JPS5857816B2 - テ−プレコ−ダの駆動機構 - Google Patents

テ−プレコ−ダの駆動機構

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Publication number
JPS5857816B2
JPS5857816B2 JP53021441A JP2144178A JPS5857816B2 JP S5857816 B2 JPS5857816 B2 JP S5857816B2 JP 53021441 A JP53021441 A JP 53021441A JP 2144178 A JP2144178 A JP 2144178A JP S5857816 B2 JPS5857816 B2 JP S5857816B2
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tape
reel
lever
stand
head
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JP53021441A
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JPS54115107A (en
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幹夫 井崎
昇 田原
章宏 伏見
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Publication of JPS5857816B2 publication Critical patent/JPS5857816B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はテープレコーダ、特にカーステレオ等の小型
カセットテープレコーダの駆動機構に関するものである
カセットに巻かれているテープは放置した状態において
振動等でリールハブが回転しテープに弛みの生じること
があった。
このテープ弛みのままテープレコーダに装填して直ちに
再生を行うとテープがキャプスタンに巻き付き再生が不
能となるばかりでなくテープを切損することも応々にし
てあった。
そこで再生を行う以前にリール台を回転しテープの弛み
を取り除く必要がある。
従来この種の装置としてはリール台の一方のみを回転さ
せテープ弛みが取り除かれて他力のリール台が回転し始
めるのを電気的に検出し、この回転を検出したことで再
生状態になるものであるため、テープ弛み取り除きに時
間がかかると共にテープ巻取りが終了した後にテープが
走行すると、テープ停止を検出できず、従って次の動作
状態に移行することができなかった。
この発明は取上の点に鑑みて成されたもので、その第1
の目的は、リール台を互いにテープ巻取り方向に回転さ
せ迅速にテープ弛みを取り除くことができるテープレコ
ーダの駆動機構を提供するにある。
この発明の第2の目的は、リール軸のテープ巻取り方向
への回転は自由であり、供給リールとなるとリール軸に
ラチェットが係合されてテープの走行を停止させると共
に、録再、早送り、巻戻し時には少なくとも供給リール
台側のラチェットと係合されず通常の動作が可能となる
テープレコーダの駆動機構を提供するにある。
次に構造の一実施例を図面と共に説明する。
1はシャーシ、2は該シャーシ1に取付けられたモータ
、3,4は第1、第2フライホイールにして、シャーシ
1の背面に取付けられた裏板5に回転軸3a、4aの下
端が軸受され、また回転軸3a、4aの上部がシャーシ
1に取付けられた樹脂製軸受板6,7に軸受されている
なお上記回転軸3a 、4aの軸受板6,7より上方に
突出している部分はキャプスタンとしての役目を成して
いるので、以下回転軸3a 、4 aをキャプスタンと
云う。
また上記軸受板6,7には夫々カセットのガイド孔に嵌
合されるガイド杆6a 、7aが一体成形されている。
8は後述するテープ停止検知ユニットを装備するための
ベース板に軸支されたプーリにして、このプーリ8と上
記した第1、第2フライホイール3,4およびモータ2
の回転軸2aに嵌着されたブーIJ 2 bとの間にベ
ルト9が捲回されている(第2図参照)。
従ってモータ2が回転すると第1、第2フライホイール
3,4とプーリ8とが回転される。
上記した第1、第2フライホイール3,4には夫々ギヤ
3b、4bが形成されていて、夫々のギヤ3b、4bと
