JPS5856345B2 - 塗装フエノ−ル成形品の製法 - Google Patents
塗装フエノ−ル成形品の製法Info
- Publication number
- JPS5856345B2 JPS5856345B2 JP10725878A JP10725878A JPS5856345B2 JP S5856345 B2 JPS5856345 B2 JP S5856345B2 JP 10725878 A JP10725878 A JP 10725878A JP 10725878 A JP10725878 A JP 10725878A JP S5856345 B2 JPS5856345 B2 JP S5856345B2
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- JP
- Japan
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- molded product
- painted
- molded products
- manufacturing
- molded
- Prior art date
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- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は建築材等に用いる木質感を有する塗装フェノー
ル成形品の製法に関し、木粉のような木質基材50〜7
0%、ニトリルゴム5〜10%を配合したフェノール樹
脂成形材料にて成形品を成形し、この成形品にうるし塗
装やウレタン塗装等の塗装を施すことを特徴とする塗装
フェノール成形品の製法に係るものである。
ル成形品の製法に関し、木粉のような木質基材50〜7
0%、ニトリルゴム5〜10%を配合したフェノール樹
脂成形材料にて成形品を成形し、この成形品にうるし塗
装やウレタン塗装等の塗装を施すことを特徴とする塗装
フェノール成形品の製法に係るものである。
従来のフェノール樹脂に木粉を配合して成形を行ないさ
らにこの成形品にうるし等の塗装を施して形成する木質
感のあるフェノール成形品にあっては、木粉の配合量が
少ない(50%未満)ので非常に硬く、触感、たたき音
、熱伝導、重量感等において木質感に劣り、うるしを塗
装しても高級品としても通用しないものであった。
らにこの成形品にうるし等の塗装を施して形成する木質
感のあるフェノール成形品にあっては、木粉の配合量が
少ない(50%未満)ので非常に硬く、触感、たたき音
、熱伝導、重量感等において木質感に劣り、うるしを塗
装しても高級品としても通用しないものであった。
この場合、木粉の配合量を増量すれば木質感を出すこと
ができるが、木粉の配合量が多いとフェノール樹脂成形
材料の流動性が悪くなって成形が不可能となり、また、
強度も低下して実用上実施不能である。
ができるが、木粉の配合量が多いとフェノール樹脂成形
材料の流動性が悪くなって成形が不可能となり、また、
強度も低下して実用上実施不能である。
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであって、木粉
の増量により硬さ、触感、音、熱伝導、重量感等におい
て木質感の優れた成形品を得ることができ、しかも流動
性の低下を防いで成形性に支障を生じさせるおそれがな
い塗装フェノール成形品の製法を提供することを目的と
するものである。
の増量により硬さ、触感、音、熱伝導、重量感等におい
て木質感の優れた成形品を得ることができ、しかも流動
性の低下を防いで成形性に支障を生じさせるおそれがな
い塗装フェノール成形品の製法を提供することを目的と
するものである。
以下本発明の詳細な説明する。
木粉 50〜70%
ニトリルゴム 5〜10%
離型剤 0.3〜0.6%フェノール
樹脂 残 量 上記配合のフェノール樹脂成形材料にて通常の方法で成
形品を成形する。
樹脂 残 量 上記配合のフェノール樹脂成形材料にて通常の方法で成
形品を成形する。
ニトリルゴムの配合によってフェノール樹脂成形材料の
流動性を向上させて木粉の50%〜70%の配合を可能
にしたものである。
流動性を向上させて木粉の50%〜70%の配合を可能
にしたものである。
ここで木粉が50%以下の場合は成形品はフェノールリ
ッチなために非常に硬く、触感、音、熱伝導、重量感等
に於いて木質感がないものであり、また木粉が70%以
上の場合はフェノール樹脂成形材料の流動性が悪くなっ
て成形不可能となる。
ッチなために非常に硬く、触感、音、熱伝導、重量感等
に於いて木質感がないものであり、また木粉が70%以
上の場合はフェノール樹脂成形材料の流動性が悪くなっ
て成形不可能となる。
ただし70%以上の配合でも干物の場合は成形可能であ
るが、強度面においてもろく実用上不可である。
るが、強度面においてもろく実用上不可である。
ニトリルゴムの配合が5%以下の場合はニトリルゴムの
効果が小さくフェノール樹脂成形材料の流動性は悪く、
また強度も出ない。
効果が小さくフェノール樹脂成形材料の流動性は悪く、
また強度も出ない。
ニトリルゴムの配合が10%以上の場合は流動性は良い
が成形品の剛性がなくなると共に弾力性がありすぎて、
かえって成形品の木質感がなくなる。
が成形品の剛性がなくなると共に弾力性がありすぎて、
かえって成形品の木質感がなくなる。
