JPS5855454A - スロクチジル−シクロデキストリン包接化合物 - Google Patents

スロクチジル−シクロデキストリン包接化合物

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JPS5855454A
JPS5855454A JP15214381A JP15214381A JPS5855454A JP S5855454 A JPS5855454 A JP S5855454A JP 15214381 A JP15214381 A JP 15214381A JP 15214381 A JP15214381 A JP 15214381A JP S5855454 A JPS5855454 A JP S5855454A
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JP
Japan
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cyclodextrin
suloctidil
clathrate compound
sloctidyl
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP15214381A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Matsuoka
松岡 吉憲
Naoki Matsuo
直樹 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Yuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Yuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシクロデキストリン包接化合物に関し、更に詳
しくは末梢血管拡張剤、脳代謝賦活剤、脂質代謝改善剤
及び血小板凝集能抑制剤として有用なスミクチジル(5
uloetidll)の溶解性、安定性及び苦味を改善
したスミクチジル−シクロデキストリン包接化合物に関
する。
次式: − 0M (:M。
で示されるスミクチジル(化学名:エリスロー1−(p
−4ソプロビルチオフエニル)−2−オクチルアミノプ
ロパツール)は、末梢血管拡張作用、脳代謝賦活作用、
脂質代謝−改善作用及び血小板凝集能抑制作用を有する
有用な薬物であることが知られている。
しかしながら、スミクチジルは、水に難溶性であり、し
かも麻痺性の苦味がある為、一般には限られた網形、例
えばカプセル剤、コーティングを施した錠剤等以外では
製剤化は難しく、他の網形−例えば、散剤、顆粒剤、懸
濁剤、ドライシロップ、注射剤等にも適用されることが
望まれている。ま−た、光に対する安定性を改善するこ
とも製剤化において必要なことである。
本発明者らは、スミクチジルに関する上記のような問題
点を解消するために鋭意研究を重ねり結果、スミクチジ
ルをシクロデキストリンに包接させて成るシクロデキス
トリン包接化合物は、スミクチジルの効力を低下させる
ことなく、し゛かもその溶解性、安定性及び苦味を改善
するという事実を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、スロクチジルのシクロデキストリ
ン包接化合物に関する。
本発明に用いられるシクロデキストリンは、でんぷんに
ある種のアミラーゼを作用して得られる6〜8、あるい
はそれ以上のD−グルコース単位がα−1,4グリコシ
ド結合によ抄結合した環状構造を有する化合物である。
シクロデキストリンにはD−グルツース構成単位の数に
よ抄、α−9β−およびr−の3種類が存在するが、本
発明ではこれらα−1β−もしくはr−のシクロデキス
トリン又はそれらの混合物、好ましくはβ−が用いられ
る。
包接化の方法には種々の方法があるが、溶液法及び混線
法が望ましい。
溶液法では、シクロデキストリンの飽和水溶液中にスロ
クチジルを単独に、又は水と混合しウルfll[l、例
えばメタノール、エタノール、アセトン等に溶解して加
え、10〜90C,好ましくは20〜60Cで4〜24
時間、好ましくは5〜10時間攪拌して包接化合物を沈
殿として得る。必要に応じてスロクチジルを溶解しうる
溶剤を用いて未反応のスロクチジルを洗い流ス。そのと
きの溶剤としては、メタノール、エタノール、アセトン
等が用いられる。スロクチシルの使用量についてはとく
に制限はないが、使用量が少なければ添加したスロクチ
ジルに比例した量しか包接化合物が得られないし、また
、多ければシフロブキス) IJンに比例した殿しか該
包接化合物は得られず、かつ未反応のスロクチジルと分
離することが必要となる。
従って、スロクチジルの量は、シクロデキストリンとの
包接割合に比例した量であればよく、水溶液中のシクロ
デキストリンのモル数以下が適当であり、更に望ましく
は0.05〜0.5倍モルが適当である。
11 混線法では、シクロデキストリンに0.5〜3倍歇の水
を加えペースト状とし、これに予め確認しておいた包接
当量のスロクチジルを加えて、乳鉢、らいかい機等を用
いて10〜80C1好ましくは20〜60Cで2〜8時
間、好ましくは3〜5時間混線を行なった後、乾燥し、
粉末状の包接化合物な得る。スロクチジルの使用量は、
目的とする包接化合物の組成に相当する量を加えること
により、はぼ100%の包接化が達成される。また、も
ちろん溶液法と同様に精製することができる。包接化合
物の形成は、赤外吸収(IR)、X線回折等、種々のス
ペクトル的手段によ抄確認される。
以上の方法によって得られたスロクチジルのシクロデキ
