JPS5856416Y2 - 自在継手の抜け止め装置 - Google Patents
自在継手の抜け止め装置Info
- Publication number
- JPS5856416Y2 JPS5856416Y2 JP1977054795U JP5479577U JPS5856416Y2 JP S5856416 Y2 JPS5856416 Y2 JP S5856416Y2 JP 1977054795 U JP1977054795 U JP 1977054795U JP 5479577 U JP5479577 U JP 5479577U JP S5856416 Y2 JPS5856416 Y2 JP S5856416Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sphere
- ring
- universal joint
- retaining ring
- small diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、一方の軸端に形成した球体と、他方の軸端に
設けた球面シートとから構成され、球体を球面シート内
に回転可能に拘束するようにした自在継手の抜は止め装
置に関する。
設けた球面シートとから構成され、球体を球面シート内
に回転可能に拘束するようにした自在継手の抜は止め装
置に関する。
従来の自在継手は、第1図に示すように、軸部2と一体
的な球面シート1の内周に穿設された環状溝3内に、予
め内方に収縮するようなCピン等の抜は止めリング4を
嵌挿したのち、軸部5の先端に設けた球体6をこの球面
シート1内へ挿入し、抜は止めリング4を弾性的な収縮
力に抗して鎖線に示すようにし押し拡げる。
的な球面シート1の内周に穿設された環状溝3内に、予
め内方に収縮するようなCピン等の抜は止めリング4を
嵌挿したのち、軸部5の先端に設けた球体6をこの球面
シート1内へ挿入し、抜は止めリング4を弾性的な収縮
力に抗して鎖線に示すようにし押し拡げる。
そして球体6の中心O(最大径部)が抜は止め1ング4
の位置を通過して、球面シート1底部付近に達した時、
抜は止めリング4が実線で示すように内径方向の収縮力
によって球体6上を溝端面7aに当接するまで環状溝3
内を移動する。
の位置を通過して、球面シート1底部付近に達した時、
抜は止めリング4が実線で示すように内径方向の収縮力
によって球体6上を溝端面7aに当接するまで環状溝3
内を移動する。
そして、球体6の抜は力Fによって生ずる抜は止めリン
グ4の外径方向の拡開作用を環状溝3の溝底に形成した
テーパ斜面8によって阻止するように構成することによ
り、球面シート1と球体6は回転可能ではあるが、離脱
しないように連結していた。
グ4の外径方向の拡開作用を環状溝3の溝底に形成した
テーパ斜面8によって阻止するように構成することによ
り、球面シート1と球体6は回転可能ではあるが、離脱
しないように連結していた。
しかしながら、このように構成された従来の自在継手に
あっては、球面シート1と球体6が回転自在に連結され
るとは言え、斜面8と球体6との間に、抜は止めリング
4が図面上、鎖線の位置まで移動可能な間隔L1(抜は
止めリング4の線径よりも大きい間隔)を有する為、軸
部5に抜は力Fが作用した状態で、軸部5が繰り返し揺
動すると、斜面8による抜は止めリング4の拡径分力に
よって、抜は止めリング4が除々に斜面8に沿って後退
しながら押し拡げられ、球面シート1の内周面より埋没
したときに球面シー1〜1と球体6が離脱する危険があ
る。
あっては、球面シート1と球体6が回転自在に連結され
るとは言え、斜面8と球体6との間に、抜は止めリング
4が図面上、鎖線の位置まで移動可能な間隔L1(抜は
止めリング4の線径よりも大きい間隔)を有する為、軸
部5に抜は力Fが作用した状態で、軸部5が繰り返し揺
動すると、斜面8による抜は止めリング4の拡径分力に
よって、抜は止めリング4が除々に斜面8に沿って後退
しながら押し拡げられ、球面シート1の内周面より埋没
したときに球面シー1〜1と球体6が離脱する危険があ
る。
本考案は、上記の欠点を解消すべく、球体側軸部に抜は
力が作用した時の抜は止めリングの後方における環状溝
と球体の最小間隔が、抜は止めリングの線径以下になる
