JPS5858348B2 - 粗2−メルカプト.ベンゾ.チアゾ−ルの精製方法 - Google Patents
粗2−メルカプト.ベンゾ.チアゾ−ルの精製方法Info
- Publication number
- JPS5858348B2 JPS5858348B2 JP8423176A JP8423176A JPS5858348B2 JP S5858348 B2 JPS5858348 B2 JP S5858348B2 JP 8423176 A JP8423176 A JP 8423176A JP 8423176 A JP8423176 A JP 8423176A JP S5858348 B2 JPS5858348 B2 JP S5858348B2
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- JP
- Japan
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- mbt
- crude
- carbon disulfide
- thiazole
- extraction
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- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アニリン、二硫化炭素およびイオウを常法に
より高温、高圧下にて反応させて得られる溶融相2−メ
ルカプト・ベンゾ・チアゾールを徐々に冷却して、粒状
または、フレーク状に結晶せしめたるのちに、二硫化炭
素にて抽出または洗浄することを特徴とし、得られた固
形2−メルカプト・ベンゾ・チアゾールを粉砕するか、
または必要に応じて苛性アルカリ水溶液を加えて溶解し
たのち濾過し、涙液に酸を加えて、2−メルカプト・ベ
ンゾ・チアゾールを析出させこの沈殿を沢過、水洗、乾
燥することよりなる粗2−メルカプト・ベンゾ・チアゾ
ールの精製方法である。
より高温、高圧下にて反応させて得られる溶融相2−メ
ルカプト・ベンゾ・チアゾールを徐々に冷却して、粒状
または、フレーク状に結晶せしめたるのちに、二硫化炭
素にて抽出または洗浄することを特徴とし、得られた固
形2−メルカプト・ベンゾ・チアゾールを粉砕するか、
または必要に応じて苛性アルカリ水溶液を加えて溶解し
たのち濾過し、涙液に酸を加えて、2−メルカプト・ベ
ンゾ・チアゾールを析出させこの沈殿を沢過、水洗、乾
燥することよりなる粗2−メルカプト・ベンゾ・チアゾ
ールの精製方法である。
2−メルカプト・ベンゾ・チアゾール(以下MBTと略
す。
す。
)は、チアゾール系のゴム用加硫促進剤の主要化合物で
あり、最も一般的な製造方法は、アニリン、二硫化炭素
およびイオウの適当な混合物を高温、高圧下にバッチ式
または連続的に反応せしめることによって製造されるが
、このような方法で得られる粗MBTには副反応生成物
として、ベンゾ・チアゾール、アニリノ・ベンゾ・チア
ゾール、フェニル・イソチオ・シアネート、アミノ・チ
オフェノール、ジフェニル・チオ尿素等を含有するほか
、未反応のアニリン、イオウを含有することは勿論のこ
とであるが、この外に組成不明のタール状樹脂物質が含
まれている。
あり、最も一般的な製造方法は、アニリン、二硫化炭素
およびイオウの適当な混合物を高温、高圧下にバッチ式
または連続的に反応せしめることによって製造されるが
、このような方法で得られる粗MBTには副反応生成物
として、ベンゾ・チアゾール、アニリノ・ベンゾ・チア
ゾール、フェニル・イソチオ・シアネート、アミノ・チ
オフェノール、ジフェニル・チオ尿素等を含有するほか
、未反応のアニリン、イオウを含有することは勿論のこ
とであるが、この外に組成不明のタール状樹脂物質が含
まれている。
このように種々の不純物を含有している粗MBTはこの
ままでは商品あるいはそれらの誘導体の原料として使用
することができない。
ままでは商品あるいはそれらの誘導体の原料として使用
することができない。
したがって、かかる粗MBTをゴム用加硫促進剤として
、またはMBTから誘導されるジスルフィドないしはス
ルフェン・アミド類等のチアゾール系促進剤の製造原料
