JPS5854256Y2 - 車輌の暴走防止装置 - Google Patents
車輌の暴走防止装置Info
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- JPS5854256Y2 JPS5854256Y2 JP11677077U JP11677077U JPS5854256Y2 JP S5854256 Y2 JPS5854256 Y2 JP S5854256Y2 JP 11677077 U JP11677077 U JP 11677077U JP 11677077 U JP11677077 U JP 11677077U JP S5854256 Y2 JPS5854256 Y2 JP S5854256Y2
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- Japan
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- engine
- transmission member
- shaft
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動二輪車や三輪、四輪等の軽便車輌に好適す
る駐車時等の暴走防止装置に関するものである。
る駐車時等の暴走防止装置に関するものである。
更に詳細には、エンジンと駆動軸に設けられるファイナ
ルギヤ間に中間伝動部材を設け、この中間伝動部材に対
し上記駆動軸の駆動でのみ入力される遠心型の回転検出
係合手段を設け、駆動軸の一定以上の回転で回転検出係
合手段を作動させ、中間伝動部材と該駆動軸とを遠心型
クラッチで自動的に接続させ、駐車時の駐車ブレーキの
し忘れやエンジン停止状態での移動等の車輌の暴走を、
駆動軸とエンジンとの自動的な接続、これによるブレー
キ作用で防止するようにした車輌の暴走防止装置に関す
る。
ルギヤ間に中間伝動部材を設け、この中間伝動部材に対
し上記駆動軸の駆動でのみ入力される遠心型の回転検出
係合手段を設け、駆動軸の一定以上の回転で回転検出係
合手段を作動させ、中間伝動部材と該駆動軸とを遠心型
クラッチで自動的に接続させ、駐車時の駐車ブレーキの
し忘れやエンジン停止状態での移動等の車輌の暴走を、
駆動軸とエンジンとの自動的な接続、これによるブレー
キ作用で防止するようにした車輌の暴走防止装置に関す
る。
自動二輪車や三輪、四輪の軽便な車輌を坂の上や坂の途
中等の如く傾斜路面等に駐車し、駐車ブレーキをかける
のを忘れた場合、車輌は加速度を増して走行し、非常に
危険である。
中等の如く傾斜路面等に駐車し、駐車ブレーキをかける
のを忘れた場合、車輌は加速度を増して走行し、非常に
危険である。
自動二輪車では静安定がないため、走り出したとしても
即座に転動するため暴走の虞れは余ジないが、三輪や四
輪タイプの車輌の場合には、それ自身静安定が良いため
、坂道を転り落ちる如く加速度を増し、暴走して人を撥
ねたり、建築物に衝突したりして甚だ危険である。
即座に転動するため暴走の虞れは余ジないが、三輪や四
輪タイプの車輌の場合には、それ自身静安定が良いため
、坂道を転り落ちる如く加速度を増し、暴走して人を撥
ねたり、建築物に衝突したりして甚だ危険である。
そこで上記暴走名坊止するため、始めから駆動軸側の転
り抵抗を大きくすることも考えられるがエンジンの故障
等によるエンジン停止状態下での移動時に抵抗が大きく
なり、不都合である。
り抵抗を大きくすることも考えられるがエンジンの故障
等によるエンジン停止状態下での移動時に抵抗が大きく
なり、不都合である。
特に自動二輪車の場合にはエンジンを始動させないで移
動等する機会も多く、上記の如く転り抵抗を大きく設定
したのでは不便極りない。
動等する機会も多く、上記の如く転り抵抗を大きく設定
したのでは不便極りない。
このように駐車ブレーキのし忘れ等による暴走防止の要
請と、エンジンを停止した状態での移動の軽快性の要請
