JPS5856068Y2 - 軸給電シリンダ - Google Patents

軸給電シリンダ

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Publication number
JPS5856068Y2
JPS5856068Y2 JP4873480U JP4873480U JPS5856068Y2 JP S5856068 Y2 JPS5856068 Y2 JP S5856068Y2 JP 4873480 U JP4873480 U JP 4873480U JP 4873480 U JP4873480 U JP 4873480U JP S5856068 Y2 JPS5856068 Y2 JP S5856068Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
collet
fluid
cylinder
power
Prior art date
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Expired
Application number
JP4873480U
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English (en)
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JPS56152185U (ja
Inventor
信義 井上
友三 岸
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP4873480U priority Critical patent/JPS5856068Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軸給電シリンダに係り、特に、外部よりの給電
用部材を用いることなく、シリンダ自身を介して給電す
るに最適な軸給電シリンダに関する。
生産ライン等における設備においては、シリンダ構造を
有するものの先端部等に通電し、所所の作業を行なうも
のがある。
例えば、自動化したスポット溶接機はシリンダ構造を有
し、ラインの所定位置に製品が到着するたびに溶接棒相
当部分を伸張して、製品の溶接部分に当接し溶接するも
のがある。
従来、このような溶接機では、溶接棒相当部分(シリン
ダ部分を含む)に給電するに際し、電源部より給電線あ
るいは可撓性の金属材料(例えば薄銅板条を束ねたもの
)を用いて行っていた。
しかし、このような構造では、前述の導電部が空中に露
出し、邪魔になるばかりでなく漏電事故を起こす可能性
が大きいうえ繰返し使用により導電部を切損することが
多かった。
そこで、シリンダ部に導電部を接続することなく直接給
電する方法が考えられた。
第1図は従来の軸給電を示す断面側面図である。
被給電物100に対応する所定間隔位置にピストン20
1を有する給電ロッド200が、シリンダ構造を有する
ハウジング300内に収納されている。
ピストン201は外部より供給される流体(空気等)の
圧力によって、ハウジング300内を移動し、給電ロッ
ド200を被給電物100に当接し通電させる。
第2図は第1図の変形例であり、給電ロッド200に対
する給電を導線による直接給電ではなく、ハウジング4
00に一組給電し、このハウジング400と給電ロッド
200との間に設けた可撓導電材500を介して給電ロ
ッド200に給電するものである。
以上、例示した2例のいずれにおいても、給電ロッドの
移動に応じて可撓する導電線、あるいは、導電材を有す
るため、疲労による切断や消耗による接触不良を招くと
いう欠点がある。
本考案の目的は、往復動するシリンダ本体に外部より導
電部材を接続することなく軸給電を行なって、前記した
従来の欠点を解消した軸給電シリンダを提供するにある
本考案は、シリンダ(アクチュエータ)内を流体圧力に
より往復動可能な当接部を持ったピストンを嵌合させ、
該ピストン内を摺動し且つシリンダ頂部に一端が固定さ
れるコレット部を設け、このコレット部とピストンとの
接触度を該ピストンの加圧力(負荷)に対応して変える
ことにより給電を円滑に行なうようにしたものである。
第3図は本考案の実施例を示す断面側面図である。
また、第4図は本考案に係るコレット部の斜視図である
固定設置される円筒状のシリンダ本体1の中央部に円筒
状のコレット部2が取付けられる。
このコレット部2の外周に本体の内周面が嵌合すると共
に該本体の外周がシリンダ本体1の内側に向いた鍔13
の周面と嵌合し、更に、頭部に付設された鍔31がシリ
ンダ本体1の内周面と嵌合するピストン3がコレット部
20と同心円状に設けられている。
ピストン3の当接部32と対応する位置にワーク4が設
置され、シリンダが所定位置まで伸張するとピストン3
の当接部32と当接する。
また、ピストン3の内室33側壁内に通路34を設け、
流体前進側圧室11及び後進側圧室12より自由に流体
が流入・出できるようにし、ピストン3及び25の移動
が円滑に行なわれるようにしている。
コレ71〜部2は、コレット軸21.コレット22、ば
ね23、くさび24、ピストン板25より戒る。
コレット軸21の開放側端は、コレット22が第4図の
如く設けられ、内部に円錐状のくさび24がコレット2
2に嵌合する如く装着され、くさび24の頭部にはピス
トン3側より該ピストンに嵌合摺動するピストン板25
が取付けられている。
更に、コレット軸21内に自由に流体が通流できるよう
に穴26が設けられている。