制御レバー10.11に設けられた連結ギヤ10a、l
laとが噛合され、またこの連結ギヤ10a、11aと
第1、第2リール台12.13のギヤ12a、13aと
が夫々噛合されている。
従って第1、第2フライホイール3゜4が回転すると、
第1、第2リール台12,13は夫々テープを巻取る方
向に回転する。
制御レバー10 、11は略コ字状を成し、一端10b
11bがシャーシ1に植設されたピン1 a 、1 b
に軸支されると共にばね11eが張設された他端制御部
10c、11cが後述する選択アーム41の頭部41a
に対応している。
そして上記制御部10c、11cに近い所に上記連結ギ
ヤ10a。
11aが軸支されている。
従って制御レバー10゜11がピン1a、1bを支点と
して回動されると、連結ギヤ10a、11aは第1、第
2リール台12゜13のギヤ12a、13aの外周に沿
って移動し、第1、第2フライホイール3,4のギヤ3
b 、 4bと噛合、離開するものである。
なお10d、11dは後述する解除レバー18,19が
ピン1a、1bを支点として回動された時にこれと係合
されて制御レバー10,11を移動させ、これによって
連結ギヤ10a、11aとギヤ3b 、4bとの噛合を
解除させるための保合片である。
14.15はシャーシ1の背面に取付けられた解除用プ
ランジャにして、その吸引杆に植設されたピン14a、
15aがシャーシ1の長孔を介して上面に突出されてい
る。
16.17は一端に上記ピン14a、15aが軸支され
た操作レバーにして、シャーシ1との間にばね18,1
9が張設されている。
20,21は一端が操作レバー16゜17の他端と軸支
された解除レバーにして、略中央が上記したシャーシ1
のピン1a、1bに軸支されている。
22はシャーシ1に植設されたピン1cに軸支されるロ
ックプレートにして、上記解除レバー20,21の他端
当接片と対応して起立片22aが形成されると共に後述
するヘッド台24に取付けられたローラ24cと係合さ
れるロック片22bが形成されている。
なおこのロックプレート22はばね23によって常に時
計方向への回動力が付与されている。
24はシャーシ1に植設されたピン1dが案内されるガ
イド溝24aが穿たれ、かつシャーシ1に穿たれたガイ
ド溝に案内されるピン24bが植設され、これによって
平行移動するヘッド台にして、再生ヘッド25が取付け
られている。
なおヘッド台24には録音機能を有するテープレコーダ
である場合、再生ヘッド25を録音ヘッドとして使用し
、または別に録音ヘッドを設けると共に消去ヘッドを取
付ける。
またヘッド台24の先端にはローラ24cが設けられて
いて、ヘッド台24が前進した時にはロックプレート2
2のロック片22bと係合される。
26.27はピンチローラユニットにして、支持枠26
a、27aがシャーシ1に植設されたピン1e、Ifに
軸支され、かつこの支持枠26a。
27aに夫々ピンチローラ26b、27bが回転自在に
取付けられると共に下方に延びるローラ26c、27c
が取付けられ、また上記ピン1e。
1fに捲回され両端が支持枠26a、27aに係合され
る巻きばね26d、27dが設けられている。
なおこの巻きばね26d、27dの一端はヘッド台24
の両端に形成された起立片24d。
24eと対応している。
また上記ローラ26c。27cはヘッド台24に形成さ
れた切欠部24f。
24gに臨んでいる。
28はシャーシ1に取付けられた選択用プランジャにし
て、ヘッド台の前進とテープの走行方向を選択する役目
を行う。
29はシャーシ1の裏面に植設されたピン1gに軸支さ
れるヘッド台前進用レバーにして、略くの字状に形成さ
れていて、その一端二又部29bがヘッド台24のピン
24bと係合され、他端にピン29aが植設されている
30は上記ピン29aに軸支された係合爪30aを有す
る制御プレートにして、ピン29aに設けられた巻きば
ね31によって常に時計方向への回動力が付与されてい
てヘッド台前進用レバー29に形成された起立片29C
に当接している。
32は前進用レバー29の他端とシャーシ1との間に張
設され該レバー29に反時計方向への回動力を付与して
いるばねである。
そして制御プレート30はヘッド台24が後退していて
前進用レバー29が反時計方向に回動されている時には
、係合爪30aが上記選択用プランジャ28に植設され
たピン28aと係合され、またヘッド台24が前進して
いる時にはピン28aの移動軌跡上から離れた位置に退
避している。
