JPS5856632B2 - フイツシユミ−ル - Google Patents

フイツシユミ−ル

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JPS5856632B2
JPS5856632B2 JP56083290A JP8329081A JPS5856632B2 JP S5856632 B2 JPS5856632 B2 JP S5856632B2 JP 56083290 A JP56083290 A JP 56083290A JP 8329081 A JP8329081 A JP 8329081A JP S5856632 B2 JPS5856632 B2 JP S5856632B2
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JP
Japan
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floss
drying
flocculant
fish meal
dried
Prior art date
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JP56083290A
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JPS57198073A (en
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嘉之 長山
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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水産加工場、とりわけ魚介類のすり身力日工
場などからの排水中に含まれているこまかい浮遊物(以
下SSと称す)を、凝集剤で凝集浮上又は凝集沈降処理
して得られるフロスを原料とするフィツシュミールに関
する。
従来から、水産加工場、とりわけ魚介類のすり身加工場
などからの排水を浄化する際、排水中に含まれているS
Sを除去する目的で、主としてポリアクリル酸ソーダな
どの凝集剤を排水に添加し、SSを凝集浮上又は凝集沈
降せしめて水と分離する浄化法が普及している。
凝集剤で凝集処理されたものが、フロスと称されている
もので、水産力ロ工場における魚介類の各種処理工程か
ら生ずる微細肉片であり、そのまま飼料として利用でき
そうであるが、多量の凝集剤が付着しているため、飼料
としては不適格であって、殆どが産業廃棄物として、プ
レス後に投棄埋設処理されているのが現状である。
本発明の発明者は、この現状に着目し、該フロスを原料
とするフィツシュミールが得られないものかと研究、実
験を繰返えしたところ、凝集剤は、180〜200℃で
熱分解するということ、及び原料は、時間をかけて水分
が蒸発するまで加熱撹拌すれば、微細に砕き得て、しか
も乾燥されたものになるという知見を得た。
そこで、該発明者は、この知見に基いて、自身が既に提
案している乾燥機(特開昭55−140081号公報参
照)の特性、即ち、この乾燥機は、通常のドライヤー(
たとえば、ロータリーキルン)と異なり、一定量の原料
を長時間かけて、水分の蒸発するまで加熱撹拌を繰返え
すという特性に着目して実験したところ、原料がほぼ完
全に乾燥された時点で、凝集剤は、完全に熱分解されて
いることが判明し、該フロスを原料とする飼料として十
分に利用可能なフィツシュミールを得ることに成功した
のである。
本発明フィツシュミールの製造に使用した装置は、前記
特開昭55−140081号公報で提案されている乾燥
機で、乾燥室内に投入された原料は、燃焼炉による直炎
方式で乾燥されると共に、前後左右に揺動撹拌され、効
率よく乾燥されると共に、微細に破砕される。
そして、この乾燥機は、乾燥室上に脱臭装置をもち、乾
燥室から発生する悪臭は、脱臭装置に導かれ、加温され
た触媒で脱臭排出される。
次に、本発明フィツシュミールの製法及び製品の実症例
を説明すると以下の通りである。
例1 1000kg型乾燥機に本乾燥2係のA社製フロスを1
000kg投入し、乾燥を開始したところ、約6時間で
乾燥を終り、180kgの乾物製品を得た。
乾燥用熱風は、400〜4500Cで、乾燥機内に連続
送入した。
乾物製品は、淡褐色を呈し、通常のフィツシュミールよ
りも微細な米ぬか状の粉末であった。
フロスに付着していた凝集剤は、ポリアクリル酸ソーダ
で乾物製品の残留量を調べたところ、゛皆無という結果
を得、フィツシュミールとして適格であった。
そして、乾物製品は、魚肉片のみであるため、固型物中
の含水率が8,5〜9係内外で、タンパク含有率60係
強という高タンパクを有し、高級フィツシュミールと同
等の飼料価値のあることが判明した。
例2 1000kg型乾燥機に水分78係のB社製フロス10
00kgを投入し、乾燥を始めたところ、約5時間40
分で乾燥を終り、220kgの乾物製品を得た。
