JPS5856431Y2 - 回転体の半径方向よりの空気供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば船舶におけるプロペラシャフトにエアク
ラッチ用の空気通路を形成する場合のように回転体の半
径方向よりの空気供給装置に関するもので、そのシール
を確実に行わせるようにしたものである。

これを図示実施例について説明すると、１は回転体、２
は回転体を支承する外筐を示し、該外筐２には圧力源に
連る吸気通路３を形成すると共に回転体１の半径方向の
外周には吸気通路３に連る空気供給口４が開口され、該
供給口４は回転体の端末に取付けた取付鍔片５から適宜
機器に連通ずるよう回転体１の軸方向に形成した通路６
に連通している。

然して前記外筐２には前記吸気通路３と回転体１に設け
たラビリンスパツキン７．７を介して隔離される左右一
対のリーク室８，８を形成し、該リーク室８，８内には
回転体１に固定の回転鍔９，９を設けると共に、該回転
鍔９，９の外周にてリーク圧に対向する油室１０．１０
を設け、該油室１０．１０はそれぞれ給油口１１．１１
を介して適宜油圧源に連通させた。

図中１２はニードルベアリング、１３はスペーサー、１
４はラビリンスパツキン、１５はオイルシールを示す。

本考案は上述の如く構成されるものであるから回転体１
にはその半径方向に開口する外周の空気供給口４を介し
て空気が供給されると共にラビリンスパツキン７．７を
介してリークされる加圧空気はリーク室８，８内の回転
鍔９，９外周の油圧に対向してそのリークを完全にシー
ルされるものでこのように本考案によるときは回転体１
を支承する外筐２に設けた吸気通路３を回転体１の半径
方向の外周に開口する空気供給口４に接続した回転体の
半径方向よりの空気供給装置においてその外筐２に前記
吸気通路３よりラビリンスパツキン７．７を介して隔離
される左右一対のリーク室８゜８を設は該リーク室８，
８に回転体１に固定の回転鍔９，９と該回転鍔９，９の
外周にてリーク圧に対向する油室１０．１０とを設けた
ものであるから、ラビリンスパツキン７．７よりリーク
する空気は、油室１０内の遠心力により加圧される回転
鍔外周の油圧に対向してシールされるためそのシールが
完全であると共に油室内の小さな油圧をもって大きな加
圧空気に対抗できる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示す裁断側面図であする。 １・・・回転体、２・・・外筐、３・・・吸気通路、４
・・・空気供給口、７・・・ラビリンスパツキン、８・
・・リーク宏 二上二） ９・・・回転鏝、 １０・・・油室。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 回転体１を支承する外筐２に設けた吸気通路３を、回転
   体１の半径方向の外周に開口する空気供給口４に接続さ
   せた回転体の半径方向よりの空気供給装置において、前
   記外筐２に前記吸気通路３とラビリンスパツキン７．７
   を介して隔離される左右一対のリーク室８，８を設け、
   該リーク室８゜８内に回転体１に固定の回転鍔９，９と
   該回転鍔９の外周にてリーク圧と対向すべき油室１０，
   １０とを設けたことを特徴とする回転体の半径方向より
   の空気供給装置。