とするためには、含有する不純物を取り除くことが必要
である。
、またはMBTから誘導されるジスルフィドないしはス
ルフェン・アミド類等のチアゾール系促進剤の製造原料
とするためには、含有する不純物を取り除くことが必要
である。
粗MBTの精製方法には従来多くの報告があるがいずれ
も決定的な方法のないまま、それぞれの方法が行なわれ
ているのが現状である。
も決定的な方法のないまま、それぞれの方法が行なわれ
ているのが現状である。
粗MBTの精製方法について特許公報昭46−1562
0号には17件の特許文献が引用されているが、いずれ
の方法も満足すべきものではない。
0号には17件の特許文献が引用されているが、いずれ
の方法も満足すべきものではない。
また特許公報昭50−24312号には芳香族炭化水素
系の溶剤で抽出精製する方法が記載されているが多量の
溶剤を使用すること、いずれも溶剤の沸点が高いこと、
MBTのアルカリ塩水溶液中に混入する溶剤を除去する
ことが困難であること、また米国特許第2090233
号、カナダ特許第448209号に記載の二硫化炭素を
使用して粗MBTを精製する方法は多量の二硫化炭素を
使用しないと品質の低下をきたすこと、また米国特許第
3031073号においては、オートクレーブ反応のの
ち、さらに二硫化炭素を加えて高温加圧下のもとに反応
抽出を行ったのちに冷却して二硫化炭素を分離し、さら
に二硫化炭素で洗浄する方法が記載されているが、操作
が難かしく、工業的に実施できるものではない。
系の溶剤で抽出精製する方法が記載されているが多量の
溶剤を使用すること、いずれも溶剤の沸点が高いこと、
MBTのアルカリ塩水溶液中に混入する溶剤を除去する
ことが困難であること、また米国特許第2090233
号、カナダ特許第448209号に記載の二硫化炭素を
使用して粗MBTを精製する方法は多量の二硫化炭素を
使用しないと品質の低下をきたすこと、また米国特許第
3031073号においては、オートクレーブ反応のの
ち、さらに二硫化炭素を加えて高温加圧下のもとに反応
抽出を行ったのちに冷却して二硫化炭素を分離し、さら
に二硫化炭素で洗浄する方法が記載されているが、操作
が難かしく、工業的に実施できるものではない。
われわれは、二硫化炭素を用いる粗MBTの精製方法に
ついて種々の検討実験を行った結果、簡単にして経済的
に有利であり、かつ高品質のMBTの得られる方法を見
出し、本発明を完成した。
ついて種々の検討実験を行った結果、簡単にして経済的
に有利であり、かつ高品質のMBTの得られる方法を見
出し、本発明を完成した。
本発明の実施においての詳細な方法は次の通りである。
アニリン、二硫化炭素およびイオウを93:92:32
(重量比)の割合で連続式オートクレーブに仕込み20
0〜250℃の温度で圧力100〜110kg/crA
で約60分間反応させたのち反応生成物を200℃以上
の温度で気液分離器に導き、未反応物、副生硫化水素お
よびその他のガス状物質と粗MBTを分離し、溶融状態
で流出する粗MBTをベルトフレーカ−またはドラムフ
レーカ−へ導き徐々に冷却して、粒状結晶化またはフレ
ーク結晶化して粗MBTの粒状結晶またはフレーク状結
晶物を得る。
(重量比)の割合で連続式オートクレーブに仕込み20
0〜250℃の温度で圧力100〜110kg/crA
で約60分間反応させたのち反応生成物を200℃以上
の温度で気液分離器に導き、未反応物、副生硫化水素お
よびその他のガス状物質と粗MBTを分離し、溶融状態
で流出する粗MBTをベルトフレーカ−またはドラムフ
レーカ−へ導き徐々に冷却して、粒状結晶化またはフレ
ーク結晶化して粗MBTの粒状結晶またはフレーク状結
晶物を得る。
この場合好ましい粒状粗MBTは2〜10m1φであり
、厚さ2−5 m71Lである。
、厚さ2−5 m71Lである。
またフレーク粗MBTは1〜10mvtφであり、厚さ
1〜5m1Lである。
1〜5m1Lである。
この粒状結晶代品またはフレーク結晶化した粗MBTを
常温まで冷却して抽出器へ仕込み、常温で二硫化炭素に
より固−液抽出を行う。
常温まで冷却して抽出器へ仕込み、常温で二硫化炭素に
より固−液抽出を行う。
ここで使用される二硫化炭素量は粗MBTに対し1〜5
容量倍、好ましくは1〜3容量倍である。
