JPS5854189Y2 - 回転ドラムのタイヤ支持装置 - Google Patents

回転ドラムのタイヤ支持装置

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JPS5854189Y2
JPS5854189Y2 JP893880U JP893880U JPS5854189Y2 JP S5854189 Y2 JPS5854189 Y2 JP S5854189Y2 JP 893880 U JP893880 U JP 893880U JP 893880 U JP893880 U JP 893880U JP S5854189 Y2 JPS5854189 Y2 JP S5854189Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
rotating drum
liner
tire
stopper
support device
Prior art date
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Expired
Application number
JP893880U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56114829U (ja
Inventor
重義 宮本
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP893880U priority Critical patent/JPS5854189Y2/ja
Publication of JPS56114829U publication Critical patent/JPS56114829U/ja
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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 セメント焼成用キルン、ドライヤ、クーラの如き従来の
回転ドラムにおいては、第1図ないし第2図に図示され
るように、回転ドラムaの外周面に、軸線方向へ指向し
周方向に亙り所定間隔毎にライナbが直接千鳥状に溶接
dされており、同うイナb上にタイヤCが回転ドラムa
に対し緩く嵌合されている。
即ち、回転ドラムaが熱膨張するため、その膨張代だけ
ライナbとタイヤCとの間に、隙間が存在するように、
タイヤCは嵌合されている。
またタイヤCが回転ドラムaに対して軸方向へ移動する
のを拘束するように、タイヤCの両側に位置して、スラ
スト受金eが配設され、回転ドラムaとライナbとの千
鳥状溶接部分dを補完するような位置関係で、タイヤC
とスラスト受金eとが千鳥状に溶接fされている。
第1図ないし第2図に図示された従来の回転ドラムaに
おいては、回転ドラムaが回転すると、タイヤCがそれ
について回転するので、タイヤC側に回転の遅れが生じ
、タイヤCはライナb上を滑り、その結果、ライナbの
回転ドラムaへの溶接部分dに局部的な曲げ応力が発生
し、溶接dの端部から割れを生じ、さらに回転ドラムa
側に亀裂を誘起させるような事故が起る。
またセメント焼成キルンの如き回転ドラムaが高温に加
熱されるものにあっては、回転ドラムaが、鋼のクリー
プにより、第2図の点線で図示されるように、タイヤC
下において鼓状に変形するため、ライナbはタイヤCを
支えている図示されないローラ部分(下部)では回転ド
ラムa側に圧着され、回転ドラムaの上部ではこれとは
反対にスラスト受金eに案内されて回転ドラムaから離
れる方向に引上げられ、従ってライナbの回転ドラムa
への溶接部分には、ライナbを回転ドラムaから引剥が
すような繰返し応力が加わり、前記割れ発生が更に助長
される。
しかも、一般に回転ドラムは支点部において常に支点反
力を受けながら回転しているので、タイヤCの部分にお
ける回転ドラムaの変形量は他の部分に比して大きく、
ドラムaの断面形状は本来の円から楕円状に変形し、そ
の結果、ドラムaの内壁に内装耐火材がある場合、回転
ドラムaの変形により耐火材が機械的なスポーリングを
起し易く、支点部の耐火材の寿命は他の部分に比し短か
い セメント焼成用キルンで゛は、キルン内にコーチングを
つけ、耐火材の長寿命化を図っているが、回転ドラムa
の外側を冷却し、コーチングの成長を促進することがよ
く行なわれているが、この場合、タイヤP゛を空気によ
り強制的に冷却し易い構造が好ましい。
第1図ないし第2図に図示の回転ドラムにおける事故を