33はシャーシ1に植設されたピン1hに軸支される回
動レバーにして、一端が選択プランジャ28のピン28
aに軸支されている。
34はシャーシ1に植設されたピン11に軸支される回
動アームにして、一端にピン34aが植設されていてシ
ャーシ1の裏面に延びている。
なお回動アーム34はヘッド台24が後退している時に
は該ヘッド台24に設けられた起立片24d、24fと
に当接して水平状態となっている。
35は上記回動アーム34のピン34aが長孔35a内
に貫通された揺動レバーにして、一端に植設されたピン
35bが上記回動レバー33の他端に軸支されている。
またこの揺動レバー35の他端には2つの係合爪35c
、35dが形成されている。
36はシャーシ1に植設されたピン1jに軸支される制
御アームにして、植設されたピン36aにばね線37の
一端が捲回されると共に略中間部が起立片36bの孔を
貫通して先端が回動アーム34に形成された2本の突起
34b間に挿通されている。
また制御アーム36にはシャーシ1の裏面に延びる係合
杆36C,36dが植設されていて、ヘッド台24が前
進している時に上記揺動レバー35の係合爪35ct3
5dが交互に係合される。
38は制御アーム36の回動を2位置に選択固定するた
めのトーションばねである。
39は上記揺動レバー34とシャーシ1との間に張設さ
れ、該レバー34を左方に引張るばねである。
40はシャーシ1の裏面に植設されたピン(図示せず)
が長孔40aに挿入され平行移動するスライドレバーに
して、その一端の溝40bに上記制御アーム36に設け
られた係合杆36dが係合されている。
このスライドレバー40には上記したピンチローラユニ
ット26.27のローラ26c、27cと当接してキャ
プスタン3a、4aとの接離を制御するための段部40
C,40dと、後述する選択アーム41のローラ41b
、41cと当接して該選択アーム41の回動を制御する
段部40e。
40fが形成されている。
41は略中央が上記したヘッド台24のピン24bに軸
支された略十の字状の選択アームにして、頭部41aが
上記した制御レバー10,11の対向している制御部1
0C211cの間に位置し、また横方向に延びる両端に
ローラ41b、41Cが設けられている。
42はテープ停止検知ユニット取付板にして、その下面
には上記したプーリ8と、該プーリ8に形成されたギヤ
8aと噛合する大ギヤ43と、該太ギヤ43に一体的に
形成された小ギヤ43aと噛合するギヤ44aが外周に
設けられたカム板44とが軸支されている。
このカム板44の上面である取付板42と対向する面に
はカム溝44bが形成されると共に中央にカム台44c
が形成されている。
また取付板42の下面には上記した選択用プランジャ2
8に通電するためのスイッチ45が取付けられると共に
該スイッチ45の開閉を制御するスイッチ制御用レバー
46が軸支されている。
そして該レバー46の一端がスイッチ45と対向し、他
端がピン支持レバー47の一端に軸支されている。
このピン支持レバー47の他端には上記カム板44のカ
ム溝44bに臨む係合ピン47aが形成されると共にそ
の上端は取付板42のガイド溝42aを貫通している。
48はガイド溝42aにスライド可能にガイド棒48a
が挿入された検知アームにして、ガイドピン48bが取
付板42の小孔42bに軸支されている。
また検知アーム48には二叉状の保合片48cが形成さ
れていて、この係合片48cに支持レバー47の係合ピ
ン47aが係合されている。
49は中央に穿たれた孔49aが検知アーム48のガイ
ド棒48aの上面に形成されたピン48dに軸支された
検知レバーにして、その両端に長孔49b。
49cが穿たれている。
そしてこの長孔49b。49cには上記した第1、第2
リール台12.13の下面に設けられたスリップ板12
b、13bの突起が係合されている。
このスリップ板12b。13bはリール台12,13の
軸部13c(第1リール台12側も同様なので、ここで
は第2リール台13側のみについて第7図について説明
する)に嵌合されると共にスプリング13dによってフ
ェルN 3eを介して板部13f側に押圧されている。
従ってスリップ板13bに負荷が加わっていない場合に
は、該スリップ板13bもリール台13と共に回転する
が、スリップ板13bに負荷が加わる場合にはスリップ
して回転は停止する。
なおスリップ板12b、13bの突起は取付板42の孔
42C,42d内に臨んでいる。
なお50は制御アーム36の回動に伴って接点が切換え