容量倍、好ましくは1〜3容量倍である。
また抽出時間は、20〜90分で、好ましくは30〜6
0分である。
0分である。
抽出終了したのち抽出液である二硫化炭素を分離し、常
法により二硫化炭素を蒸留回収し再使用する。
法により二硫化炭素を蒸留回収し再使用する。
また粗MBTに耐着している少量の二硫化炭素は加熱す
ることにより容易に脱着することができるので抽出器を
加熱して二硫化炭素を回収し、あわせて再使用する。
ることにより容易に脱着することができるので抽出器を
加熱して二硫化炭素を回収し、あわせて再使用する。
抽出の終ったMBTには28%の苛性ソーダ水溶液を加
えて溶解する。
えて溶解する。
この時若干アルカリ水溶液に不溶解の物質が残留するこ
とがあるので、この場合にはこれを戸別すると高純度の
淡黄色透明のMBTのアルカリ塩水溶液が得られる。
とがあるので、この場合にはこれを戸別すると高純度の
淡黄色透明のMBTのアルカリ塩水溶液が得られる。
本品はこのまま無機酸を加えて酸析によって高純度のM
BTを得ることができる。
BTを得ることができる。
あるいはこのまま酸化することによってジベンゾ・チア
ジル・ジスルフィドにしたり、またはシクロヘキシルア
ミン・ジシクロヘキシルアミン、モルホリンおよび第3
級ブチルアミンなどと酸化縮合させてスルフェンアミド
系化合物を得ることもできる。
ジル・ジスルフィドにしたり、またはシクロヘキシルア
ミン・ジシクロヘキシルアミン、モルホリンおよび第3
級ブチルアミンなどと酸化縮合させてスルフェンアミド
系化合物を得ることもできる。
本発明の特徴を要約すると、第1に溶融粗MBTを徐々
に冷却して粒状結晶化またはフレーク状結晶化すること
により、不純物が結晶化したMBTの表面に析出ないし
ブルームするので二硫化炭素で容易に抽出ないし洗浄で
きることである。
に冷却して粒状結晶化またはフレーク状結晶化すること
により、不純物が結晶化したMBTの表面に析出ないし
ブルームするので二硫化炭素で容易に抽出ないし洗浄で
きることである。
第2に顕微鏡観察によれば溶融粗MBTの粒状結晶化ま
たはフレーク状結晶化によりMBTは結晶化され規則的
に並んでおりタール状物質は表面にブルームしているの
で、MBTの不純物は少量の二硫化炭素で十分抽出され
ることである。
たはフレーク状結晶化によりMBTは結晶化され規則的
に並んでおりタール状物質は表面にブルームしているの
で、MBTの不純物は少量の二硫化炭素で十分抽出され
ることである。
第3に粗MBTの抽出時間が短かくてよい。
第4に粗MBTが粒状またはフレーク状であるため、二
硫化炭素は結晶化したMBTの内部まで浸透することが
ないので抽出終了後の二硫化炭素の分離回収が容易に行
われる。
硫化炭素は結晶化したMBTの内部まで浸透することが
ないので抽出終了後の二硫化炭素の分離回収が容易に行
われる。
第5に抽出液である二硫化炭素の分離が容易であるため
、必要に応じて遠心分離機、加圧を過機、トレイフィル
ター、密閉型ドラムフィルター等が使用可能である。
、必要に応じて遠心分離機、加圧を過機、トレイフィル
ター、密閉型ドラムフィルター等が使用可能である。
第6は特に工場排水の汚染源となる不純物は大部分ター
ル状物質として取り除くことができるため工場排水の汚
染が非常に少なくなる。
ル状物質として取り除くことができるため工場排水の汚
染が非常に少なくなる。
第7にいずれの工程も操作が簡単であり、短時間で行う
ことができ固−液抽出がバッチ式または連続式のいずれ
でも行うことが可能である。
ことができ固−液抽出がバッチ式または連続式のいずれ
でも行うことが可能である。
以上を要約するに本発明は、粗MBTを除々に冷却して
結晶化せしめることによって、粗MBT中に含まれる不
純物を、結晶化したMBTの表面に析出またはブルーム
せしめると同時に、その形状を取扱いが容易でかつ抽出
ないし洗浄が容易な粒状ないしフレーク状にすることに
よって少量の二硫化炭素により、短時間に室温において
、しかも完全に不純物を抽出ないし洗浄除去しうる工業
的に有利な粗MBTの精製方法である。
結晶化せしめることによって、粗MBT中に含まれる不
純物を、結晶化したMBTの表面に析出またはブルーム