ような溝形状にすることによって、球体軸受部に抜は力
と繰り返し揺動荷重が生じても、抜は止めリングが移動
して拡開するのを確実に阻止するようにした自在継手の
抜は止め装置を提供するものである。
力が作用した時の抜は止めリングの後方における環状溝
と球体の最小間隔が、抜は止めリングの線径以下になる
ような溝形状にすることによって、球体軸受部に抜は力
と繰り返し揺動荷重が生じても、抜は止めリングが移動
して拡開するのを確実に阻止するようにした自在継手の
抜は止め装置を提供するものである。
以下、本考案の実施例を第2図にもとづき説明する。
球面シート1の内周面1aには、挿入される球体6の中
心O(最大径部)の附近に位置して、環状溝3が形成さ
れ、この環状溝3には、球体6を球面シート1内の底部
1bまで挿入するにあたって、抜は止めリング4の内径
を球体6の外径以上に拡大可能な深さを有する大径部9
と、球体6に抜は力Fが作用して移動した時、抜は止め
リング4の内径が球体6の外径以上に押し拡がらないよ
うに制限する深さをもつ小径部10と、球体6の移動時
における抜は止めリング4の背面部の溝底と球体6との
間隔L2が抜は止めリング4の線径d以下に形成された
係合段部11とが構成されている。
心O(最大径部)の附近に位置して、環状溝3が形成さ
れ、この環状溝3には、球体6を球面シート1内の底部
1bまで挿入するにあたって、抜は止めリング4の内径
を球体6の外径以上に拡大可能な深さを有する大径部9
と、球体6に抜は力Fが作用して移動した時、抜は止め
リング4の内径が球体6の外径以上に押し拡がらないよ
うに制限する深さをもつ小径部10と、球体6の移動時
における抜は止めリング4の背面部の溝底と球体6との
間隔L2が抜は止めリング4の線径d以下に形成された
係合段部11とが構成されている。
その他の構成は、第1図と同様であるから説明は省略す
る。
る。
このように本考案は構成され、いま球体6と球面シート
1を連結する場合について第1図を準用しながら説明す
るに、従来の自在継手と同様に予め抜は止めリング4を
環状溝3内へ嵌挿したのち、球面シート1内へ球体6を
挿入する。
1を連結する場合について第1図を準用しながら説明す
るに、従来の自在継手と同様に予め抜は止めリング4を
環状溝3内へ嵌挿したのち、球面シート1内へ球体6を
挿入する。
収縮方向に附勢された抜は止めリング4は第2図に示す
ように、球体6によって環状溝3内を溝端面7bに向け
て移動しながら鎖線Aで示すように押し拡げられる。
ように、球体6によって環状溝3内を溝端面7bに向け
て移動しながら鎖線Aで示すように押し拡げられる。
そして球体6の中心Oが抜は止めリング4の位置を通過
して、球面シート1底部付近に達すると、抜は止めリン
グ4は大径方向の収縮力によってこんどは逆方向に球体
6上を鎖線Bの位置まで移動し、小径部10の溝端面7
aに係合する。
して、球面シート1底部付近に達すると、抜は止めリン
グ4は大径方向の収縮力によってこんどは逆方向に球体
6上を鎖線Bの位置まで移動し、小径部10の溝端面7
aに係合する。
この場合、球体6が鎖線で示すように球面シート1の底
部まで挿入された状態では、球体6と係合段部11との
間隔L3は、抜は止めリング4の線径dより大きくなる
ようにしであるため、抜は止めリング4は収縮方向の弾
性力によって鎖線Aの位置から鎖線Bの位置まで保合段
部11を通り抜けて移動できるのである。
部まで挿入された状態では、球体6と係合段部11との
間隔L3は、抜は止めリング4の線径dより大きくなる
ようにしであるため、抜は止めリング4は収縮方向の弾
性力によって鎖線Aの位置から鎖線Bの位置まで保合段
部11を通り抜けて移動できるのである。
そして球体6に抜は力Fが作用すると、球体6は抜は方
向に僅かに移動し、球体6及び抜は止めノング4は実線
の状態に位置し、小径部10と溝端面7aに係合する抜
は止めリング4により球体6の離脱は防止され、このよ
うな実線の状態では抜は止めリング4の背面部に於ける
係合段部11と球体6との間隔L2は、予め設定した通
り抜は止めリング4の線径d以下になる。
向に僅かに移動し、球体6及び抜は止めノング4は実線
の状態に位置し、小径部10と溝端面7aに係合する抜
は止めリング4により球体6の離脱は防止され、このよ
