JPS5857379B2 - 有機汚泥用特殊セメント混和剤 - Google Patents
有機汚泥用特殊セメント混和剤Info
- Publication number
- JPS5857379B2 JPS5857379B2 JP54171418A JP17141879A JPS5857379B2 JP S5857379 B2 JPS5857379 B2 JP S5857379B2 JP 54171418 A JP54171418 A JP 54171418A JP 17141879 A JP17141879 A JP 17141879A JP S5857379 B2 JPS5857379 B2 JP S5857379B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- sludge
- cement
- special cement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、多量の水や有機物を含む汚泥の固化剤に使用
する有機汚泥用特殊セメント混和剤に関する。
する有機汚泥用特殊セメント混和剤に関する。
水や有機物を多く含む汚泥をポルトランドセメントで固
化する場合、水や有機物に固化が阻害されるため、セメ
ントを非常に大量に添加しなければならず、経済的に不
利であるばかりでなく、混合作業が大変であり、処分後
に全体量が大巾に増大する点でも好ましいことではない
。
化する場合、水や有機物に固化が阻害されるため、セメ
ントを非常に大量に添加しなければならず、経済的に不
利であるばかりでなく、混合作業が大変であり、処分後
に全体量が大巾に増大する点でも好ましいことではない
。
その為、上記の様な固化にあたって生石灰や水ガラス等
が使用されるが、生石灰は混合すると汚泥中の水と化学
反応するため含水比が下がり、作業性が向上しまた汚泥
中の物質と一種のボッラン反応により徐々に固化する。
が使用されるが、生石灰は混合すると汚泥中の水と化学
反応するため含水比が下がり、作業性が向上しまた汚泥
中の物質と一種のボッラン反応により徐々に固化する。
しかし汚泥中の含水が多い場合は生石灰を多量に入れな
ければならずこの様な汚泥には生石灰の使用は適当でな
い場合が多い。
ければならずこの様な汚泥には生石灰の使用は適当でな
い場合が多い。
また水ガラスは普通ポルトランドセメントを併用して使
用されることが多いが、やはり含水量や有機物量の多い
汚泥を固化するには相当量の水ガラス及びセメントを添
加する必要がある。
用されることが多いが、やはり含水量や有機物量の多い
汚泥を固化するには相当量の水ガラス及びセメントを添
加する必要がある。
そこで近時は、このような汚泥に対処するため、特殊セ
メントとしてアルミネート化合物や石膏などの配合量を
多くしたものが開発されているが本発明はこれらを更に
改良したもので、多くの有機質汚泥に対して非常に効果
のある特殊セメント混和剤を得ることを目的とする。
メントとしてアルミネート化合物や石膏などの配合量を
多くしたものが開発されているが本発明はこれらを更に
改良したもので、多くの有機質汚泥に対して非常に効果
のある特殊セメント混和剤を得ることを目的とする。
以下本発明の詳細な説明すると、アルミネート化合物と
して12CaO−71’1203とNa2CIA120
3の共存するアルミネート化合物を使用するもので、1
2Ca()7A70とNa0−A12032 3
2 の混合物を製造時原料を適量配合して焼成するもので焼
成することによりNa2O3・Al2O3は12CaO
−A1203に1%位固溶するため有機物等に左右され
ず急速にカルシウムスルホアルミネート水和物が生成さ
れるために格段の効果が得られると考えられる。
して12CaO−71’1203とNa2CIA120
3の共存するアルミネート化合物を使用するもので、1
2Ca()7A70とNa0−A12032 3
2 の混合物を製造時原料を適量配合して焼成するもので焼
成することによりNa2O3・Al2O3は12CaO
−A1203に1%位固溶するため有機物等に左右され
ず急速にカルシウムスルホアルミネート水和物が生成さ
れるために格段の効果が得られると考えられる。
アルミニウム原料としてはボーキサイトやアルミ加工会
社から出るアルミスラッジなどが使用でさ、カルシウム
原料としては炭酸カルシウムや石灰、ナトリウム原料と
しては炭酸ソーダや硫酸ナトリウムを使用する。
社から出るアルミスラッジなどが使用でさ、カルシウム
原料としては炭酸カルシウムや石灰、ナトリウム原料と
しては炭酸ソーダや硫酸ナトリウムを使用する。
焼成温度は800℃〜1200℃であるが、10000
C〜1100℃位が好ましい。
C〜1100℃位が好ましい。
また、本発明のアルミネート化合物を有効にはたらかせ
るにはカルシウムスルホアルミネート水和物を生成させ
る素材である石膏及び石灰を同時に添加すると一層効果
がある。
るにはカルシウムスルホアルミネート水和物を生成させ
る素材である石膏及び石灰を同時に添加すると一層効果
がある。
石膏は無水石膏、半水石膏、三水石膏とあるが無水石膏
が最も望ましい。
が最も望ましい。
石灰は生石灰、消石灰のいずれでもよい。上記物質の配
合量は、アルミネート化合物100重量部に対して、無
