JPS5855891Y2 - 取手カバ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は登山やキャンプなどに使用される鍋やコツヘル
の取手に係り、特に使用中に取手が熱くならないよう軽
便な取手カバーを提供するものである。

従来この種の鍋やコッヘルの取手は多種のものがあるが
、一般的なものとして第１図に示すように本体１の任意
個所に、太線より作られリュックサックに収納し易いよ
うに折曲げ可能に取付けられているもので、取手の長さ
は当然のことながら鍋やコツヘルの直径までしか実用上
できない。

つまり取手の長さは家庭用のものと比較すると短く作ら
れている。

従って、登山やキャンプにおいて使用した場合、従来の
取手は熱のため熱くなり、素手で使用できなくなる欠点
があった。

本考案は以上の欠点を解消するためになされたもので、
従来の取手にカバーを取付は上記欠点を解消しようとす
るもので、以下本考案を図面に示す実施例に基づき詳細
に説明すると、本考案は上面カバー３と下面カバー８よ
り構成され、上面カバー３は第２図に示すようにＵ字形
を呈しており外面の各長辺には少なくとも２個以上の複
数個の貫通孔４が設けられており、その内面には第３図
１に示すように取手２の半円径より若干大きい国字溝５
が設けられ、且つ頂部間字溝３側にテーパ一部７を有す
る突出片６が設けられている。

一方、下面カバー８は第４図に示すように、上面カバー
３と同様にＵ字形を呈しており、その外面″には各長辺
部に前記上面カバー３の貫通孔４と相対位置に橋部１２
を有し、当該橋部１２の両側に貫通孔９，１０が設けら
れている。

該橋部１２の両側には若干の突起部１１が設けられてい
る。

下面カバー８の内面は第５図に示したように、上面カバ
ー３の内面と同様に国字溝１３が設けられている。

本考案は以上のような構成を有するものであるから取手
２の上下部より売上下面カバー３，８を嵌合係止させる
のみで取手カバーとなり使用に供することができるもの
であり第６図はこの嵌合状態における断面を示すもので
ある。

さらに詳細にこの第６図に基づき嵌合状態を説明すれば
、取手２の上面部に本考案上面カバー３を、下面部に下
面カバー８を当接し、上下より各カバー３，８を指で押
圧すれば、上面カバー３の内面に設けられた突出片６は
、下面カバー８、橋部１２の両側に設けられた貫通孔９
，１０に押入され嵌合される。

この時、前記突出片６の頂部間字溝５側にはテーパ一部
７が設けられているので押入が容易に且つ円滑に行れる
ところとなる。

さらに本考案によれば、前記橋部１２の両側には突起部
１１が設けられでいるので嵌合時において当該突起部１
１は前起突出片６の上方に移動し、突起部１１と突出片
６とにより上面カバー３と下面カバー８とは嵌合係止さ
れ第６図の状態を保持するものである。

本考案取手カバーは、比較的耐熱性に富む合成樹脂によ
り作られることが望ましいことは勿論である。

さらに付記すれば突出片６は弾性を有するので嵌合状態
にすることも容易に行えるばかりでなく第６図状態が安
易に解放されてしまうことも無い。

以上説明したように本考案に係る取手カバーは、取付け
が容易であるので仮に熱により使用不可能な状態になっ
たとしても需要者が軽便に取換えができる等の効果を奏
し、実用上有益な取手カバーを提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の取手が設けられたコツヘルの斜視図。 第２図は本考案に係る上面カバーの外面斜視図。 第３図は第２図内面斜視図。第４図は下面カバーの外面
斜視図、第５図は第４図の内面斜視図。 第６図は嵌合状態断面図。 １・・・・・・本体、２・・・・・・取手、３・・・・
・・上面カバー、４・・・・・・貫通孔、５・・・・・
・凹字溝、６・・・・・・突出片、７・・・・・・テー
パ一部、８・・・・・・下面カバー、９．１０・・・・
・・貫通孔、１１・・・・・・突起部、１２・・・・・
・橋部、１３・・・・・・凹字溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 少くとも２個以上の任意複数の貫通孔４と内面には国字
   溝５およびテーパ一部７を有する突出片６が設けられた
   上面カバー３と、前記上面カバー３に設けられた貫通孔
   ４と同数個の、両側に突起部１１が設けられた橋部１２
   の両側に貫通孔９，１０を設け、且つ内面に国字溝１３
   が設けられた下面カバー８とが嵌合係止されることを特
   徴とする取手カッ〈−