JPS5854186Y2 - 触媒反応装置 - Google Patents
触媒反応装置Info
- Publication number
- JPS5854186Y2 JPS5854186Y2 JP13359081U JP13359081U JPS5854186Y2 JP S5854186 Y2 JPS5854186 Y2 JP S5854186Y2 JP 13359081 U JP13359081 U JP 13359081U JP 13359081 U JP13359081 U JP 13359081U JP S5854186 Y2 JPS5854186 Y2 JP S5854186Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactor
- exhaust gas
- damper
- catalyst
- side damper
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、脱硝反応器などに内蔵した触媒へ、水蒸気、
水等の触媒劣化成分が進入するのを防止する触媒反応装
置に関するものである。
水等の触媒劣化成分が進入するのを防止する触媒反応装
置に関するものである。
例えばボイラ等においては、燃焼排ガス中の窒素酸化物
を除去するために、排ガスダクトに脱硝装置か゛設置さ
れている。
を除去するために、排ガスダクトに脱硝装置か゛設置さ
れている。
第1図は脱硝装置が設置されたボイラの代表的な煙風道
系統を示す。
系統を示す。
空気ダクト1内の燃焼用空気は、押込通風機(以下FD
Pという)2にて昇圧され、空気予熱器(以下A/Hと
いう)3にて排ガスダクト4の排ガスによって加熱され
た後、ウィンドボックス5よりボイラ6内へ供給される
。
Pという)2にて昇圧され、空気予熱器(以下A/Hと
いう)3にて排ガスダクト4の排ガスによって加熱され
た後、ウィンドボックス5よりボイラ6内へ供給される
。
一方、ボイラ6内で燃焼した排ガスは、排ガスダクト4
より、脱硝反応器7で脱硝された後A/H3で熱回収さ
れる。
より、脱硝反応器7で脱硝された後A/H3で熱回収さ
れる。
その後排ガスは電気集塵器8、誘引通風機(以下IDF
という)9で昇圧され煙突10より大気へ放出される。
という)9で昇圧され煙突10より大気へ放出される。
第5図は、平衝通風ボイラの各部のドラ71へを示した
特性図である。
特性図である。
ところが、従来の脱硝装置においては、ボイラ6のチュ
ーブが破損事故を起した場合ボイラ6は緊急停止となり
、ボイラ6自体はFDF2よりの空気ダクト1からの燃
焼用空気によって一方的に強制冷却されるので、ボイラ
6のチューブから漏れた蒸気又は水はボイラ6から排出
される燃焼力スに同伴されて高湿潤ガスとなり、約10
0℃以下では水を同伴する。
ーブが破損事故を起した場合ボイラ6は緊急停止となり
、ボイラ6自体はFDF2よりの空気ダクト1からの燃
焼用空気によって一方的に強制冷却されるので、ボイラ
6のチューブから漏れた蒸気又は水はボイラ6から排出
される燃焼力スに同伴されて高湿潤ガスとなり、約10
0℃以下では水を同伴する。
このチューブから漏れた水蒸気又は水等の劣化成分が排
ガスダクト4より脱硝反応器7へ流入して触媒11を劣
化させることになる。
ガスダクト4より脱硝反応器7へ流入して触媒11を劣
化させることになる。
このたぬに、これら触媒11の劣化を防止するために、
従来は第1図に示す如く脱硝反応器7の入口かう出「コ
ヘバイパスダクト12、バイパスダンパ13、人口ダン
パ14及び出「」ダンパ15を設け、チューブが破損事
故を起した場合は、人口ダンパ14及び出口ダンパ15
を閉じて脱硝反応器7を排ガスダクト4から切り離して
脱硝反応器7の運転を停止し、排ガスをバイパスダンパ
13を開いて排ガスダク1〜4からバイパスダクト12
ヘバイパスしていた。
従来は第1図に示す如く脱硝反応器7の入口かう出「コ
ヘバイパスダクト12、バイパスダンパ13、人口ダン
パ14及び出「」ダンパ15を設け、チューブが破損事
故を起した場合は、人口ダンパ14及び出口ダンパ15
を閉じて脱硝反応器7を排ガスダクト4から切り離して
脱硝反応器7の運転を停止し、排ガスをバイパスダンパ
13を開いて排ガスダク1〜4からバイパスダクト12
ヘバイパスしていた。
ところが、この様にバイパスダクト12へ排ガスをバイ
パスさせても、バイパス系統I・12へ切換えるMid
に脱硝反応器7内へすでに流入していた高湿潤ガスか゛
そのまま触媒11の周辺に滞留することになる。
パスさせても、バイパス系統I・12へ切換えるMid
に脱硝反応器7内へすでに流入していた高湿潤ガスか゛
そのまま触媒11の周辺に滞留することになる。
この湿潤ガスはFDF 2よりの燃焼用空気がボイラ6
内へ流入しボイラ6を強制冷却することかち排ガス自体
