JPS5854922B2 - クランク軸切削盤 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクランク軸切削盤であって、工具往復台内１こ
回転駆動可能１こ支承された少なくとも１つのスピンド
ルと、このスピンドル１こ連結可能な組フライスとして
形成された切削工具とを備えており、この切削工具が、
個個のフライス間に軸方向の相互間隔をおいて配置され
た軸支個所を工具往復台内の支承のために有している形
式のものに関する。

この種の公知クランク軸切削盤では切削工具が、切削工
具の交換時に分割可能な半割軸受１こ支承される。

それゆえ、切削工具の交換１こは熟練と著しい時間が必
要である。

本発明の課題はこの種のクランク軸切削盤でも工具交換
が簡単かつ迅速に行なわれかつ未熟練者１こよっても従
来１こ比して極めて短時間で工具交換が実施できるよう
なりランク軸切削盤を提供すること１こある。

この課題を解決した本発明の要旨は切削工具がすべての
軸支個所で、駆動スピンドルと切削工具との連結部材の
解離後に切削工具と一諸１こ工具往復台から取出し可能
な軸受ブロック内１こ支承されており、この軸受ブロッ
クを切削工具スピンドル１こ対して工具往復台内に位置
器めするための嵌合面が軸受ブロック１こ設けられてお
り、かつ、軸受ブロックを締付けるためのクランプが備
えられている点にある。

本発明によれば、工具交換の迅速化及び簡単化のほか１
こ、従来必要であった特別な切削工具検査装置が不要と
なるという利点が得られる。

その理由は切削工具の検査がすでに軸受ブロック内で行
なわれるからである。

しかも同じ交換時間で切換工具を任意１こ多数の個所１
こ支承することができるという利点もあり、このため、
切削工具の良好な支持ひいては高い精度及び長い寿命が
得られる。

冒頭１こ述べた形式のクランク軸切削盤では一般１こ、
切削工具の軸方向の固定が、駆動スピンドルの軸方向の
軸支並び１こ駆動スピンドルと切削工具との相応の結合
１こよって保証されるので、切削工具又は軸受ブロック
又は両方の軸方向の固定が原則的には不要である。

しかし、軸受ブロックを切削工具のための検査装置とし
て使用するという利点が利用される場合、検査過程中１
こすでに軸受ｆこ対する相対的な切削工具の軸方向の固
定が保証されるならば、良好な精度を得ることができる
。

この場合１こは軸受ブロックを機械に対して軸方向で固
定することが必要であるが、このことは、特許請求の範
囲第２項１こ記載した実施例１こよって得ることができ
る。

次１こ図示の実施例１こつき本発明を具体的１こ説明す
る。

図面に記載のクランク軸切削盤は機械ベッド１１及び工
具往復台１３を有しており、機械ベッド１１上１こは両
センタ間１こ工作物クランク軸１２が支承されており、
工具往復台１３はクランク軸１２へ向かって運動可能で
ある。

工具往復台１３内１こは２つの駆動スピンドル１４，１
５が回転可能１こ支承されており、各駆動スピンドル１
４，１５１こはそれぞれ切削工具１６，１７が連結され
ており、この切削工具１６，１γは、互い１こ間隔をお
いて位置する複数の側フライスを有しておりかつ同様１
こ工具往復台１３内で支承されている（このこと１こつ
０）では後で詳しく説明する）。

駆動スピンドル１５と切削工具１γとの連結部材は拡開
可能な横方向キー１８として形成されている。

この横方向キー１８は切削工具１γ若しくは駆動スピン
ドル１５の相応の溝２７，２７’内に係合しており、こ
れ１こよって、トルクは伝達されるが軸方向の力は伝達
されないよう１こなっている。

それと０）うのは、軸方向の力Ｍ生じても、横方向キー
１８の外面が溝２γ、２ｒの内面へ向かっで移動するか
らである。

拡開可能な横方向キーによるこの種の結合は有利である
が、しかし、トルクを伝達し軸方向力を伝達しない別の
結合形式も可能である。

この場合も駆動スピンドル１４と切削工具１６との間の
結合は同様に行なわれる。

工具往復台１３内１こは２つの軸受ブロック２８゜２９
が配置されている。

軸受ブロック２９は第１の嵌合面３０と、これ１こ対し
て垂直な第２の嵌合面３１と１こよって、駆動スピンド
ル１４に対して位置定めされており、かつ嵌合キー３２
及び工具往復台の相応の嵌合溝３３によって、スピンド
ル軸線方向で固定される。

