JPS5857056B2 - コロナ検出方法 - Google Patents
コロナ検出方法Info
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- JPS5857056B2 JPS5857056B2 JP53150132A JP15013278A JPS5857056B2 JP S5857056 B2 JPS5857056 B2 JP S5857056B2 JP 53150132 A JP53150132 A JP 53150132A JP 15013278 A JP15013278 A JP 15013278A JP S5857056 B2 JPS5857056 B2 JP S5857056B2
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- corona
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- H02H7/00—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
- H02H7/04—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for transformers
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- H—ELECTRICITY
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- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/40—Structural association with built-in electric component, e.g. fuse
- H01F27/402—Association of measuring or protective means
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/12—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
- G01R31/1209—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing using acoustic measurements
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は一般的には、例えば電気誘導装置のような電
気装置を外箱(タンク)又は包囲体内に設置した場合、
このような装置内のコロナ放電源の位置を検出する方法
に関するものである。
気装置を外箱(タンク)又は包囲体内に設置した場合、
このような装置内のコロナ放電源の位置を検出する方法
に関するものである。
ここに記述する方法は電気装置の外箱内のコロナ放電の
位置を検出するものである。
位置を検出するものである。
途切れのない連続した音響導波体が電気装置の外箱の中
に置かれており、各導波体の一端は電気装置の一部の近
くに位置しており、コロナ放電源すなわち部分放電源か
らの音響放出(音波)を離隔された音響検出器に伝送す
る。
に置かれており、各導波体の一端は電気装置の一部の近
くに位置しており、コロナ放電源すなわち部分放電源か
らの音響放出(音波)を離隔された音響検出器に伝送す
る。
また、連続した導波体は第1及び第2の音響トランスジ
ューサにそれぞれ接続された第1端及び第2端を有し、
電気装置内のコロナ放電源からの音波が導波体の長さに
沿ったどの点においても導波体に当たるように構成され
ている。
ューサにそれぞれ接続された第1端及び第2端を有し、
電気装置内のコロナ放電源からの音波が導波体の長さに
沿ったどの点においても導波体に当たるように構成され
ている。
絶縁性流体を満たした変圧器等の高電圧電気装置は、部
分的に絶縁破壊を起こし得る絶縁系統の弱点又は故障地
点がわかるようにコロナ試験を行うことが望ましい。
分的に絶縁破壊を起こし得る絶縁系統の弱点又は故障地
点がわかるようにコロナ試験を行うことが望ましい。
従って、コロナ試験は、従来の試験ではチェックできず
、後に完全なる絶縁破壊を生じさせ得る初期故障を見つ
けることができる。
、後に完全なる絶縁破壊を生じさせ得る初期故障を見つ
けることができる。
このコロナ試験は流体が満たされた装置におけるコロナ
の存在を知らせるだけでなく、その正確な位置をも捜し
出すことができなければならない。
の存在を知らせるだけでなく、その正確な位置をも捜し
出すことができなければならない。
コロナ位置を検出するための従来からの典型的なコロナ
試験方法はコロナ放電によって生ずる電気信号を用いた
り、あるいはコロナ放電によって誘導される流体の圧力
変化によって絶縁流体に生じた機械的な振動を示す信号
を用いている。
試験方法はコロナ放電によって生ずる電気信号を用いた
り、あるいはコロナ放電によって誘導される流体の圧力
変化によって絶縁流体に生じた機械的な振動を示す信号
を用いている。
この電気信号は陰極線オシロスコープの水平掃引をトリ
ガするために用いられ、機械振動の方はオシロスコープ
の垂直偏向端子に電気出力信号を与える機械−電気トラ
ンスジューサを適当に配置することによって取り出して
いる。
ガするために用いられ、機械振動の方はオシロスコープ
の垂直偏向端子に電気出力信号を与える機械−電気トラ
ンスジューサを適当に配置することによって取り出して
いる。
掃引開始と垂直偏向開始との時間がコロナ放電からトラ
ンスジューサへノ入力までの距離を示している。
ンスジューサへノ入力までの距離を示している。
このトランスジューサを動かし、そのシーケンスを繰り
返すことによりコロナ放電のおおよその位置を三角点測
量により検出することができる。
返すことによりコロナ放電のおおよその位置を三角点測