せしめると同時に、その形状を取扱いが容易でかつ抽出
ないし洗浄が容易な粒状ないしフレーク状にすることに
よって少量の二硫化炭素により、短時間に室温において
、しかも完全に不純物を抽出ないし洗浄除去しうる工業
的に有利な粗MBTの精製方法である。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例 1
造粒フィーダー、ステンレスベルト、冷却装置、スフレ
バーおよびベルト駆動装置よりなる造粒機の造粒フィー
ダーへ190〜200℃の溶融MBTを供給しなから造
粒フィーダー下部のノズルより一斉に30℃に冷却した
冷却ステンレスベルト上に注出し、ベルト上で50〜6
0℃まで冷却し結晶化した粒状粗MBTをスクレーパー
で取った。
バーおよびベルト駆動装置よりなる造粒機の造粒フィー
ダーへ190〜200℃の溶融MBTを供給しなから造
粒フィーダー下部のノズルより一斉に30℃に冷却した
冷却ステンレスベルト上に注出し、ベルト上で50〜6
0℃まで冷却し結晶化した粒状粗MBTをスクレーパー
で取った。
粒の大きさ8〜10mmφ、厚さ3〜4mmのダブレッ
ト状粒状組MBTを得た。
ト状粒状組MBTを得た。
実施例 2
ステンレス受皿、回転ドラム、スクレーパーおよびドラ
ム駆動装置よりなるドラムフレーカ−の受皿に温度19
0〜200°Cの溶融粗MBTを供給しながら表面温度
85〜90℃の回転ドラムに溶融粗MBTを付着させ回
転しながら結晶化を行い固化した粗MBTをスフレバー
でかき取った。
ム駆動装置よりなるドラムフレーカ−の受皿に温度19
0〜200°Cの溶融粗MBTを供給しながら表面温度
85〜90℃の回転ドラムに溶融粗MBTを付着させ回
転しながら結晶化を行い固化した粗MBTをスフレバー
でかき取った。
フレークの大きさは3〜5mmφ、厚さ2〜3關の板状
の粗MBTフレーク結晶物を得た。
の粗MBTフレーク結晶物を得た。
実施例 3
実施例2で得た粗MBTのフレーク状結晶物1kgをコ
ンデンサー、温度計、滴下p斗および攪拌機を附した5
tのコルベンに仕込み、ついで滴下ftより2tの二硫
化炭素を仕込み、常温で30分間抽出したのち抽出液二
硫化炭素をデカンテーションにより大部分を分離しMB
Tに附着している二硫化炭素はコルベンを温水槽に入れ
内部を80℃まで加熱して二硫化炭素を回収した。
ンデンサー、温度計、滴下p斗および攪拌機を附した5
tのコルベンに仕込み、ついで滴下ftより2tの二硫
化炭素を仕込み、常温で30分間抽出したのち抽出液二
硫化炭素をデカンテーションにより大部分を分離しMB
Tに附着している二硫化炭素はコルベンを温水槽に入れ
内部を80℃まで加熱して二硫化炭素を回収した。
つぎに28%苛性ソーダ水溶液7501を加えてMBT
を攪拌溶解した後濾過して微量の苛性アルカリ不溶解物
を除去し、p液に水を加えて10%のMBTのナトリウ
ム塩となし、これにPHが3〜4になるまで10%硫酸
を加え、析出したMBTをp過、水洗および乾燥した。
を攪拌溶解した後濾過して微量の苛性アルカリ不溶解物
を除去し、p液に水を加えて10%のMBTのナトリウ
ム塩となし、これにPHが3〜4になるまで10%硫酸
を加え、析出したMBTをp過、水洗および乾燥した。
収量860f、MBTに対し86%の収率を示した。
また融点を測定した結果180〜181℃を示した。
純度は98.8%であった。
実施例 4
実施例1で得られた粗MBT粒状品を実施例3と同じ装
置を使用して粗MBT粒状品1 kyを仕込み、2tの
二硫化炭素を仕込み30分間抽出した。
置を使用して粗MBT粒状品1 kyを仕込み、2tの
二硫化炭素を仕込み30分間抽出した。
以下実施例3と同じ操作を行いMB’l’を得た。
収量を測定した結果845tで粗MBTに対し84.5
%を示した。
%を示した。
また融点を測定した結果180.5〜181℃を示した
。
。
純度は98.7%でであった。
実施例 5
容量50tのステンレス製油出装置に粒状粗MBT10
kyを仕込み、ついで二硫化炭素30tを仕込み、常温
で60分間抽出したのち、抽出液の二硫化炭素を底部の
ストレーナ−を通して分離した。
kyを仕込み、ついで二硫化炭素30tを仕込み、常温
