JPS5856106Y2 - 位置決め機構 - Google Patents

位置決め機構

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JPS5856106Y2
JPS5856106Y2 JP16751279U JP16751279U JPS5856106Y2 JP S5856106 Y2 JPS5856106 Y2 JP S5856106Y2 JP 16751279 U JP16751279 U JP 16751279U JP 16751279 U JP16751279 U JP 16751279U JP S5856106 Y2 JPS5856106 Y2 JP S5856106Y2
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孝夫 梅島
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株式会社日立製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は部品の位置決め機構に関する。
特に、上部部品と該上部部品に接して位置する2個の下
部部品との相互の位置決めをなす位置決め機構に関する
この種の位置決め機構は各種製品の製作において用いら
れるが、たとえば、電子交換機に使用されて通話路を構
成するスイッチ素子の製造に用いられる。
このようなスイッチ素子の中に、金属で気密封止された
容器内に多数の接点を配置し、外部から供給される電磁
力でその接点の0N−OFFを行うタイプのスイッチ素
子がある。
このスイッチ素子の代表的な構成は第7図に示す通りで
ある。
即ちこのスイッチ素子は、第7図a、 l)に示す如
く、多数の穴の中に各々端子IVを配置し、ガラスで気
密結合したベースIと、板厚方向に移動可能な接点Vを
多数個支持したバックストップII、 ll12個とか
ら成り、更に第7図Cに示すように金属ケースVIによ
り気密封止されて成る。
このようなスイッチ素子はベース■とバックストップI
I、 IIIとを、端子IVと接点■とが互いに対向す
るように、予じめ定められた位置に位置決めした後、抵
抗溶接で結合して威作される。
図中IV’が溶接用端子で、本例では6個所溶接される
この場合、かかる位置決めを行うために、本考案が対象
とする位置決め機構が用いられる。
即ち、この種の位置決め技術は、第1図に示す如く上部
部品1の下部に2個の下部部品2,3を当接させて配置
して、これらを高精度に位置決めしたい場合に用いられ
る。
第7図の例で言えば、ベース■が上部部品であり、2個
のバックストップII、 IIIが下部部品にあたる。
このような位置決めに際して、上部部品1の右端面と一
方の下部部品2の右端面との間の寸法す9両下部部品間
の寸法C9及び上部部品1の左端面と他方の下部部品3
の左端面との間の寸法aの各寸法1)、 c、 a
を高精度に規定して位置決めしたい場合に、本考案が対
象とする位置決め技術が用いられるわけである。
かかる場合、従来技術にあっては、各部品1゜2.3に
対し相互の位置寸法公差内の微小な隙間を持たせた姿ガ
イドの治具を用いて、この位置決めをなしていた。
しかしこのような治具を使用すると、治具への部品1.
2. 3の供給は、該部品に対する隙間が微小である
が故に非常に困難であるという問題がある。
かつ、部品供給が困難なため、部品の供給を自動化した
くともその実現が不可能なものである。
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決して、部
品の供給が容易であってしがも高精度の位置決めが可能
であり、従って部品の自動供給をも容易に達成し得る位
置決め機構を提供するにある。
上記目的を達成するため、本考案の位置決め機構は、上
部部品と一方の下部部品との相互位置を定める第1及び
第2位置決め部を備えた本体と、2つの下部部品相互の
