JPS585579Y2 - 電気掃除機のフィルタ−装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は波形状のメインフィルターとこの吸引側を覆う
可撓性のプレフィルタ−とから構成された電気掃除機の
フィルター装置に関し、特にメインフィルターの濾過特
性を常時良好に保つことを目的とする。

第１，２図は従来のフィルター装置を示し、すなわち、
１は集塵箱、２は濾過面積をできるだけ広く設定するた
めに波形状に形成したメインフィルターで、この吸引側
は布袋などの可撓性のプレフィルタ−３で覆われている
。

そして塵埃はまずプレフィルタ−３で１次濾過され、次
いでメインフィルター２を通る際微細塵埃が濾過される
。

上記プレフィルタ−３で濾過されて塵埃は集塵箱１に堆
積される。

ところで集塵箱、・１丙への塵埃の堆積が進むと、プレ
フィルタニ３ガ肯撓材であるため、この堆積塵埃によっ
てメインフィルター２の波形部が変形し、隣接空間が閉
じられて実質的な濾過面積が減少してしまい、またフィ
ルター枠がプラスチックスで成型されてい葛湯岑は、ク
リープ現象によって第２図のように変形したままとなり
、交換などの必要性があった。

本考案はこのような従来の欠点を除去したもので、以下
その実施例を添附図面とともに説明する。

第３図において、電動送風機１１を内蔵した本体１２に
はフィルター装置１３を装備した集塵箱１４が着脱自在
に結合してあり、また集塵箱１４にたまった塵埃は本体
１１よりこの集塵箱１４を分離し、フィルター装置１３
奮外すことで廃棄できるようにしである。

１５．１６は車輪、１７．１８は把手である。さて、上
記フィルター装置１３は第３図に示すメインフィルター
１９．ρ′吸引側を布袋などの可撓性プレスフィルター
２０で覆って構成したものであり、また濾過面積をでき
るだけ広くするため、メインフィルター１９は第４図の
ごとく波形状としである。

そして上記メインフィルター１９とプレフィルタ−２０
との間には、フィルター保持枠１９′と一体成型され、
かつ補強用のリブ２１をもつ板状のプレフィルタ−保持
体２２が突設しである。

上記構成において、集塵箱１４への塵埃の堆積が進んで
もプレフィルタ−２０は保持体２２で受けられ、メイン
フィルター１９とは当らない。

したがって、このメインフィルター１９の波形部の変形
がなく、常時広い濾過面積を維持できるものである。

プレフィルタ−保持体２２は、第５図、第６図のように
棒状、リブ状にして通気抵抗を小さくするようにしても
よい。

以上説明したように本考案は、メインフィルターとプレ
フィルタ−との間にプレフィルタ−保持体を介在させる
ことによって、集塵箱内に堆積された塵埃によるメイン
フィルターの変形、特に波状部の密着がなく、これより
広いメインフィルターの濾過面積を維持して、効率的な
濾過作用を期待することができ、またフィルター装置の
寿命特性をも向上し得るも１のである。

さらにメインフィルターに対するプレフィルタ−の密着
防止はその波形部側面だけであるので、集塵箱内の集塵
容積はほとんど減少せず、すぐれた集塵特性が得られる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフィルター装置の断面図、第２図は同メ
インフィルタ一部の変形状態を示す正面図、第３図は本
考案の実施例における電気掃除機の一部欠截側面図、第
４〜６図はフィルター装置部の各実施例を示す斜視図で
ある。 １１・・・・・・電動送風機、１２・・・・・・本体、
１４・・・・・・集塵箱、１９・・・・・・メインフィ
ルター、２０・・・・・・プレフィルタ−２２・・・・
・・プレフィルタ−保持体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電動送風機を内蔵した本体に対し着脱自在に結合させた
   集塵箱内に、波形状のメインフィルターおよびこのメイ
   ンフィルターの吸引側を覆う可撓性のプレフィルタ−を
   設け、上記メインフィルターとプレフィルタ−との間で
   、しかもメインフィルターの外側波形面と対向してプレ
   フィルタ−保持体を介在させてなる電気掃除機のフィル
   ター装置。