られヘッド25の再生コイルを切換えるトラック切換ス
イッチ、51はヘッド台24が前進した時のヘッド台前
進用レバー29により接点が切換えられモータ2を定速
回転となし、また逆に切換えられた時に高速回転となす
スイッチである。
以上が構造の説明であるが、次に動作について説明する
今カセットが装填されていない状態にあっては、ヘッド
台24が後退しているので選択アーム41も後退し、制
御レバー10,11の制御部10c。
11cは頭部41aによって変位されることはない。
従って連結ギヤ10aは第1フライホイール3のギヤ3
aと第1リール台12のギヤ12aとを連結し、また連
結ギヤ11aは第2フライホイール4のギヤ4aと第2
リール台13のギヤ13aとを連結している。
この状態においてカセット(図示せず)を装填すると、
図示しない電源スィッチによってモータ2に通電される
ここでヘッド台24が後退していることによってスイッ
チ51の接点でモータ2は第2図において矢印の方向に
高速回転される。
従って第1、第2リール台12,13は共にテープ巻取
り方向に回転され、テープに弛みがある場合にはこの弛
みを取り除く。
またリール台12゜13が回転されるとスリップ板12
b、13bも同方向に回転され、従って検知レバー49
は第8図に示す如く上方に移動する。
該検知レバー49の移動に伴って検知アーム48のガイ
ド棒48aがガイド溝り2a内を移動すると、該検知ア
ーム48はガイドピン48bを支点として回動されるの
で、係合片48cを右方向に変位する。
この変位した係合片48cには支持レバー47の係合ピ
ン47aが係合されているので、カム板44のカム溝4
4bに臨んでいる係合ピン47aの下端は、該カム溝4
4bの内周壁に圧接される。
従ってプーリ8によってカム板44が回転されていても
係合ピン47aがカム台44cの係合部44dに当接す
ることはなく、保合ピン47aは内周壁に沿った状態を
保持する。
テープ弛みが取り除かれるとリール台12,13のリー
ル軸部12c、13cの回転がリール台12゜13との
間の摩擦によって停止されるので、スリップ板12b、
13bの回動力は無くなる。
なおリール台12,13はリール軸部12c、13cと
スリップ状態にあるので、回転し続ける。
一方カム板44はプーリ8によって常時回転しているの
で係合ピン47aはカム溝44bの内周壁によって中心
側に移動されその状態を保持する。
そしてこの移動された保合ピン47aの軌跡上にはカム
台44cの係合部44dが位置するので、係合ピン47
aは係合部44dによって押される。
従ってスイッチ制御用レバー46が回転されスイッチ4
5を閉じる。
このスイッチ45は選択用プランジャ28に接続されて
いるので、該プランジャ28に通電する。
このプランジャ28に通電され吸引杆が引かれると、ピ
ン28aと制御プレート30の係合爪30aとが係合さ
れているため、該制御プレート30が引かれると共にヘ
ッド台前進用レバー29が時計方向に回動される。
このレバー29の二叉部29bにヘッド台24のガイド
ピン24bが係合されているので、該ヘッド台24は前
進し、先端に設けられたローラ24cがロックプレート
22のロック片22bと係合される。
従って選択用プランジャ28への通電が遮断され吸引杆
が復帰した後も、ヘッド台24は前進位置に固定される
なおヘッド台前進用レバー29が回動されると制御プレ
ート30は巻きばね31によって起立片29c側に回動
されているので、係合爪30aはプランジャ28のピン
28aの軌跡上から離れる。
従ってヘッド台24が前進している時にはプランジャ2
8に再び通電されてもピン28aと係合爪30aとは係
合されることはない。
一方ヘッド台24が前進するとピンチローラユニット2
6,27のローラ26c 、27cとヘツド台24の切
欠部24 f 、24 gとの係合が外れると共にその
前進途中より巻きばね26d、27dの一端が起立片2
4d 、24eによって押されることによって夫々のピ
ンチローラユニット26゜27はキャプスタン3a、4
a側にばね力で回動される。
ここでスライドレバー40が第5,10図の如く右方向
に移動していたとすると、ピンチローラユニット26の
ローラ26cがスライドレバー40の段部40cに、選
択アーム41のローラ41bが段部40eに夫々当接す
るので、ピンチローラユニット26の回動は途中で阻止
されてピンチローラ26bはキャプスタン3aに当接す
ることはない。
また選択アーム41は反時計方向に回動されて頭部41