とは相反する要素を有し、両者を合理的に解決すること
は仲々難かしい。
請と、エンジンを停止した状態での移動の軽快性の要請
とは相反する要素を有し、両者を合理的に解決すること
は仲々難かしい。
そこで上記の解決策として、例えば公知技術的な案とし
て駆動軸側に走行用の摩擦遠心クラッチとエンジンブレ
ーキ用遠心クラッチの二種のクラッチを設けることも考
えられるが、これによると遠心クラッチの摩擦力を得る
ためには高速回転であることや大きなスペースウェイト
を必要とし、結局これらは低速で移動させる場合の転り
抵抗となり、又遠心クラッチを駆動軸側に二個備えるこ
とは構造の複雑化を招き、部品点数の増加、コストアッ
プをも招き、好筐しくない。
て駆動軸側に走行用の摩擦遠心クラッチとエンジンブレ
ーキ用遠心クラッチの二種のクラッチを設けることも考
えられるが、これによると遠心クラッチの摩擦力を得る
ためには高速回転であることや大きなスペースウェイト
を必要とし、結局これらは低速で移動させる場合の転り
抵抗となり、又遠心クラッチを駆動軸側に二個備えるこ
とは構造の複雑化を招き、部品点数の増加、コストアッ
プをも招き、好筐しくない。
本考案者等は車輌の暴走防止、移動時の軽快性の確保と
いう相反する要素を合理的に解決すべく本考案を成した
ものである。
いう相反する要素を合理的に解決すべく本考案を成した
ものである。
本考案者等はエンジンと駆動軸間に設けられる減速用の
中間伝動部材に着目し1、駆動軸からの入力時、これが
所定以上の回転の場合、中間伝動部材と駆動軸入力を接
続すればエンジンブレーキとして用いることができるこ
とに着目し7、本考案を成した。
中間伝動部材に着目し1、駆動軸からの入力時、これが
所定以上の回転の場合、中間伝動部材と駆動軸入力を接
続すればエンジンブレーキとして用いることができるこ
とに着目し7、本考案を成した。
本考案の目的とする処は、エンジンと駆動軸間に設けら
れる中間伝動部材に対シフ、駆動軸の、駆動でのみ入力
される遠心型の回転検出係合手段を設け、駆動軸の一定
以上の回転で該遠心型回転検出係合手段を作動させて中
間伝動部材と自動的に接続し、駆動軸とエンジンとを中
間伝動部材、エンジン出力軸側のワンウェイクラッチを
介して接続するようにした車輌の暴走防止装置を提供す
る。
れる中間伝動部材に対シフ、駆動軸の、駆動でのみ入力
される遠心型の回転検出係合手段を設け、駆動軸の一定
以上の回転で該遠心型回転検出係合手段を作動させて中
間伝動部材と自動的に接続し、駆動軸とエンジンとを中
間伝動部材、エンジン出力軸側のワンウェイクラッチを
介して接続するようにした車輌の暴走防止装置を提供す
る。
従って本考案の目的とする1、駐車時にトいて、駐車ブ
レーキのし忘れ等で発進した場合、駆動輪とエンジンと
が自動的に接続し、エンジンブレーキを作用させて減速
、停止させ、車輌の暴走を防止する装置を提供し、又極
めて低速で行われるエンジン停止時での移動にわいては
、エンジンと、駆動軸とを絶縁し、て軽快に移動させる
ことができ、坂道等の移動時には自動的にエンジンブレ
ーキを作動させるようにし、暴走の防止と移動の軽快性
を合理的に解決した車輌の暴走防止装置を提供する。
レーキのし忘れ等で発進した場合、駆動輪とエンジンと
が自動的に接続し、エンジンブレーキを作用させて減速
、停止させ、車輌の暴走を防止する装置を提供し、又極
めて低速で行われるエンジン停止時での移動にわいては
、エンジンと、駆動軸とを絶縁し、て軽快に移動させる
ことができ、坂道等の移動時には自動的にエンジンブレ
ーキを作動させるようにし、暴走の防止と移動の軽快性
を合理的に解決した車輌の暴走防止装置を提供する。
又本考案の目的とする処は、中間伝動部材と駆動軸の入
力の一定回転以上でのみ係合する遠心型の回転検出係合
手段、駆動軸の入力による中間伝動部材の駆動のみをエ
ンジン出力軸に伝えるワンウェイクラッチを備えるのみ
で上記を達成し、構造簡単であって、伝動機構に大幅な