第２図１こ示すクランプ３４１こよって、軸受ブロック
２９は位置定めされた位置で保持される。

軸受ブロック２８は同様な形式で工具往復台１３内で位
置定めされる。

軸受ブロック２９は１つのスラスト軸受を有しており、
このスラスト軸受は、互い１こ対向して位置する面上で
走行する２つのニードル軸受３５゜３６から戊っている
。

軸受ブロック２９はさらに３つのラジアル軸受３γ、３
８．３９を備えている。

これら軸受内１こ切削工具が支承されている。同様１こ
、軸受ブロック２８は１つのスラスト軸受と２つのラジ
アル軸受とを備えている。

これ１こついては説明を省く。

運転時１こまず軸受ブロック２９内の切削工具１６が機
械の外部で検査される。

このため従来必要であった特別な工具検査装置が不要と
なる。

その場合勿論必要によっては回転板が回転され若しくは
交換されることができる。

次いで、切削工具１６を備えた軸受ブロック２９が工具
往復台１３内１こ挿入され、そのさい軸受ブロックが、
すでに述べた嵌合面１こよって位置定めされ、若しくは
嵌合キーによって軸方向で固定され−これｉこよって切
削工具１６もただち１こ位置決めされる。

しかる後１こ、駆動スピンドル１４への伝動結合が、図
示の実施例ではボルト２５の締付け１こよって行なわれ
る。

同じ作業過程は切削工具１γを備えた軸受ブロック２８
のため１こもあてはまり、繰返し説明するのを省く。

切削工具の申し分のない支承１こよって良好な支持ひ０
）では高い加工精度及び切削工具の長い寿命が得られる
。

駆動スピンドル１４は工具スピンドル１こ対比して著し
くわずかな費用で支承されるので、この個所の費用が軽
減される。

さら１こ、従来必要であった不経済な（互いに規定され
なければならない円錐面と嵌合平面とを備えた）短円錐
結合部材が省けるので、駆動スピンドル１４，１５及び
切削工具１６，１γの加エタための費用が著しく軽減さ
れる。

軸受ブロック内での切削工具の支承によって、さらに公
知技術に対比して切削工具の交換が著しく簡単かつ迅速
化される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のｌ実施例１こ基づくクランク軸切削盤
の部分断面平面図及び第２図は第１図の■−ｎ線１こ沿
った断面図である。 １１・・・・・・機械ヘッド、１２・・曲玉作物クラン
ク軸、１３・・・・・・工具往復台、１４，１５・曲・
駆動スピンドル、１６，１γ・曲・切削工具、１８・聞
・横方向キー、２γ、２１′−・・・・・溝、２８，２
９・・・・・・軸受ブロック、３０，３１・・曲嵌合面
、３２・・曲嵌合キー ３３・・・・・・嵌合溝、３４
・・間クランプ、３５ 、３６・・・・・・ニードル軸
受、３７，３８，３９・・・・・・ラジアル軸受。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ クランク軸切削盤であって、工具往復台内に回転駆
   動可能に支承された少なくとも１つのスピンドルと、こ
   のスピンドルｆこ連結可能な組フライスとして形成され
   た切削工具とを備えており、この切削工具が、個個のフ
   ライス間１こ軸方向の相互間隔をおいて配置された軸支
   個所を工具往復台内１こ支承のために有している形式の
   もの１こおいて、切削工具１６，１γがすべての軸支個
   所で、駆動スピンドル１５と切削工具１６，１γとの連
   結部材１８の解離後に切削工具１６，１γと一諸に工具
   往復台１３から取出し可能な軸受ブロック２８゜２９内
   １こ支承されており、この軸受ブロック２８゜２９を切
   削工具スピンドル１４に対して工具往復台１３内１こ位
   置器めするための嵌合面３０ 、３１が軸受ブロックｌ
   こ設けられており、かつ、軸受ブロックを工具往復台ｆ
   こ締付けるためのクランプ３４が備えられていることを
   特徴とするクランク軸切削盤。 ２ 切削工具１６，１γの軸線方向で軸受ブロック２８
   ，２９を固定するため１こ、工具往復台１３の嵌合溝３
   ３内１こ係合する嵌合キー３２が設けられている特許請
   求の範囲第１項記載のクランク軸切削盤。