量により検出することができる。
本願特許出願人の米国特許第3,505,907号、同
第3,612,992号及び同第3,728.619号
に示されているように、内部コロナ放電の位置を検出す
るために通常用いられる音響検出器又は機械−電気トラ
ンスジューサは流体が満たされた電気装置の鋼鉄製外箱
の外側表面に取り付けられている。
第3,612,992号及び同第3,728.619号
に示されているように、内部コロナ放電の位置を検出す
るために通常用いられる音響検出器又は機械−電気トラ
ンスジューサは流体が満たされた電気装置の鋼鉄製外箱
の外側表面に取り付けられている。
この音響検出器は接地電位に在り、電気装置(その内側
は非常に高い動作電位に在る)の試験中及び実際の動作
中における高電圧を考慮して外箱の外側に取り付けられ
ている。
は非常に高い動作電位に在る)の試験中及び実際の動作
中における高電圧を考慮して外箱の外側に取り付けられ
ている。
普通鋼鉄でできている外箱壁の厚さによっては、外部検
出器と内部検出器との感度の差は10対1と大きく、こ
の電気装置の構造による減衰及び反射によって信号が損
失したり不明りようになったりする。
出器と内部検出器との感度の差は10対1と大きく、こ
の電気装置の構造による減衰及び反射によって信号が損
失したり不明りようになったりする。
この音響検出器を内部に取り付ける方が、感度及び放電
位置精度を上げるために明らかに望ましいことであるが
、危険である。
位置精度を上げるために明らかに望ましいことであるが
、危険である。
従って電気装置内のコロナ放電源位置の検出精度は明ら
かに、音響検出器が受信する圧力信号の強さに大きく依
存している。
かに、音響検出器が受信する圧力信号の強さに大きく依
存している。
この発明は優れた感度で、かつコロナ放電位置精度の高
い、電気装置用の改良されたコロナ検出方法を提供する
ことを目的としている。
い、電気装置用の改良されたコロナ検出方法を提供する
ことを目的としている。
斯かる目的を達成する技術的手段として、この発明に係
る電気装置の外箱内のコロナ放電源の位置を検出するコ
ロナ検出方法は、前記外箱の中に、第1端及び第2端を
有する音響導波体を設置し前記音響導波体の一部を前記
コロナ放電源の近くに配置して前記音響導波体がその表
面上のどの点にも当たる前記コロナ放電源からの音波を
受けて前記第1端及び前記第2端へ送るようにする工程
と、前記音響導波体の前記第1端及び前記第2端を第1
音響検出器及び第2音響検出器と音響的に接続する工程
と、前記第1音響検出器と前記第2音響検出器との前記
音波の到達時間差を測定する工程と、前記音響導波体の
前記第1端又は前記第2端から前記音波が前記音響導波
体に当たるコロナ放電源点までの距離を計算する工程と
、で構成されている。
る電気装置の外箱内のコロナ放電源の位置を検出するコ
ロナ検出方法は、前記外箱の中に、第1端及び第2端を
有する音響導波体を設置し前記音響導波体の一部を前記
コロナ放電源の近くに配置して前記音響導波体がその表
面上のどの点にも当たる前記コロナ放電源からの音波を
受けて前記第1端及び前記第2端へ送るようにする工程
と、前記音響導波体の前記第1端及び前記第2端を第1
音響検出器及び第2音響検出器と音響的に接続する工程
と、前記第1音響検出器と前記第2音響検出器との前記
音波の到達時間差を測定する工程と、前記音響導波体の
前記第1端又は前記第2端から前記音波が前記音響導波
体に当たるコロナ放電源点までの距離を計算する工程と
、で構成されている。
この発明の他の特色、利点等については添附図面を参照
して下記の説明で明らかにする。
して下記の説明で明らかにする。
下記の説明中、同じ符号は全ての図を通して同じ部分を
示している。
示している。
図面、特に第1図において、変圧器10のような高電圧
電気装置を試験するための、この発明に係るコロナ検出
方法の一実施例に使用されるコロナ検出装置が示されて
いる。
電気装置を試験するための、この発明に係るコロナ検出
方法の一実施例に使用されるコロナ検出装置が示されて
いる。
この変圧器10は外鉄形で、磁心14と誘導関係に配置
された相巻線体11,12及び13を備えている。
された相巻線体11,12及び13を備えている。
相巻線体11のような各相巻線は低電圧巻線16と20
との間に配置された高電圧巻線18を含んでいる。
との間に配置された高電圧巻線18を含んでいる。
相巻線体11.12及び13並びに磁心14は符号28
で示される水準まで鉱油等の適当な絶縁流体を満たした
適当な外箱22内に置かれている。
で示される水準まで鉱油等の適当な絶縁流体を満たした
適当な外箱22内に置かれている。
3相外鉄形変圧器を示したが、この発明の思想は外鉄形
成いは内鉄形の単相変圧器、電気リアクトル、気体絶縁
型変電所、大型回転機械、及び動作中のコロナ放電を敏
感に感じとる他の高電圧電気装置にも等しく適用できる
ものである。
成いは内鉄形の単相変圧器、電気リアクトル、気体絶縁
型変電所、大型回転機械、及び動作中のコロナ放電を敏
感に感じとる他の高電圧電気装置にも等しく適用できる
ものである。
変圧器10のような高電圧電気装置においては、数か所
でコロナ放電が生ずることがある。
でコロナ放電が生ずることがある。
コロナ放電位置30は高電圧巻線18と変圧器の外箱2
2との間に在る。
2との間に在る。
従って、このコロナ放電位置30におけるコロナ放電は
高電圧巻線18と接地された外箱22との間の電圧応力
によって発生する。
高電圧巻線18と接地された外箱22との間の電圧応力
によって発生する。
コロナ放電は高電圧巻線18と低電圧巻線16との間の
電圧応力によって位置32で発生することもある。
電圧応力によって位置32で発生することもある。
コロナ放電位置34は高電圧巻線18と隣接しており、
高電圧巻線18と接地された磁心14との間の電圧応力
によって発生することがある。
高電圧巻線18と接地された磁心14との間の電圧応力
によって発生することがある。
周知の如く、高電圧電気装置におけるコロナ放電は適当