水石膏50〜300重量部、好ましくは80〜200重
量部、石灰は10〜500重量部、好ましくは20〜2
00重量部である。
合量は、アルミネート化合物100重量部に対して、無
水石膏50〜300重量部、好ましくは80〜200重
量部、石灰は10〜500重量部、好ましくは20〜2
00重量部である。
なおアルミネート化合物中のすI−IJウム量が多くな
ると石灰量配合量も多くする必要がある。
ると石灰量配合量も多くする必要がある。
以下に本発明の実験例を示す。
実験例 1
第1表は急硬性セメント混和剤の配合比を示したもので
ある。
ある。
使用したアルミスラッジはアルミ加工工場から排出され
る水酸化アルミニウムを主成分とするスラッジである。
る水酸化アルミニウムを主成分とするスラッジである。
混和剤は第1表に示ん配合比で混合し、シリコニット電
気炉で100℃2時間焼成した後粉砕することにより製
造した。
気炉で100℃2時間焼成した後粉砕することにより製
造した。
この混和剤を普通ポルトランドセメントに対し20%(
普通セメンl−80:混和剤20)混和して固化剤とし
た。
普通セメンl−80:混和剤20)混和して固化剤とし
た。
この固化剤を有機質汚泥100重量部に対し15重量部
添加混合し、内径5CrrL1高さ10crILのモー
ルド中につめて20℃恒温槽中で養生して7日後の一軸
圧縮強度を測定した。
添加混合し、内径5CrrL1高さ10crILのモー
ルド中につめて20℃恒温槽中で養生して7日後の一軸
圧縮強度を測定した。
第2表は有機質汚泥の物性であり、第3表は固化物の強
度を示す。
度を示す。
比較例 1
市販品の普通ポルトランドセメント、早強ポルトランド
セメント、超早強ポルトランドセメントを実験例1と同
様な方法により、同じ汚泥で固化実験を行った結果であ
る。
セメント、超早強ポルトランドセメントを実験例1と同
様な方法により、同じ汚泥で固化実験を行った結果であ
る。
実験例 2
普通セメント中に実験例1で焼成した混和剤及び無水石
膏を混和して特殊セメントを作り、下水道スラッジ10
0重量部に対してこの特殊セメントを10重量部添加混
合し固化を行い、この固化物の1日後、3日後の一軸圧
縮強度を測定した。
膏を混和して特殊セメントを作り、下水道スラッジ10
0重量部に対してこの特殊セメントを10重量部添加混
合し固化を行い、この固化物の1日後、3日後の一軸圧
縮強度を測定した。
第5表は下水道スラッジの物性であり、第6表は固化強
度である。
度である。
比較例 2
市販品の普通ポルトランドセメ
を添加して特殊セメントを作り、
ントに無水石膏
この特殊セメン※
※トを実験例2で使用した下水道スラッジ100重量部
に対して10重量部添加混合し1日後、3日後の一軸圧
縮強度を測定した結果を第7表に示す。
に対して10重量部添加混合し1日後、3日後の一軸圧
縮強度を測定した結果を第7表に示す。
実験例 3
普通セメント中に実験例1で焼成した混和剤及び無水石
膏、生石灰を混和して特殊セメントを作り、下水道スラ
ッジ100重量部に対してこの特殊セメントを10重量
部添加混合し、内径5CrIL1高さ10cTLのモー
ルドにつめ、20℃恒温槽中で養生し、1日後、3日後
、7日後−軸圧縮強度を測定した。
膏、生石灰を混和して特殊セメントを作り、下水道スラ
ッジ100重量部に対してこの特殊セメントを10重量
部添加混合し、内径5CrIL1高さ10cTLのモー
ルドにつめ、20℃恒温槽中で養生し、1日後、3日後
、7日後−軸圧縮強度を測定した。
なお使用した下水道スラッジは実施例2と同じものであ
る。
る。
比較例 3
市販品の特殊セメントを実験例3で行ったと同様な方法
で実験を行った。
で実験を行った。
第9表は使用した特殊セメントの分析値であり、第10
表はこの特殊セメントを使用したときの一軸圧縮強度で
ある。
表はこの特殊セメントを使用したときの一軸圧縮強度で
ある。
以上示した如く本発明の混和剤によると、製造時に原料
を焼成することにより、12Ca0・7Al!!203
とNa20−Al2O3以外の成分はほぼ焼滅するため
に有機物に左右されることが少なく、従って汚泥の固化
が非常に早くしかも効率が良い為に混和したセ、メント
の使用量が少なくてすみ、処分後の全体量の増大も少な
いものである。
を焼成することにより、12Ca0・7Al!!203
とNa20−Al2O3以外の成分はほぼ焼滅するため
に有機物に左右されることが少なく、従って汚泥の固化
が非常に早くしかも効率が良い為に混和したセ、メント
の使用量が少なくてすみ、処分後の全体量の増大も少な
いものである。
更に多種類の汚泥に対して有効であり広い範囲の汚泥に
使用が可能なものである。
使用が可能なものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 12CaO・7A7203100重量部に対してN
a2O・Al2O310〜100重量部よりなる有機汚
泥用特殊セメント混和剤。 212Ca0・7A1203100重量部に対してNa
20−M20310〜100重量部混和した混和剤10
0重量部に対して無水石膏50〜300重量部、生石灰
または消石灰10〜500重量部を混合したことを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の有機汚泥用特殊セメ