aが制御レバー10の制御部10cに当接し移動させる
ので、連結ギヤ10aと第1フライホイール3のギヤ3
bとの噛合を外す。
一方ピンチローラユニット2T側のローラ27cはスラ
イドレバー40の段部40dより外れた位置にあるので
、該ピンチローラユニット27の回動は阻止されず、従
ってピンチローラ27bはキャプスタン4aに圧接され
る。
また選択アーム41の頭部41aと制御レバー11の制
御部11cとは当接しないので、連結ギヤ11aによっ
て第2フライホイール4のギヤ4bと第2リール台13
のギヤ13aとは連結し続ける。
またヘッド台前進用レバー29がスイッチ51を切換え
るので、モータ2は定速回転となる。
これによりヘッド25がテープに当接し、かつ第2リー
ル台13がテープを巻取る方向に回転を始めると共にテ
ープがキャプスタン4aとピンチローラ27bとの間に
挾まれるので再生を開始する。
次に上記再生が進みテープが終端になった場合について
説明する。
今テープが第2リール台13側に巻き取られていると、
第2リール台13のスリップ板13bによって検知レバ
ー49に時計方向への回動力が付与されると共に第1リ
ール台12のスリップ板12bによって同じく時計方向
への回動力が付与される。
従って検知アーム48は時計方向に回動されピン支持レ
バー47の係合ピン47aはカム板44のカム溝44b
の内周壁に沿った状態を保持し、カム台44cの係合部
44dと係合されることはない。
そして今テープの走行が停止し第1′、第2リール台1
2,13のリール軸部12c 、 13cが停止すると
、上記したテープ弛みを除去した後にリール台12.1
3のリール軸部12c、13cが停止した場合と同様に
スイッチ45が閉じられて選択用プランジャ28に通電
する。
該プランジャ28に通電され吸引杆が引かれると、回動
レバー33が時計方向に回動される。
なお制御プレート30はヘッド台24が前進しているた
め、係合爪30aがピン28aの軌跡上から退避してい
るので、ヘッド台前進用レバー29が回動されることは
ない。
ここでスライドレバー40が右方に移動していて、これ
の溝40bに係合杆36dが係合されている制御アーム
36は反時計方向に回動されるので、ばね線37を介し
て回動アーム34は時計方向に回動されている。
そしてこの回動アーム34のピン34aが長孔35aに
挿入された揺動レバー35は時計方向に回動されて、係
合爪35dが制御アーム36の係合杆36dと係合され
ている。
従って回動レバー33が時計方向に回動され揺動レバー
35が引かれると制御アーム36が時計方向に回動され
る。
これにより第11図に示すようにスライドレバー40が
左方向に移動して、ピンチローラユニット27のローラ
27dが段部40dに乗り上げ、また選択アーム41の
ローラ41cが段部40fに乗り上げる。
従ってピンチローラ27bがキャプスタン4aより離れ
、また制御レバー11の制御部11cは選択アーム41
が時計方向に回動されることによって頭部41aによっ
て押され、連結ギヤ11aが第2フライホイール4のギ
ヤ4bから離れ、第2リール台13への回転力は無くな
る。
一方ピンチローラユニット26のローラ26dが段部4
0cより外れるので、ピンチローラ26bはキャプスタ
ン3aに圧接され、また選択アーム41の頭部41aが
制御レバー10の制御部10cより離れるので、連結ギ
ヤ10aは第1フライホイール3のギヤ3bと第1リー
ル台12のギヤ12aとを連結する。
これによりテープは逆方に走行を開始し、また制御アー
ム36の回動によりスイッチ50の接点が切換えられヘ
ッド25のチャンネルを切換えるので、逆方向のトラッ
クを再生する。
ところで上記状態にあっては、制御アーム36が時計方
向に回動され、ばね線37によって回動アーム34が反
時計方向に回動されるので、揺動レバー35は反時計方
向に回動されて、係合爪35cが制御アーム36の係合
杆36cと係合可能状態に保持されている。
従って再び再生が終了し、上記したと同様な動作によっ
てテープ走行停止を検出して選択用プランジャ28に通
電すると、揺動レバー35が制御アーム36を反時計方
向に回動してスライドレバー40を右方向に引くので、
上記した最初の状態となって元の方向の再生を開始する
また再生途中において再生チャンネルを切換えたい場合
には、図示していないリプレー釦等によってスイッチを
閉じ選択用プランジャ28に通電することによって、上
記したテープ終端検知後の動作と同様な動作によって逆