変更を伴うことな〈実施することができ、信頼性に富み
作動が確実である暴走防止装置を簡便、安価に提供する
。
力の一定回転以上でのみ係合する遠心型の回転検出係合
手段、駆動軸の入力による中間伝動部材の駆動のみをエ
ンジン出力軸に伝えるワンウェイクラッチを備えるのみ
で上記を達成し、構造簡単であって、伝動機構に大幅な
変更を伴うことな〈実施することができ、信頼性に富み
作動が確実である暴走防止装置を簡便、安価に提供する
。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従って詳述す
る。
る。
第1図は本考案装置を含む車輌の動力伝達機溝の平断面
図、第2図は第1図要部の拡大図、第3図は第2図の3
−3線断面図である。
図、第2図は第1図要部の拡大図、第3図は第2図の3
−3線断面図である。
エンジン1の下に設けられたクランクケース2の一側に
延出されたクランクシャフト3の延出端には遠心拡開摩
擦タイプのワンウェイクラッチ4のインナ一部材5が固
設され、クラッチ4のアウタ一部材6はインナ一部材5
と対峙する如く設けられている。
延出されたクランクシャフト3の延出端には遠心拡開摩
擦タイプのワンウェイクラッチ4のインナ一部材5が固
設され、クラッチ4のアウタ一部材6はインナ一部材5
と対峙する如く設けられている。
インナ一部材5/iこれのベースであるスリーブ7がク
ランクシャフト3延出部の中間部に遊合され、このスリ
ーブTとクランクシャフト3の延出部間には爪と歯の如
きワンウェイクラッチ9が介在され、このクラッチ9は
アウタ一部材6への動力の伝達のみをクランクシャフト
3へ伝達し、クランクシャツl−3の1駆動時にはその
保合を解除し、逃げる如く構成されている。
ランクシャフト3延出部の中間部に遊合され、このスリ
ーブTとクランクシャフト3の延出部間には爪と歯の如
きワンウェイクラッチ9が介在され、このクラッチ9は
アウタ一部材6への動力の伝達のみをクランクシャフト
3へ伝達し、クランクシャツl−3の1駆動時にはその
保合を解除し、逃げる如く構成されている。
そしてこのスリーブ7の外周には歯8が形成され、小径
のスプロケットを構成し、次に述べる中間伝動部材であ
るスプロケット17にチェ718をもって連結されてい
る。
のスプロケットを構成し、次に述べる中間伝動部材であ
るスプロケット17にチェ718をもって連結されてい
る。
クランクケース2には後方へ伝動ケース10を構成する
半休11を延出し、この半体11と接合してケースを構
成するカバー12で囲まれる空間内に上記機構及び以下
に述べる機構は収納される。
半休11を延出し、この半体11と接合してケースを構
成するカバー12で囲まれる空間内に上記機構及び以下
に述べる機構は収納される。
伝動ケース10の中間部には上記クランクシャフト3と
平行に中間軸13を架設し、この中間軸13は中空軸1
4とギヤ15を備える軸15との結合一体化した軸から
成り、こ0中間軸13は回転自在であって、これの中空
軸14外周に大径のスプロケット17がスプライン嵌合
等で設けられ、中間伝動部材を構成する。
平行に中間軸13を架設し、この中間軸13は中空軸1
4とギヤ15を備える軸15との結合一体化した軸から
成り、こ0中間軸13は回転自在であって、これの中空
軸14外周に大径のスプロケット17がスプライン嵌合
等で設けられ、中間伝動部材を構成する。
このスプロケット17と上記スプロケット8とはチェ7
18で連結されている。
18で連結されている。
この中間軸13の後方にはこれと隣接して平行に駆動軸
19が回転自在に架設され、この軸19はケース10の
後部外側に延出され、車輪20が固設され、駆動輪を構
成する。
19が回転自在に架設され、この軸19はケース10の
後部外側に延出され、車輪20が固設され、駆動輪を構
成する。
そしてこの軸19上σ〕ケース10内部にはファイナル
ギヤ21を備え、ファイナルギヤ21は上記中間軸13