乾燥用熱風は、400〜450℃で、乾燥機内に連続送
入した。
乾物製品は、淡褐色を呈し、通常のフィツシュミールよ
りも微細な米ぬか状の粉末であった。
フロスに付着していた凝集剤は、ポリアクリル酸ソーダ
で、乾物製品の残留量を調べたところ、皆無という結果
を得、フィツシュミールとして使用可能であった。
そして、乾物製品は、魚肉片のみであるため、固型物中
の含水率が8.5〜9係内外で、タンパク含有率64係
強という高タンパクを有し、扁級フィツシュミールと同
等の飼料価値のあることが判明した。
例3 1000kg型乾燥機に水分65俤のC社製フロスを1
000kg投入し、乾燥を始めたところ、約4時間?O
分で乾燥を終り、350kgの乾物製品を得た。
乾燥用熱風は、400〜450’Cで、乾燥機内に連続
送入した。
乾物製品は淡褐色を呈し、通常のフィツシュミールより
も微細な米ぬか状の粉末であった。
フロスに付着していた凝集剤は、ポリアクリル酸ソーダ
で、乾物製品の残留量を調べたところ、皆無という結果
を得、フィツシュミールとして適格品であった。
そして、乾物製品は、魚肉片のみであるため、固型物中
の含水率が8.5〜9係内外で、タンパク含有率68係
という高タンパクを有し、高級フィツシュミールと同等
の飼料価値のあることがわかった。
また、上記3例において、乾燥の際に発生する悪臭をと
もなった排気ガスは、脱臭装置が220〜2500Gの
温度に保たれていたことにより無臭化され、完全に脱臭
されてから排出されていた。
凝集剤分析試験 この試験は、フロスに付着している凝集剤が、乾物製品
に残留しているか否か、乾物製品に飼料価値があるか否
か等を知るために行なった試験である。
試験 1 紋別市試験品。
試験者 武田薬品工業株式会社 試 料 すけそうだらのフロス(乾物)。
使用凝集剤 ポリアクリル酸ソーダ、同アマイド。
分析方法 乾燥減量=105℃4h乾燥法。
灰 分:550℃電気炉灰化。
全窒素 二ケルダール法。
重金属 二食添三重金属試験法。
ヒ 素二食添三ヒ素試験法。
金 属:原子吸光法。
全アミノ酸二試料を加水分解(6N−Hc11110℃
、22h)L、たのちアミ ノ酸自動分析計で分析。
ポリアクリル酸ソーダの残留は認められず。
考察 (a) 固形分あたりの全窒素含量は、フィツシュミ
ール並みである。
(b) 蛋白のアミノ酸組成は、すけそうだら筋肉の
それにほぼ類似している。
(C) 蛋白質量からは、配合飼料(HAP)原料に
なり得ると考えられる。
試験 2 稚内市試験品。
試験者 日本化薬株式会社。
試 料 すり身加エフロス(乾物)。
使用凝集剤 ポリアクリル酸ソーダ。
分析方法 飼料中のポリアクリル酸すl−IJウムの
迅速定量法。
試験結果 フロス30.9中にポリアクリル酸ソーダ
は全黙認められず。
上記した試験結果により、産業廃棄物として投棄埋設処
分の対象になっているフロスから凝集剤を除去できたこ
と、そのフロスに飼料価値の存すること等が確かめられ
、 フィツシュミールとして 使用することが可能になった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水産加工場からの排水中に含まれている浮遊物を凝
    集剤で凝集処理したフロスを、乾燥機で400〜450
    °Cの熱風を送入しながら撹拌して乾燥し、凝集剤を熱
    分解せしめると共に、フロスを微細に破砕乾燥せしめた
    ことを特徴とするフィツシュミール。
JP56083290A 1981-05-30 1981-05-30 フイツシユミ−ル Expired JPS5856632B2 (ja)

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JP56083290A JPS5856632B2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30 フイツシユミ−ル

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JP56083290A JPS5856632B2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30 フイツシユミ−ル

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JPS57198073A JPS57198073A (en) 1982-12-04
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CN105077377A (zh) * 2014-06-27 2015-11-25 浙江省海洋水产研究所 一种金枪鱼肉松加工工艺

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JPS57198073A (en) 1982-12-04

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