JPS5855508Y2 - 販売機の商品収納装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屈曲しながら上下方向に延在して長さ及び径の
異なる複数種の円筒商品を転勤可能に収納出来るよう商
品走行路を形成した販売機の商品収納装置に関する。

従来この種の商品収納装置のように複数種の商品収納を
威す場合、夫々缶の長さ及び径が異なる為に、商品走行
路をその収納すべき最大の寸法を有する商品の大きさに
合わせて形成していた。

従って第１図イ５口で示す如く投入口６から投入走行路
部材５上を小なる径で且つ長さの短い商品ａが投入され
転動すると、該商品ａは投入走行路部材５上で商品走行
路４に対して組状に回動し、屈曲した商品走行路４に転
勤不可能な状態で入り込むことがあり、缶詰まり等を生
じ易い欠点を有していた。

またそれら欠点を解消するために、第２図イ９口の如く
投入走行路部材５上に投入する商品の長さを規制する投
入ガイド部材１０を別体に設け、投入した商品が投入走
行路部材５上で商品走行路４に対して組状に回動せぬよ
う商品ａの両端部をガイドさせることも試まれな。

然しなからこの場合、投入する商品種類毎にその商品に
対応した投入ガイド部材１０を具備する必要があり、更
に投入する商品種が変わる毎にそれらを交換しなければ
ならない等の欠点を有していた。

本考案は上記の点に鑑み威されたもので、別体の投入ガ
イド部材等を必要とせず、且つ投入する商品種毎の変更
をワシタッチで可能ならしめて缶詰まり等を生じない商
品収納装置を提供するものである。

以下図面に基づき本考案の実施例を詳述する。

尚、第１図イ９口及び第２図イ９口は従来例を示し、同
一符号は同等の機能物または類似物を表わす。

第３図、第４図、第５図に於いて、１は並設して威る側
板２，２′の相対向する位置に両端を夫々固着して成る
固定杆で、上下に所定間隔を有して複数設けている。

３は上下両端を夫々前記固定杆１に固定せしめた略半円
弧状の走行部材で、上下に連続せしめ且つ相対向して設
けた走行部材３とによって屈曲して上下方向に延在する
商品走行路４を形成せしめている。

５は前記商品走行路４の上端に位置して商品投入走行路
の上面部材を兼用する走行部材３及び前記側板２，２′
とによって商品投入走行路６を形成する投入走行路部材
で、端には固定杆１に係止し且つ該固定杆１上を前後方
向にスライドして移動可能なる略Ｕ字状のスライド係止
部７を設け、他端の所定位置には固定杆１に係脱自在な
るよう略り字状の複数の係止部８．８′を前後に設けて
いる。

９は一端を前記投入走行路部材５に係止せしめ他端を該
投入走行路部材５の下方に位置する前記固定杆１に係止
せしめた弾性部材で、投入走行路部材５を前方、即ち該
投入走行路部材５の係止部８が固定杆１に確実に係止支
持される方向に常時付勢するよう構成している。

従って投入走行路部材５の係止部８′を固定杆１に係止
せしめて戊るときは、投入走行路部材５の下端、即ちス
ライド係止部７と該スライド係止部７に和尚する走行部
材３との間隔を小なる径の商品ａが正常なる転勤状態で
進入した場合にのみ通過可能な間隔と成るよう構威し、
また投入走行路部材５の係止部８を固定杆１に係止せし
めて威るときはスライド係止部７と該スライド係止部７
に相対向する走行部材３との間隔を大なる径の商品すが
正常なる転勤状態で進入した場合にのみ通過可能な間隔
と戊るよう構成せしめている。

従って第５図のように、投入走行路部材５の係止部８′
を固定杆１に係止せしめて戊る場合、該投入走行路部材
５の下端と該下端に相対向する走行部材３との間隔は小
さく形成される為、投入走行路６から投入した小なる径
の商品ａが例え投入走行路部材５上で商品走行路４に対
して縁状に回動したとしても、該商品ａの端部は前記投
入走行路部材５の下端に相対向する走行部材３に当接し
且つ該商品ａの重心は前記投入走行路部材５に乗った状
態と成り、屈曲する商品走行路４内への進入は阻止され
る。