間隔を定める第5及び第6位置決め部とを備えた介在部
材と、上部部品と他方の下部部品との相互位置を定める
第3及び第4位置決め部を備えた駒部材とを具備せしめ
て構成するとともに、介在部材と駒部材とは上下両部品
の当接面に平行な方向で摺動自在に本体に取付けて構成
するものである。
上記構成であるから、本体、介在部材、駒部材の各部材
の位置決め部によって、上下の部品の精密な位置決めが
可能になるのであるが、この内介在部材と駒部材とは本
体に対して摺動自在なので、部品の供給時にはこの両部
材を十分な隙間をもって部品を配置できる位置に設定し
ておき、供給後の位置決め時に両部材を摺動させて位置
決めを行なわせるようにすることができるのである。
従って、きわめて容易に部品の供給がなし得、よってそ
の自動化も図り得るものであるが、しかも高精度の位置
決めを達成できるものである。
各位置決め部は、位置決め作動時には対応する部品の端
に当接することにより各々の位置決めをなすべく構成す
ることもできる。
但しこのようにする場合、本体、介在部材、駒部材の各
端を位置決め部としてこれを上下の部品の端に当接する
ように構成することができるが、この時各部品の幅寸法
にばらつきがあると、必ずしもすべての位置決め部(端
)が対応する部品の端に接触するとは限らない。
いずれかの対応端との間に隙間が生ずる場合がある。
しかしかかる場合でも、部品の幅寸法の公差と、位置決
め機構の各関係寸法を適正にして、隙間が部品相互の設
定位置寸法の公差内にあるようにすれば実用上問題がな
いので、本体、介在部材、駒部材に逃げを設けず、位置
決め部に部品の端がほぼ当接する(公差内での隙間をも
って接する)ようにすることによって、所望の位置決め
を達成することができる。
更に位置決め精度を高めるべく、位置決め部の少なくと
も一カ所に逃げを設け、ここを他の位置決め部に対して
相対的に摺動可能にすることにより、上記の隙間をなく
すように構成することができる。
この場合は、いずれかの最も重要な部分の寸法を高精度
に定めるように設定してその公差を厳しく設定し、位置
決めもこの寸法の位置精度を厳密にするようにして、そ
の他の部分の位置決めにおいて隙間ができた場合に逃げ
によりこれを吸収するようにする。
上記各場合において、本体に介在部材と駒部材とを取付
ける際、各々復帰ばねを介しての取付けにすることによ
り、該復帰ばねにより部品供給時には各部材が十分な部
品供給のための間隔スペースを有して位置するように構
成することも可能である。
以下第2図及び第3図を参照して、本考案の実施の一例
について説明する。
この実施例は本考案の位置決め機構を用いた位置決め治
具であって、たとえば第7図に示したスイッチ素子のベ
ースIを上部部品1とし、バックストップII、 II
Iを下部部品2,3として、各部品の位置決めを行うの
に用いることができる。
この場合には位置決めをした後、溶接によってベース■
(上部部品1)とバックストップIL III (下
部部品2,3)とを結合する。
即ち本考案の位置決め機構は、上部部品1とこれに接し
て位置する2個の下部部品2,3との相互の位置決めを
なすものであり、図に例示する如く、上部部品1と下部
部品の内の一方2との相互の位置を定める第1及び第2
位置決め部41.42と、2つの下部部品2,3の相互
の間隔を定める第5及び第6位置決め部55.56を備
えた介在部材5と、上部部品1と他方の下部部品3との
相互の位置を定める第3及び第4位置決め部93,94
を備えた駒部材9とを具備して成る。
更に本考案の上記介在部材5と駒部材9とは、上下部品
1;2,3の当接面Sに平行な方向で摺動自在に本体4
に取付けて構成するものである。
更に詳しくは、図示実施例にあっては、本体4の上記第
1位置決め部41と、駒部材9の上記第3位置決め部9
3とは、各々位置決め作動時において上部部品1の両端
11,13に当接するものに構成する。
