JPS5854880Y2 - 可変周波数電源装置 - Google Patents

可変周波数電源装置

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JPS5854880Y2
JPS5854880Y2 JP2814679U JP2814679U JPS5854880Y2 JP S5854880 Y2 JPS5854880 Y2 JP S5854880Y2 JP 2814679 U JP2814679 U JP 2814679U JP 2814679 U JP2814679 U JP 2814679U JP S5854880 Y2 JPS5854880 Y2 JP S5854880Y2
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JP
Japan
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voltage
power supply
rise
frequency
output
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JP2814679U
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JPS55128495U (ja
Inventor
恭民 鬼頭
Original Assignee
株式会社明電舎
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電圧制御形インバータを備える可変周波数電
源装置に関し、交流電動機の加減速制御性能を改善した
電源装置に関する。
この種の電源装置による交流電動機の運動制御には、そ
の始動、加速、減速、停止に際してインバータ出力周波
数の制御と共に出力電圧を制御し、定トルク特性に制御
することが多い。
第1図は従来の制御回路を示す。
速度設定器1の設定値に対して該設定値がステップ状に
変化する場合にもランプ関数的に変化させるための遅れ
回路2を介してインバータ3の周波数制御及び電圧制御
信号とし、この信号は電圧調整器4を通じて順変換器5
の直流出力電圧制御をするフィードバック制御及び周波
数調整器6を通じてインバータ3の出力周波数制御をす
る制御信号にされる。
こうした回路系により負荷としての電動機7に印加する
電圧−周波数比一定の制御をなし、始動時又は電動機7
が重負荷駆動の場合には、インバータ3の出力周波数の
加速率が早過ぎて過電流になる場合には直流側電流検出
器8で検出した電流がら電流制御アンプ9を動作させて
速度設定値の立上りを抑え、適正電流での加速制御をす
るようにしている。
しかし、インバータの電源側には通常大きなインダクタ
ンス10とコンテ゛ンサ11を設けた平滑回路を具える
ため、電圧制御系は周波数制御系に比べて応答遅れがあ
り、周波数のみが先に立上り、電圧が遅れて立上ってく
るという不具合がある。
これには、電圧制御系の応答に対して遅れ回路2を遅く
すれば解消されるが、通常の加減速が緩慢になる。
一方、速度の立上りを早くするべく、遅れ回路2の時定
数を小さくした場合には過電流を検出してから周波数の
立上りを抑えたのでは既に遅過ぎることになる。
これを第2図の波形図で説明する。第2図aの速度設定
が時刻t1でステップ状に変えたとすると、遅れ回路2
の出力(第2図b)は一定の傾斜で増大し始め、この制
御信号に追従してインバータ3の出力周波数f及び電圧
V(第2図C)が立上り始める。
この立上りにおいて、電圧制御系には大きな遅れ要素を
持つために電圧Vの立上りが遅れる。
このように、周波数fに対して電圧Vが遅れて立上ると
、電動機の回転も遅れて立上り始め、すべりS(第2図
d)が大きい領域では電圧■が低くとも電動機には大き
な始動側端(第2図d)が流れることになる。
電流■が電流制御アンプ9に設定する制限レベルILを
越えると、その時刻t2にて過電流リミツ夕動作がなさ
れて周波数fの立上りを抑えるが、電圧Vは未だ周波数
に遅れているため増大を続け、電流■も電圧■につれて
更に上昇することになる。
一般に、インバータは過電流耐量が小さく設計され、上
述のごとき過電流には過負荷保護回路が働いて運転停止
するようにされるため、実際の動作は制限レベルLをあ
る程度越えると電動機の脱調として運転停止することに
なる。
従って、過電流の恐れがある場合には軽負荷の状態で始
動させるか、速度設定値を緩やかに変える制御を必要と
する。
本考案の目的は、通常運転での加減速制御性に優れ、し
かも過電流発生にも装置ダウンを起すことなく正規の運
転状態に移すことを可能とした電源装置を提供するにあ
る。