な音響検出器によって検出できる音響放出波(音波)を
発生する。
な音響検出器によって検出できる音響放出波(音波)を
発生する。
一般に機械−電気信号トランスジューサから成る検出器
36.38及び40は音響振動を、コロナ放電を示す電
気信号に変換する。
36.38及び40は音響振動を、コロナ放電を示す電
気信号に変換する。
この発明の好ましい実施例によれば、この音響検出器3
6,38及び40は約40及び80キロヘルツで動作す
る共振トランスジューサを備え、変圧器10内のコロナ
放電によって生ずる音波の周波数を検出する。
6,38及び40は約40及び80キロヘルツで動作す
る共振トランスジューサを備え、変圧器10内のコロナ
放電によって生ずる音波の周波数を検出する。
第8図において更によく示されているように、音響検出
器36.38及び40は、例えば80キロヘルツの単一
の周波数に応答できたり、あるいは、1キロヘルツから
10メガヘルツの周波数範囲に応答するような広帯域の
、圧電磁器検出器94を備えている。
器36.38及び40は、例えば80キロヘルツの単一
の周波数に応答できたり、あるいは、1キロヘルツから
10メガヘルツの周波数範囲に応答するような広帯域の
、圧電磁器検出器94を備えている。
いずれの場合においても、止めねじ97のような適当な
手段によって支持取付具90に固定される容器92に備
え付けられている。
手段によって支持取付具90に固定される容器92に備
え付けられている。
ブチルゴム等の適当な物質でできている支持取付具90
は圧電検出器94及び容器92を変圧器10の外箱22
から音響的に絶縁して音響導波体44を介して送られる
音波が外箱壁によって減衰するのを防ぐものである。
は圧電検出器94及び容器92を変圧器10の外箱22
から音響的に絶縁して音響導波体44を介して送られる
音波が外箱壁によって減衰するのを防ぐものである。
この支持取付具90は変圧器10の外箱22にあけた開
口部に取り付けらへ適当なガスケット(図示せず)及び
ボルト99によって密閉されている。
口部に取り付けらへ適当なガスケット(図示せず)及び
ボルト99によって密閉されている。
音響導波体44は、開口部を介して支持取付具90に結
合され、その端部52は符号96で示されるエポキシセ
メント等の適当な接続手段によって圧電容器92に接続
されている。
合され、その端部52は符号96で示されるエポキシセ
メント等の適当な接続手段によって圧電容器92に接続
されている。
この接続手段は音響導波体44と、圧電容器92と、こ
の中に設けられた検出器94との間の音響結合を良好な
ものにしている。
の中に設けられた検出器94との間の音響結合を良好な
ものにしている。
圧電磁器検出器94からの電気出力は、同軸ケーブル4
1等の導線を介して以下に説明する適当な信号検出装置
に送られる。
1等の導線を介して以下に説明する適当な信号検出装置
に送られる。
音響検出器36は変圧器10の外箱壁に取り付けられて
いるが、変圧器10の外箱22から完全に分離した外部
の支持取付具を含むような、いかなる遠隔位置に取付け
てもよい。
いるが、変圧器10の外箱22から完全に分離した外部
の支持取付具を含むような、いかなる遠隔位置に取付け
てもよい。
また、変圧器10内のコロナ放電源の位置を検出(標定
)するために適当な狭帯域又は広帯域の信号検出装置4
2を音響検出器36.38及び40に接続する。
)するために適当な狭帯域又は広帯域の信号検出装置4
2を音響検出器36.38及び40に接続する。
この信号検出装置42は陰極線オシロスコープを備えて
おり、これによってコロナ放電によるパルスによってト
リガされるとコロナ放電源から音響検出器までの音波の
伝達時間を測定することができる。
おり、これによってコロナ放電によるパルスによってト
リガされるとコロナ放電源から音響検出器までの音波の
伝達時間を測定することができる。
更に、狭帯域装置を設ける場合にはコロナ放電の大きさ
を検出するため高周波雑音計を備えることもできる。
を検出するため高周波雑音計を備えることもできる。
当業者には周知の如く、流体が満たされた変圧器10に
おけるコロナ放電から生ずる音圧値はコロナ放電源から
の距離に反比例する。
おけるコロナ放電から生ずる音圧値はコロナ放電源から
の距離に反比例する。
更に外箱22によって信号強度が減衰又は減少するため
流体の満たされた変圧器10内のコロナ放電位置を正確
に検出することが妨げられている。
流体の満たされた変圧器10内のコロナ放電位置を正確
に検出することが妨げられている。
音響検出器の感度を上げ以てコロナ放電源の位置を正確
に検出するために、選ばれた材質、形状及び大きさの音
響導波体を変圧器10の外箱22内に設置してコロナ放
電源からの音波を遠隔位置に取り付けられた音響検出器
へ送信している。
に検出するために、選ばれた材質、形状及び大きさの音
響導波体を変圧器10の外箱22内に設置してコロナ放
電源からの音波を遠隔位置に取り付けられた音響検出器
へ送信している。
従って、第1図に示される音響導波体44.46及び4
8はコロナ放電位置30.32及び34から生ずる音波
を音響検出器36.38及び40へ、それぞれ送ってい
る。
8はコロナ放電位置30.32及び34から生ずる音波
を音響検出器36.38及び40へ、それぞれ送ってい
る。
音響導波体を形成する材料のいくつかの性質は電気装置
に用いられるものとして適当なものを選ばなければなら
ない。
に用いられるものとして適当なものを選ばなければなら
ない。
円筒棒でできた音響導波体を介しての音響送信が最良の
効率が得られるのは円筒棒のポアッソン比(直径の変化
と軸方向に応力を受けた棒の長さの変化との比)が0.
26より小さい場合であり、何故なら棒の内部表面のあ
る入射角においては、縦波は完全にせん新液に変換され
、又はこの逆となるので、棒に沿った音波の減衰はより
少ないからである。
効率が得られるのは円筒棒のポアッソン比(直径の変化
と軸方向に応力を受けた棒の長さの変化との比)が0.