また上記介在部材5の第5及び第6位置決め部55.5
6は、同じく位置決め作動時においては側下部部品2,
3の対向する端25.3Bに当接するものに構成する。
かつ、本体4の第2位置決め部42と駒部材9の第4位
置決め部94とは同じく位置決め作動時に側下部部品2
,3の上記と逆の端22、34に当接するものに構成す
る。
図示実施例にあっては更に、上記介在部材5と駒部材9
とは各々復帰ばね6,10を介して本体4に取付ける。
この場合、各部材5,9は位置決め作動時にはこの復帰
ばね6,10に抗して摺動することによって前記した各
位置決め部41.42.93゜94、55.56が対応
する各部品の端11.22.13.34゜25、36に
当接して位置決めがなされるように構成する。
なお、この時各位置決め部41.42.93.94.5
5゜56は、上部部品1及び下部部品2,3の幅寸法の
ばらつきにより、必ずしもその全部が各部品1;2.3
に接触するとは限らず、いずれかの対応端との間に隙間
を生ずることがある。
即ち第1図に示すように上部部品1の長さをり、下部部
品2゜3の長さを各々F、Eとすると、a+E+C+F
+bDとなれば各対応端は正しく当接するのであるが例
えばa十E十C+F十b<Dなる公差が生じていると、
第2図に図示の如く第1位置決め部41と第2位置決め
部とは固定的であり、かつ第3位置決め部93と第4位
置決め部とも固定的であるが故に、結局下部部品2,3
の位置決めには遊びが出来てしまうことになる。
この時には下部部品3の各端34、36と各々第4.第
6位置決め部94.56との当接、及び下部部品2の各
端22.25と各々第2.第5位置決め部42.55と
はきっちり接することなく、それぞれに隙間ができるこ
とになる。
よって本例では、このような隙間が生じても問題が起こ
らないように、部品1;2,3の公差と、本位置決め機
構(治具)の各関係寸法を適正にして、隙間が生じたと
してもこれが部品1:2,3相互の位置寸法a、 l
)、 cの公差即ち許容寸法内に収まるように構成し
ている。
このようにすると実用上問題がなく、かつ前記した従来
技術における姿ガイドによる方法においても部品1;2
,3の幅寸法公差と部品相互の位置寸法a、 l)、
cとの関係は上記と同様であるので、少なくとも従
来技術と同程度もしくは若干良好な精度にて位置決めを
なし得るようにできるのである。
公差を考慮し、最も重要な部分の位置寸法を厳密に定め
る構成例については、後に述べるものとする。
本例は、上述のような構成であるので、部品1゜2.3
を配置する際には十分な隙間をもって、各部品1. 2
. 3を容易にこの治具中に送ることができる。
通常は復帰ばね6,10により介在部材5と駒部材9と
をかかる隙間を有する位置に保っておくことができるか
らである。
部品1. 2. 3を配置する時の状態は第2図に示す
図示例では本体4に固定した駒ガイド11と駒部材9と
の間に復帰ばね10を介装し、平時はこの付勢力により
駒部材9を本体4の係止部43に押しつけておく。
一方介在部材5は、本体4に固定したガイド1に取付け
られた復帰ばね6により平時は本体4の溝44の一方の
壁45に押し付けられる状態にしておく。
なお、ガイド7からは略円柱状の突起71が側方に延び
ており、この突起71を囲ってコイルスプリング状の復
帰ばね6を配置するのである。
この突起71は、介在部材5の穴51に緩く挿通してお
り、介在部材5は突起71に対して摺動自在になってい
る。
従って、介在部材5はその摺動時には突起71にガイド
されることになる。
図示例では、上記のような設定の場合、つまり第2図の
状態にあっては、第4位置決め部94と第6位置決め部
56との間は下部部品3を配設するに十分な隙間をもた
せておく。
第2位置決め部42と第5位置決め部55との間も、下
部部品2を容易に配設できる程度の隙間とする。
これは、駒部材9が復帰ばね10により係止部43方向
に押圧され、かつ介在部材5が復帰ばね6により第4位