のギヤ15と相噛合するとともに、ファイナルギヤ21
と駆動軸19間には、該ギヤ21の動力のみを該駆動軸
19へ伝えるワンウェイクラッチ22が介在されている
。
ギヤ21を備え、ファイナルギヤ21は上記中間軸13
のギヤ15と相噛合するとともに、ファイナルギヤ21
と駆動軸19間には、該ギヤ21の動力のみを該駆動軸
19へ伝えるワンウェイクラッチ22が介在されている
。
一方、中間軸13の中間軸14外周にはスプロケット1
7と対峙する如く拡開型の回転検出係合手段23が該軸
に対し回転自在に設けられる。
7と対峙する如く拡開型の回転検出係合手段23が該軸
に対し回転自在に設けられる。
この手段23は外周にギヤ24を備える筒状のベース2
5と、このベース25上に固設された円板状の支持プレ
ート26とから成り、ベース25は中空軸14外周に回
転自在に遊合されている。
5と、このベース25上に固設された円板状の支持プレ
ート26とから成り、ベース25は中空軸14外周に回
転自在に遊合されている。
支持プレート26のスゲロケット17と対向する面には
支持ピン27が突設され、このピン27は例えば180
°離間して2個設けられ、このピン27を介してプレー
ト26にはアーム状の爪28が枢支されている。
支持ピン27が突設され、このピン27は例えば180
°離間して2個設けられ、このピン27を介してプレー
ト26にはアーム状の爪28が枢支されている。
爪28は第3図で明らかな如く各ピン11800離間し
て対称的に設けられ、各爪28は基部29af[支され
、先部28bの半径方向の外縁には凹状係止部28cが
、又基端部にはスプリング受凹部28dが各段けられ、
この凹部28dとベース25外周との間にはスプリング
29が縮装されている。
て対称的に設けられ、各爪28は基部29af[支され
、先部28bの半径方向の外縁には凹状係止部28cが
、又基端部にはスプリング受凹部28dが各段けられ、
この凹部28dとベース25外周との間にはスプリング
29が縮装されている。
一方、スプロケット170対向崩には各爪28の係止部
28cと対応する係止ピン30が突設され爪28は上記
スプリング29でピン27を支点にして第3図中時計方
向へ回動弾圧され、平常時では想像線イで示す如く時計
方向の弾圧で爪28とピン30とは離間し、先部28b
の背面がベース25の外周に接し、両者の係合は解除さ
れている。
28cと対応する係止ピン30が突設され爪28は上記
スプリング29でピン27を支点にして第3図中時計方
向へ回動弾圧され、平常時では想像線イで示す如く時計
方向の弾圧で爪28とピン30とは離間し、先部28b
の背面がベース25の外周に接し、両者の係合は解除さ
れている。
駆動軸19上には上記ファイナルギヤ21と隣接して検
出ギヤ31を設け、このギヤ31と軸19との間には、
1駆動軸19の、駆動のみをギヤ31に伝えるワンウェ
イクラッチ32が介在され、検出ギヤ31(l−J:ベ
ース25に設けたギヤ24に噛合する。
出ギヤ31を設け、このギヤ31と軸19との間には、
1駆動軸19の、駆動のみをギヤ31に伝えるワンウェ
イクラッチ32が介在され、検出ギヤ31(l−J:ベ
ース25に設けたギヤ24に噛合する。
次にその作用を説明すると、エンジン1の始動でクラン
クシャフト3が1駆動され、所定回転数で遠心クラッチ
4のインナ一部材5とアウタ一部材6とは摩擦係合する
。
クシャフト3が1駆動され、所定回転数で遠心クラッチ
4のインナ一部材5とアウタ一部材6とは摩擦係合する
。
これによりスプロケット8ば、駆動され、チェ718を
介して中間伝動部材であるスプロケット17/″i駆動
され、上記K>いてワンウェイクラッチ9は空転してい
る。
介して中間伝動部材であるスプロケット17/″i駆動
され、上記K>いてワンウェイクラッチ9は空転してい
る。
スフロケット17の駆動で中6軸13は駆動され、ギヤ
15、ファイナルギヤ21、ワンウェイクラッチ22を