26より小さい場合であり、何故なら棒の内部表面のあ
る入射角においては、縦波は完全にせん新液に変換され
、又はこの逆となるので、棒に沿った音波の減衰はより
少ないからである。
いろいろな材料に対するポアッソン比のいくつかのおお
よその値が表1に示されており、これによれば石英ガラ
ス、パイレックスガラス(商標)、亜鉛、及び特にべI
J IJウム(毒性材)が音響導波体に適していること
がわかる。
よその値が表1に示されており、これによれば石英ガラ
ス、パイレックスガラス(商標)、亜鉛、及び特にべI
J IJウム(毒性材)が音響導波体に適していること
がわかる。
ここでは音響導波体としては管が用いられており、音響
伝達を効率よく行う重要な性質は材料の音響イソヒーダ
ンス(材料における縦波速度と材料の密度との積)、及
びそれと、それが動作する媒質の音響インピーダンスと
の関係である。
伝達を効率よく行う重要な性質は材料の音響イソヒーダ
ンス(材料における縦波速度と材料の密度との積)、及
びそれと、それが動作する媒質の音響インピーダンスと
の関係である。
このことが重要なのは、同じような音響インピーダンス
を有していれば一方の媒質から他方の媒質に損失なく音
波が通過するからであり、それらの音響インピーダンス
の整合がとれていない場合には媒質の境界において、か
なりの音響反射が生ずるからである。
を有していれば一方の媒質から他方の媒質に損失なく音
波が通過するからであり、それらの音響インピーダンス
の整合がとれていない場合には媒質の境界において、か
なりの音響反射が生ずるからである。
表I及び■から明らかなことは、例えば、フレキシガラ
ス(商標)と空気は、かなり不整合となり、その結果、
空気中に置かれたプレキシガラス管内を伝わる音波は内
部に定在する。
ス(商標)と空気は、かなり不整合となり、その結果、
空気中に置かれたプレキシガラス管内を伝わる音波は内
部に定在する。
一方、鉱油中に置かれたプレキシガラス管の場合には、
音波は壁を経てプレキシガラス管を通り過ぎようとする
。
音波は壁を経てプレキシガラス管を通り過ぎようとする
。
何故なら、鉱油とプレキシガラス管とは音響インピーダ
ンスが幾分似ているからである。
ンスが幾分似ているからである。
鉱油の場合に明らかなことは、例えば、鋼鉄管が音響導
波体としてより良いということであり、その理由は鉱油
と鋼鉄とのそれぞれの音響インピーダンスがほぼ不整合
になっているからである。
波体としてより良いということであり、その理由は鉱油
と鋼鉄とのそれぞれの音響インピーダンスがほぼ不整合
になっているからである。
材料の種類及び音響導波体が置かれるいろいろな媒質に
加え、導波体の大きさも、ある音響周波数の効率的な伝
送を求める上での重要な要素である。
加え、導波体の大きさも、ある音響周波数の効率的な伝
送を求める上での重要な要素である。
音響伝送に関するいろいろな導波体の大きさの効果が第
2図ないし第6図のグラフに示されており、それぞれ、
空気中又は鉱油中におけるコロナ放電源からの距離に対
する、導波体を用いて受信した超音波と導波体を用いな
いで受信した超音波との比、を示している。
2図ないし第6図のグラフに示されており、それぞれ、
空気中又は鉱油中におけるコロナ放電源からの距離に対
する、導波体を用いて受信した超音波と導波体を用いな
いで受信した超音波との比、を示している。
この比が1より大きいとき、すなわち、導波体を用いず
に受信した超音波より導波体を用いて受信した超音波の
方が大きい値を有するとき、は常にその音響導波体を用
いる価値がある。
に受信した超音波より導波体を用いて受信した超音波の
方が大きい値を有するとき、は常にその音響導波体を用
いる価値がある。
第2図及び3図は異なった直径のフレキシガラス管を用
いて空気中でのコロナ放電からの距離に対する導波体を
用いた場合と導波体を用いない場合とに受信するそれぞ
れ40キロヘルツ及び80キロヘルツの音波の比を示し
たグラフである。
いて空気中でのコロナ放電からの距離に対する導波体を
用いた場合と導波体を用いない場合とに受信するそれぞ
れ40キロヘルツ及び80キロヘルツの音波の比を示し
たグラフである。
第2図かられかるように、気中コロナ放電から200セ
ンチメートル離れた点では、内径2.54cffL(1
インチ)フレキシガラス管は40キロヘルツ超音波値を
約10倍に増加させている。
ンチメートル離れた点では、内径2.54cffL(1
インチ)フレキシガラス管は40キロヘルツ超音波値を
約10倍に増加させている。
一方、同じく200センチメートル離れたところでの内
径0.63センチメートル(y4インチ)管の場合には
受信する信号は10分の1になっており、従ってコロナ
放電検出には余り価値はない。
径0.63センチメートル(y4インチ)管の場合には
受信する信号は10分の1になっており、従ってコロナ
放電検出には余り価値はない。
点線で示した曲線100.102,104.106.1
08及び110は、導波体に沿った異なった超音波減衰
率に関して計算された比の値を示すものである。
08及び110は、導波体に沿った異なった超音波減衰
率に関して計算された比の値を示すものである。
第2図ないし第6図において、曲線100,102゜1
04.106,108及び110はそれぞれ1.0 、
0.9 、0.8 、0.7 、0.6、及び0.4に
等しい減衰率を用いて計算したもので、これらは、導波
体に沿って、それぞれ0 、1.0 、2.0 、3.
0゜4.5、及び8.0の減少(dB/10センチメー
トノりに相当する。
04.106,108及び110はそれぞれ1.0 、
0.9 、0.8 、0.7 、0.6、及び0.4に
等しい減衰率を用いて計算したもので、これらは、導波
体に沿って、それぞれ0 、1.0 、2.0 、3.