で60分間抽出したのち、抽出液の二硫化炭素を底部の
ストレーナ−を通して分離した。
粗MBTに附着している少量の二硫化炭素は抽出機のジ
ャケット部に蒸気を通し、内部温度80℃まで加熱しコ
ンデンサーを通し二硫化炭素を回収したのち、28%苛
性ソーダ水溶液7.5tを加えてMBTを攪拌溶解した
。
ャケット部に蒸気を通し、内部温度80℃まで加熱しコ
ンデンサーを通し二硫化炭素を回収したのち、28%苛
性ソーダ水溶液7.5tを加えてMBTを攪拌溶解した
。
微量の苛性アルカリ不溶解物を沢過して除去したのちM
BTNa塩濃度10%になるまで希釈して、10%硫酸
をPH3〜4になるまで加えてMBTを析出させて、析
出したMBTは小型遠心分離機で洗浄、脱水を行い乾燥
した。
BTNa塩濃度10%になるまで希釈して、10%硫酸
をPH3〜4になるまで加えてMBTを析出させて、析
出したMBTは小型遠心分離機で洗浄、脱水を行い乾燥
した。
収量を測定した結果8.4kg、粗MBTに対し84%
の収率を示した。
の収率を示した。
また融点を測定した結果180〜182℃を示した。
純度は99.0%であった。
実施例 6
粗MBTフレーク結晶品10kgを実施例5と同じ装置
を用い、同操作で抽出した結果MBT8.56kgを得
た。
を用い、同操作で抽出した結果MBT8.56kgを得
た。
粗MBTに対し85.6%の収率を示した。
融点を測定した結果181〜182℃を示した。
実施例3.4.5および6にて判明したことは、粗MB
Tに対して二硫化炭素を2倍使用しても50%増の3倍
使用しても、また抽出時間を延長しても収率および溶融
点および純度にほとんど影響がないこと、換言すれば、
抽出は短時間に完全に行われることが明かになった。
Tに対して二硫化炭素を2倍使用しても50%増の3倍
使用しても、また抽出時間を延長しても収率および溶融
点および純度にほとんど影響がないこと、換言すれば、
抽出は短時間に完全に行われることが明かになった。
実施例 7
直径75間、長さ1rrLおよびスクリューコンベアー
を有する内容量3tの抽出管にロータリーバルブより粒
状粗MBTを50?/分の速度で、また二硫化炭素仕込
口より150CC/分の速度で両者を連続供給し、滞留
時間20分で接触抽出した。
を有する内容量3tの抽出管にロータリーバルブより粒
状粗MBTを50?/分の速度で、また二硫化炭素仕込
口より150CC/分の速度で両者を連続供給し、滞留
時間20分で接触抽出した。
抽出管出口より内容量10tの二硫化炭素分離器へ入れ
、二硫化炭素を分離回収した。
、二硫化炭素を分離回収した。
連続運転60分間の結晶MBTを採取し、これに28%
苛性ソダー水溶液2.5tを加えて溶解し、つぎに沢過
して苛性アルカリ不溶解物を除去して、F液に水を加え
てMBTNa塩濃度10%まで希釈した。
苛性ソダー水溶液2.5tを加えて溶解し、つぎに沢過
して苛性アルカリ不溶解物を除去して、F液に水を加え
てMBTNa塩濃度10%まで希釈した。
10%硫酸をpH3〜4になるまで加えてMBTを析出
させ、p過、水洗および乾燥した結果、粒状MBT供給
量3kg、MBTの得量2.54 kgで対粗MBTに
対し84.7%の収率を示した。
させ、p過、水洗および乾燥した結果、粒状MBT供給
量3kg、MBTの得量2.54 kgで対粗MBTに
対し84.7%の収率を示した。
また融点を測定した結果180〜181.5℃を示した
。
。
純度は98.7%であった。
比較例
常法によって得られた粗MBT1kgを、温度70°〜
80℃の30%苛性ソーダ溶液7471に溶解して水を
加え、全量を1(lに希釈した。
80℃の30%苛性ソーダ溶液7471に溶解して水を
加え、全量を1(lに希釈した。
この溶液に空気を吹き込みながら、35%過酸化水素溶
液、20%硫酸で8時間精製した。
液、20%硫酸で8時間精製した。
精製終了後、析出した不純物を沢過し、p液に10%硫
酸を加え、析出したMBTをp過、水洗、乾燥した。
酸を加え、析出したMBTをp過、水洗、乾燥した。
収量752ダ、粗MBTに対して75%の収率を示した
。
。
また、融点を測定した結果、173゜〜178℃を示し
、純度94.7%であった。
、純度94.7%であった。