防止し、かつ前記したようにタイヤ下を通風冷却し易い
要求に答えるために、第3図に図示するように、ポルl
−gにより固着したものがあったが、回転ドラムaにボ
ルト孔を加工する必要があり、このため工数が増えると
・もに、回転ドラムaを長期間休転する際に、雨水等が
ボルト孔がら回転ドラムa内に浸入し、内装耐火材にと
って不都合が生ずる等の欠陥が派生した、 本案はこのような難点を克服した回転ドラムのタイヤ支
持装置の改良に係り、回転ドラムの周囲に軸線方向で対
峙して対のストッパ部材を固着し、同ストッパ部材で端
縁中央部を係止して回転ドラム上にライナを可動的に支
持し、同ライナとストッパ部材の組を回転ドラムの周上
に複数組配設して各ライナ」二に巻いてタイヤを遊嵌し
、同タイヤの両端面に対向してタイヤの軸方向の移動を
規制する規制部材を上記各ライナ上に設けてなることを
特徴とするもので、その目的とする処は、タイヤ下の冷
却、点検、管理を行ない易く据付の際にタイヤの装着が
容易な回転ドラムのタイヤ支持装置を供する点にある。
本案は前記したように回転ドラムの周囲に軸線方向で対
峙して対のストッパ部材を固着し、同ストッパ部材で端
縁中央部を係止して回転ドラム上にライナを可動的に支
持し、同ライナとストッパ部材の組を回転ドラムの周上
に複数組配設して各ライナーヒに巻いてタイヤを遊嵌し
、同タイヤの両端面に対向してタイヤの軸方向の移動を
規制する規制部材を前記各ライナ上に設けた・め、前記
回転ドラムが仮置伸縮しても、同伸縮による応力が前記
ストッパおよびライナに働かず、同ストッパと回転ドラ
ムとの固着部が損傷することがない。
また本案においては、前記ライナの両端はストッパ部材
で固着されているため、仮置タイヤが規制部材を介して
前記ライナに前記回転ドラムの半径方向(反対の中心方
向も含む)の力を加えても、ライナの一端のみに回転ド
ラムに固着された第1図ないし第2図に図示の従来のも
のに比べて、前記回転ドラムに対するストッパ部材の固
着部分に生ずる力が大巾に半減され、その結果同固着部
の損傷が確実に防止される。
さらに本案においては、前記回転ドラムにボルト孔を加
工する必要がなくて加工が容易となり、前記回転ドラム
を仮置長期間休転しても、雨水が前記回転ドラム内に浸
入する可能性がなく、AiX記回転ドラム内に内装され
た耐火材に悪影響を与える惧れが全くない。
以下本案を第4図ないし第9図に図示の実施例について
説明すると、1はセメント焼成用キルンの回転ドラムで
゛、同回転ドラム1の外周面に、軸力向に指向して周方
向に所定間隔毎にライナ2が配設され、同ライナ2の両
端3は中央部4に比して薄く形成され、同両端部3はV
字状に切欠5され、同切欠5に嵌合し同両端部3を鍔7
で押圧するようにストッパ6が回転ドラム1の外周に溶
接8されている。
しかして前記ストッパ6の頂面はライナ2の中央部4の
頂面よりも低く形成され、またライナ2の両端部3の下
面とスI・ツバ6の鍔部7の下面とには1〜2mm程度
の隙間が存在するように形成され、さらにストッパ6の
巾は第5図に図示される如くライナ2の巾よりも狭く、
あるいはライナ2の巾と等しく(図示されず)形成され
ている。
またライナ2の中央部4に遊嵌されるタイヤ9を挾みつ
けるように、スラスト受金10がライナ中央部4に溶接
11されている。
第4図ないし第9図に図示の実施例は前記したように構
成されているので、組立時にライナ2はス1〜ツバ6で
長手方向へ移動し、ないように挟持されているが、運転
中、回転ドラム1の温度がライナー2の温度より高くな
ると、両者の膨張差でライナー2とストッパ6との間に
は適当な隙間が自然に与えられ、ストッパ6の溶接部に
無理な力が作用せず、破損の惧れがない。
またライナー2はストッパ6を介して回転ドラム1に間
接的に取付けられ、ライナー2は回転ドラム1上でスト
ッパ6に拘束された範囲内で移動することが許されてい
るため、回転ドラム1は同ドラム1に取付けられた図示
されない歯車により回転する際に、運転中、タイヤ9は
回転ドラム1に従動して回転し、回転ドラム1の回転に
対し遅れが生じ、タイヤ9はライナー2上を滑るが、こ
の場合、ライナー2を介してストッパ6にが・る力は、
ライナー2が回転ドラム1上を滑るので、両側のスI・
ツバ6に略均等に分散されてか・す、片側のストッパ6
のみ集中的にか・ることか゛なり、シかも力のか・る方
向も略一定方向の繰返し荷重となり、従って、ストッパ
6の溶接部に亀裂が発生することがない。
さらにライナー2の両端部3の厚さが薄く形成され、ス
トッパ6の頂面の高さか゛ランナー2の中央部4の頂面
の高さよりも低く設定されているため、現地において、