上記のように形成した成形品表面にうるしやウレタン等
の塗装を施して製品として仕上げる。
の塗装を施して製品として仕上げる。
ここで上記配合中熱型剤は0.3%〜0.6%の少量と
しであるので、塗装性が良くなると共に塗装後のうるし
やウレタン等の塗膜の剥離を防止できるものである。
しであるので、塗装性が良くなると共に塗装後のうるし
やウレタン等の塗膜の剥離を防止できるものである。
離型剤の配合量は特に0.4〜0.5%が望ましい。
この場合離型剤の配合量が0.4%以下ではフェノール
樹脂成形材料の成形時金型よりの離型性が悪く、また配
合量が0.6%以上では塗装性が悪く、塗膜の剥離が生
じる。
樹脂成形材料の成形時金型よりの離型性が悪く、また配
合量が0.6%以上では塗装性が悪く、塗膜の剥離が生
じる。
上記のように本発明にあってはニド9ルゴムの配合によ
りフェノール樹脂成形材料の流動性を向上せしめて木粉
の配合量を増量することができたものであり、木粉の増
量で硬さ、触感、たたき音、熱伝導、重量感等において
木質感に優れた成形品を成形することができ、しかも木
粉を増量したにもかかわらずニトリルゴムの配合で伺ら
成形性を低下せしめることがないものである。
りフェノール樹脂成形材料の流動性を向上せしめて木粉
の配合量を増量することができたものであり、木粉の増
量で硬さ、触感、たたき音、熱伝導、重量感等において
木質感に優れた成形品を成形することができ、しかも木
粉を増量したにもかかわらずニトリルゴムの配合で伺ら
成形性を低下せしめることがないものである。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
〈実施例 1,2,3> 辛牛
後表の配合にて通常の方法で成形品に成形し、この成
形品に通常の方法でうるしを塗装した。
後表の配合にて通常の方法で成形品に成形し、この成
形品に通常の方法でうるしを塗装した。
く比較例 1,2〉
後表の配合にて通常の方法で成形品に成形し、この成形
品に通常の方法でうるしを塗装した。
品に通常の方法でうるしを塗装した。
く性能試験〉
上記にて得た実施例1,2.3及び比較例1゜2のもの
を性能試験した。
を性能試験した。
ここで熱伝導性は成形品に湯を入れて触感テストをする
ことにより天然木に近い熱伝導率かどうかを試験した。
ことにより天然木に近い熱伝導率かどうかを試験した。
また塗装性は煮沸を一時間板上行なう強制劣力により試
験した。
験した。
結果を後表の「特性」の欄に示す。以上の結果より実施
例1 2゜ 3はそれぞれ合 格、比較例1 2はそれぞれ不合格と判定された。
例1 2゜ 3はそれぞれ合 格、比較例1 2はそれぞれ不合格と判定された。
Claims (1)
- 1 木粉のような木質基材50〜70%、ニトリルゴム
5〜10%を配合したフェノール樹脂成形材料にて成形
品を成形し、この成形品にうるし塗装やウレタン塗装等
の塗装を施すことを特徴とする塗装フェノール成形品の
製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10725878A JPS5856345B2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 塗装フエノ−ル成形品の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10725878A JPS5856345B2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 塗装フエノ−ル成形品の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5534156A JPS5534156A (en) | 1980-03-10 |
JPS5856345B2 true JPS5856345B2 (ja) | 1983-12-14 |
Family
ID=14454480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10725878A Expired JPS5856345B2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 塗装フエノ−ル成形品の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5856345B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60180822A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-14 | Sadao Nishibori | 木質様合成化粧板の成形方法 |
DE69529862T2 (de) * | 1994-05-27 | 2004-02-05 | Cubic Co., Ltd., Shimizu | Dekorierter Formkörper |
-
1978
- 1978-08-31 JP JP10725878A patent/JPS5856345B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5534156A (en) | 1980-03-10 |
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