置決め部94と第2位置決め部92との略中央部に位置
せしめられることにより達成されているのである。
なお、この位置関係は、各部品2,3の長さ等から、こ
の治具の係止部43等を予め適宜設定しておくことによ
り容易になし得るものである。
更に、第1位置決め部41と第3位置決め部93との間
隔は、上部部品1の長さよりも大きくして余裕をもたせ
ておき、上部部品1の配設も容易ならしめであるもので
ある。
上記の如く、各部品1. 2. 3の配置位置には十分
な隙間があるので、位置決めに先立って各部品1. 2
. 3を治具に配置するのはきわめて容易である。
従って手動で行なう場合も従来より作業性を良くするこ
とができる。
また、部品配設を自動化することも可能である。
次に、第3図を用いて、位置決め作動について説明する
が、それに先立って図示例の位置設定について第2図を
参照して説明する。
即ち図示例では、第1図に示したが如き位置関係を達成
すべく治具が設定されているのであり、本体4の第1゜
第2位置決め部41.42間の距離は、上部部品1と下
部部品2との各端11,22の設定すべき位置差すと同
じ長さに構成されている。
同様に駒部材9の第3.第4位置決め部93.94間の
距離は、同じく上部部品1ともう一方の下部部品3との
各端13゜34の設定すべき位置差aと同じ長さとする
各位置決め部41.42 : 93.94は段形状に形
成し、各段の角部は図示の如く切削されて面部としてお
く。
介在部材5は、板状に形成して、その厚さは下部部品2
,3同士の設定すべき間隔Cと同じとし、均一厚みとす
る。
上記構成であるから、第3図のように駒部材9を矢印A
方向で押圧すると、各部品1. 2. 3は所望の位置
関係に極めて精密に位置決めされる。
即ち、駒部材9は復帰ばね11に抗して駒ガイド11と
本体4との間にガイドされて矢印A方向に摺動し、その
第3位置決め部93は上部部品1の端13を押圧して該
部品1の他端11を第1位置決め部41に当接させる。
同時に駒部材9の第4位置決め部94は下部部品3の端
34を押圧し、従って下部部品3はガイド部7の突起7
1にガイドされて摺動し他端36は介在部材5の第6位
置決め部56に当接して更にこれを押圧し、その第5位
置決め部55はもう一方の下部部品2の端25に当って
該部品2を摺動させ、その他端22が本体4の第2位置
決め部42に当接して、摺動は停止する。
この状態が第3図であり、これから明らかなように、各
部品1,2.3の設定位置は第1図の位置関係と精密に
同じであり、従って容易に正確な位置決めをなすことが
できるわけである。
なおこの場合、部品1. 2. 3の公差により生じる
可能性のある隙間については、本例ではそれが実用上問
題のないものであり、各端は対応する位置決め部に公差
内でほは゛当接すればよいことは前記したとおりである
位置決めした部品に対し目的とする加工等(たとえば、
第7図のスイッチ素子についてであれは゛、上部部品た
るベースIと、下部部品たるバックストッパII、 I
IIとの溶接による接合)を終了した後は、矢印Aでの
押圧を止め、部品を取り出す。
そうすると復帰ばね6,11の付勢力により介在部材5
と駒部材9とは元位置に復帰し、再び部品1゜2.3を
受は入れ易い状態となるので、再度上記操作をくり返す
ことができる。
なお、図中8はガイド7を止めるネジである。
このネジBを緩めることによりガイド1は成る程度の範
囲で位置設定を可変にでき、介在部材5に対する復帰ば
ね6の付勢力を調整することができる。
上述の実施例では、部品1. 2. 3の指定寸法に対
して許容されるばらつきの範囲、つまり公差については
、その吸収は考慮せず、かかる公差により生じ得る各端
と対応する位置決め部との隙間は実用上問題はないもの
として設定したのであるが以下に最も重要な寸法を決め
てその公差を厳しく指定することにより、高精度の位置
決めを達成せんとする構成例について述べる。
