JPS5855562B2 - ピツクアツプカ−トリツジヨウカンチレバ− - Google Patents
ピツクアツプカ−トリツジヨウカンチレバ−Info
- Publication number
- JPS5855562B2 JPS5855562B2 JP8116675A JP8116675A JPS5855562B2 JP S5855562 B2 JPS5855562 B2 JP S5855562B2 JP 8116675 A JP8116675 A JP 8116675A JP 8116675 A JP8116675 A JP 8116675A JP S5855562 B2 JPS5855562 B2 JP S5855562B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cantilever
- tribute
- main body
- pickup
- pickup car
- Prior art date
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- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はピックアップカートリッジ用カンチレバーに関
するものである。
するものである。
従来のピックアップカートリッジ用カンチレバーは、束
状にした複数本の炭素繊維をエポキシ系の合成樹脂で結
合硬化して直径0.5mm程度の棒状体を形成し、これ
を6關程度の長さに切断し、その一端に再生針先を取付
けたものであった。
状にした複数本の炭素繊維をエポキシ系の合成樹脂で結
合硬化して直径0.5mm程度の棒状体を形成し、これ
を6關程度の長さに切断し、その一端に再生針先を取付
けたものであった。
上記炭素繊維に代えてガラス繊維やその他の化学繊維も
使用できるが、質量が軽い炭素繊維が主として用いられ
ていた。
使用できるが、質量が軽い炭素繊維が主として用いられ
ていた。
しかしながらこの種のカンチレバーは、単に束状にした
複数本の繊維材を接着性のある合成樹脂によって結合硬
化しているだけであるため、カンチレバーとして機能す
るに必要な剛性率が不十分であるという欠点があった。
複数本の繊維材を接着性のある合成樹脂によって結合硬
化しているだけであるため、カンチレバーとして機能す
るに必要な剛性率が不十分であるという欠点があった。
すなわち複数本の繊維材相互間を結合する合成樹脂の硬
化後の硬度が繊維材自体の持つ硬度に比して小さいため
、出来上がったカンチレバーの剛性率が小さく炭素繊維
等の繊維材単体の持つ機械的性質が十分生かされないと
いう欠点があった。
化後の硬度が繊維材自体の持つ硬度に比して小さいため
、出来上がったカンチレバーの剛性率が小さく炭素繊維
等の繊維材単体の持つ機械的性質が十分生かされないと
いう欠点があった。
また上記従来のカンチレバーは温度が上昇すると結合用
樹脂が軟化して強度が低下するという欠点があった。
樹脂が軟化して強度が低下するという欠点があった。
本発明はこのような従来の欠点を解消し、軽量で、剛性
率、ヤング率等の機械的強度が大きいカンチレバーを提
供せんとするものである。
率、ヤング率等の機械的強度が大きいカンチレバーを提
供せんとするものである。
以下に本発明の一実施例について図面と共に説明しよう
。
。
先ず第1図は本実施例のカンチレバーを示しており、こ
のカンチレバーは、直径が0.3間〜0.5田程度、長
さが6朋程度のカンチレバ一本体1の一端に傾斜部2を
形成すると共に斜先圧入用の孔3を穿設し、該孔3にダ
イヤモンドより成る針先4を圧入固定して形成されてい
る。
のカンチレバーは、直径が0.3間〜0.5田程度、長
さが6朋程度のカンチレバ一本体1の一端に傾斜部2を
形成すると共に斜先圧入用の孔3を穿設し、該孔3にダ
イヤモンドより成る針先4を圧入固定して形成されてい
る。
この場合、上記孔3を穿設しないで、ピラミッド状に形
成した針先を強力接着剤等でカンチレバ一本体1に直接
固着しても良い。
成した針先を強力接着剤等でカンチレバ一本体1に直接
固着しても良い。
次に上記カンチレバ一本体1の形成について第2図〜第
4図を用い説明すると、先ず第2図に示すものは、炭素
繊維、シリコンカーバイド繊維等の、高温において生成
され、耐熱性が大きく、高温においてその機械的性質の
変化が極めて少なく、比強度(機械強度/比重)の大き
い、直径が数μの繊維材5を複数本、直線状に束ね、上
記複数本の繊維材間にフェノール樹脂、アクリル系樹脂
等の炭素元素を含む結合材6を含浸させて繊維材を結合