0゜4.5、及び8.0の減少(dB/10センチメー
トノりに相当する。
第2図及び第3図に示された気中コロナ放電からの超音
波測定結果は、より直径の大きい管の方がより効率のよ
い導波体として働くことを示しており、2.54センチ
メートルプレキシガラス管はコロナ放電源から200セ
ンチメートルのところで約10の利得を有しているので
ある。
波測定結果は、より直径の大きい管の方がより効率のよ
い導波体として働くことを示しており、2.54センチ
メートルプレキシガラス管はコロナ放電源から200セ
ンチメートルのところで約10の利得を有しているので
ある。
空気中で得られたデータに対し、第4図及び第5図に示
される鉱油中におけるコロナ放電の測定では、内径1.
27センチメードル(0,5インチ)の鋼鉄管が音響導
波体として非常に効率がよく、200センチメートル点
では40キロヘルツの場合(第4図)10で80キロヘ
ルツの場合(第5図)では9の利得がそれぞれ得られる
ことを示している。
される鉱油中におけるコロナ放電の測定では、内径1.
27センチメードル(0,5インチ)の鋼鉄管が音響導
波体として非常に効率がよく、200センチメートル点
では40キロヘルツの場合(第4図)10で80キロヘ
ルツの場合(第5図)では9の利得がそれぞれ得られる
ことを示している。
また、2.54センチメートル鋼鉄管は0.63センチ
メートル鋼鉄管はどは音響導波体としては効率的ではな
い。
メートル鋼鉄管はどは音響導波体としては効率的ではな
い。
鋼鉄管の電気的応力の問題を持たず鉱油に用いられる非
常に効率的な音響導波体は第5図に示される如く80キ
ロヘルツでかつ200センチメートル点で利得10を有
する1、27センチメードル直径のパイレックス(商標
)ガラス棒とわかる。
常に効率的な音響導波体は第5図に示される如く80キ
ロヘルツでかつ200センチメートル点で利得10を有
する1、27センチメードル直径のパイレックス(商標
)ガラス棒とわかる。
第6図においては、1.27センチメードル直径のパイ
レックスガラスの特性を鉱油中における1、27センチ
メードル直径の鋼鉄管及び空気中におけるそれぞれ1.
27センチメードル並びに2.54センチメートルプレ
キシガラス管と比較している。
レックスガラスの特性を鉱油中における1、27センチ
メードル直径の鋼鉄管及び空気中におけるそれぞれ1.
27センチメードル並びに2.54センチメートルプレ
キシガラス管と比較している。
一方、表■はいろいろな棒及び管における80キロヘル
ツ音響伝送の減衰を比較したものである。
ツ音響伝送の減衰を比較したものである。
ここで注目すべきことは、音響伝送特性がよくないのは
鉱油中に潰されたプレキシガラス棒、及び鉛ガラス管、
パイレックスガラス管及びプレキシガラス管であるが、
0.635センチメートル直径の繊維ガラス導光体の伝
送特性は1.27センチメードル直径のパイレックスガ
ラス棒又は繊維ガラス補強型エポキシ樹脂でできた0、
317センチメードル直径棒の伝送特性とほぼ同じであ
るということである。
鉱油中に潰されたプレキシガラス棒、及び鉛ガラス管、
パイレックスガラス管及びプレキシガラス管であるが、
0.635センチメートル直径の繊維ガラス導光体の伝
送特性は1.27センチメードル直径のパイレックスガ
ラス棒又は繊維ガラス補強型エポキシ樹脂でできた0、
317センチメードル直径棒の伝送特性とほぼ同じであ
るということである。
別の試験によれば、1.27センチメードル直径のパイ
レックスガラス棒のような音響導波体の音響伝送特性は
、導波体が異なった媒質を通るときでも(例えば鉱油か
ら空気へ)変らないことがわかっている。
レックスガラス棒のような音響導波体の音響伝送特性は
、導波体が異なった媒質を通るときでも(例えば鉱油か
ら空気へ)変らないことがわかっている。
加えて、導波体における曲りは信号を伝送する上では大
した損失又は減衰をもたらさない。
した損失又は減衰をもたらさない。
第1図に戻って、変圧器10内のコロナ放電源の位置を
検出するために上述した材料でできた音響導波体をどう
用いるかについて説明する。
検出するために上述した材料でできた音響導波体をどう
用いるかについて説明する。
音響導波体44,46及び48は同じものであるから、
導波体44だけを以下に詳しく説明する。
導波体44だけを以下に詳しく説明する。
この導波体44は鉱油中で効率のよい導波体として用い
られる1、27センチメードル直径のパイレックスガラ
ス棒のような適当な材料の縦に延びた円筒部材でつくる
ことが望ましい。
られる1、27センチメードル直径のパイレックスガラ
ス棒のような適当な材料の縦に延びた円筒部材でつくる
ことが望ましい。
この音響導波体44は第1端50と第2端52とを有し
ている。
ている。
音響導波体44の第1端50はコロナ放電が起こりそう
な箇所、例えば高電圧巻線18と変圧器10の外箱22
との間の点30、の近くに配置されている。
な箇所、例えば高電圧巻線18と変圧器10の外箱22
との間の点30、の近くに配置されている。
音響導波体44の第2端52は音響検出器36と適切に
結合されている。
結合されている。
コロナ放電位置30から生じた音響放出波は第1端50
に当たり音響導波体44によって第2端52を介して音
響検出器36へ伝送され、音響検出器36は変圧器10
におけるコロナ放電位置30を示す電気信号を発生する
。
に当たり音響導波体44によって第2端52を介して音
響検出器36へ伝送され、音響検出器36は変圧器10
におけるコロナ放電位置30を示す電気信号を発生する
。
そしてこの電気信号は信号検出装置42で分析され変圧
器10内のコロナ放電の正確な位置を適確に検出する。
器10内のコロナ放電の正確な位置を適確に検出する。
この実施例においては、複数の音響導波体が設けられて
おり、それぞれが変圧器10の特殊な位置に取り付けら
れているので、コロナ放電源の位置を捜し出すことは比
較的容易なことである。
おり、それぞれが変圧器10の特殊な位置に取り付けら
れているので、コロナ放電源の位置を捜し出すことは比
較的容易なことである。