方向の再生が可能となる。
次に第10図に示す再生途中、すなわちテープが右方向
に巻取られる状態の再生途中で巻戻しする場合について
説明する。
図示されていない巻戻し釦を押しスイッチを閉じると、
解除用プランジャ15に通電されてその吸引杆が引かれ
る。
これにより操作レバー17がばね19のばね力に抗して
引かれ、解除レバー21を反時計方向に回動するので、
その先端がロックプレート22の起立片22aをばね2
3のばね力に抗して反時計方向に回動する。
従ってロック片22bとヘッド台24のローラ24cと
のロックが解除されて、ヘッド台前進用レバー29を介
してばね32のばね力で後退する。
また解除レバー21が反時計方向に回動されるので、制
御レバー11の係合片11dが解除レバー21と係合さ
れ回動し連結ギヤ11aは第2フライホイール4のギヤ
4bから離へ第2リール台13はフリーな状態となる。
一方制御レバー10の制御部10cはヘッド台24の後
退に伴って後退する選択アーム41の頭部41aによる
規制が解除されるため、スプリング11eのばね力によ
って元の位置に戻り連結ギヤ10aが第1フライホイー
ル3のギヤ3bと第1リール台12のギヤ12aとを連
結する。
またヘッド台24が後退しヘッド台前進用レバー29が
スイッチ51を切換えモータ2の回転は高速回転となる
従って第1リール台12は高速回転しテープを巻取る。
このテープの巻戻しが終了しテープの終端になると、上
記したテープ終端検知後の動作と同様な動作によってス
イッチ45が閉じられ選択用プランジャ28に通電され
ると共に解除用プランジャ15への通電が遮断され、再
びヘッド台24が前進し再生が行われるが、この時巻戻
し前に行われていた方向の再生が行われる。
これはヘッド台24が後退している時に回動アーム34
を起立片24d、24fが水平状態に保ち揺動レバー3
5を水平状態と成し、係合爪35c 、35dが制御ア
ーム36の係合杆36c、36dの伺れとも係合しない
ようにしているためである。
また巻戻し途中で再生に戻す場合には、図示されていな
いリプレー釦等の操作によって解除用プランジャ15へ
の通電を遮断する。
これにより操作レバー17がばね19によって戻される
と共に解除レバー21が戻されるので、制御レバー11
は元の位置に戻る。
従って連結ギヤ11aは第2フライホイール4のギヤ4
bと第2リール台13のギヤ13aとを連結するので、
該第2リール台13は第1リール台12とは逆方向に回
転しテープに弛みがある場合には、弛みを取り除く。
そして弛み除去が行われると上記したテープを装填した
時と同様な動作によってヘッド台24が前進し、巻戻し
前の再生方向の再生が行われる。
次に再生途中、すなわちテープが右方向に巻取られてい
る状態の再生途中で早送りする場合について説明する。
図示されていない早送り釦を押しスイッチを閉じると、
解除用プランジャ14に通電が行われ、前記した再生途
中で巻戻しを行った場合と同様にテープの全てが巻取ら
れた後、第1、第2リール台12,13が夫々テープ巻
取り方向に回転し、早送り方向への再生が開始される。
しかしテープは全て早送り方向に巻き取られているので
、実際の再生は行われずテープは停止している。
そこでテープ終端検知動作が行われてスイッチ45が閉
じられ、選択用プランジャ28に通電され、従って前記
した再生が進みテープ終端になって逆方向への再生が行
われる場合の説明と同様な動作によって逆方向の再生が
開始されるものである。
次にカセットのエジェクトについて説明するに、図示し
ないエジェクトレバーを操作すると、先ず該エジェクト
レバーによってロックプレート22を反時計方向に回動
させる。
そしてヘッド台24とのロックを解除したのち、カセッ
トを放出すると共に電源が断たれ全動作は終了する。
なお上記した実施例にあっては、カセットを装填した時
に電源スィッチが投入されるものについて説明したが、
該電源スィッチは別に設は手動によって行うようにする
こともできる。
またテープ弛みを取り除くために第1、第2リール台1
2,13を巻取り方向に回転させ、テープ弛みが取り除
かれてリール軸部12c、13cの回転が停止したこと
を検知して選択用プランジャ28に通電し再生するよう
にしたものを示したが、これはテープ装填後一定時間で
選択用プランジャ28に通電しても良く、またテープの
テンションを検出して通電しても良い。
さらに上記実施例は最初から連結ギヤ10a。
11aによって第1、第2フライホイール3,4のギヤ