介して駆動軸19は駆動され、車輪20で車輌の走行動
力を得る。
15、ファイナルギヤ21、ワンウェイクラッチ22を
介して駆動軸19は駆動され、車輪20で車輌の走行動
力を得る。
上記の動力伝達系にふ・いて1.駆動軸19の回転でワ
ンウェイクラッチ32を介して検出ギヤ31は駆動され
、このギヤ31とギヤ24で噛合するベース25、プレ
ート26も回転し、遠氾・力により爪28はスプリング
29に抗して拡開し、係止部28cがピン30と係合し
て第3図の如き状態となり、回転検出係合手段23は中
空軸14を回転しつつ動力伝達系と併せて回転する。
ンウェイクラッチ32を介して検出ギヤ31は駆動され
、このギヤ31とギヤ24で噛合するベース25、プレ
ート26も回転し、遠氾・力により爪28はスプリング
29に抗して拡開し、係止部28cがピン30と係合し
て第3図の如き状態となり、回転検出係合手段23は中
空軸14を回転しつつ動力伝達系と併せて回転する。
次にエンジン停止時において車輌が走行した場合を説明
すると、車輪20の転勤で駆動軸19は回動し、この場
合ファイナルギヤ21は駆動軸19との間にワンウェイ
クラッチ22が介在しているため、これが解除方向に作
用することによりファイナルギヤ21は該軸19と絶縁
され、駆動軸19は空転する。
すると、車輪20の転勤で駆動軸19は回動し、この場
合ファイナルギヤ21は駆動軸19との間にワンウェイ
クラッチ22が介在しているため、これが解除方向に作
用することによりファイナルギヤ21は該軸19と絶縁
され、駆動軸19は空転する。
駆動軸19の回転は、この方向に係合するワンウェイク
ラッチ32を介して検出ギヤ31に伝達され、これが駆
動によりギヤ24を介して回転検出係合手段23は、駆
動される。
ラッチ32を介して検出ギヤ31に伝達され、これが駆
動によりギヤ24を介して回転検出係合手段23は、駆
動される。
駆動軸19の回転が少ない、即ち低速の移動等では爪2
8を遠心拡開させるに不充分であるためこれとピン30
Fi係合せず、回転検出係合手段23ばそのベース25
でもって中間軸13に対し空転している。
8を遠心拡開させるに不充分であるためこれとピン30
Fi係合せず、回転検出係合手段23ばそのベース25
でもって中間軸13に対し空転している。
即ち、低速の移動、走行では駆動軸19は空転し、移動
等は軽快に行える。
等は軽快に行える。
坂道の発進、加速の如く車輌の速度が幾分早くなると、
駆動軸19の回転数も上や3シ、これがワンウェイクラ
ッチ32、ギヤ31,24を介して回転検出係合手段2
3の回転数も上がり、遠心力の作用で爪28はスプリン
グ29に抗して枢動し先部28bの係止部28cがピン
30に衝合し、第3図に示す如き状態となってスプロケ
ット17と該手段23は係合し、即ち駆動軸19はスプ
ロケット17と繋がる。
駆動軸19の回転数も上や3シ、これがワンウェイクラ
ッチ32、ギヤ31,24を介して回転検出係合手段2
3の回転数も上がり、遠心力の作用で爪28はスプリン
グ29に抗して枢動し先部28bの係止部28cがピン
30に衝合し、第3図に示す如き状態となってスプロケ
ット17と該手段23は係合し、即ち駆動軸19はスプ
ロケット17と繋がる。
スプロケット17の駆動はチェ718でスフロケット8
に伝えられ、これの動力はワンウェイクラッチ9でクラ
ンクシャフト3に伝えられ、この結果エンジンは駆動さ
れる。
に伝えられ、これの動力はワンウェイクラッチ9でクラ
ンクシャフト3に伝えられ、この結果エンジンは駆動さ
れる。
この駆動の抵抗は上記の系で1駆動軸19に伝えられ、
軸19の抵抗は急激に増大し、即ちエンジンブレーキが
かかる。
軸19の抵抗は急激に増大し、即ちエンジンブレーキが
かかる。
これによシ車輌の走行、転勤は減速され、停止する。
以上のように車輌の移動、走行、転勤が一定以上となる
と駆動軸19とエンジン1は連結され、エンジンブレー
キが働き、車輌の減速、停止を行う。