即ち、製品設計を行う場合には、通常、最も重要な寸法
はその公差を厳しく指定し、その他の寸法はそれよりは
ラフな指定とするのが一般的である。
よって、以下述べる構成例は、このような最も重要で厳
密に手法の定められた部分の位置決めを正確に行い、他
の位置決めにおいて上記公差により生ずる隙間を吸収さ
せようとするものである。
このため、第4図乃至第6図に示すように、この構成例
では、小なくとも一カ所の逃げを設ける。
まず、第4図に示すのは、寸法aを高精度に設定するた
めの構成例である。
この例は、駒部材9に上部部品1の一端13と下部部品
3の一端34とを位置決めする第3.第4位置決め部を
固定的に形成するとともに、もう一方の下部部品2の逆
がわ端22を位置決めする第2位置決め部42′は、本
体4′中を部品摺動方向に摺動可能なスライド部101
の一端にその作用をなさしめるようにして構成する。
このような位置決め機構を用いると、第3位置決め部9
3と第4位置決め部94とはその距離関係が固定的であ
るので、両者に位置決めされる上部部品1の端13と下
部部品3の端34との間の寸法、つまり寸法aは厳密に
定められる。
がっ、第2位置決め部42′は、図の矢印Bの方向に移
動可能であるので、部品1. 2. 3の公差により生
じ得る隙間はここで吸収され、遊びは発生せず、もって
各端は対応する位置決め部に必ず当接し、下部部品3の
上部部品1に対するずれも起こらない。
よって寸法aが変化することなく、精密に設定されるの
である。
なお、スライド部101は本体4′に開設した溝46内
に摺動自在に配設されるもので、溝46の最奥部とスラ
イド部101との間にはコイルスプリング101′が配
設され、このスプリング101′に常にスライド部10
1を下部部品2方向に押圧する作用をなさしめている。
図中102はスライド部101の下方に一体に設けた突
起であり、これが本体4′中の凹入47中を動き得る範
囲でスライド部101が摺動するものである。
第5図に示すのは寸法すを高精度にするためのもので、
本体4に各々第1位置決め部41と第2位置決め部42
とを固定的に設け、該位置決め部41゜42により上部
部品1の一端11と下部部品2の一端42とを位置決め
することにより、各端11.42の間の寸法つまり寸法
すを高精度に位置決めできるように構成しである。
前述の如く公差による隙間が生ずるとこの遊びによりか
かる高精度の位置決めも不可能になるが、上部部品1の
寸法すに係る端41とは逆の端13の位置を定める第3
位置決め部93を矢印G方向に移動可能にするとことに
よって、遊びを吸収できるようにして正確な位置決めを
可能ならしめる。
即ち、図示の如く、駒部材9の上面にスライド部103
を設けて、これを該上面にて摺動可能とし、がっ該スラ
イド部の端を第3位置決め部とすることにより、この構
成を達成する。
かつこのスライド部103もスプリング101により常
に上部部品1方向に付勢させておく。
第6図に示すのは、上部部品1の中心と寸法Cの中心と
を精密に一致させて位置決めするようにしたものである
この構成例にあっては、上部部品1の両端11,13の
位置を決める位置決め部41゜93の双方を矢印H,H
’方向で移動可能とし、もって図示の通りに上部部品1
の中心と寸法C(雨下部部品2,3間の距離。
介在部材5の厚みに相当)の中心とを精密に一致せしめ
得るようにしである。
この場合、位置決め部41と位置決め部93とは、同時
に近接(もしくは離間)するように構成して、その中心
が介在部材5の中心と一致するように配置する。
これは図示の如く、本体4″の上面と、駒部材9″の上
面とに夫々スライド部104.105を載置し、各スラ
イド部104,105の端を各々第1゜第3位置決め部
41.93とするとともに、両スライド部104.10
5をリンク等で結合して両者が同時的に近接または離間
すべく構成することにより、本構成を達成するものであ
る。
更に、公差により生じ得る遊びを吸収するため、第2.