し、全体を真空炉中等の非酸化性雰囲気中に挿入して高
温のもとで適度な時間、加熱処理し、上記結合材6を炭
化させることにより炭素繊維等の繊維材5が炭化物によ
って結束一体化された棒状のカンチレバ一本体を形成し
たものである。
4図を用い説明すると、先ず第2図に示すものは、炭素
繊維、シリコンカーバイド繊維等の、高温において生成
され、耐熱性が大きく、高温においてその機械的性質の
変化が極めて少なく、比強度(機械強度/比重)の大き
い、直径が数μの繊維材5を複数本、直線状に束ね、上
記複数本の繊維材間にフェノール樹脂、アクリル系樹脂
等の炭素元素を含む結合材6を含浸させて繊維材を結合
し、全体を真空炉中等の非酸化性雰囲気中に挿入して高
温のもとで適度な時間、加熱処理し、上記結合材6を炭
化させることにより炭素繊維等の繊維材5が炭化物によ
って結束一体化された棒状のカンチレバ一本体を形成し
たものである。
また第3図に示すカンチレバ一本体は、複数本の繊維材
5を直線状に束ねて右方向あるいは左方向にねじりを加
え、第2図に示すものと同様の処理を行なったものであ
る。
5を直線状に束ねて右方向あるいは左方向にねじりを加
え、第2図に示すものと同様の処理を行なったものであ
る。
さらに第4図に示すカンチレバ一本体は、複数本の繊維
材5を直線状に束ねて右方向あるいは左方向のねじりを
加え、さらにこの外周に上記ねじりの方向と異なる方向
のねじりを加えた複数本の繊維材5を記し、第2図に示
すものと同様の処理を行なったものである。
材5を直線状に束ねて右方向あるいは左方向のねじりを
加え、さらにこの外周に上記ねじりの方向と異なる方向
のねじりを加えた複数本の繊維材5を記し、第2図に示
すものと同様の処理を行なったものである。
上記第2図に示すカンチレバ一本体は、特に長手方向の
曲げ力に対して極めて強く、第3図に示すものは長手方
向の曲げ力及びねじり力に対し平均して強く、第4図に
示すものは、特にねじり力に対して極めて強いという特
長を有する。
曲げ力に対して極めて強く、第3図に示すものは長手方
向の曲げ力及びねじり力に対し平均して強く、第4図に
示すものは、特にねじり力に対して極めて強いという特
長を有する。
このようにして得られたカンチレバ一本体は、比重が小
さく、引張強度、剛性率の大きい、すなわち比強度が大
きい複数本の繊維材を、硬度が大きく安定な炭化物で強
固に結束しているため、従来の単に接着性樹脂で結束し
たものと比較して、ヤング率が大きく剛性率が極めて犬
となる。
さく、引張強度、剛性率の大きい、すなわち比強度が大
きい複数本の繊維材を、硬度が大きく安定な炭化物で強
固に結束しているため、従来の単に接着性樹脂で結束し
たものと比較して、ヤング率が大きく剛性率が極めて犬
となる。
また安定な炭化物で結束していることから、温度による
機械的性能の劣化は極めて小さいという特長がある。
機械的性能の劣化は極めて小さいという特長がある。
次に本実施例のカンチレバーを使用したピックアップカ
ートリッジと従来のカンチレバーを使用したピックアッ
プカートリッジとの周波数特性を比較すると、従来のも
のは第5図の曲線aに示すように周波数特性上のレスポ
ンス低下いわゆる中だるみ現象が生じるが、本実施例の
ものは第5図の曲線すに示すように高域共振周波数f。
ートリッジと従来のカンチレバーを使用したピックアッ
プカートリッジとの周波数特性を比較すると、従来のも
のは第5図の曲線aに示すように周波数特性上のレスポ
ンス低下いわゆる中だるみ現象が生じるが、本実施例の
ものは第5図の曲線すに示すように高域共振周波数f。
が高くなって再生周波数帯域が広がると共に平坦な周波
数特性を得ることができる。
数特性を得ることができる。
また本実施例のカンチレバーは軽量であるためピックア
ップの針先から見た機械インピーダンスが小さく、軽針
圧でレコード溝から針先が遊離せず、再生忠実度の高い
高性能のピックアップカートリッジを得ることができる
。
ップの針先から見た機械インピーダンスが小さく、軽針
圧でレコード溝から針先が遊離せず、再生忠実度の高い
高性能のピックアップカートリッジを得ることができる
。
以上説明したように本発明によれば、軽量で剛性率、ヤ
ング率等の機械的強度が大きいカンチレバーを得ること
ができ、さらにこのカンチレバーを採用することによっ
て周波数特性が平坦で再生忠実度が高いピックアップカ
ートリッジを得ることができる等、その実用上の効果は
大なるものである。
ング率等の機械的強度が大きいカンチレバーを得ること
ができ、さらにこのカンチレバーを採用することによっ
て周波数特性が平坦で再生忠実度が高いピックアップカ
