JPS5853499Y2 - 配管用管枕の結合構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は配管用管柱の結合構造に関するものである。

地中に配管を埋設する場合には、配管作業を容易にし、
しかも数十年という長期間の間に起こる地震、地盤の不
当沈下さらには配管が受ける各種の土圧荷重等を考慮し
て、配管な管柱によって支持させる。

たとえば電らん管の地中埋設においては複数管路を並行
させる場合があり、このような場合には各管路間のピッ
チを確実に所要のものに設定してｐく必要がある。

本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであり、以下
その実施例を図面に基づき説明する。

１は弾性材からなる管柱、２は締付用枠体である。

締付用枠体２はマウントベース３と、このベース３から
立設された左右二対の側枠４と、との側枠４間に配置さ
れかつ該側枠４に沿って上下にスライド′可能な押え枠
５とからなる。

管柱１はその大きさの異なるものが複数個、必要に応じ
てスペーサ６等を介装させつつ締付用枠体２の内部に組
込まれている。

図示例に訃いて、管柱１は上部材１人と下部材１Ｂとか
らなる二つ別構成となっている。

したがって締付用枠体２に管柱１を組込む場合には、各
管柱１間では下段側のものから順次組込み、また管柱１
自体に対しては、下部材ＩＢ、配管７、上部材ＩＡの順
に組込む。

８は締付用索体であり、これはワイヤー等の各種のもの
を使用することができる。

索体８は管柱１の近傍でその前面又は後面に沿へ任意の
複数の配管Ｉにたすき状、Ｕ状、蛇行状等の自由な形態
で巻掛けられ、その一端部がベース３に適所に固定され
、他端部が側枠４あるいは押え枠５の任意の適所に締付
具９を介して固定されている。

締付具９としてはボルト・ナツト、その他のものを使用
することができる。

この状態から締付具９を締込み、各索体８に引張力を作
用させると、押え枠５あるいは側枠４が共同して弾性材
からなる管柱１を相互に締付けるため、配管は相互間の
ピッチが設定された状態で確実に支持される。

な訃図示例では索体８の一端部をすべてベース３に固定
したものを説明したが、これに限らす側枠４、押え板５
に固定してもよい。

結局、締付用枠体２に組込まれた管柱１の組込形態ある
いは配管の並行する形態に応じて最良の締付状態を得る
ことのできる巻掛状態を選定すればよい。

複数本の配管の並行する形態が複雑なときや、配管の径
変化にともなう管柱の形状変化があったときのように、
との管柱の締付用枠体への組込み形態が複雑な場合には
、各配管間のピッチを所要のものに設定し難いが、上述
した本考案構成によると、締付具により調整される索体
な介して各配管を移動調整することによって、これら配
管間のピッチを所要のものに設定することができ、その
際に弾性材からなる管柱は弾性変形することから１前述
した配管の調整移動を許しながらも配管支持は好適に行
うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案実施例の正面図である。 １・・・・・・管柱、２・・・・・・締付用枠体、７・
・・・・・配管、８・・・・・・締付用索体、９・・・
・・・締付具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 締付用枠体を、マウントベースと、このマウントベース
   から立設した左右一対の側枠と、これら側枠間に配置さ
   れかつ該側枠に沿って上下にスライド可能な押え枠とか
   ら構成し、配管を支持可能でかつ弾性材からなる管柱を
   前記締付用枠体内に複数個組込み、各配管の任意なもの
   に締付用索体を巻掛け、この索体の一端部を締付用枠体
   に固定すると共に、他端部は締付具を介して締付用枠体
   に固定したことを特徴とする配管用管柱の結合構造。