も冷却され、触媒11上の湿潤ガスは凝縮さ才′シて水
滴となる。
内へ流入しボイラ6を強制冷却することかち排ガス自体
も冷却され、触媒11上の湿潤ガスは凝縮さ才′シて水
滴となる。
また、入]二]ダンパ14及び゛出Dダンパ15はダス
トの噛み込みなどによって、シールが不充分となりこの
すき間から高湿潤ガスが脱硝反応器7内に1−りして触
媒劣化成分を益々増やし触媒11の性能劣化の要因とな
り好ましくない。
トの噛み込みなどによって、シールが不充分となりこの
すき間から高湿潤ガスが脱硝反応器7内に1−りして触
媒劣化成分を益々増やし触媒11の性能劣化の要因とな
り好ましくない。
本考案はかかる従来の欠陥を解消しようとするもので゛
、その目的とするところは、ボイラのチューブが破損し
ても、水蒸気、水等の劣化成分が触媒反応器へ流入する
ことを防止しようとするものである。
、その目的とするところは、ボイラのチューブが破損し
ても、水蒸気、水等の劣化成分が触媒反応器へ流入する
ことを防止しようとするものである。
要するに本考案は、排ガスダクトの途中に、触媒を内蔵
した反応器と、その反応器の上流側に配置される反応器
入口側ダンパと、その反応器の下流側に配置される反応
器出口側ダンパと、前記反応器入口側ダンパと反応器出
口側ダンパとの間の排ガス流通経路に連通ずるシーリン
グ配管とを設け、水蒸気などの触媒劣化成分が前記排ガ
スダク1〜に流入した際、前記反応器入口側ダンパと反
応器出口側ダンパを閉じ、前記シーリング配管よりシー
ルガスを反応器入口側ダンパと反応器出口側ダンパとの
間の排ガス流通経路に注入して、その排ガス流通経路の
内圧を一ヒ昇させて触媒劣化成分の反応器への流入を防
止する構成になっていることを特徴とするものである。
した反応器と、その反応器の上流側に配置される反応器
入口側ダンパと、その反応器の下流側に配置される反応
器出口側ダンパと、前記反応器入口側ダンパと反応器出
口側ダンパとの間の排ガス流通経路に連通ずるシーリン
グ配管とを設け、水蒸気などの触媒劣化成分が前記排ガ
スダク1〜に流入した際、前記反応器入口側ダンパと反
応器出口側ダンパを閉じ、前記シーリング配管よりシー
ルガスを反応器入口側ダンパと反応器出口側ダンパとの
間の排ガス流通経路に注入して、その排ガス流通経路の
内圧を一ヒ昇させて触媒劣化成分の反応器への流入を防
止する構成になっていることを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を第2図ないし第4図とともに説
明する。
明する。
20は空気ダクト1と排ガスダクト4を連結したシーリ
ング配管、21はシーリング配管20の弁である。
ング配管、21はシーリング配管20の弁である。
第2図は空気ダクト1におけるA/H3の出口ダンパ1
6の後流側から排ガスダク1〜4における脱硝反応器7
の出口ダンパ15の上流側ヘシーリング配管20を設け
たのである。
6の後流側から排ガスダク1〜4における脱硝反応器7
の出口ダンパ15の上流側ヘシーリング配管20を設け
たのである。
つまり、ボイラ6のチューブが破損した場合は、バイパ
スダクト12のバイパスダンパ13を開き、脱硝反応器
7の出入口ダンパ14.15を閉じて、この出口ダンパ
15の上流側へ弁21を開けてシーリング配管20より
A/H3で予熱されたシーリングエアを注入するのであ
る。
スダクト12のバイパスダンパ13を開き、脱硝反応器
7の出入口ダンパ14.15を閉じて、この出口ダンパ
15の上流側へ弁21を開けてシーリング配管20より
A/H3で予熱されたシーリングエアを注入するのであ
る。
このシーリングエアは脱硝反応器7の後流側から一ヒ流
側へ逆流して脱硝反応器7内のドラフトを上昇させ、入
口ダンパ14よりの高湿潤ガスが触媒11へ流入するこ
とを防止することができる。
側へ逆流して脱硝反応器7内のドラフトを上昇させ、入
口ダンパ14よりの高湿潤ガスが触媒11へ流入するこ
とを防止することができる。
また、このシーリングエアはA/H3で排ガスダクト4
の排ガスによって予熱された空気であることから、触媒
11に滞留した高湿潤力スをパージする効果もある。
の排ガスによって予熱された空気であることから、触媒
11に滞留した高湿潤力スをパージする効果もある。
この様に脱硝反応器7内は、低湿度のガスで置換され、
触媒11は完全に高湿潤ガスから保護されることになり
、水分による性能劣化は防止できる。
触媒11は完全に高湿潤ガスから保護されることになり
、水分による性能劣化は防止できる。
第3図は他の実施例を示したもので、第2図のものと異
る点は、シーリング配管20をFDF2の出口側から取
り出したもので、他の説明は第2図を用いて説明した実
施例と同一である。
る点は、シーリング配管20をFDF2の出口側から取
り出したもので、他の説明は第2図を用いて説明した実
施例と同一である。