従って前記投入走行路部材５上を正常に転動した商品ａ
のみが屈曲する商品走行路４内へ進入出来る。

また、この状態に於いて大なる商品すを投入走行路６内
に投入してしまったとしても、投入走行路部材５の下端
と該下端に相対向する走行部材３との間隔が小なる商品
ａの通過を可能となるよう小さく形成されている為、大
なる商品すが例え正常に転動して商品走行路４内へ進入
せんとしても、屈曲する商品走行路４内への進入は阻止
される。

尚、投入走行路部材５の係止部を増やすことによって、
より多くの異なった径の商品であっても不正転勤商品の
商品走行路４内への進入を規制出来るものである。

第６図、第７図は・他の実施例を示すもので、投入走行
路部材５の一端には固定杆１に係止し且つ該固定杆１上
を前後方向にスライドして移動可能なる略Ｕ字状のスラ
イド係止部７を設け、他端の所定位置には固定杆１に着
脱自在に係止嵌着なるよう弾性を有する複数の係止部８
，８′を前後に設けている。

従ってこの実施例の場合、投入走行路部材５の係止部が
固定杆１に確実に係止支持されるよう付勢する弾性部材
等を必要としない。

本考案は上述したように、並設して設けられた一対の側
板と、その側板間に屈曲しながら上下方向に延在して長
さ及び径の異なる複数種の円筒商品を転勤可能に収納出
来るよう商品走行路を形成した複数の走行部材と、一端
には固定杆に係止し且つその固定杆上を前後方向に移動
可能に形成したスライド係止部を有し他端の所定位置に
は固定杆に係脱自在に係止せしめる係止部を前後に複数
設けて戊ると共に前記商品走行路の上端に位置し前記側
板及び上方の商品投入走行路上面部材とによって商品投
入走行路を形成する投入走行路部材とを具備構成して成
り、前記固定杆に係止せしめる投入走行路部材の係止部
位置によってその投入走行路部材の下端と、その下端に
相対向する走行部材との間隔を規制し、不正転勤商品の
商品走行路内への進入を防止するものである。

従って従来のように長さが短かく径の小なる商品が投入
走行路部材上で商品走行路に対して縁状に回動しても商
品走行路内に進入することが無くなる。

また投入商品種類毎の投入ガイド部材等を具備する必要
がなくなると共に構造が簡単で操作も簡単である等の効
果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図イ５口及び第２図イ９口は従来例を示す。 第３図は本考案による商品収納装置の一部断面正面図、
第４図は第３図のＡ−Ａ’線断面図、第５図は本考案に
よる動作説明図、第６図は本考案の他の実施例による側
断面図、第７図は同様の動作説明図で゛ある。 １・・・固定杆、２，２′・・・側板、３・・・走行部
材、４・・・商品走行路、５・・・投入走行路部材、６
・・・投入走行路、 ７・・・スライド係止部、 ８、Ｂ′・・・係止部、 ９・・・弾 柱部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 並設して設けられた一対の側板と、該側板間に屈曲しな
   がら上下方向に延在して長さ及び径の異なる複数種の円
   筒商品を転勤可能に収納出来るよう商品走行路を形成し
   た販売機の商品収納装置において、前記商品走行路の上
   端の前記側板間に架設した前後一対の固定杆と、後部の
   固定杆上に載置して係止し且つ該固定杆上を前後方向に
   摺動移動可能なスライド係止部を後端に形成し前端下面
   に前記前部の固定杆に上方から係脱自在な弾性を有する
   係止部を前後に複数設けた投入走行路部材とから成り、
   前記前部の固定杆に係止せしめる投入走行路部材の係止
   部位置によって該投に走行路部材の後端と該後端に相対
   向する走行部材の円弧状内面との間隔を規制するよう構
   成したことを特徴とする販売機の商品収納装置。