と駆動軸19とエンジン1は連結され、エンジンブレー
キが働き、車輌の減速、停止を行う。
以上において1.駆動軸19とエンジン1の連結は、回
転検出係合手段の爪及びスプリングによって決定され、
スプリング29のバネ力、支点27と爪先部28bのス
パン、先部28bの重量によって適宜な値に設定するこ
とができ、この値の選定により幾分速度が増した状態で
エンジンブレーキを作用させることができ、又上記の爪
機構を用いることによシ摩擦タイプと異なり保合作用を
確実化することができる。
転検出係合手段の爪及びスプリングによって決定され、
スプリング29のバネ力、支点27と爪先部28bのス
パン、先部28bの重量によって適宜な値に設定するこ
とができ、この値の選定により幾分速度が増した状態で
エンジンブレーキを作用させることができ、又上記の爪
機構を用いることによシ摩擦タイプと異なり保合作用を
確実化することができる。
以上図示実施例について詳述したが、中間伝動部材はス
プロケットに限らずギヤでも良く、又中間軸13は中空
軸と中実の軸を組み合せたが、一体の軸で構成しても良
く、本考案の要旨の範囲内で適宜の設計変更が可能であ
る。
プロケットに限らずギヤでも良く、又中間軸13は中空
軸と中実の軸を組み合せたが、一体の軸で構成しても良
く、本考案の要旨の範囲内で適宜の設計変更が可能であ
る。
以上で明らかな如く本考案によれば、エンジンと駆動軸
間に設けられる中間伝動部材に対し、駆動軸の駆動での
み入力され、駆動軸の一定以上の回転で中間伝動部材と
係合する回転検出係合手段を設けたため、駐車ブレーキ
のし忘れ状態で車輌を坂道等で駐車した場合にかいても
、これが発進t/、これの転勤速度を検出してエンジン
側のワンウェイクラッチを介して駆動軸、中間伝動部材
、エンジンを連結し、エンジンブレーキを働かせ、転勤
速度の減速、停止を行わせ、暴走を防止することができ
る。
間に設けられる中間伝動部材に対し、駆動軸の駆動での
み入力され、駆動軸の一定以上の回転で中間伝動部材と
係合する回転検出係合手段を設けたため、駐車ブレーキ
のし忘れ状態で車輌を坂道等で駐車した場合にかいても
、これが発進t/、これの転勤速度を検出してエンジン
側のワンウェイクラッチを介して駆動軸、中間伝動部材
、エンジンを連結し、エンジンブレーキを働かせ、転勤
速度の減速、停止を行わせ、暴走を防止することができ
る。
又上記に限らず、自動二輪車、三輪、四輪等の車輌のエ
ンジン故障等でこれを移動する場合も、ブレーキ操作を
要することなく一定速度でエンジンブレーキが働き、移
動時等の暴走を防止し、又一定速度以下ではエンジンと
駆動軸は絶縁されているため、移動等は転がり抵抗の少
ない状態で軽快に行うことができる。
ンジン故障等でこれを移動する場合も、ブレーキ操作を
要することなく一定速度でエンジンブレーキが働き、移
動時等の暴走を防止し、又一定速度以下ではエンジンと
駆動軸は絶縁されているため、移動等は転がり抵抗の少
ない状態で軽快に行うことができる。
更に本考案によれば1.駆動軸と回転検出係合子股間に
ワンウェイクラッチを介して伝動部材を、そして上記係
合手段を遠心拡開爪等とし、且つクランクシャフト側に
ワンウェイクラッチを設けるだけで上記を達成し、構造
簡単に、既存の動力伝達系に大幅な変更を加えることな
く上記を企図することができ、構造簡単、最少の部品で
安価に暴走防止の実を揚げることができる他、駆動軸の
回転を検出してエンジンとこれを連結し、しかも爪を採
用することと相俟って作動の確実化、高度の信頼性を得
ることができ、頗る実用性に富む。
ワンウェイクラッチを介して伝動部材を、そして上記係
合手段を遠心拡開爪等とし、且つクランクシャフト側に
ワンウェイクラッチを設けるだけで上記を達成し、構造
簡単に、既存の動力伝達系に大幅な変更を加えることな
く上記を企図することができ、構造簡単、最少の部品で
安価に暴走防止の実を揚げることができる他、駆動軸の