3b、4bと第1、第2リール台のギヤ12a。
13aとを連結しているものを示したが、カセットが装
填されてから連結されるようにすることも可能である。
上記実施例においてリール台12,13が夫々テープ巻
取り方向に回転し、テープの弛みが取り除かれた場合、
即ちテープの緊張状態においてリール台12.13によ
って回転されるリール軸部12c、13cを該リール台
12,13とリール軸部12 c 、 13 cとの間
に設けたフェルト等のフリクション材によって停止させ
ていたが、この場合一方のリール台側に全てのテープが
巻取られた状態であっても、巻取られたテープがもう一
方のリール台側に巻取られないように(この状態が最高
のトルク差を有する)フリクション材を設けなければ、
テープ停止を検知して次の動作に移行できない。
しかし両者の間に犬なるフリクションを与えるとテープ
終端時にテープに対し無理な力が作用しテープが切断さ
れる可能性がある。
そこでリール台とリール軸部間には通常の大きさのフリ
クションを与え、テープ弛みを取り除く時のみ夫々のリ
ール台が巻取り回転方向から供給回転方向に回わろうと
すると、そのリール台のリール軸部にストッパーが係合
し回転するのを阻止することが考えられる。
以下その具体例を第13〜15図について説明する。
52.53はシャーシ1に略中央52a、53aが枢着
された略り字状のラチェツト板にして、その一方がリー
ル台12,13の板部12f、13fの下面に位置する
と共にその上面に該板部12f。
13fの下面に形成された係合突起12g、13gと対
応してラチェツt−52b、53bが形成されている。
なおラチェツ)52b、53bはリール台12,13が
テープ巻取り方向に回転した場合には係合突起12g、
i3gと当接するが係合されず、またリール台12.1
3がテープ供給方向に回転した場合には係合突起12g
、13gがラチェット52b、53bと係合され、リー
ル台12.13の板部12f、13fの回転を阻止する
ような形状となっている。
またラチェツト板52゜53の他端には係合ピン52c
、53cが形成されると共に該係合ピン52c、53c
が互いに外方に向うような力を付与するばね54が張設
されている。
なおばね54によって付与されるラチェット板52,5
3の回転力は制御レバー10,11に形成されたストッ
パー片10e、11eによって規制されている。
また上記した係合ピン52C253Cと対応するヘッド
台24には該係合ピン52c、53cが入り込み、かつ
ヘッド台24の前進後半においてラチェット板52.5
3を回動させ、ラチェット52b、53bを係合突起1
2g。
13gの軌跡上から待避させる案内溝24h。
24iが形成されている。
次に動作について説明するに、第13図においてヘッド
台24が後退していて、リール台12゜13が夫々テー
プ巻取り方向に回転されていると、ラチェット52b、
53bは係合突起12g、13gの回転軌跡上に位置す
るので、該ラチェット52b。
53bと係合突起12g、13gとは当接するが、その
形状からしてラチェツト板52.53はばね54のばね
力に抗して回転され、ラチェット52b。
53bは係合突起12 g 、13 gの軌跡上から移
動する。
従ってリール台12,13の板部12f。13fは回転
し続ける(第3図のリール台13側参照)。
次にテープの弛みが取り除かれ、例えばリール台13側
の巻取り量が少なかった場合にはテープはリール台13
側に移動するので、リール台12側は供給側となる。
従って係合突起12gがラチェツ)52bと当接すると
共に形状からして係合されるので、ラチェツト板52を
時計方向に回転させるような力が作用するが、しかしこ
のラチェツト板52はストッパー片10eによってその
回転が阻止されているので、結果としてリール台12の
板部12fの回転は阻止される(第13図のリール台1
2側参照)。
これにより前記したテープ終端検知装置が作動して再生
状態に移行する。
ここで再生状態になると、先ずヘッド台24が第14図
の如く前進するので、ラチェツト板52゜53の係合ピ
ン52c、53cが案内溝24h。
24i内に案内されると共にこの案内溝24h。
24iの先端はラチェツト板52.53の回転軌跡と合
致する円弧となっているので、ヘッド台24の前進後半
においてラチェット板52,53はばね54のばね力に
抗して夫々回転される。
従ってラチェツl−52b、53bは係合突起12g。
13gの軌跡上から待避するので、両者の係合は無くな
る。