高電圧電気装置内のコロナ放電を検出するための音響導
波体の性能は、外箱22内のコロナ放電により生ずる絶
縁流体の圧力波を検出する外箱壁に取り付けられた音響
検出器を用いた従来のコロナ検出装置と比較することに
よって示すことができる。
波体の性能は、外箱22内のコロナ放電により生ずる絶
縁流体の圧力波を検出する外箱壁に取り付けられた音響
検出器を用いた従来のコロナ検出装置と比較することに
よって示すことができる。
長さが2メートルで音響検出器に第2端が接続された音
響導波体の第1端すなわち非接続端を変圧器10の外箱
22内においてコロナ放電源から約10センチメートル
のところに配置すると、音警護波体に入力する80キロ
ヘルツの音圧は導波体のその第1端から2メ一トル離れ
た音響検出器に達する前に導波体における減衰により6
dB(2対1)だけ下がる。
響導波体の第1端すなわち非接続端を変圧器10の外箱
22内においてコロナ放電源から約10センチメートル
のところに配置すると、音警護波体に入力する80キロ
ヘルツの音圧は導波体のその第1端から2メ一トル離れ
た音響検出器に達する前に導波体における減衰により6
dB(2対1)だけ下がる。
変圧器の外箱の外側に音響検出器を設置した従来のコロ
ナ検出装置においては、コロナ放電からの音の放出は拡
散により外箱壁に達するときには音圧が10対1に減少
しており、鋼鉄の壁を経て音響検出器へ進む場合には更
に10対1に減少することがある。
ナ検出装置においては、コロナ放電からの音の放出は拡
散により外箱壁に達するときには音圧が10対1に減少
しており、鋼鉄の壁を経て音響検出器へ進む場合には更
に10対1に減少することがある。
従って、この例においては、音響導波体が検出器感度を
50倍に改良している。
50倍に改良している。
この発明の好ましい実施例によれば、上述した音響導波
体は高電圧変圧器10内のコロナ放電を検出するため2
つの異なった状態で用いることもできる。
体は高電圧変圧器10内のコロナ放電を検出するため2
つの異なった状態で用いることもできる。
一端が音響検出器を有する音響導波体をプローブとして
変圧器10内に設けて変圧器10を初期試験する間のコ
ロナ放電の位置を見つけることもできる。
変圧器10内に設けて変圧器10を初期試験する間のコ
ロナ放電の位置を見つけることもできる。
更に、エポキシ−繊維ガラス又はパイレックスガラス棒
のようなある音響導波体材料は外箱内の絶縁性流体に匹
適する誘電率を有しているので、これらの材料でできた
音響導波体を流体を満たした高電圧電気装置の外箱内に
恒久的に設置して、その電気装置の寿命期間中ずつと初
期故障検出器として用いることができる。
のようなある音響導波体材料は外箱内の絶縁性流体に匹
適する誘電率を有しているので、これらの材料でできた
音響導波体を流体を満たした高電圧電気装置の外箱内に
恒久的に設置して、その電気装置の寿命期間中ずつと初
期故障検出器として用いることができる。
更に、表■に示されているように導光体を用いて、電気
装置内のコロナ放電源からの音響放出や光放出を伝送し
、コロナ放電の別の検出能力を持たせることもできる。
装置内のコロナ放電源からの音響放出や光放出を伝送し
、コロナ放電の別の検出能力を持たせることもできる。
以上の説明では、ある導波体の材料及び形状が特殊な周
波数の音波を、他のものより、より効率的に伝送するこ
とが示されている。
波数の音波を、他のものより、より効率的に伝送するこ
とが示されている。
これにより電気装置のコロナ放電を検出するに際しては
、いろいろな音響導波体を用いることができる。
、いろいろな音響導波体を用いることができる。
例えば、複数個の導波体を用いて、それぞれを特殊な周
波数の音波を伝送するように設計することができる。
波数の音波を伝送するように設計することができる。
従って、3ミリメートル直径のエポキシ−繊維ガラス棒
でできた導波体を80キロヘルツ音波の検出に用いるこ
とができ、一方、1.27センチメードル直径のパイレ
ックスガラス棒の導波体を用いて40キロヘルツの音波
を検出してもよい。
でできた導波体を80キロヘルツ音波の検出に用いるこ
とができ、一方、1.27センチメードル直径のパイレ
ックスガラス棒の導波体を用いて40キロヘルツの音波
を検出してもよい。
加えて、各音響導波体を単一周波数受信用としての低側
の音響検出器に結合したり、或いは、全ての導波体を、
広い範囲の周波数を検出する一個の広帯域検出器に結合
してもよい。
の音響検出器に結合したり、或いは、全ての導波体を、
広い範囲の周波数を検出する一個の広帯域検出器に結合
してもよい。
このように、1キロヘルツから少なくとも10メガヘル
ツまでの広帯域に亘る周波数の音波を検出することがで
き、これにより、電気装置内のコロナ放電の位置検出を
更に改良することになる。
ツまでの広帯域に亘る周波数の音波を検出することがで
き、これにより、電気装置内のコロナ放電の位置検出を
更に改良することになる。
第7図は、この発明の他の実施例に用いられるコロナ放
電検出装置を有する変圧器10のような電気装置が示さ
れている。
電検出装置を有する変圧器10のような電気装置が示さ
れている。
この実施例では、第1音響導波体60と第2音響導波体
70とが変圧器10の外箱22内に設置されている。
70とが変圧器10の外箱22内に設置されている。
各導波体60及び70は、それぞれ、端部62及び64
並びに端部72及び74なる第1端及び第2端を有し、
これらは、それぞれ音響検出器66及び68並びに76
及び78に接続されている。
並びに端部72及び74なる第1端及び第2端を有し、
これらは、それぞれ音響検出器66及び68並びに76
及び78に接続されている。
更に、各導波体60及び70はそれぞれの第1端と第2
端との間で連なかったものであり、変圧器10の近くに
置かれ、以てコロナ放電源に対して変圧器10を監視し
ている。
端との間で連なかったものであり、変圧器10の近くに
置かれ、以てコロナ放電源に対して変圧器10を監視し
ている。
単一の連続した音響導波体はその長さに沿ったどこの表
面に当たる音波も受信することができ、その一端に配置