ストリン包接化合物は、白色の微結晶性の粉末で、スロ
クチジル特有の苦味が消失しており、光に対する安定性
も増大し、また水に対する溶解度本著しく増大した。
例えば、第1図はスロクチジルとα−(○印)及びβ−
(Δ印)シクロデキストリンとの溶解炭相図であるが、
第1図から明らかなように、スロクチジルをα−または
β−シクロデキストリンに包接することによ抄、スロク
チジルの溶解度は非常に向上することが判る。スロクチ
ジルを0.04モル/Qのα−シクロデキストリンに包
接することにより約10倍、0.004モル/lのβ−
シクロデキストリンに包接することにょ秒約2倍溶解廖
の向上することが判明した。
本発明の包接化合物中におけるスロクチジル分子とシク
ロデキストリン分子の割合は、α−シクロデキストリン
包接化合物にあっては1モル:?L8〜4.2モル、β
−シクロデキストリン包接化合物にあっては2モル:4
.8〜5.2モルである。
以上のように、本発明のスロクチジルのシクロデキスト
リン包接化合物は、スロクチジルの効力を低下させるこ
となく、溶解性と安定性にすぐれ、かつスロクチジルの
強い苦味を解消するため生理的な有用性の向上を期待し
得る他、種々の網形に製剤化を可能にするものである。
以下に、本発明を実−例に基づいて更に詳細に説明する
実施例1 スロクチジル1.501(5,92X10  モル)と
β−シクロデキストリン227り(λ0OXIO−2モ
ル)とを精製水1000 mに加温溶解後室温で24時
間攪拌した。生じた沈殿をF取し、減圧下約40Cで8
時間乾燥して目的物14.51を得た。本目的物を水/
エタノール= 1/1 fi 液ニ溶解して紫外部(2
58nm)における吸光廖を測定し、スロクチジル対β
−シクロデキストリンの包接割合を求めたところ2モル
対5モルであった。
本目的物並びにスロクチジルとβ−シクロデキストリン
との2モル対5モルの混合物の2種類の試料について、
X線回折の測定(2000cps )を行なった。結果
を第2図に示した。図において、(a)は本発明の包接
化合物、(′b)はスロクチジル2モルとβ−シクロデ
キストリン5モルとの混合物を表わす。スロクチジル及
びβ−シクロデキストリンの両方の特性吸収を示す2モ
ル対5モル混合物のパターン((b)パターン)と異な
り、(a)パターンは包接化合物に特有のパターンを示
してお抄、このことからも包接化合物を確認することが
できる。
本実施例により得られた本発明包接化合物の融点は29
0C以上(分解)であった。t″fi−、ス田クチジル
20Mg相当の本発明包接化合物を用い、37σにおけ
る局方第一液150cj(pH1,2)に対する溶解速
度を粉末法にょ抄、スロクチジルと比較測定した。結果
を第3図及び第1表に示した。
第  1  表 本発明の包接化合物の局方第一液に対する溶解速度は、
スロクチジル単独の場合に比べて約30倍であ抄、速や
かに溶解することが判明し念。
本実施例で得られた本発明包接化合物をスロクチジルと
して約1019ずつ成人の口腔内に入れ、10秒間その
11にした後、水ですすぎ出し、苦味に対する官能検査
を行なった。結果を第2表に示した。官能検査の対象と
なった人数は、1群各lO人である。
第  2  表 本発明包接化合物はスロクチジル特有の苦味が全く感じ
られなかった。
本実施例で得られた本発明包接化合物並びにスロクチジ
ルとβ−シクロデキストリンとの2モル対5モルの混合
物の2種類の試料各3pを1117の透明のスクリュー
バイアルビンに入れ栓をした後、屋外で太陽光暴露試験
を行なった。
開始前、3日目、6日目、9日目に試料の変色産金いを
色差計(日本重色■製ND−1ooIDP)で測定した
。結果を第4図に示した。図において縦軸はり、a、b
色座標のbの値の変化(Δb)を示しこの値が大きい程
黄変して−ることを示す。図から明らかなように本発明
包接化合物はスロクチジルの光に対する安定性を改善し
て−ることか判明した。( 実施例2 スUIチジに4.oOf< 1.18X10−”%A’
)とα−シクロデキストリン4&6 f (5X10−
2モル)と、を精製水IQQQilに加温溶解後、室温
で24時間攪拌した。生じた沈殿を炉取し、減圧下約4
0でで8時間乾燥して目的物43.8Fを得た。
本目的物を水/エタノール=1/1混液に溶解して紫外
部(258nm)における吸光度を測定し、スロクチジ
ル対α−シクロデキストリンの包接割合を求めたところ
1モル対4モルであった。
本目的物並びにスロクチジルとα−シクロデキストリン
との1モル対4モルの混合物の2種類の試料について、
X線回折の測定(2000cps )を行なつなとζろ
、実施例1と同様に包接化合物の確認ができた。
本実施例により得られた本発明包接化合物の融点は29
0C以上(分解)であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、スロクチジルとα−(O印)及びβ−(Δ印
)シクロデキストリンの溶解度相図である。 第2図は、本発明のスリクチジル−β−シクロデキスト
リン包接化合物(&)及びスリクチジル2モルとβ−シ
クロデキストリン5モルの混合物中)のX、線U折パタ
ーンである。 第3図は、粉末法による本発明のスロクチジルーβ−シ
クロデキストリン包接化合物(Δ印)とスロクチジル(
・印)の溶解挙動(日局第−液中、37C)を示すグラ
フである。 第4図は、本発明のスロクチジルーβ−シタロデキスト
リン包接化合物(Δ印)及びスリクチジル2モルとβ−
シクロデキストリン5モルの混合物の太陽光暴露による
色変化を示すグラフである。 シクロデキストリン孝御−7(xlo2M)2e(友) 吟rt1 <y>