尚、純度分析は中和滴定により行った。
Claims (1)
- 1 アニリン、二硫化炭素およびイオウを常法により、
高温高圧下にて反応させて得られる溶融相2−メルカプ
ト・ベンゾ・チアゾールを徐々に冷却して粒状またはフ
レーク状に結晶化せしめたのちに、二硫化炭素にて抽出
または洗浄することを特徴とする粗2−メルカプト・ベ
ンゾ・チアゾールの精製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8423176A JPS5858348B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 粗2−メルカプト.ベンゾ.チアゾ−ルの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8423176A JPS5858348B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 粗2−メルカプト.ベンゾ.チアゾ−ルの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS539766A JPS539766A (en) | 1978-01-28 |
JPS5858348B2 true JPS5858348B2 (ja) | 1983-12-24 |
Family
ID=13824692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8423176A Expired JPS5858348B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 粗2−メルカプト.ベンゾ.チアゾ−ルの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5858348B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03167884A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-19 | Pioneer Electron Corp | 電池 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025979A (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-08 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 2−メルカプトベンゾチアゾ−ルの精製方法 |
JPS6025980A (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-08 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 高純度2−メルカプトベンゾチアゾ−ルの製造方法 |
JPS63176337A (ja) * | 1987-01-14 | 1988-07-20 | Kirin Brewery Co Ltd | 液体含浸粒状泡硝子 |
JPH0196043A (ja) * | 1987-10-06 | 1989-04-14 | Kirin Brewery Co Ltd | 粒状泡硝子の物性制御方法及びこの方法により製造された粒状泡硝子 |
-
1976
- 1976-07-15 JP JP8423176A patent/JPS5858348B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03167884A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-19 | Pioneer Electron Corp | 電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS539766A (en) | 1978-01-28 |
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