦型遮断器を配電盤に出し入れをすることが出来
るようになった。このことは、縦型遮断器を収納した矩
形型配電盤も重心が下がった分だけ、耐震性能が向上を
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二段積配電盤の内部接続関係を示す
図。
【図2】本発明の二段積配電盤の全体的な外観を示す
図。
【図3】本発明の二段積配電盤における電気回路接続例
を示す図。
【図4】図2の母線ユニットについてのA−A断面図。
【図5】母線ユニットの外観断面図。
【図6】母線ユニットの正面図。
【図7】母線ユニットの平面図。
【図8】図2の母線ユニットと配電ユニットについての
A−A断面図。
【図9】図8の断面図から絶縁導体50を取り除いた
図。
【図10】遮断器ユニットの外観図。
【図11】遮断器ユニットと二重母線との接続を示す外
観図。
【図12】遮断器ユニットと絶縁導体50との接続を示
す外観図。
【図13】図8のD−D断面図。
【図14】図8のE−E断面図。
【図15】遮断器ユニットと絶縁導体50との接続を示
す図。
【図16】遮断器と母線との開離状態を示す図。
【図17】配電盤扉を開けたときの内部構成図。
【図18】配電盤扉を開け、遮断器を取りだしたときの
内部構成図。
【符号の説明】
2…母線ユニット、3…配電ユニット、9…遮断器、3
1,34…接触子。
フロントページの続き (72)発明者 椿 徹 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (72)発明者 若狭 文雄 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社 日立製作所内 (56)参考文献 特開 平3−74117(JP,A) 実開 平3−60804(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02B 1/20 H02B 1/30 H02B 1/32 H02B 11/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遮断器を高さ方向に重ねて構成され
    た遮断器ユニットと、該遮断器ユニットの奥行部に水平
    方向に延伸するように配置された複数の母線とを備えた
    配電盤であって、前記母線と遮断器とを遮断器の固定電
    極に設けられた接触子で接続したことを特徴とする配電
    盤。
  2. 【請求項2】複数の遮断器を高さ方向に重ねて構成され
    た遮断器ユニットと、該遮断器ユニットの奥行部に水平
    方向に延伸するように配置された複数の母線とを備えた
    配電盤であって、前記母線と遮断器とを遮断器の接点の
    軸線方向に設けられ固定電極と接離される接触子で直接
    的に接続したことを特徴とする配電盤。
  3. 【請求項3】前記接触子が着脱可能に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1あるいは2に記載の配電盤。
  4. 【請求項4】前記遮断器と前記接触子を介して負荷側導
    体を遮断器の高さ方向に設けたことを特徴とする請求項
    1あるいは2に記載の配電盤。
  5. 【請求項5】前記複数の遮断器は三相の遮断器であるこ
    とを特徴とする請求項1あるいは2に記載の配電盤。
  6. 【請求項6】前記母線が複数の遮断器ユニットに対して
    共通に設けられていることを特徴とする請求項1あるい
    は2に記載の配電盤。
  7. 【請求項7】前記遮断器間を仕切る隔壁を設けたことを
    特徴とする請求項1あるいは2に記載の配電盤。
  8. 【請求項8】複数の母線と、複数の遮断器と、複数の負
    荷側導体とを収容する複数のユニットが並置される配電
    盤であって、各ユニット内の複数の遮断器を高さ方向に
    重ね て配置し、各遮断器の接点の軸線をユニット奥行き
    方向とし、複数の母線をユニット水平方向に延伸すると
    共に、複数の母線を複数ユニットに共通に設け、各ユニ
    ット内の負荷側導体をユニットの高さ方向に延伸し、遮
    断器と母線間及び遮断器と負荷側導体とを接続したこと
    を特徴とする配電盤。
  9. 【請求項9】母線と遮断器と負荷側導体とを収容する複
    数のユニットが並置される配電盤であって、母線の延伸
    方向にユニットを並置したことを特徴とする請求項1あ
    るいは2に記載の配電盤。
JP4028393A 1991-11-18 1992-02-14 配電盤 Expired - Fee Related JP2874428B2 (ja)

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