JPS5854814Y2 - アルミパイブ母線の微風振動防止装置 - Google Patents
アルミパイブ母線の微風振動防止装置Info
- Publication number
- JPS5854814Y2 JPS5854814Y2 JP5024879U JP5024879U JPS5854814Y2 JP S5854814 Y2 JPS5854814 Y2 JP S5854814Y2 JP 5024879 U JP5024879 U JP 5024879U JP 5024879 U JP5024879 U JP 5024879U JP S5854814 Y2 JPS5854814 Y2 JP S5854814Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum pipe
- elastic rod
- prevention device
- vibration
- bus bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は発電所、変電所等に架設されたアルミパイプ母
線の微風振動防止装置に関する。
線の微風振動防止装置に関する。
従来、アルミパイプ母線の微風振動防止装置として確立
された半蓋はなく、ただアルミパイプ母線内に、例えば
アルミ撚線、鋼心アルミ撚線等の撚線を挿入して対処し
て来たにすぎない。
された半蓋はなく、ただアルミパイプ母線内に、例えば
アルミ撚線、鋼心アルミ撚線等の撚線を挿入して対処し
て来たにすぎない。
近年、アルミパイプ母線の大口径のものの使用頻度が増
え、風による振動の発生が使用者に対し不安感を与える
のみならず、その架設機構に、くり返し疲労による破損
の可能性が生じて来た。
え、風による振動の発生が使用者に対し不安感を与える
のみならず、その架設機構に、くり返し疲労による破損
の可能性が生じて来た。
前述の従来行われて来た長い撚線を母線内に挿入する場
合、挿入撚線による重量増加のため、アルミパイプのた
わみが増大したり、又通常この処置は架設後の振動発生
後に対策する場合が多く、これは高所取付作業となり、
特に外径の大きい撚線については工事の作業性が悪く、
作業に危険性を伴ない、又振動防止効果も少ない欠点が
あった。
合、挿入撚線による重量増加のため、アルミパイプのた
わみが増大したり、又通常この処置は架設後の振動発生
後に対策する場合が多く、これは高所取付作業となり、
特に外径の大きい撚線については工事の作業性が悪く、
作業に危険性を伴ない、又振動防止効果も少ない欠点が
あった。
本考案は、以上の問題点に対処するためなされたもので
、安価で取付簡単な振動防止効果のすぐれたアルミパイ
プ母線の微風振動防止装置を提供せんとするものである
。
、安価で取付簡単な振動防止効果のすぐれたアルミパイ
プ母線の微風振動防止装置を提供せんとするものである
。
本考案装置は、図面に実施例を示すように、アルミパイ
プ母線１内で、支持金具２，２により両端を可動自在に
支持された、例えばピン支持された弾性棒３と、弾性棒
３の両端に連結された撚線４，４とより成るものである
。
プ母線１内で、支持金具２，２により両端を可動自在に
支持された、例えばピン支持された弾性棒３と、弾性棒
３の両端に連結された撚線４，４とより成るものである
。
弾性棒３は、断面形状が丸、平角、多角形、その他の異
形の棒又は管より形成され、例えば鉄（鋼）、アルミ合
金等の弾性を有する材料より成り、両端を可動自在に支
持された梁を構成し、その弾性率と重量とで決まる共振
周波数を有する。
形の棒又は管より形成され、例えば鉄（鋼）、アルミ合
金等の弾性を有する材料より成り、両端を可動自在に支
持された梁を構成し、その弾性率と重量とで決まる共振
周波数を有する。
本考案では、この共振周波数をアルミパイプ１の振動周
波数又はその整数倍になるよう構成することにより、微
風によりアルミパイプ１に振動が生ずると、それと共振
して弾性棒３が振動する。
波数又はその整数倍になるよう構成することにより、微
風によりアルミパイプ１に振動が生ずると、それと共振
して弾性棒３が振動する。
この弾性棒３の振動エネルギーは、その両端に連結され
た撚線４に伝達され、減衰される。
た撚線４に伝達され、減衰される。
この場合、弾性棒３はアルミパイプ１の振動と共振し、
さらにその振動を、その両端に連結された撚線４の端に
、位置変位に加えて角変位そしても伝達するので、アル
ミパイプ１の振動を効率良く撚線４に伝達することがで
きる。
さらにその振動を、その両端に連結された撚線４の端に
、位置変位に加えて角変位そしても伝達するので、アル
ミパイプ１の振動を効率良く撚線４に伝達することがで
きる。
すなわち、弾性棒３の振動が撚線４に効率良く伝わって
、それに変位を与えて、撚線４の素線間の摩擦、および
最外層素線とアルミパイプ１の内壁との間の摩擦を生じ
、摩擦による熱が発生し、この熱エネルギーがアルミパ
イプ内で又はパイプを伝わって熱放散することにより、
上記振動エネルギーが減衰され、アルミパイプ１の振動
が防止される結果となる。
、それに変位を与えて、撚線４の素線間の摩擦、および
最外層素線とアルミパイプ１の内壁との間の摩擦を生じ
、摩擦による熱が発生し、この熱エネルギーがアルミパ
イプ内で又はパイプを伝わって熱放散することにより、
上記振動エネルギーが減衰され、アルミパイプ１の振動
が防止される結果となる。
ここで撚線４としては、例えばアルミ被鋼線、アルミ撚
線、アルミ合金撚線、鋼心アルミ撚線等が使用され、弾
性棒３の両端にスリーブ等の接続金具、溶接、鑞接等に
より連結される。
線、アルミ合金撚線、鋼心アルミ撚線等が使用され、弾
性棒３の両端にスリーブ等の接続金具、溶接、鑞接等に
より連結される。
撚線４の寸法は生ずる振動の大きさ、周波数等により適
当に選択され、その長さは、例えば１〜２ｍ程度、すな
−わちアルミパイプ母線の平均的なスパンの長さ約ｌ／
１０〜１／２０とすることができ、重量を軽減すること
が可能である。
当に選択され、その長さは、例えば１〜２ｍ程度、すな
−わちアルミパイプ母線の平均的なスパンの長さ約ｌ／
１０〜１／２０とすることができ、重量を軽減すること
が可能である。
上述のように構成された振動防止装置は、発生する振動
の条件により、アルミパイプ母線のスパンの中間点の１
個所又は適当な位置の２個所以上に取付けられ、又各位
置で１列又は２列以上取付けられる。
の条件により、アルミパイプ母線のスパンの中間点の１
個所又は適当な位置の２個所以上に取付けられ、又各位