なお、第3図のものにおいては、FDF2の出口の高圧
のシーリングエアを供給できることから、脱硝反応器7
内のパージは一段と強力になる。
のシーリングエアを供給できることから、脱硝反応器7
内のパージは一段と強力になる。
第4図はさらに他の実施例を示したもので、シーリング
配管20は空気ダクト1の出口ダンパ16の後流側から
排ガスダクト4の人口ダンパ14の後流側へ設けたもの
で、他の説明は第2図を用いて説明した実施例と例−で
ある。
配管20は空気ダクト1の出口ダンパ16の後流側から
排ガスダクト4の人口ダンパ14の後流側へ設けたもの
で、他の説明は第2図を用いて説明した実施例と例−で
ある。
本考案によればボイラ側のチューブの破損事故があって
も触媒反応器内へ劣化成分の進入を防止することができ
、しかも既設の装置であっても簡単な改造工事でこれら
を防止することができる。
も触媒反応器内へ劣化成分の進入を防止することができ
、しかも既設の装置であっても簡単な改造工事でこれら
を防止することができる。
第1図は従来の煙風道系統を示した系統図、第2図、第
3図、第4図は本考案の各実施例に係る脱硝反応器のバ
イパス系統を示す系統図、第5−図は平衡通風ボイラの
各部のトラフI〜を示した特性図である。 1・・・・・・空気ダクト、3・・・・・・A/H14
・・・・・・排ガスダクト、7・・・・・・脱硝反応器
、11・・・・・・触媒、14・・・・・・人口ダンパ
、15・・・・・・出口ダンパ、20・・・・・・シー
リンク配管、21・・・・・・弁。
3図、第4図は本考案の各実施例に係る脱硝反応器のバ
イパス系統を示す系統図、第5−図は平衡通風ボイラの
各部のトラフI〜を示した特性図である。 1・・・・・・空気ダクト、3・・・・・・A/H14
・・・・・・排ガスダクト、7・・・・・・脱硝反応器
、11・・・・・・触媒、14・・・・・・人口ダンパ
、15・・・・・・出口ダンパ、20・・・・・・シー
リンク配管、21・・・・・・弁。
Claims (1)
- 排ガスダクトの途中に、触媒を内蔵した反応器と、その
反応器の上流側に配置される反応器入口側ダンパと、そ
の反応器の下流側に配置される反応器出F」側ダンパと
、前記反応器人口側ダンパと反応器出目側ダンパとの間
の排ガス流通経路に連通ずるシーリング配管とを設け、
水蒸気などの触媒劣化成分が前記排ガスダクトに流入し
た際、前記反応器人口側ダンパと反応器出口側ダンパを
閉じ、前記シーリング配管よりシールガスを反応器人口
側ダンパと反応器出口側ダンパとの間の排ガス流通経路
に注入して、その排ガス流通経路の内圧をL昇させて触
媒劣化成分の反応器への流入を防止する構成になってい
ることを特徴とする触媒反応装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13359081U JPS5854186Y2 (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 触媒反応装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13359081U JPS5854186Y2 (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 触媒反応装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5840228U JPS5840228U (ja) | 1983-03-16 |
JPS5854186Y2 true JPS5854186Y2 (ja) | 1983-12-09 |
Family
ID=29927043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13359081U Expired JPS5854186Y2 (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 触媒反応装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5854186Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59206032A (ja) * | 1983-05-09 | 1984-11-21 | Babcock Hitachi Kk | 脱硝装置 |
-
1981
- 1981-09-10 JP JP13359081U patent/JPS5854186Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5840228U (ja) | 1983-03-16 |
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