された音響検出器にその音波を送ることかできるという
ことが予期せずにわかった。
面に当たる音波も受信することができ、その一端に配置
された音響検出器にその音波を送ることかできるという
ことが予期せずにわかった。
従来、音響導波体は音波源がその音響導波体の一端にほ
ぼ直角に当たるように用いられていた。
ぼ直角に当たるように用いられていた。
連続的な音響導波体の各端に検出器を音響的に結合する
ことにより、コロナ放電源からの音響導波体の表面に当
たる音波は、音響導波体の各端に結合された検出器の各
々に音響導波体を介して伝送される。
ことにより、コロナ放電源からの音響導波体の表面に当
たる音波は、音響導波体の各端に結合された検出器の各
々に音響導波体を介して伝送される。
もし、コロナ放電源が音響導波体の中心点近くにある場
合には、各導波体端部及びそれに接続された音響検出器
に対する音波の伝播時間には差がない。
合には、各導波体端部及びそれに接続された音響検出器
に対する音波の伝播時間には差がない。
しかしながら、コロナ放電源が音響導波体の一端に近い
場合には、伝播時間には大きな差が生ずる。
場合には、伝播時間には大きな差が生ずる。
電気装置内のコロナ放電源の正確な位置は、音響導波体
の各端又は端子への音響信号の到達における時間差を測
定することによって求めることかできる。
の各端又は端子への音響信号の到達における時間差を測
定することによって求めることかできる。
コロナ放電源の最も近い位置にある導波体に沿った距離
は次の式で与えられる。
は次の式で与えられる。
3−tv
ここでlは導波体長(センナメートル)で、tは導波体
の各端子における音響信号の到達の時間差、そしてVは
導波体材料における音響波速度である。
の各端子における音響信号の到達の時間差、そしてVは
導波体材料における音響波速度である。
時間差(1)を求めるもう一つの方法はオシロスコープ
をトリガする最初に到達する音響信号を用いることであ
る。
をトリガする最初に到達する音響信号を用いることであ
る。
更に、音波が最初に入力されを音響導波体のコロナ放電
源位置は各導波体端子における音響信号の大きさを測り
、かつ導波体減衰を用いることによって計算できる。
源位置は各導波体端子における音響信号の大きさを測り
、かつ導波体減衰を用いることによって計算できる。
単一の導波体が何故その表面に沿ったどこに音波が当っ
ても、それを受信し、かつ伝送できるのかは次の理由に
よるものと考えられる。
ても、それを受信し、かつ伝送できるのかは次の理由に
よるものと考えられる。
すなわち、例えば繊維ガラスでできた音響導波体中の音
波の速度(4600メ一トル/秒)は鉱油中の速度(1
300メ一トル/秒)より大きいので、音響導波体のあ
る部分に当たる音波は、導波体の他の部分にその音波が
当たる前に各端子に伝わってしまう。
波の速度(4600メ一トル/秒)は鉱油中の速度(1
300メ一トル/秒)より大きいので、音響導波体のあ
る部分に当たる音波は、導波体の他の部分にその音波が
当たる前に各端子に伝わってしまう。
第7図に示される連続した音響導波体60及び70は比
較的まっすぐであるが、音波の伝達に影響を及ぼさない
なら、・いかなる所望の形状に曲げても構わない。
較的まっすぐであるが、音波の伝達に影響を及ぼさない
なら、・いかなる所望の形状に曲げても構わない。
従って、1本の連続した音響導波体を変圧器10の構造
全体に巻いてコロナ放電のための複数個の重要な領域を
監視し、以て変圧器10全体のコロナ放電を検出する必
要な音響検出器の数を減らすことができる。
全体に巻いてコロナ放電のための複数個の重要な領域を
監視し、以て変圧器10全体のコロナ放電を検出する必
要な音響検出器の数を減らすことができる。
高電圧電気装置におけるコロナ放電の位置を検出するた
めの新規で改良された方法がここに開示されたことは当
業者に明らかであろう。
めの新規で改良された方法がここに開示されたことは当
業者に明らかであろう。
適当な材料でできた音響導波体が外箱内の電気的な応力
を受ける導線の近くに配置されコロナ放電源からの音波
を離れた音響検出器に伝送するものである。
を受ける導線の近くに配置されコロナ放電源からの音波
を離れた音響検出器に伝送するものである。
この音響導波体は、従来のコロナ放電検出装置と異なり
、コロナ放電で生じた圧力波を、その強さが余り減衰す
ることなく音響検出器へ送る。
、コロナ放電で生じた圧力波を、その強さが余り減衰す
ることなく音響検出器へ送る。
従って、これにより、音響検出器の感度を大きく改善で
き高電圧電気装置内でのコロナ放電の検出能力を拡大で
きることとなる。
き高電圧電気装置内でのコロナ放電の検出能力を拡大で
きることとなる。
加えて、音響導波体は電気装置内に恒久的に設置でき以
て、電気装置の寿命期間中はずつと初期故障検出器とし
て動作できるのである。
て、電気装置の寿命期間中はずつと初期故障検出器とし
て動作できるのである。
第1図はこの発明に係るコロナ検出方法の第1実施例に
用いられるコロナ検出装置を示す一部断面斜視図、第2
図は空気における異なった音響導波体に関して、コロナ
放電源からの距離に対する40キロヘルツ超音波受信比
を示すグラフ、第3図は第2図の場合と同様でただし8
0キロヘルツの場合を示すグラフ、第4図は第2図の場
合と同様でただし鉱油の場合を示すグラフ、第5図は第
3図の場合と同様でただし鉱油場合を示すグラフ、第6
図は第5図の場合と同様でただし鉱油及び空気の場合を
示すグラフ、第7図はこの発明に係るコロナ検出方法の
第2実施例に用いられるコロナ検出装置を示す一部断面
斜視図、及び第8図は第1図を線■−■で切った断面図
である。 10・・・・・・変圧器、22・・・・・・外箱、30
、32 。 34・・・・・・コロナ放電位置、36,38,40゜
66.68,76.78・・・・・・音響検出器、44
゜46.48,60,70・・・・・・音響導波体、5
0゜62.72・・・・・・第1端、52,64.74
・・・・・・第2端、図中、同一符号は同−又は相当部
分を示す。
用いられるコロナ検出装置を示す一部断面斜視図、第2