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スミクチジルをアクロブキーストリンに包接させて成る
    スミクチジル−シクロデキストリン包接化合物。
JP15214381A 1981-09-28 1981-09-28 スロクチジル−シクロデキストリン包接化合物 Pending JPS5855454A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15214381A JPS5855454A (ja) 1981-09-28 1981-09-28 スロクチジル−シクロデキストリン包接化合物

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JP15214381A JPS5855454A (ja) 1981-09-28 1981-09-28 スロクチジル−シクロデキストリン包接化合物

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JPS5855454A true JPS5855454A (ja) 1983-04-01

Family

ID=15533968

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JP15214381A Pending JPS5855454A (ja) 1981-09-28 1981-09-28 スロクチジル−シクロデキストリン包接化合物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043710A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 Reverse Proteomics Research Institute Co., Ltd. 創薬標的タンパク質及び標的遺伝子、並びにスクリーニング方法
JP2008174495A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Reverse Proteomics Research Institute Co Ltd 創薬標的タンパク質及び標的遺伝子、並びにスクリーニング方法

Cited By (3)

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WO2006043710A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 Reverse Proteomics Research Institute Co., Ltd. 創薬標的タンパク質及び標的遺伝子、並びにスクリーニング方法
US8178077B2 (en) 2004-10-19 2012-05-15 Reverse Proteomics Research Institute Co., Ltd. Drug development target protein and target gene, and method of screening
JP2008174495A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Reverse Proteomics Research Institute Co Ltd 創薬標的タンパク質及び標的遺伝子、並びにスクリーニング方法

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