第4位置決め部92.94をスライド部106.107
により構成する。
図中、106’、 107’はスプリングで゛ある。
上記各構成例によれば、第2図及び第3図の例で生ずる
可能性のあった公差による遊びに伴なう位置決め精度上
の難点は完全に克服され、最も重要な位置決め寸法はき
わめて高精度に決定されるlものである。
上述の如く、本考案の位置決め機構は、上部部品と下部
部品の内の一方との相互の位置を定める第1及び第2位
置決め部を備えた本体と、2つの下部部品相互の間隔を
定める第5及び第6位置決め部を備えた介在部材と、上
部部品と下部部品の内の他方との相互の位置を定める第
3及び第4位置決め部を備えた駒部材とを具備し、介在
部材と駒部材とは上下両部品の当接面に平行な方向で摺
動自在に本体に取付けて成ることを特徴とするものであ
るので、部品の供給がきわめて容易で作業性が良く、か
つ部品供給の自動化も容易に達成し得るものであり、し
かも部品相互の位置関係はきわめて精密に決定できると
いう効果を有するものである。
なお、図示例はその具体的構成により更に数々の作用効
果を奏するものではあるが、当然のことながら本考案は
図示例にのみ限定されるものではなく、部品相互の位置
設定その他も任意であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は位置決めすべき部品の一例の側面図である。 第2図及び第3図は本考案の実施の一例の側断面図であ
り、第2図は部品配置時の状態、第3図は位置決め時の
状態を各々示す。 第4図乃至第6図は他の構成例による実施例の内の若干
を示し、第4図はその第1の例、第5図はその第2の例
、第6図はその第3の例を各々示すものである。 第7図は本考案の適用対象として位置決めすべき部品の
一例を示すもので、第7図aはその一部断面側面図、第
7図すはaにおけるVII方向矢視図、第7図Cは同じ
くbにおけるVII’方向矢視図である。 1・・・上部部品、11.13・・・上部部品の端、2
,3・・・下部部品、22.25.34.36・・・下
部部品の端、4・・・本体、5・・・介在部材、9・・
・駒部材、41・・・第1位置決め部、42・・・第2
位置決め部、93・・・第3位置決め部、94・・・第
4位置決め部、55・・・第5位置決め部、56・・・
第6位置決め部、6,10・・・復帰ばね、S・・・上
部部品と下部部品との当接面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上部部品と該上部部品に接して位置する2個の下部
    部品との相互の位置決めをなす位置決め機構であって、
    上部部品と下部部品の内の一方との相互の位置を定める
    第1及び第2位置決め部を備えた本体と、2つの下部部
    品相互の間隔を定める第5及び第6位置決め部を備えた
    介在部材と、上部部品と下部部品の内の他方との相互の
    位置を定める第3及び第4位置決め部を備えた駒部材と
    を具備し、前記介在部材と駒部材とは上下両部品の当接
    面に平行な方向で摺動自在に本体に取付けて成ることを
    特徴とする位置決め機構。 2 前記上部及び下部商品の公差により前記各位置決め
    部とこれに位置決めされる各部品の被位置決め部との間
    に遊びが生じ得る場合、各部品の公差に応じて各位置決
    め部の寸法関係を適正に設定することによって、該遊び
    により生ずる位置決め部と被位置決め部との隙間を許容
    寸法内に収める構成としたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の位置決め機構。 3 前記上部及び下部部品の相互の位置決めの内、最も
    重要な位置決め寸法を精密に設定すべく該位置決め寸法
    を決める2位置決め部を固定的に形成するとともに、各
    部品の公差により生じ得る各位置決め部とこれに位置決
    めされる各部品の被位置決め部との間の遊びを吸収する
    ため少なくとも一カ所の位置決め部を移動可能に設けた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の位置決
    め機構。 4 前記量も重要な位置決め寸法が上部部品の一端と一
    方の下部部品の一端との間の寸法であり、該寸法を決め
    る2位置決め部を固定的に形成するとともに、前記遊び
    を吸収するために設けた移動可能な位置決め部は他方の
    下部部品の一端の位置を決定する位置決め部であること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の位置決め機
    構。 5 前記量も重要な位置決め寸法が上部部品の一端と一
    方の下部部品の一端との間の寸法であり、該寸法を決め
    る2位置決め部を固定的に形成するとともに、前記遊び
    を吸収するために設けた移動可能な位置決め部は上部部
    品の他端の位置を決定する位置決め部であることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項に記載の位置決め機構。 6 前記上部部品の中心と前記2下部部品間の中心とを
    精密に一致させるべく上部部品の2端を位置決めする各
    位置決め部を移動可能に設けるとともに、各部品の公差
    により生じ得る各位置決め部とこれに位置決めされる各
    部品の被位置決め部との間の遊びを吸収するため雨下部
    部品の各一端の位置を定める位置決め部を移動可能に構
    成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    位置決め機構。 7 前記介在部材と駒部材とは各々復帰ばねを介して本
    体に取付けるとともに、位置決め作動時には各部材が各
    復帰ばねに抗して摺動することによって前記各位置決め
    部が対応する各部品に当接して位置決めがなされること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項乃至第6項
    のいずれかに記載の位置決め機構。
JP16751279U 1979-12-05 1979-12-05 位置決め機構 Expired JPS5856106Y2 (ja)

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