第3図は本考案の一実施例を示す。
同図が第1図と異なる部分は、電流制御アンプ12を電
圧制御系にのみ取込み、過電流には電圧制御信号の立上
りを直接に抑えること、誤差検出アンプ13により順変
換出力(直流電圧又は交流出力電圧)と電圧。
周波数信号との正、負の偏差がある値以上になると速度
設定値を抑えることにある。
こうした制御系を具える装置の作用効果を説明する。
速度設定値の時刻t1でのステップ状変化(第4図a)
において、遅れ回路2の出力(第4図b)の立上りが直
流出力電圧の立上りよりも早い設定にあって、第4図d
に示すように出力周波数fに比べて出力電圧■の遅れが
あると、第4図Cに示すように誤差検出アンプ13が動
作し、時刻t2以降は遅れ回路2の出力を制限して周波
数制御信号を一定値に抑えて電圧■の立上りに待期させ
る。
これにより、第4図eに示すように始動時などすべりS
が大きくなり過ぎて電流■の割に電動機のトルクが小さ
くなるのを防ぐことができ、過電流になるのを防止でき
る。
そして、誤差検出アンプ13の動作(時刻t3)後には
加速完了するまで周波数と電圧の関係は常に一定の比率
で追従するため、最も効率の良い加速トルクを得ること
ができ、速やかな加速が可能になる。
また、誤差検出アンプ13は減速時(時刻t4以降)に
は速度設定値の変化を小さくする方向に働くため、減速
時に電動機が回生作用をして直流電圧をはね上げる作用
を防ぐことができる。
この直流電圧のはね上りはインバータ3の素子破壊を起
し、従来は過電圧でインバータをトリップさせたり、速
度設定の急変更を防ぐ回路を設けるのに比べて、本実施
例ではこれら手段を特別に設けることを必要としない。
なお、誤差検出アンプ13は加速制御と減速制御に応じ
て正、負の特性を別ものもにしても良いし、夫々を個別
に設けても良い。
また、本実施例では電流制限アンプ12は電圧制御系に
直接介在させるため、電圧立上り遅れによる過電流に対
して応答性良くその抑制ができる。
以上のとおり、本考案によれば、遅れ回路2の遅れを小
さくして加減速の制御性を上げた構成において、始動時
、加速時の電圧−周波数差をある範囲内に抑えた始動、
加速制御が可能で電流制限範囲内での運転継続をして所
定の電圧−周波数比に移す制御が可能となり、速やかな
始動、加速ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の可変周波数電源装置を示すブロック図、
第2図は第1図の動作を説明するための波形図、第3図
は本考案の一実施例を示すブロック図、第4図は第3図
の動作を説明するための波形図である。 1・・・・・・速度設定器、2・・・・・・遅れ回路、
3・・・・・・インバータ、4・・・・・・電圧調整器
、5・・・・・・順変換器、6・・・・・・周波数調整
器、7・・・・・・電動機、8・・・・・・電流検出器
、12・・・・・・電流制限アンプ、13・・・・・・
誤差検出アンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遅れ回路を通した速度設定信号に応じて順変換器の直流
    出力電圧を制御し、かつ電圧制御形インバータの出力周
    波数を制御する電源装置において、負荷に供給する電流
    が制限レベルを越えたときに上記順変換器の電圧制御系
    の制御信号上昇を抑制する電流制限アンプと、負荷に供
    給する電圧と上記速度設定信号との正又は負の偏差が所
    定レベルを越えたときに上記遅れ回路の入力上昇又は下
    降を抑制する誤差検出アンプとを備えたことを特徴とす
    る可変周波数電源装置。
JP2814679U 1979-03-05 1979-03-05 可変周波数電源装置 Expired JPS5854880Y2 (ja)

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JP2814679U JPS5854880Y2 (ja) 1979-03-05 1979-03-05 可変周波数電源装置

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JP2814679U JPS5854880Y2 (ja) 1979-03-05 1979-03-05 可変周波数電源装置

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JPS55128495U JPS55128495U (ja) 1980-09-11
JPS5854880Y2 true JPS5854880Y2 (ja) 1983-12-14

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