ートリッジを得ることができる等、その実用上の効果は
大なるものである。
第1図は本発明の一実施例におけるカンチレバーの斜視
図、第2図アは同カンチレバーの本体部分の斜視図、第
2図イは同正面断面図、第3図、第4図は同カンチレバ
ーの本体部分の他の例を示す斜視図、第5図は同カンチ
レバーを使用したピックアップカートリッジと従来のカ
ンチレバーを使用したピックアップカートリッジの周波
数特性を比較して示す図である。 1・・・・・・カンチレバ一本体、2・・・・・・傾斜
部、3・・・・・・JL 4・・・・・・針先、5・
・・・・・繊維材、6・・・・・・結合剤。
図、第2図アは同カンチレバーの本体部分の斜視図、第
2図イは同正面断面図、第3図、第4図は同カンチレバ
ーの本体部分の他の例を示す斜視図、第5図は同カンチ
レバーを使用したピックアップカートリッジと従来のカ
ンチレバーを使用したピックアップカートリッジの周波
数特性を比較して示す図である。 1・・・・・・カンチレバ一本体、2・・・・・・傾斜
部、3・・・・・・JL 4・・・・・・針先、5・
・・・・・繊維材、6・・・・・・結合剤。
Claims (1)
- 1 束状にした複数本の炭素繊維、シリコンカーバイド
繊維等の高温に耐える繊維材相互間を結合剤にて結合し
、上記結合材を炭化せしめて成るピックアップカートリ
ッジ用カンチレバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8116675A JPS5855562B2 (ja) | 1975-06-30 | 1975-06-30 | ピツクアツプカ−トリツジヨウカンチレバ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8116675A JPS5855562B2 (ja) | 1975-06-30 | 1975-06-30 | ピツクアツプカ−トリツジヨウカンチレバ− |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9652376A Division JPS5946041B2 (ja) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | ピックアップカ−トリッジ用カンチレバ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS524803A JPS524803A (en) | 1977-01-14 |
JPS5855562B2 true JPS5855562B2 (ja) | 1983-12-10 |
Family
ID=13738864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8116675A Expired JPS5855562B2 (ja) | 1975-06-30 | 1975-06-30 | ピツクアツプカ−トリツジヨウカンチレバ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5855562B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07222639A (ja) * | 1994-02-15 | 1995-08-22 | Okayama Shinko Kk | 暖房構造を備えた折り畳みパイプ椅子及びシートカバー |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5365702A (en) * | 1976-11-25 | 1978-06-12 | Pioneer Electronic Corp | Method of making cantilever for record reproducing cartridge |
-
1975
- 1975-06-30 JP JP8116675A patent/JPS5855562B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07222639A (ja) * | 1994-02-15 | 1995-08-22 | Okayama Shinko Kk | 暖房構造を備えた折り畳みパイプ椅子及びシートカバー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS524803A (en) | 1977-01-14 |
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