JPS5853760Y2 - テ−プレコ−ダ−

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【考案の詳細な説明】本考案はテープ使用量計が付加されたテープレコーダー
に関する。

従来、テープレコーダーに付加されているテープ使用量
計は巻取側リール軸もしくは供給側り−ル軸の回転数を
機械的なカウンタで計測して表示するものであった。

この方法では表示値とテープ使用量とが正比例しない。

また、テープに録音しである内容の頭出しの目安として
使用する場合もカウンタのリセットの仕方で表示値が変
ってしまうので使いにくい。

更にまた、同様の理由でこの表示値をもとにテープの走
行を制御することも利用価値が低い欠点があった。

本考案は上記欠点を除去し、テープ使用量を正確に表示
でき、かつテープ走行を制御できるテープレコーダーを
提供するものである。

本考案のテープレコーダーは、巻取側リールと供給側リ
ールの回転量を測定する回転計と、該回転計の出力をテ
ープ走行量もしくは残量に換算し、換算値を出力するマ
イクロコンピュータと、該マイクロコンピュータの出力
値を表示する表示装置とを含むことを特徴とする。

本考案を図面を用いて説明する。

第１図は従来のチープレーコーダーの１例のテープ走行
部分の平面図である。

図に示すように、テープの供給側及び巻取側の巻径をそ
れぞれｒｌｔｒ２、テープが走行しているときの供
給側及び巻取側の回転数をそれぞれｒｎ１ｔｍ２ ’）
−ル径をＲｍｉｎ、片側にてのテープが巻取られ
た場合の巻径をＲｍａｘとすると、テープの使用量はで表わされる。

また、テープが走行している状態ではが成立する。

（２）式と（３）式を用いて（１）式を変形するが得ら
れる。

テープレコーダーでは、カセット式、オープンリール式
とも使用リールの種類が限定されているので、使用リー
ルの種類を指定すれば、ＲｍａｘｓＲｍｉｎ
ｓは定数として取扱える。

従って、ｍｌ、ｍ２が求まれば（４）式からマイクロコ
ンピュータによりテープの使用量を直ちに計算して求め
ることができる。

第２図は、本考案にかかるテープレコーダーの回転計か
ら表示装置１での信号の流れを説明するブロック図であ
る。

リールの回転量は回転計からカウンタに伝えられ、Ｉ１
０バッファを介して、マイクロコンピュータに送られる
。

ここで必要な演算を行い、Ｉ１０バッファを介してデコ
ーダに送られる。

ここで命令が解読されセグメントドライバーを駆動して
表示素子、例えば螢光表示管を発光させる。

マイクロコンピュータを用いると、外部のキーボードか
ら入力された位置までテープを空送りをして再生する機
能をもたせることも容易である。

以上詳細に説明したように、本考案によればテープ走行
量を正しく計算し、表示することが可能であり、外部キ
ーボードからの制御も可能となるので便利で使い易いテ
ープレコーダーが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のテープレコーダーの１例のテープ走行部
分の平面図、第２図は本考案にかかるテープレコーダー
の回転計から表示装置までの信号の流れを説明するブロ
ック図である。１・・・・・・供給側リート、２・・・・・・巻取側リ
ール、３・・・・・・テープ。