JPS5854950B2 - ガラスノ ケンサクキカイ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は２うのコンベアがガラス板を挟持して直線搬送
し、これらコンベアに沿って配置した研削ヘットの研削
ホイールがガラス端縁を円筒外面研削するようにしたガ
ラス研削機械の改良に関する。

即ち、本発明は、厚みが広範囲にわたる各ガラス板がホ
イールを取替えることなく同−巾のホイールで研削でき
るようにしたガラス研削機械に関する。

即ち、送り込むガラスの厚みを変化してホイールの砥面
全円がガラスに当り、金山が均一に消耗してゆくガラス
研削機械の実現を図ったのである。

普通には、ガラス厚みが砥面中よりも薄くなればガラス
が砥面全円に当らず、砥面ば変則的な偏り消耗となる。

砥面が偏り消耗すると次第に砥面がガラスに沿わなくな
って、良好な研削が行われない。

また、研削にとってもつとも悪質な振動を生じる。

そこで、従来のガラス研削機械では、 （１）ガラス厚みに応じてホイールを取替える。

（１１）ホイールをガラスに向って前後進させてガラス
が砥面全円に当るようにした機構、 である。

しかし、ホイールの取替えは不能率である。

また、ホイールを前後進する（１１）の場合は複雑な電
気制御機構等が必要である。

そこで本発明は、簡単な構造で常にホイール砥面全肉が
ガラスに当り、均一に消耗してゆくガラス研削機械の提
供を図ったのである。

以下、本発明の実施例を図面により説明する。

１は、ガラス板を挟持搬送するコンベア装置である。

このコンベア装置″１は２つのコンベア２及び３からな
り、その一方は基準コンベアであって後述の抑圧コンベ
アと共に挟持搬送するガラス板に基準面を与える。

押圧コンベア３は上記基準コンベア２に向って位置寄せ
されて、ガラス板をこの基準コンベア２に押圧する。

抑圧コンベア３はスライド装置４を介して機械本体５に
装置され、送りネジ装置６によって移動（位置寄せ）で
きるようにしである。

一方基準コンベア２は機械本体５に固定されている。

さて、７は研削ヘットであって、上記コンベア装置１の
下方に装置されている。

この研削ヘット７は、研削ホイール８を装置したスピン
ドル９と、このスピンドル９を保持した前後スライド台
１０と、この前後スライド台１０及び上記スピンドル９
を駆動するモーター１２を保持する上下スライド台１３
と、この上下スライド台１３を保持するヘット本体１４
と、このヘット本体１４の上下端に装着されたサポート
板１５゜１６と備えている。

さて、この研削ヘット７は、上記上下のサポート板１５
及び１６で、機械本体５に旅回動自在にピン止めされて
いる。

上記研削ヘット７を支持するピン１７の位置は研削ヘッ
ト７を回動したときホイール８の砥面１１の位置が前後
方向にあまり変位しないようにスピンドル中心線１８上
近くで、できるだけ前方に設けである。

ピン１７は図面に示すように、上部サポート板１５側で
は機械本体５の前記押圧コンベア３を支持するスライド
装置４の支え台板１９からボルト２０を突設し、このボ
ルト２０をサポート板１５に通しを構造である。

また下部サポート板１６側ではこのサポート板１６にベ
アリング２１を内挿し、ボルト２２をこのベアリング２
１に通し、かつ押圧した状態で機械本体床２３に止メ着
されている。

次に上記研削ヘット７を回動させる機構として、研削ヘ
ット７に沿って突軸２４を往復スライド自在に軸受２５
を介して機械本体床２３に装置しこの突軸２４の延長上
にシリンダー２６を連設し、このシリンダー２６のピス
トンロット２７によって往復直線動きするようにしであ
る。

一方、この突軸２４には研削ヘット７に向ってレバー２
８が突設してあり、このレバー２８は研削ヘット７の下
部サポート板１６の上面に回動自在に突設した回転体２
９に係止しである。

レバー２８と回転体２９との係止の構造は図面に示すよ
うに回転体２９の横部に設けた貫通孔３０に上記レバー
２８をスライド自在に透通した構造である。

シリンダー２６はピストンロフトのスピードを非常に小
さくする必要から普通には油流の絞りを利用した空気圧
−油圧機構を用いる。

かくして、シリンダー２６を動作すると、突軸２４の往
復動によりレバー２８が回転体２９を係止してサポート
板１６ひいては研削ヘット７をピン１７を中心として旋
回（超スロースイング）させ、これがためホイール８が
ガラス搬送方向線３１に対しての角度が変化する。

上記のようになる本発明によれば、研削ホイール８を保
持した研削ヘット７が上下よりピン止め保持され、この
ピン止め部を中心にして回動させると、研削ホイール８
がガラス３２の搬送方向線３１に対して角度変化する。

すると、第３図に示されるように、ガラス板３２に対し
てホイール８の砥面中が変化する。

つまり、ホイール８を大きく角度変化すると砥面１１は
非常に挟くなる。

このため送り込むガラス板の厚みが小さくなればホイー
ル８の角度を大きくすれば砥面金山にガラスが肖り、逆
にガラス板の厚みが大きくなればホイール８の角度を小
さくすればよい。

またシリンダー２６の連続的な動作によってホイール８
の角度ひいては砥面中が連続的に変化する。

このため広範囲の厚み変化のガラスに対しても砥面の消
耗が均一に行われる。

【図面の簡単な説明】

第１図は断面図、第２図は研削ヘット部の斜面図、第３
図は本発明における作用動作を説明した研削ヘット部の
平面図。 １・・・・・・コンベア装置、２・・・・・・基準コン
ベア、３・・・・・・抑圧コンベア、４・・・・・・ス
ライド装置、５・・・・・・機械本体、６・・・・・・
送りネジ装置、７・・・・・・研削ヘット、８・・・・
・・研削ホイール、９・・・・・・スピンドル、１０・
・・・・・前後スライド台、１１・・・・・・砥面、１
２・・・・・・モーター、１３・・・・・・上下スライ
ド台、１４・・・・・・ヘット本体、１５．１６・・・
・・・サポート板、１７・・・・・・ピン、１８・・・
・・・スピンドル中心線、１９・・・・・・支え台板、
２０・・・・・・ボルト、２１・・・・・・ベアリング
、２２・・・・・・ボルト、２３・・・・・・機械本体
床、２４・・・・・・突軸、２５・・・・・・軸受、２
６・・・・・・シリンダー、２８・・・・・・レバー
２９・・・・・・回転体、３０・・・・・・貫通孔、３
１・・・・・・ガラス搬送方向線、３２・・・・・・ガ
ラス。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １２つのコンベアがガラス板を挟持して直線搬送シ、こ
   れらコンベアに沿って配設された研削ヘットの研削ホイ
   ールがガラス端縁を円筒外面研削するようにしたガラス
   研削機構において、研削ヘットがガラス板の搬送方向に
   対し平行に回動できるように、上下からピンにより保持
   され、この研削ヘットに装置の研削ホイールのガラス端
   縁への添当て角度が変化できるようにしたガラス研削機
   部