図は空気における異なった音響導波体に関して、コロナ
放電源からの距離に対する40キロヘルツ超音波受信比
を示すグラフ、第3図は第2図の場合と同様でただし8
0キロヘルツの場合を示すグラフ、第4図は第2図の場
合と同様でただし鉱油の場合を示すグラフ、第5図は第
3図の場合と同様でただし鉱油場合を示すグラフ、第6
図は第5図の場合と同様でただし鉱油及び空気の場合を
示すグラフ、第7図はこの発明に係るコロナ検出方法の
第2実施例に用いられるコロナ検出装置を示す一部断面
斜視図、及び第8図は第1図を線■−■で切った断面図
である。 10・・・・・・変圧器、22・・・・・・外箱、30
、32 。 34・・・・・・コロナ放電位置、36,38,40゜
66.68,76.78・・・・・・音響検出器、44
゜46.48,60,70・・・・・・音響導波体、5
0゜62.72・・・・・・第1端、52,64.74
・・・・・・第2端、図中、同一符号は同−又は相当部
分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電気装置の外箱内のコロナ放電源の位置を検出する
コロナ検出方法であって、 前記外箱の中に、第1端及び第2端を有する音響導波体
を設置し前記音響導波体の一部を前記コロナ放電源の近
くに配置して前記音響導波体がその表面上のどの点にも
当たる前記コロナ放電源からの音波を受けて前記第1端
及び前記第2端へ送るようにする工程と、 前記音響導波体の前記第1端及び前記第2端を第1音響
検出器及び第2音響検出器と音響的に接続する工程と、 前記第1音響検出器と前記第2音響検出器との前記音波
の到達時間差を測定する工程と、前記音響導波体の前記
第1端又は前記第2端から前記音波が前記音響導波体に
当たるコロナ放電源点までの距離を計算する工程と、 を備えたコロナ検出方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US05/858,034 US4158168A (en) | 1977-12-06 | 1977-12-06 | Acoustic waveguides for sensing and locating corona discharges |
US05/858,054 US4158169A (en) | 1977-12-06 | 1977-12-06 | Corona testing apparatus including acoustic waveguides for transmitting acoustic emissions from electrical apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5490545A JPS5490545A (en) | 1979-07-18 |
JPS5857056B2 true JPS5857056B2 (ja) | 1983-12-17 |
Family
ID=27127438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53150132A Expired JPS5857056B2 (ja) | 1977-12-06 | 1978-12-06 | コロナ検出方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5857056B2 (ja) |
KR (1) | KR820001828B1 (ja) |
BE (1) | BE872510A (ja) |
ES (1) | ES475710A1 (ja) |
FR (1) | FR2402877A1 (ja) |
NO (1) | NO158157C (ja) |
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-
1978
- 1978-11-30 KR KR7803635A patent/KR820001828B1/ko active
- 1978-12-04 BE BE192128A patent/BE872510A/xx not_active IP Right Cessation
- 1978-12-04 NO NO784052A patent/NO158157C/no unknown
- 1978-12-05 ES ES475710A patent/ES475710A1/es not_active Expired
- 1978-12-06 JP JP53150132A patent/JPS5857056B2/ja not_active Expired
- 1978-12-06 FR FR7834375A patent/FR2402877A1/fr active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4317445Y1 (ja) * | 1966-04-04 | 1968-07-19 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0142288Y2 (ja) * | 1983-08-24 | 1989-12-12 | ||
JPS6039550U (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-19 | 三菱電機株式会社 | 回路しや断器 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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FR2402877A1 (en) | 1979-04-06 |
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ES475710A1 (es) | 1980-03-01 |
KR820001828B1 (ko) | 1982-10-12 |
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