ント混和剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54171418A JPS5857379B2 (ja) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | 有機汚泥用特殊セメント混和剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54171418A JPS5857379B2 (ja) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | 有機汚泥用特殊セメント混和剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5696755A JPS5696755A (en) | 1981-08-05 |
JPS5857379B2 true JPS5857379B2 (ja) | 1983-12-20 |
Family
ID=15922760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54171418A Expired JPS5857379B2 (ja) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | 有機汚泥用特殊セメント混和剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5857379B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2695577B1 (fr) * | 1992-09-14 | 1994-12-02 | Lafarge Fondu Int | Procédé de traitement des résidus d'incinération de déchets urbains, et produits obtenus. |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4819815B1 (ja) * | 1970-06-29 | 1973-06-16 | ||
JPS53134362U (ja) * | 1977-03-31 | 1978-10-24 |
-
1979
- 1979-12-29 JP JP54171418A patent/JPS5857379B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5696755A (en) | 1981-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Kishar et al. | Effect of calcium chloride on the hydration characteristics of ground clay bricks cement pastes | |
US4266980A (en) | Expansive solidifying material | |
CN101265070A (zh) | 一种污泥固化剂以及应用 | |
WO2014004943A1 (en) | Dry mix for composite cement | |
JP5053572B2 (ja) | セメント系固化材および固化処理方法 | |
JP3366617B2 (ja) | 可塑性注入材 | |
JP2004352515A (ja) | 高間隙相型セメント組成物 | |
JP7037879B2 (ja) | 二次製品用早強混和材および二次製品用早強コンクリート | |
JPH066499B2 (ja) | セメント用急結剤 | |
JP6897918B2 (ja) | セメント系水硬組成物における高炉スラグの水和反応促進方法 | |
JPS5828222B2 (ja) | セメント急硬材 | |
JP2004352516A (ja) | 高間隙相型セメント組成物 | |
JPH01298050A (ja) | セメント用急結剤 | |
JPH0149657B2 (ja) | ||
JPS5857379B2 (ja) | 有機汚泥用特殊セメント混和剤 | |
KR910005426B1 (ko) | 수증기 양생 경량 발포 콘크리트 제조방법 | |
JPS5927740B2 (ja) | 工業癈滓利用硬化性組成物の製造方法 | |
WO2021246288A1 (ja) | セメント混和材およびセメント組成物 | |
JPS6345276B2 (ja) | ||
JPS59466B2 (ja) | 耐水性高強度石コウ組成物 | |
CA2298328C (en) | Hydrated calcium aluminate based expansive admixture | |
JP2007176744A (ja) | 速硬混和材 | |
RU2569947C1 (ru) | Бетон песчаный | |
JP2003146725A (ja) | 水硬性組成物 | |
JPS5926963A (ja) | 水硬性組成物 |