うな実線の状態では抜は止めリング4の背面部に於ける
係合段部11と球体6との間隔L2は、予め設定した通
り抜は止めリング4の線径d以下になる。
従って球体側軸部5に抜は力Fと繰り返し揺動が生じて
も、小径部10によって抜は止めリング4の拡径が規制
されているので、上記係合段部11を径て抜は止めリン
グ4が溝大径部9側へと押し拡げられつつ移動するのを
確実に阻止でき、球面シート1と球体6の離脱のおそれ
が全くなくなるのである。
も、小径部10によって抜は止めリング4の拡径が規制
されているので、上記係合段部11を径て抜は止めリン
グ4が溝大径部9側へと押し拡げられつつ移動するのを
確実に阻止でき、球面シート1と球体6の離脱のおそれ
が全くなくなるのである。
第3図ないし第5図は小径部10と係合段部11の他の
実施例を示すもので、球体6に抜は力が作用し、その限
界まで移動している時、抜は止めリング4の背面部の係
合段部11 aの最小径を、抜は止めリング4の外径よ
り小さく設定して、抜は止めリング4の大径部9側への
通り抜けを確実に防止するものである。
実施例を示すもので、球体6に抜は力が作用し、その限
界まで移動している時、抜は止めリング4の背面部の係
合段部11 aの最小径を、抜は止めリング4の外径よ
り小さく設定して、抜は止めリング4の大径部9側への
通り抜けを確実に防止するものである。
なお、小径部10の形状を、第3図に示す実施例では、
抜は止めリング4との接触断面を半円形状にした小径部
10 aとして面圧を小さく抑え、また第4図は逆斜面
状の小径部10b、さらには第5図は溝状の小径部10
Cとした例を表わし、これ等の形状により抜は止めリ
ング4が一旦小径部にセットされると、如何なる大きな
抜は力が作用しても抜は止めリング4には溝大径部9側
への拡径分力が生じないように外径が規制されるので、
自在継手の離脱を確実に防止できるのである。
抜は止めリング4との接触断面を半円形状にした小径部
10 aとして面圧を小さく抑え、また第4図は逆斜面
状の小径部10b、さらには第5図は溝状の小径部10
Cとした例を表わし、これ等の形状により抜は止めリ
ング4が一旦小径部にセットされると、如何なる大きな
抜は力が作用しても抜は止めリング4には溝大径部9側
への拡径分力が生じないように外径が規制されるので、
自在継手の離脱を確実に防止できるのである。
上述の如く本考案は、抜は止めリング4の環状溝3に、
球体6が球面シート1底部に達した時には、球体6の外
面と環状溝3と最小間隔L3がすくなくとも抜は止めリ
ング4の線径6以上になり、かつ球体6に抜は力Fが作
用し、抜は方向に移動した状態では、抜は止めリング4
の線径d以下の間隔L2となるような係合段部11を、
小径部10と大径部9との間に形成し、上記小径部10
により溝大径部9側への拡径分力が抜は止めリング4に
生ヒないように規制するようにしたから、球体側軸部5
に抜は力と繰り返し揺動が作用しても、抜は止めリング
4の大径部9側への移動を確実に阻止し、球面シート1
と球体6の離脱を自在継手としての機能を消失すること
なしに防止することができる。
球体6が球面シート1底部に達した時には、球体6の外
面と環状溝3と最小間隔L3がすくなくとも抜は止めリ
ング4の線径6以上になり、かつ球体6に抜は力Fが作
用し、抜は方向に移動した状態では、抜は止めリング4
の線径d以下の間隔L2となるような係合段部11を、
小径部10と大径部9との間に形成し、上記小径部10
により溝大径部9側への拡径分力が抜は止めリング4に
生ヒないように規制するようにしたから、球体側軸部5
に抜は力と繰り返し揺動が作用しても、抜は止めリング
4の大径部9側への移動を確実に阻止し、球面シート1
と球体6の離脱を自在継手としての機能を消失すること
なしに防止することができる。
第1図は従来の自在継手の断面図、第2図は本考案の第
1実施例の断面図、第3図ないし第5図はそれぞれ第2
ないし第4実施例の要部断面図である。 1・・・球面シート、2・・・軸部、3・・・環状溝、
4・・・抜は止めリング、5・・・軸部、6・・・球体
、7a、7b・・・溝端面、9・・・大径部、10・・
・小径部、11・・・係合段部。
1実施例の断面図、第3図ないし第5図はそれぞれ第2