置で１列又は２列以上取付けられる。
以上述べたように、本考案の振動防止装置は、アルミパ
イプ母線内で、支持金具により両端を可動自在に支持さ
れた弾性体と、該弾性棒の両端に連結された撚線とより
戒るため、安価で取付簡単であり、又上記弾性棒が微風
によりアルミパイプに生ずる振動の周波数又はその整数
倍の共振周波数を有するため、前述のようにアルミパイ
プに振動が生ずると、弾性棒が共振し、その振動エネル
ギーがさらに撚線に効率良く伝わり、撚線内および撚線
とアルミパイプ内壁間に摩擦を生じ、発生した摩擦熱が
熱放散されることにより、振動エネルギーが減衰される
ので、アルミパイプ母線の振動を有効に防止し、振動防
止効果が大きい利点がある。
イプ母線内で、支持金具により両端を可動自在に支持さ
れた弾性体と、該弾性棒の両端に連結された撚線とより
戒るため、安価で取付簡単であり、又上記弾性棒が微風
によりアルミパイプに生ずる振動の周波数又はその整数
倍の共振周波数を有するため、前述のようにアルミパイ
プに振動が生ずると、弾性棒が共振し、その振動エネル
ギーがさらに撚線に効率良く伝わり、撚線内および撚線
とアルミパイプ内壁間に摩擦を生じ、発生した摩擦熱が
熱放散されることにより、振動エネルギーが減衰される
ので、アルミパイプ母線の振動を有効に防止し、振動防
止効果が大きい利点がある。
又本考案装置は、弾性棒と撚線を適当に選択することに
より、発生する振動に応じた振動防止装置を提供しうる
と共に、重量を軽減することが可能である特長を有する
。
より、発生する振動に応じた振動防止装置を提供しうる
と共に、重量を軽減することが可能である特長を有する
。
図は本考案装置の実施例を示す縦断面図である。
１・・・・・・アルミパイプ（母線）、２・・・・・・
支持金具、３・・・・・・弾性棒、４・・・・・・撚線
。
支持金具、３・・・・・・弾性棒、４・・・・・・撚線
。
Claims (2)
- （１）アルミパイプ母線内で、支持金具により両端を可
動自在に支持された弾性棒と、該弾性棒の両端に連結さ
れた撚線とより戒り、上記弾性棒が微風によりアルミパ
イプに生ずる振動の周波数又はその整数倍の共振周波数
を有することを特徴とするアルミパイプ母線の微風振動
防止装置。 - （２）弾性棒が鉄（鋼）又はアルミ合金より戊る実用新
案登録請求の範囲第１項記載のアルミパイプ母線の微風
振動防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5024879U JPS5854814Y2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | アルミパイブ母線の微風振動防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5024879U JPS5854814Y2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | アルミパイブ母線の微風振動防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55150621U JPS55150621U (ja) | 1980-10-30 |
| JPS5854814Y2 true JPS5854814Y2 (ja) | 1983-12-14 |
Family
ID=28937361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5024879U Expired JPS5854814Y2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | アルミパイブ母線の微風振動防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5854814Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-16 JP JP5024879U patent/JPS5854814Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55150621U (ja) | 1980-10-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0400687B1 (en) | Corrugated heat pipe | |
| US20150171610A1 (en) | Spacer Device | |
| JPS5854814Y2 (ja) | アルミパイブ母線の微風振動防止装置 | |
| JP2011080245A (ja) | スリーブ | |
| JP2737827B2 (ja) | ねじれ防止ダンパ | |
| US2225334A (en) | High-tension electrical-transmission cable | |
| JPH07176233A (ja) | ジャンパ線ｖ吊懸垂装置 | |
| JPH01193419A (ja) | 配管のコイル形制振装置 | |
| RU2228567C1 (ru) | Многочастотный гаситель вибрации | |
| JPS6138354Y2 (ja) | ||
| JPS6213382Y2 (ja) | ||
| CN210739706U (zh) | 一种用于大型设备的抗震支吊架 | |
| CN113503079B (zh) | 抑制钢管塔腹杆横风向振动的缠绕式螺旋线扰流器 | |
| JPS587804Y2 (ja) | 架空電線の添線式防振装置 | |
| JPS6338684Y2 (ja) | ||
| JPS6226646Y2 (ja) | ||
| CN215168119U (zh) | 一种装配式剪力墙保温板支撑固定拉接件 | |
| JPS64656Y2 (ja) | ||
| JP2008249917A (ja) | 配電柱間架設用ケーブル及び該ケーブルの引留め方法 | |
| CN209370611U (zh) | 座地式空调水管支撑结构 | |
| JP4460052B2 (ja) | 架空電線路 | |
| JPH0431775Y2 (ja) | ||
| JPS5840736Y2 (ja) | 架空送電線の防振装置 | |
| JPS6136073Y2 (ja) | ||
| JPH0637180Y2 (ja) | 支線の雪害保護装置 |