勿論この再生時には制御レバー10゜11の一方(図に
おいて制御レバー11側)は前記した選択アーム41に
よって回動されるが、その回動はラチェツト板53によ
って邪魔されるようなことはない。
次に第13図において早送りまたは巻戻しを行うには、
倒れか一方のラチェットと保合突起との係合が行われな
いようにしなければならない。
そこで例えばテープが右方向に巻取られる場合、制御レ
バー11が選択アーム41によって回動されると、スト
ッパー片11eが第15図のように後退し、ラチェツト
板53との当接が解除されるので、該ラチェツト板53
はばね54のばね力によって回動され、従ってラチェツ
)53bが係合突起13gの軌跡上から退避する。
これによりリール台13の供給方向への回転は阻止され
ることなく回転しテープは巻取られる。
また逆の方向への巻取りも同様なので説明は省略する。
この発明は上記したように、第1、第2リール台が夫々
テープ巻取り方向に回転するので、テープを装填した時
等にテープに弛みがあれば、これを取り除くことができ
ると共にテープ弛みが取り除かれた時にテープが一方向
に走行する場合には供給リール台側のリール軸にラチェ
ットが係合されてテープの走行を確実に停止させるので
、テープの走行停止検出装置が確実に動作して次の動作
状態に移行することができるものである。
また録再、早送り、巻戻し時には少なくとも供給リール
台側のラチェットがリール軸と係合されないようになる
ので、通常の動作を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はテープレコーダ全体の平面図、第2図はシャー
シより見た透視平面図、第3図は分解劇視図、第4図は
プレー状態を示すヘッド台駆動部分の平面図、第5,6
図はヘッド前進状態においてテープの走行方向を変える
部分の平面図、第7図はリール台の中央縦断面図、第8
,9図はテープ終端検知部分の透視平面図、第10図は
左方向再生状態の平面図、第11図は右方向再生状態の
平面図、第12図は左方向へ早送りする状態の平面図、
第13〜15図はテープ弛みを取り除いた後にテープの
移動を防止するための装置の平面図である。 1・・・・・・シャーシ、2・−・・・・モータ、3,
4・・・・・・第1、第2フライホイール、10,11
・・・・・・制御レバー、12,13・・・・・・第1
、第2リール台、14゜15・・・・・・解除用プラン
ジャ、16,17・・・・・・操作レバー、20,21
・・・・・・解除レバー、22・・・・・・ロックプレ
ート、24・・・・・・ヘッド台、26,27・・・・
・・ピンチローラユニット、28・・・・・・選択用プ
ランジャ、29・・・・・・ヘッド台前進用レバー、3
0・・・・・・制御プレート、33・・・・・・回動レ
バー、34・・・・・・回動アーム、35・・・・・・
揺動レバー 36・・・・・・制御アーム、40・・・
・・・スライドレバー、41・・・・・・選択アーム、
42・・・・・・ユニット取付板、43・・・・・・大
ギヤ、44・・・・・・カム板、45,50,51・・
・・・・スイッチ、46・・・・・・スイッチ制御用レ
バー、47・・・・・・ピン支持レバー、48・・・・
・・検知アーム、49・・・・・・検知レバー、52,
53・・・・・・ラチェツト板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カセットを装填し電源が投入されると回転し始める
    駆動手段と、該駆動手段と第1、第2リール台との間を
    連結し、駆動手段の動作で上記両リール台を夫々テープ
    巻取り方向に回転させる連結手段と、上記各リール台に
    設けられるリール軸の下部に設けられた係合突起と、上
    記各リール軸がテープ巻取り方向に回転されている時に
    は上記係合突起と係合されず、逆回転された時に係合さ
    れてリール軸の回転を阻止するラチェットと、録再、早
    送り、巻戻し時には少なくとも供給側リール軸の係合突
    起と上記ラチェットとが係合されないように該ラチェッ
    トを係合突起の軌跡より待避させるラチェット制御手段
    とより構成して成るテープレコーダの駆動機構。
JP53021441A 1978-02-28 1978-02-28 テ−プレコ−ダの駆動機構 Expired JPS5857816B2 (ja)

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