ないし第4実施例の要部断面図である。 1・・・球面シート、2・・・軸部、3・・・環状溝、
4・・・抜は止めリング、5・・・軸部、6・・・球体
、7a、7b・・・溝端面、9・・・大径部、10・・
・小径部、11・・・係合段部。
Claims (3)
- (1)一方の軸端に形成した球体を、他方の軸端に設け
た球面シートに、球面シートの内周に形成した環状溝に
嵌挿した抜は止めリングを介して回転可能に保持するよ
うにした自在継手に於いて、前記抜は止めリングを嵌挿
した環数溝断面を、該抜は止めリングと協働して球体の
通過を阻止する小径部と、同じく通過を許容する大径部
とから形成し、これら小径部と大径部との間に、球体と
環状溝との間に形成される最小間隔が球体の球面シート
への挿入着座時には抜は止めリングの線径以上で、かつ
球体が抜は止めリングと当接するまで抜は方向に移動し
たときには、抜は止めリングの線径以下となる係合段部
を設けてなる自在継手の抜は止め装置。 - (2)保合段部の最小径が小径部に位置したときの抜は
止めリングの外径よりも小さくなるようにした実用新案
登録請求の範囲第1項に記載の自在継手の抜は止め装置
。 - (3)小径部が抜は止めリングに対応した円形断面の接
触面をもつように形成された実用新案登録請求の範囲第
1項または第2項に記載の自在継手の抜は止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977054795U JPS5856416Y2 (ja) | 1977-04-29 | 1977-04-29 | 自在継手の抜け止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977054795U JPS5856416Y2 (ja) | 1977-04-29 | 1977-04-29 | 自在継手の抜け止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53149177U JPS53149177U (ja) | 1978-11-24 |
JPS5856416Y2 true JPS5856416Y2 (ja) | 1983-12-26 |
Family
ID=28949829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977054795U Expired JPS5856416Y2 (ja) | 1977-04-29 | 1977-04-29 | 自在継手の抜け止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5856416Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2010367A (en) * | 1931-06-29 | 1935-08-06 | Clark Equipment Co | Ball and socket joint |
US2848255A (en) * | 1955-03-24 | 1958-08-19 | Mcneil Machine & Eng Co | Lubricant fitting coupler with wedged lock ring |
-
1977
- 1977-04-29 JP JP1977054795U patent/JPS5856416Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2010367A (en) * | 1931-06-29 | 1935-08-06 | Clark Equipment Co | Ball and socket joint |
US2848255A (en) * | 1955-03-24 | 1958-08-19 | Mcneil Machine & Eng Co | Lubricant fitting coupler with wedged lock ring |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53149177U (ja) | 1978-11-24 |
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