回転を検出してエンジンとこれを連結し、しかも爪を採
用することと相俟って作動の確実化、高度の信頼性を得
ることができ、頗る実用性に富む。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
装置を含む車輌の動力伝達機構の平断面図、第2図は第
1図要部の拡大図、第3図は第2図3−3線断面図であ
る。 尚図面中、1はエンジン、3はクランクシャフト、9は
ワンウェイクラッチ、17(/i中間伝動部材、19は
駆動軸、23は回転検出係合手段、28は中間伝動部材
17のピン30と一定回転で係合する爪、31は上記手
段23に駆動軸19の動力をワンウェイクラッチ32で
伝達するギヤである。
装置を含む車輌の動力伝達機構の平断面図、第2図は第
1図要部の拡大図、第3図は第2図3−3線断面図であ
る。 尚図面中、1はエンジン、3はクランクシャフト、9は
ワンウェイクラッチ、17(/i中間伝動部材、19は
駆動軸、23は回転検出係合手段、28は中間伝動部材
17のピン30と一定回転で係合する爪、31は上記手
段23に駆動軸19の動力をワンウェイクラッチ32で
伝達するギヤである。
Claims (1)
- エンジンと駆動軸との間に設けられる中間軸にエンジン
の出力を駆動軸にのみ伝える中間伝動部材を備えるとと
もに、上記駆動軸の駆動でのみ入力され、且つ駆動軸の
一定回転以上で上記中間伝動部材と係合する遠心拡開爪
を備える回転検出係合手段を中間伝動部材と対峙する如
く遊嵌し、駆動軸の一定回転以上の入力を上記回転検出
係合手段と中間伝動部材の接続によりエンジン出力軸側
に設けたワンウェイクラッチを介してエンジンに伝達す
る如く構成した車輌の暴走防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11677077U JPS5854256Y2 (ja) | 1977-08-31 | 1977-08-31 | 車輌の暴走防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11677077U JPS5854256Y2 (ja) | 1977-08-31 | 1977-08-31 | 車輌の暴走防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5442242U JPS5442242U (ja) | 1979-03-22 |
JPS5854256Y2 true JPS5854256Y2 (ja) | 1983-12-10 |
Family
ID=29069606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11677077U Expired JPS5854256Y2 (ja) | 1977-08-31 | 1977-08-31 | 車輌の暴走防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5854256Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58145522A (ja) * | 1982-02-20 | 1983-08-30 | Honda Motor Co Ltd | 車両用動力伝達装置 |
JP4312023B2 (ja) * | 2003-10-08 | 2009-08-12 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車 |
-
1977
- 1977-08-31 JP JP11677077U patent/JPS5854256Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5442242U (ja) | 1979-03-22 |
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