ピストン3を流体によって往復動させるために、ピスト
ン3の鍔31の面対面位置にあるシリンダ本体1の壁面
に設けられた穴A、Bより流率の入・出を行なう。
この流体の通流方向は切換弁5によって決定され、穴A
より流体がシリンダ内に流入するように切換弁5が操作
(加圧側に操作)されると、流体は穴Aより流入し、穴
Bより流出する構成となり、ピストン3が前進し、やが
てピストン3の当接部32が被給電物であるワーク4に
当る。
この過程においては、前進側圧室11に入った流体が穴
26を通してコレット軸内に流入し、ばね23の引張力
に抗してくさび24をピストン3側に押し出すように作
用する。
従って、ピストン3の移動が止まり、加圧室11内の圧
力が上昇するにつれてクサビ24はピストン25に引張
られてコレット22は外方にふくらむようになり、ピス
トン3の内周との接触度は次第に増大し、その後ごくわ
ずかな時間の後、コレット22の前記接触度は最大とな
り、電気的に良好な導電経路が形成される結果、シリン
ダ本体1に印加された電源は、コレット軸21→コレッ
ト22→ピストン3→当接部32→ワーク4→電源PS
の順路をたどることになり、途中に不良導体部を介する
ことなくシリンダ構造体を介して通電することができる
一方、通電が終了しピストン3を戻す段階になると、切
換弁5が切換えられ、流体は穴Bより後進側圧室12に
流入するとともに、前進側圧室11より穴Aを介して切
換弁5に流出する。
この過程でピストン3は戻されていき、コレット軸内の
流体は前進側圧室11に流出するとともに、ピストン3
の内室33に後進側圧室12より流体が流入し、この流
体がピストン板25を押し戻すので、くさび24はコレ
ット軸固定面方向に押され始める。
この結果、くさび24が抜けるにつれてコレット22は
縮んでいき、ピストン3との接触度は次第に減少し、成
る時点からピストン3の移動が容易になるとともに、電
気経路が断たれる。
以上説明した例では、コレット22の広、狭変化をくさ
び24とピストン板25の組合せで行なったが、この他
、第4図のようにピストン3の内室33内に、当接部3
2とピストン板25とを連結する引張りばね27を設け
るようにしても良く、この場合には、通路34は不要と
なるが、代りに大気に通ずる穴35をピストン壁に設け
るようにする。
ばね23とばね27の力関係は、ピストン3の前進時に
ばばね27の方が強く、また後退時にばばね23の方が
強くなるように設定する。
本考案の適用は種々考えられるが、特にスポット溶接機
に最適である。
なお、圧力流体としては、空気、油、水等の流体の範ち
ゅうに属する総べてか適用可能である。
以上より明らかなように本考案によれば、専用の電導部
材を設ける必要がないので、疲労、消耗部の無い高信頼
で小型な軸給電シリンダが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸給電を示す断面側面図、第2図は第1
図の変形例の断面側面図、第3図は本考案の実施例を示
す断面側面図、第4図は本考案に係るコレット部の斜視
図、第5図は本考案の他の実施例を示す断面側面図であ
る。 1・・・シリンダ本体、2・・・コレット軸、3・・・
ピストン、4・・・ワーク、5・・・切換弁、13.3
1・・・鍔、21・・・コレット軸、22・・・コレッ
ト、23.27・・・バネ、くさび、25・・・ピスト
ン板、26.34.35・・・穴、当接部。 24・・・ 32・・・

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体の加圧力によってシリンダ本体内を往復動すると共
    に前進時に被給電物に接触するピストンと、固定設置さ
    れて該ピストン内に嵌合すると共に該ピストンの加圧力
    に応じて嵌合度合を変化させるコレット部と、該コレッ
    ト部を構成するコレットの内周と衝合すると共に、前記
    ピストンの加圧力が所定以上に達したとき前記のコレッ
    トを拡大させ、かつ前記ピストンの加圧力が所定以下に
    下がったとき前記コレットを収縮させるくさび体とを具
    備することを特徴とする軸給電シリンダ。
JP4873480U 1980-04-10 1980-04-10 軸給電シリンダ Expired JPS5856068Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4873480U JPS5856068Y2 (ja) 1980-04-10 1980-04-10 軸給電シリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4873480U JPS5856068Y2 (ja) 1980-04-10 1980-04-10 軸給電シリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56152185U JPS56152185U (ja) 1981-11-14
JPS5856068Y2 true JPS5856068Y2 (ja) 1983-12-23

Family

ID=29643727

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JP4873480U Expired JPS5856068Y2 (ja) 1980-04-10 1980-04-10 軸給電シリンダ

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