タイヤ9をライナー2に嵌合させる際に、片側のスラス
ト受金10を注しておけば、タイヤ9の嵌合作業にスト
ッパ6が邪魔になることか゛ない。
従ってライナー2を回転ドラム1に取付ける作業を現地
で行なわずに、予しめ製作工場で実施することができ、
組立作業能率と組立精度を犬11]に向上させることが
できる。
さらにまたタイヤ9の内側部はライナー2と接する個所
のみで、ライナー2とスラスト受金10に被われ、その
他は大気中に露出しているため、タイヤ9の位置する回
転ドラム1の表面は、充分に通風冷却され易い。
第4図ないし第9図に図示の実施例では、ライナ両端部
3はV字状に切欠5されたが、第10図に図示するよう
に円弧状に切欠12シてもよく、ストッパ6にもこれに
対応するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転ドラムのタイヤ支持装置の平面図、
第2図は第1図のI■−■■線に沿って截断した横断面
図、第3図は従来の他のタイヤ支持装置の平面図、第4
図は本案に係る回転ドラムのタイヤ支持装置の一実施例
を図示した要部正面図、第5図はその平面図、第6図は
第5図のVI −VI線に沿って截断した横断面図、第
7図および第8図はその要部分解平面図、第9図はその
側面■、第10図は他の実施例の要部分解平面図である
。 ]・・・・・・同転ドラム、2・・・・・・ライナ、3
・・・・・・ライナ両端部、4・・・・・・ライナ中央
部、5・・・・・・V字状切欠部、6・・・・・・ス1
ヘツパ、7・・・・・・鍔、8・・・・・・溶接部9・
・・・・・タイヤ、10・・・・・・スラスト受金、1
1・・・・・・溶接部、12・・・・・・円弧状切欠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転ドラムの周囲に軸線方向で対峙して対のストッパ部
    材を固着し、同ストッパ部材で端縁中央部を係止して回
    転ドラム上にライナを可動的に支持し、同ライナとスト
    ッパ部材の組を回転ドラムの周上に複数組配設して各ラ
    イナ上に巻いてタイヤを遊嵌し、同タイヤの両端面に対
    向してタイヤの軸方向の移動を規制する規制部材を上記
    各ライナ上に設けてなることを特徴とする回転ドラムの
    タイヤ支持装置。
JP893880U 1980-01-30 1980-01-30 回転ドラムのタイヤ支持装置 Expired JPS5854189Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP893880U JPS5854189Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 回転ドラムのタイヤ支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP893880U JPS5854189Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 回転ドラムのタイヤ支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56114829U JPS56114829U (ja) 1981-09-03
JPS5854189Y2 true JPS5854189Y2 (ja) 1983-12-09

Family

ID=29605594

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP893880U Expired JPS5854189Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 回転ドラムのタイヤ支持装置

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JP (1) JPS5854189Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5435693B2 (ja) * 2008-12-25 2014-03-05 日工株式会社 ロータリーキルン

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Publication number Publication date
JPS56114829U (ja) 1981-09-03

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